【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

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本編

18 穴があったら入りたい

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「あのオメガの子に悪いことしちゃったなあ。ビビらせてたでしょ。」

理性は飛んでも意識はあったので色々と思い出して羞恥に苛まれている。穴があったら入りたいし謝罪したい。

「いえ、もしものために転移の魔導具を持たせているので何の問題もありません。」
「そりゃ安全面は考慮されてるんだろうけどさ、見事に醜態晒して恥ずかし…。」

あれから前の子はビビってしまい別のオメガの子に担当が変わって、訓練を受けた。もうかなり耐性というか、理性が保てるようになったので一般のオメガならその意志がない限り事故はないだろう。

「そろそろ終わりでよくない?もうなんともないけど。」
「そうですね。業務も溜まってますしそちらに専念しましょう。王様にも報告しておきます。」
「そうしといて。」

やっと地獄が終わった。ようやく息ができた気分だ。いくら耐性がついたと言っても、生殺しには変わりないのでしんどいのだ。

とやらが現れない限りはこの理性が崩れることはない。御伽噺のようだが存在はするみたいで、クリス一筋な僕にとってはいい迷惑だ。いやもうクリスを運命の番にしていいよ。そう思うようにしとこう。

そして!なんと!第二性の発現により、僕の身長がかなり伸びたのだ。1月で+4cm。夕方から関節が痛くて寝れやしないから、ポチ特製の塗り薬を塗って寝ている。なんなんだこれは。痛みが簡単にひく。

「そろそろ殿下のパーティーを開かなくてはですね。」
「うげ」

親しい大人の貴族が開催するパーティーに参加することはあるが、こうしてオメガの耐性をつけきった暁には大人として認められる。そうなるとパーティーを主催する権限を得ることができるのだ。

身体が成長しましたよ!とか見せびらかすようなもんだ。イヤーーー!公開処刑すぎる!!!

「私も準備を手伝いますから。」
「!ぽ、ポチィ!ならちゃんと準備するよ!」

感動しかけた手前「まあ主催者本人じゃないと決める権限ないんですけどね。」と言ったのを僕は聞き逃さなかった。クソ!嵌められた!!!
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感想 18

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