48 / 117
本編
47 始まりました!BL学園!
しおりを挟む
やって参りました!!!BLゲー!!!そう僕たちは学園に入学してから2年が経った。そして今日、例のあいつがやってくる………
「このSクラスに転入生がきた。」
ザワッ
「転入試験でさえ難しいのに?Sクラス?」「かわいいって聞いたぞ」「コネだったりするのか?」なんて声が飛び交う。
クリスに関してはニコニコとしていて読めなかったが、僕はもちろんヤンも興味が一切ないようだ。
「初めまして、ボクはエユって言います。みなさんと仲良くなりたいので早くここに慣れるよう頑張ります!」
膝をくっつけモジモジとする様子に一部の人間は刺さったようで顔を赤らめた。
僕と同じように中身がおじさんの可能性があるので、正直賢者である。
ザワザワ……
「ん?平民?」「首輪つけてるだろ?クリス様と同じくオメガらしいぜ。」「本当だ!平民でも可愛ければなんでもいい。俺でもチャンスあるかな?」「あははは!無理だって!」
ザワッ……
「はい!静かに。エユさん、ここはみんな身分関係なく優秀な者を受け入れる場なのでそう緊張しないで。……席は奥の空いている所にどうぞ。」
「えっ、………わかり、ました、?」
驚いた顔をしたヒロインは「あ、あれ?ボクの席って殿下の横じゃ……」なんて聞こえたがスルーである。まあ担任にゴネたので僕の横になることなんてない。
「レ、レオナルド様!」
まあそうですよね~~~~。
知っている全イベントを避けていたら、流石に諦めたのかヒロインが直接話しかけるようになってきた。だからと言って、父上が管理下に置いている『優秀な人材を育成かつ人脈を広くするため平等を売りとしている』Sクラスで差別的な態度を取るわけにもいかなかった。
「なんだい?」
「あの!クッキー作ってきたんです!良ければ一緒に…」
「……すまない、僕はこれから予定があってね。それに自分で用意した物かクリスの物以外食べてはいけないんだ。」
「?あ、えっと、」
「だから他の人と楽しんでおいで。」
それ以上喋らす前にニコリと笑って教室を出た。クリスを先に待たしているのに長引きするわけにはいかない。
それにしてもヒロインはどうやら僕のルートを選んでいるようだった。弟や団長の息子などその他のキャラに接触している気配はない。
うーん、早く脈無しって気がついて乗り換えてくれないだろうか。
クリスにはヒロインと出来るだけ接触しないよう頼んでいるのでいじめる展開などはないはず。
しかしゲームの強制力がどこで発動するか分からないため油断出来なくて困ったものだ。
「このSクラスに転入生がきた。」
ザワッ
「転入試験でさえ難しいのに?Sクラス?」「かわいいって聞いたぞ」「コネだったりするのか?」なんて声が飛び交う。
クリスに関してはニコニコとしていて読めなかったが、僕はもちろんヤンも興味が一切ないようだ。
「初めまして、ボクはエユって言います。みなさんと仲良くなりたいので早くここに慣れるよう頑張ります!」
膝をくっつけモジモジとする様子に一部の人間は刺さったようで顔を赤らめた。
僕と同じように中身がおじさんの可能性があるので、正直賢者である。
ザワザワ……
「ん?平民?」「首輪つけてるだろ?クリス様と同じくオメガらしいぜ。」「本当だ!平民でも可愛ければなんでもいい。俺でもチャンスあるかな?」「あははは!無理だって!」
ザワッ……
「はい!静かに。エユさん、ここはみんな身分関係なく優秀な者を受け入れる場なのでそう緊張しないで。……席は奥の空いている所にどうぞ。」
「えっ、………わかり、ました、?」
驚いた顔をしたヒロインは「あ、あれ?ボクの席って殿下の横じゃ……」なんて聞こえたがスルーである。まあ担任にゴネたので僕の横になることなんてない。
「レ、レオナルド様!」
まあそうですよね~~~~。
知っている全イベントを避けていたら、流石に諦めたのかヒロインが直接話しかけるようになってきた。だからと言って、父上が管理下に置いている『優秀な人材を育成かつ人脈を広くするため平等を売りとしている』Sクラスで差別的な態度を取るわけにもいかなかった。
「なんだい?」
「あの!クッキー作ってきたんです!良ければ一緒に…」
「……すまない、僕はこれから予定があってね。それに自分で用意した物かクリスの物以外食べてはいけないんだ。」
「?あ、えっと、」
「だから他の人と楽しんでおいで。」
それ以上喋らす前にニコリと笑って教室を出た。クリスを先に待たしているのに長引きするわけにはいかない。
それにしてもヒロインはどうやら僕のルートを選んでいるようだった。弟や団長の息子などその他のキャラに接触している気配はない。
うーん、早く脈無しって気がついて乗り換えてくれないだろうか。
クリスにはヒロインと出来るだけ接触しないよう頼んでいるのでいじめる展開などはないはず。
しかしゲームの強制力がどこで発動するか分からないため油断出来なくて困ったものだ。
23
お気に入りに追加
1,000
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
兄たちが弟を可愛がりすぎです~こんなに大きくなりました~
クロユキ
BL
ベルスタ王国に第五王子として転生した坂田春人は第五ウィル王子として城での生活をしていた。
いつものようにメイドのマリアに足のマッサージをして貰い、いつものように寝たはずなのに……目が覚めたら大きく成っていた。
本編の兄たちのお話しが違いますが、短編集として読んで下さい。
誤字に脱字が多い作品ですが、読んで貰えたら嬉しいです。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる