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8日目:饗宴─サバト─

散らされる処女花

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 ザラキアが、パチン!と軽やかに指を鳴らす。
 すれば、二人の労働奴隷レイバーが現れて、シンジの両脇に立って膝を開き、折り曲げるようにしながら抱きかかえた。自然と、期待感にそそり勃った牡から、プラグと共に挿入されたローションがこぽりと溢れ出す奥処の慎ましい小さな狭窄の縁まで、全てを観客の前に晒す格好になり、羞恥に全身がゾクゾクと震える。
 そしてシンジはそのまま、豪華な肘掛椅子に座ったザラキアの真上に降ろされた。背中をザラキアの胸に預けて大きく脚を開く、『背面座位』という体位だ。

 見た目よりずっと力のあるザラキアの両腕が、労働奴隷レイバーの腕に代わってシンジの膝をそれぞれ抱え開かせ、まるで小さな子供に用を足させるような姿勢で軽々と身体を持ち上げてしまう。恥ずかしいところが全て丸見えになった、はしたない恰好。
 そして今、唾液と先走りでトロトロに濡れたザラキアの怒張の切っ先が、シンジの処女地の入口へと狙いを定めて強く押し付けられようとしていた。

 饗宴の場を埋め尽くす魔族たちの興奮しきった淫靡な視線が、じっとシンジの秘め所に注がれている。信じ難いほど恥ずかしくてたまらない恰好をさせられ、その上、大衆の目前で後ろの穴に男のモノを挿入されて処女喪失するところを、見せ物として公開されようとしているのだ。
 たった一週間ほど前までは、そこを快楽の為に使うということすら知らなかった、狭い処女穴。

 『──こんな…、こんな恥ずかしいことをさせられているのに…恥ずかしい所、たくさん見られているだけで、どうにかなりそう…!頭がくらくらして、軽くイっちゃう──!』

 切っ先が窄みの真上にひたりと当たった瞬間、味わったことのない熱さに、感極まったシンジのすっかり張り詰めた鈴口から大量の先走りの雫がトロトロとよだれのようにこぼれ落ちた。
 心なしか、ザラキアの声にも熱が籠っている。体温の上昇に伴って、高級な香水のようなフェロモンの芳香が立ち昇って辺りを包み、頭の芯をぼうっと酔わせていった。

 「始めるぞ。まばたき禁止だ、よく見とけよ──!コイツを、処女喪失と同時に盛大にイかせてやる…!」
 ザラキアの、興奮を孕んだ高らかな声と共に、腕の力で抱え上げられた身体がゆっくりと下に降ろされはじめる。
 初めは濡れた熱い切っ先をつぷんとくるんで柔らかくキスをしていた窄まりは、程なくミシミシと軋みながら、受け容れたこともない熱くて太いモノをねじ込まれて、限界までみちりと押し拡げられた。

 挿入が、始まる。
 あまりの息苦しさに、シンジはひっ、と目を見開いて息を詰める。こんなのは無理だ、これ以上拡がらない、そう音を上げるほど必死で目一杯肉穴を広げて亀頭部分を咥えようとしているのに、巨大な男のモノは残酷なまでに容赦なく、公開処刑の槍のように、狭すぎる処女地を無理矢理こじ開けて押し入ってくる。
 メリメリと破壊されるような強烈な質量、そして焼けるような鋭い痛み。シンジの体重を巧みに利用しながら、少しずつ、しかし確実に道を作って侵入してくる処女破りの怒張を、為すすべもなく肉洞の中に受け容れさせられる。
 初めて味わう処女喪失の苦痛に耐えきれず、顔を歪めてぼろぼろと涙を零し、浮いたつま先で無駄に虚空を蹴り上げて大声で泣き叫んだ。

 「──ヒい…ッ、もう…無理…っ、無理です!──お尻…っ、お尻…破れるっ、お尻壊れちゃうぅっ──!…いッ、痛…、いたぁ…、いぃ──ッ!」

 プツン、と。
 暗転する瞼の裏側で、張り詰めた赤い糸のようなものが切れる幻覚が見えた。

 その瞬間、最も太くてくびれた箇所がぐぶん!と勢いよく狭窄を通り抜け、後はローションの滑りと自重の力を借りて、熱した硬い肉塊が窒息する程にきつく内臓を押し上げて、そのままずぶずぶと内側に沈み込んでいった。
 同時に、大きくせり出したカリ高の部分が、ごりゅっ!と盛大に性感帯のスポットを刺激する。昨日から一日かけて焦らされきった肉体にとって、味わったこともない灼熱の杭で強烈にそこを押し込まれては、もうひとたまりもない。

 「ひぃッ──そこ、だめ…っ、イ…、──イくゔぅ──ッ…!」
 処女喪失の痛みは、前立腺を直接殴ってくる刺激によって、凄まじいスピードで壮絶な快感に塗り替えられていった。
 ビクビクと脈打つザラキアの熱い逸物モノをみっちりと狭い肉襞できつく咥え込みながら、全身を激しく振るわせて、びしゃびしゃと断続的に白濁した濃い精液を噴き出してしまう。

 「さあ、これでお前は、立派な非処女奴隷だ…。嬉しいか?」
 「──あ…ぁ…。」
 痛くて苦しいはずの初挿入で、非処女にされながら呆気なくイッてしまった。

 射精の快感と処女喪失の衝撃、両方に挟み撃ちされて茫然と戦慄わななくシンジの聴覚に、広間を埋め尽くす魔族の割れんばかりの拍手と喝采がぼんやりと届いた。
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