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本編
34 僕はお前が嫌いだーーー!!!!!
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「てことで無事本人から話を聞けたよ。ありがとうクリス。」
「それは良かったです!」
馬車で一緒に登校し、ニコニコと笑顔が絶えず最高の1日に…………なんてならなかった。
「それにしてもね。どうしてここにヤンがいるの?」
「コンチクワ!」
「チクワ………言いたいことは分かる。あと今の時間帯、こんにちはじゃなくておはようだろう。って違う!!!」
キッとクリスの死角から彼を睨む。だが僕の睨みなんか屁でもないようで胡散臭い笑顔で躱された。
「王子様を揶揄うの楽しいデスネ!」
「なっ、んだと!」
「ふふ、お二方仲がよろしいですね。」
「どのあたりが!」「仲良いデス!」
息は最高だが相性が最底辺に悪い。それでもクリスは微笑ましい視線を飛ばすので、諦め半分言い返すのをやめた。
「とにかく質問に答えてくれる?どうしてヤンがここにいるの?」
「ああ、それはですね。実は私の弟子になったのです。」
「弟子?」
こう見えてもヤンって座学はSクラスの中でも上位だし、試験とかないので正確には分からないが、剣術も母国流なので中々負けることはないはず。魔法は使えないと思うし、綺麗な作法だってやろうと思えばやるのだろう。
なら一体何を教えてもらうというのか。
「んー、ちなみに何の弟子?」
「彼、剣術が苦手らしいのですがそれでも将来の夢は剣士のようで…私も昔からの夢だったのもありつい応援したくなったのです!」
はあああああああああん????????
叫びを心の中で留めた己を称賛する。
嘘だ、絶対嘘だ!!だってこいつ僕に剣の指導しといて『苦手』は間違いなく嘘っぱちだ!!!
ちょ、ちょっとクリスさん。懐が甘すぎませんか?もっと疑うってことをだな…。
チラッとヤンを見ると、彼は目線を逸らした。この野郎……!もしやもしやかわいいクリスを狙っているな!!!お前なんかに僕の婚約者は渡さんぞ!!!
「クリス!それは間違いだ。だってヤンは剣術使え「さあ教えてもらう約束の時間ですよ!クリスサン!早く行きましょう!」
「え、あっヤンさん!」
僕の前から一瞬で消え去った。
………許さん、許さんぞヤン!!!!!!!
「それは良かったです!」
馬車で一緒に登校し、ニコニコと笑顔が絶えず最高の1日に…………なんてならなかった。
「それにしてもね。どうしてここにヤンがいるの?」
「コンチクワ!」
「チクワ………言いたいことは分かる。あと今の時間帯、こんにちはじゃなくておはようだろう。って違う!!!」
キッとクリスの死角から彼を睨む。だが僕の睨みなんか屁でもないようで胡散臭い笑顔で躱された。
「王子様を揶揄うの楽しいデスネ!」
「なっ、んだと!」
「ふふ、お二方仲がよろしいですね。」
「どのあたりが!」「仲良いデス!」
息は最高だが相性が最底辺に悪い。それでもクリスは微笑ましい視線を飛ばすので、諦め半分言い返すのをやめた。
「とにかく質問に答えてくれる?どうしてヤンがここにいるの?」
「ああ、それはですね。実は私の弟子になったのです。」
「弟子?」
こう見えてもヤンって座学はSクラスの中でも上位だし、試験とかないので正確には分からないが、剣術も母国流なので中々負けることはないはず。魔法は使えないと思うし、綺麗な作法だってやろうと思えばやるのだろう。
なら一体何を教えてもらうというのか。
「んー、ちなみに何の弟子?」
「彼、剣術が苦手らしいのですがそれでも将来の夢は剣士のようで…私も昔からの夢だったのもありつい応援したくなったのです!」
はあああああああああん????????
叫びを心の中で留めた己を称賛する。
嘘だ、絶対嘘だ!!だってこいつ僕に剣の指導しといて『苦手』は間違いなく嘘っぱちだ!!!
ちょ、ちょっとクリスさん。懐が甘すぎませんか?もっと疑うってことをだな…。
チラッとヤンを見ると、彼は目線を逸らした。この野郎……!もしやもしやかわいいクリスを狙っているな!!!お前なんかに僕の婚約者は渡さんぞ!!!
「クリス!それは間違いだ。だってヤンは剣術使え「さあ教えてもらう約束の時間ですよ!クリスサン!早く行きましょう!」
「え、あっヤンさん!」
僕の前から一瞬で消え去った。
………許さん、許さんぞヤン!!!!!!!
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