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6日目

ご奉仕の悦び

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 ひっ、と息を詰めるシンジの開かれた奥処の中に、直径三センチほどのそれは、ドクドクと熱く脈打ちながら柔肉を掻き分けて少しずつ侵入していった。指で慣らされた狭窄と肉壁は、入ってくる未経験の熱い異物に戸惑いながら、どうにか受け止める。
 一番太いエラの部分がぐぷん、と沈み込んでしまうと、後はそれほど苦しくなかった。弱点ごと巻き込んで肉襞の中を擦り上げてずぶずぶと沈んでゆく疑似男根の先端は、やがて、閉ざされた奥の門の上に辿り着いて、コツンと突き上げる。

 途端に、ビリ、と全身に電気が走った。
 「…ぁ、ひぃ──ッ、…そこ…は…、ぁ──っ!」
 「奥の入口まで、自分で開いてみろ。俺様のは、これよりずっと長くて太いぞ…?」
 「ィ、あ…、うぁあ──っ、…おく…に、熱いの、──入ってくるぅ──っ…!」
 からかうようなザラキアの言葉に素直に応じ、下腹にぐっと力を込めて結腸の入口を綻ばせると、本物さながらの男性器の熱と形を持つそれは、第二の門をいとも簡単にグリっとこじ開けてぐぷぐぷと奥まで入り込んできた。
 
 目の前にバチバチと白い火花が飛び、四肢が電気仕掛けのように不規則に跳ねる。何度経験しても、腰の芯からが蕩けるようなS状結腸責めの快感に慣れることはなかった。リアルな玩具を咥え込んだ肉壁の中がきゅぅッと震え、軽いドライオーガズムが全身を駆け巡る。
 温かく、柔軟で、ドクドクと脈打つ本物の男性器のような玩具で入ってはいけないところまで一思いに刺し貫いておいて、ザラキアは不意にシンジの腕を解き、ぐっと引き寄せて体勢を変えた。
 
 「ふ…ぅ、ア──ッ…!」
 気付けば、尻の奥に深々と玩具を突き立てられたままで四つん這いにさせられ、シンジの目の前には、藍色の茂みの中で軽く勃ち上がったザラキアの太く逞しい牡の器官がある。
 広いベッドの上に腰を下ろし、シンジの後頭部を軽く捕まえて引き寄せながら、ザラキアは、今シンジが飲み込んでいる玩具とは比べ物にならない大きさのモノを揺らしてシンジの頬を片手でそっと撫でた。
 「くわえろ。喉の奥まで使って、俺のココをしゃぶって気持ちよくさせるんだ。──出来るよなぁ?お前は、生まれながらのドスケベ性奴隷セクシズ、だもんな。」
 淫魔の精液は強力な媚薬になり、身体から発せられる香気は目の前がくらくらするほどの雄の催淫フェロモンのようだった。すっかりてられて、ゴクンと喉を鳴らすと、玩具を埋め込まれた尻を大きく突き出しながら、片手で茎の根元を支え、先端からゆっくりと口に含んでいく。
 「ぅン──、ふ…ッ…ん…。」
 「──おう、物覚えがいいな。なかなか具合のいい喉フェラだ。先端を吸い上げながら、口の中全体で扱くように…。そう、そうだ、上手いぞ…。」
 ほぅ、と快楽の溜息を洩らしながら、長い褐色の指がシンジの黒髪に潜って、褒め言葉と共に柔らかくかしてくれる。

 口の中でだんだん大きく、硬く、熱を持って張り詰めていく牡の器官をピチャピチャと音を立てて咥え込むディープ・スロートは、決して簡単ではなかった。気を抜くとすぐに込み上げるような苦しさを感じるし、うっかり歯を当てないようにするだけで必死になる。目許からは、止められない生理的な涙が溢れて頬をぐっしょりと濡らした。
 
 どうにか喉奥を開いて、カリ高で太い牡の先端をぐぽり、と嵌め込んだ瞬間、口に含んでいるザラキアのそれよりも小さな男性器型の玩具を挿入された肉壁が勝手にきゅうきゅうとさざめき、最奥と前立腺、ふたつの性感帯が自らの蠕動ぜんどうで勝手にごりゅごりゅと刺激されてしまう。腰の奥から背骨を這い上がるような快感に打ちのめされ、だらしない呻き声を上げることしかできない。
 
 『ご主人様マスターので──喉の奥、犯されてるみたい…。…気持ち──いいっ…。』
 
 喉を使いながら後ろの穴に刺激を受け、どちらが気持ちいいのだか、もう解らなかった。軟口蓋の先にせり出したカリ首を引っ掛けるように、くぽくぽとはしたない音を立てながら小刻みに頭を揺らがせる。フェラチオなんて今までにされたこともしたこともなかったのに、ザラキアが自分の口の中で大きく膨張して快感を覚えているということが、今はたまらなく嬉しかった。主人であるザラキアにもっと気持ちよくなって欲しくて、まだつたない喉を一生懸命に開いて、夢中で熱いモノにしゃぶり付く。
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