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天使がくれた贈り物:前編
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金曜日の午後、二十六時。平たく言えば土曜の二時。
先にバイトから帰ってラグの上でくつろいでいる俺の耳に、マンションの共用廊下をやや慌ただしく走る革靴の足音が聞こえてきた。
こんな夜中に、一体どうしたんだろう。そう思ってぼんやりしていると、音は俺の部屋の前で止まり、カードキーの小さな開錠音が耳に届く。
「ハルトくん!」
玄関から台所に続く廊下とリビングとを隔てるドアが大きく開き、そこには、いつになく真剣な顔で仁王立ちになるユキヒトさんの姿があった。
滅多に見ない、というより初めて見るに等しい様子の彼は、多分バイト先のBARから走って返ってきたのだろう。息せき切って肩先を小さく上下させている。
俺はしばし、スマホをテーブルの上に置いて、ぽかんと呆気に取られながら彼の長身が作り出す影の下にいた。
「なに、どしたのさ──?つか、寒いからそこ閉めて…。」
エアコンの効いた室内に、玄関先からの冷気がひやりと差し込む。それに気付いたのか、ドアを後ろ手に閉めながらも、ユキヒトさんは真剣な顔で眉根を寄せて俺に詰め寄ってくるのだ。
「きみ、成人の日は何も予定がないって言ってたけど、成人式ってすごく大切なお祝い事じゃないか!どうしてぼくにそれを黙っていたの?」
「え、いや、別に黙っていた訳では──。」
ずずず、と顔を近付けてくるユキヒトさんに半ば気圧されながら、俺はラグの上をずるずると後ろに下がる。はぁ、と大きく息を吐きながら、天使はいつになく難しい顔で腕組みをしていた。
「春香さんと常連さんに聞いたんだ。『ユキちゃん、成人式を知らないとかウソでしょ?』って、最初は信じて貰えなかったよ。」
「あー、まあ、それは。うん。」
「──それで、ちゃんと教えて貰った。一生に一回しかない、二十歳を迎える特別な日なんだろう?人によっては、名前入りののぼりを作ったり、チーム揃って刺繍入りの派手な特攻服みたいな和服を着るために、何年も前から貯金までする…そういう日だっていうじゃないか。」
「どこの地域の成人式の話だ、それは!」
ふ、と、ユキヒトさんが眉根を下げて俺の傍にしゃがみ込んでくる。俺の両手をガシリと握り締めてくる一回り大きな掌は、外から帰ってきたばかりの温度をしていた。
「…どうして成人式に行かないの?」
「や、別に──行ったって、することないもん。晴れ着持ってる訳じゃなし、友達が一緒にいる訳でもなし…。ウチの自治体はしょっぱいから記念品もないって聞いたしさ、一人だけ私服じゃかえって虚しいじゃん。別に、市長の話なんてどうでもいい…。」
「一人だけだし、私服だから、か──。」
俺の、これ以上ないくらい正直な返答を聞いて、目尻が下がり気味の優しい瞳がふっと下を向く。だが、その瞳はすぐに上を向き、意を決したように俺を見詰めて熱の籠もった声で語り掛けてきた。
「じゃあ、きみの成人の日の予定、ぼくのために開けておいてくれないか。ぼくなりに、ハルトくんのお祝いをしたいと思ってるんだよ。」
「へ──?あ、まあ、いいけど。…ユキヒトさんって、割と年中行事好きだよね…。」
いつの間にか、俺の手を握り締めるユキヒトさんの手が仄かに温かさを帯びている。一体、厳密にいえばもう明日になった成人の日の祝日に、彼がどんなお祝いをしてくれるのかは見当がつかなかった。ただ、たまたま俺の誕生日と同じ日に重なったその日、ケーキを買ってささやかに祝おう、と言っていたことをふっと思い出して、家族以外の他人に祝われる誕生日も悪くはないと思い直す。
世間知らずの天使が見る世界は、いつもどこか不思議にずれていて、でもそれは気持ちの悪い嫌な感じのズレではない。俺がこくんと頷いたのを見て、言質を取ったと思ったのか、彼は、こっちが照れ臭くなるほど近い距離でぎゅっと握っていた俺の手をようやく離してくれた。
「…よし。じゃあ、ぼくなりの方法できみの成人を祝おう。…と、その前に、ハルトくん。晩御飯は食べたかい?」
「いや、まだだけど?どうせユキヒトさんが何か作ってくれると信じてて──。」
気付けば、俺は趣味で料理を始めた年上の男性天使のいつもの行動にすっかり甘え切っていた。別に義務でも何でもないのに、律儀に家庭料理を作ってくれる天使に。
ユキヒトさんは、ふ、と目許を和ませ、いつもの柔らかな笑顔を浮かべる。曲げていた長い脚をゆっくりと伸ばして立ち上がり、着たままだったコートとスーツのジャケットを脱いでハンガーに掛けた。仕事場で染み付いたのだろう、紙煙草の渋い残り香が鼻を擽る。
「じゃあ、簡単にチャーハンでも作ろうかな。確か、冷蔵庫に冷ごはんとネギとハムと卵があったはず…。」
「あ、電気ケトルでお湯沸かしとくからさ、インスタントのわかめスープもつけない?」
「賛成だ。なんだか、きみと暮らしていると、ぼくまで三度三度何かを食べなければ落ち着かなくなってきたよ…。」
本来、天使に食事は必要ない。人の祈りと感謝の気持ちだけで生きるのだという天使は、ほんの数カ月の間にすっかり人間臭くなってきている。いや、まだどこか少しばかり危なっかしいと思えるけれど。
スラックスとシャツの上にエプロンを羽織って台所に姿を消していくユキヒトさんの鼻歌を耳に、俺は、何事もない平和な夜の時間を過ごしていた。
きっと、十九歳が二十歳になったところで、この暮らしに大差なんかない。ある日突然、あ、俺歳喰ったわ、と思うまで、俺は俺のままだろう。
去年と違うことがあるとしたら、それは、二十歳の誕生日を天使というウソみたいな不思議な存在と共に迎えることができるという、それだけだった。
先にバイトから帰ってラグの上でくつろいでいる俺の耳に、マンションの共用廊下をやや慌ただしく走る革靴の足音が聞こえてきた。
こんな夜中に、一体どうしたんだろう。そう思ってぼんやりしていると、音は俺の部屋の前で止まり、カードキーの小さな開錠音が耳に届く。
「ハルトくん!」
玄関から台所に続く廊下とリビングとを隔てるドアが大きく開き、そこには、いつになく真剣な顔で仁王立ちになるユキヒトさんの姿があった。
滅多に見ない、というより初めて見るに等しい様子の彼は、多分バイト先のBARから走って返ってきたのだろう。息せき切って肩先を小さく上下させている。
俺はしばし、スマホをテーブルの上に置いて、ぽかんと呆気に取られながら彼の長身が作り出す影の下にいた。
「なに、どしたのさ──?つか、寒いからそこ閉めて…。」
エアコンの効いた室内に、玄関先からの冷気がひやりと差し込む。それに気付いたのか、ドアを後ろ手に閉めながらも、ユキヒトさんは真剣な顔で眉根を寄せて俺に詰め寄ってくるのだ。
「きみ、成人の日は何も予定がないって言ってたけど、成人式ってすごく大切なお祝い事じゃないか!どうしてぼくにそれを黙っていたの?」
「え、いや、別に黙っていた訳では──。」
ずずず、と顔を近付けてくるユキヒトさんに半ば気圧されながら、俺はラグの上をずるずると後ろに下がる。はぁ、と大きく息を吐きながら、天使はいつになく難しい顔で腕組みをしていた。
「春香さんと常連さんに聞いたんだ。『ユキちゃん、成人式を知らないとかウソでしょ?』って、最初は信じて貰えなかったよ。」
「あー、まあ、それは。うん。」
「──それで、ちゃんと教えて貰った。一生に一回しかない、二十歳を迎える特別な日なんだろう?人によっては、名前入りののぼりを作ったり、チーム揃って刺繍入りの派手な特攻服みたいな和服を着るために、何年も前から貯金までする…そういう日だっていうじゃないか。」
「どこの地域の成人式の話だ、それは!」
ふ、と、ユキヒトさんが眉根を下げて俺の傍にしゃがみ込んでくる。俺の両手をガシリと握り締めてくる一回り大きな掌は、外から帰ってきたばかりの温度をしていた。
「…どうして成人式に行かないの?」
「や、別に──行ったって、することないもん。晴れ着持ってる訳じゃなし、友達が一緒にいる訳でもなし…。ウチの自治体はしょっぱいから記念品もないって聞いたしさ、一人だけ私服じゃかえって虚しいじゃん。別に、市長の話なんてどうでもいい…。」
「一人だけだし、私服だから、か──。」
俺の、これ以上ないくらい正直な返答を聞いて、目尻が下がり気味の優しい瞳がふっと下を向く。だが、その瞳はすぐに上を向き、意を決したように俺を見詰めて熱の籠もった声で語り掛けてきた。
「じゃあ、きみの成人の日の予定、ぼくのために開けておいてくれないか。ぼくなりに、ハルトくんのお祝いをしたいと思ってるんだよ。」
「へ──?あ、まあ、いいけど。…ユキヒトさんって、割と年中行事好きだよね…。」
いつの間にか、俺の手を握り締めるユキヒトさんの手が仄かに温かさを帯びている。一体、厳密にいえばもう明日になった成人の日の祝日に、彼がどんなお祝いをしてくれるのかは見当がつかなかった。ただ、たまたま俺の誕生日と同じ日に重なったその日、ケーキを買ってささやかに祝おう、と言っていたことをふっと思い出して、家族以外の他人に祝われる誕生日も悪くはないと思い直す。
世間知らずの天使が見る世界は、いつもどこか不思議にずれていて、でもそれは気持ちの悪い嫌な感じのズレではない。俺がこくんと頷いたのを見て、言質を取ったと思ったのか、彼は、こっちが照れ臭くなるほど近い距離でぎゅっと握っていた俺の手をようやく離してくれた。
「…よし。じゃあ、ぼくなりの方法できみの成人を祝おう。…と、その前に、ハルトくん。晩御飯は食べたかい?」
「いや、まだだけど?どうせユキヒトさんが何か作ってくれると信じてて──。」
気付けば、俺は趣味で料理を始めた年上の男性天使のいつもの行動にすっかり甘え切っていた。別に義務でも何でもないのに、律儀に家庭料理を作ってくれる天使に。
ユキヒトさんは、ふ、と目許を和ませ、いつもの柔らかな笑顔を浮かべる。曲げていた長い脚をゆっくりと伸ばして立ち上がり、着たままだったコートとスーツのジャケットを脱いでハンガーに掛けた。仕事場で染み付いたのだろう、紙煙草の渋い残り香が鼻を擽る。
「じゃあ、簡単にチャーハンでも作ろうかな。確か、冷蔵庫に冷ごはんとネギとハムと卵があったはず…。」
「あ、電気ケトルでお湯沸かしとくからさ、インスタントのわかめスープもつけない?」
「賛成だ。なんだか、きみと暮らしていると、ぼくまで三度三度何かを食べなければ落ち着かなくなってきたよ…。」
本来、天使に食事は必要ない。人の祈りと感謝の気持ちだけで生きるのだという天使は、ほんの数カ月の間にすっかり人間臭くなってきている。いや、まだどこか少しばかり危なっかしいと思えるけれど。
スラックスとシャツの上にエプロンを羽織って台所に姿を消していくユキヒトさんの鼻歌を耳に、俺は、何事もない平和な夜の時間を過ごしていた。
きっと、十九歳が二十歳になったところで、この暮らしに大差なんかない。ある日突然、あ、俺歳喰ったわ、と思うまで、俺は俺のままだろう。
去年と違うことがあるとしたら、それは、二十歳の誕生日を天使というウソみたいな不思議な存在と共に迎えることができるという、それだけだった。
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