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5日目
公開最奥自慰
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「──主人様、あの、これは…。」
シンジの目の前にあるのは、奇妙な『棒』が突き出した床板だった。長さにして三十センチを超える、直径三センチほどのゴツゴツとした棒は、二日目にシンジの最奥まで開発したあのピンク色の玩具に、素材も形もよく似ているようだった。
その突き出た棒とザラキアの顔とを交互に、上目遣いに見上げるシンジの疑問に、琥珀の肌を持つ淫魔の青年は、腕組みをしながら事も無げにさらりと言ってのけるのだ。
「今日は、これに自分で跨って、自分で最後までイけ。当然、後ろの準備もお前がするんだ。…解ったな、魔族のご主人様の全員が全員、イチから仕込んで解すのを好むわけじゃねぇ。ご主人様が挿れたいと思った時に、準備万端のスケベな穴をすぐに差し出せるようにしておくことも、高級な性奴隷として大切な心構えだ。さ、やれ。」
ザラキアに手渡されたローションのボトルを反射的に受け取って、呆然とそれを見詰めて言葉を無くす。つまり、それは、彼の目の前で堂々と尻の穴を使って自慰行為をしろ、という意味ではないだろうか。
傍らから引き寄せたひじ掛けのついた椅子にどっかりと座り込み、足を組んで悠然と見つめるザラキアの手には、あの黒い乗馬鞭が握られている。シンジが少しでも逆らえば、いつ空を切って飛んでくるかもわからない、折檻の道具だ。
「床に座って、足を開くんだ。自分でやっているところをご主人様に見せるように…。」
「──は…、はい…。」
ごくり、と喉を鳴らす。今までは、ザラキアの手で無理矢理にそこを曝け出されていたようなものなのに、自分から進んで脚を開いて見せる、というのは恥ずかしさを禁じ得ない行為だった。頬から耳に、そして全身に、さっと赤みが差していくのを感じながら、冷たい床の上に腰を下ろし、そろそろと脚を広げてMの字に膝を立てて開いて見せる。
「そんなんじゃ、ちゃんと見えねぇだろ。やる気あんのか、もっと大きく開け。」
「…っ、はい、──っ!」
そんなシンジの羞恥心は、藍色の瞳によってとっくに見透かされていたらしい。恥ずかしさのあまり焼け焦げそうになるほど大きく開脚し、身体の奥を晒して、ローションのボトルにそっと手を掛ける。最早、そこに視線を感じただけでピクンと下肢が疼いてしまうようになったのが何とも情けなかった。
「──う、うぅ…。」
赤面を伏せ、もたもたした動作でローションのボトルを傾けて右手の指先をベタベタに濡らす。蟲を中に入れるのとは勝手が違う、ザラキアに見られながらの自慰行為。思えば、蟲という異物を自分で中に入れている時に、ザラキアが檻に来たこともない。
くちゅ、と音を立てて指先を穴の上に押し当てた。自分自身でそこを解くことには抵抗があったが、鞭を持ったザラキアを前にしてためらう勇気はない。それに、ザラキアの藍色の眼がそれを愉しそうに見つめているのであれば、恥ずかしさを殺してでも、どうにかしてその期待に答えたいという奇妙な思いをいつしかシンジは抱くようになっていた。
「──はぁ…、ん…。」
指を一本、つぷんと沈めて、まだ狭い穴の中をぐるりとなぞってみる。人の手でされるのと自分の手でするのとでは、感覚が全く違うということを初めて知った。ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てて指を動かしながら、もう一本目の指をぐっと沈めてみた。思ったよりもそれをすんなり受け止める身体の順応に驚きながらも、指が届くところまで中に押し込んで、ちゅくちゅくと揺らしながら柔らかく弾力のある内壁の粘膜を擦ってみる。
「う──んッ…、ン…。」
「指を広げて、エロ穴の中まで見せてみな。」
「はい、ご主人様──。」
差し込んだ指をくぱりと割り開き、出来る限り大きく広げて見せる。とんでもなく恥ずかしいことなのに、身体の温度がザワザワと上がった。そこがどんな色をして、どんな風になっているのかを知る術はなかったが、自分で後ろを触っているだけではどうにももどかしい。
シンジの目の前にあるのは、奇妙な『棒』が突き出した床板だった。長さにして三十センチを超える、直径三センチほどのゴツゴツとした棒は、二日目にシンジの最奥まで開発したあのピンク色の玩具に、素材も形もよく似ているようだった。
その突き出た棒とザラキアの顔とを交互に、上目遣いに見上げるシンジの疑問に、琥珀の肌を持つ淫魔の青年は、腕組みをしながら事も無げにさらりと言ってのけるのだ。
「今日は、これに自分で跨って、自分で最後までイけ。当然、後ろの準備もお前がするんだ。…解ったな、魔族のご主人様の全員が全員、イチから仕込んで解すのを好むわけじゃねぇ。ご主人様が挿れたいと思った時に、準備万端のスケベな穴をすぐに差し出せるようにしておくことも、高級な性奴隷として大切な心構えだ。さ、やれ。」
ザラキアに手渡されたローションのボトルを反射的に受け取って、呆然とそれを見詰めて言葉を無くす。つまり、それは、彼の目の前で堂々と尻の穴を使って自慰行為をしろ、という意味ではないだろうか。
傍らから引き寄せたひじ掛けのついた椅子にどっかりと座り込み、足を組んで悠然と見つめるザラキアの手には、あの黒い乗馬鞭が握られている。シンジが少しでも逆らえば、いつ空を切って飛んでくるかもわからない、折檻の道具だ。
「床に座って、足を開くんだ。自分でやっているところをご主人様に見せるように…。」
「──は…、はい…。」
ごくり、と喉を鳴らす。今までは、ザラキアの手で無理矢理にそこを曝け出されていたようなものなのに、自分から進んで脚を開いて見せる、というのは恥ずかしさを禁じ得ない行為だった。頬から耳に、そして全身に、さっと赤みが差していくのを感じながら、冷たい床の上に腰を下ろし、そろそろと脚を広げてMの字に膝を立てて開いて見せる。
「そんなんじゃ、ちゃんと見えねぇだろ。やる気あんのか、もっと大きく開け。」
「…っ、はい、──っ!」
そんなシンジの羞恥心は、藍色の瞳によってとっくに見透かされていたらしい。恥ずかしさのあまり焼け焦げそうになるほど大きく開脚し、身体の奥を晒して、ローションのボトルにそっと手を掛ける。最早、そこに視線を感じただけでピクンと下肢が疼いてしまうようになったのが何とも情けなかった。
「──う、うぅ…。」
赤面を伏せ、もたもたした動作でローションのボトルを傾けて右手の指先をベタベタに濡らす。蟲を中に入れるのとは勝手が違う、ザラキアに見られながらの自慰行為。思えば、蟲という異物を自分で中に入れている時に、ザラキアが檻に来たこともない。
くちゅ、と音を立てて指先を穴の上に押し当てた。自分自身でそこを解くことには抵抗があったが、鞭を持ったザラキアを前にしてためらう勇気はない。それに、ザラキアの藍色の眼がそれを愉しそうに見つめているのであれば、恥ずかしさを殺してでも、どうにかしてその期待に答えたいという奇妙な思いをいつしかシンジは抱くようになっていた。
「──はぁ…、ん…。」
指を一本、つぷんと沈めて、まだ狭い穴の中をぐるりとなぞってみる。人の手でされるのと自分の手でするのとでは、感覚が全く違うということを初めて知った。ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てて指を動かしながら、もう一本目の指をぐっと沈めてみた。思ったよりもそれをすんなり受け止める身体の順応に驚きながらも、指が届くところまで中に押し込んで、ちゅくちゅくと揺らしながら柔らかく弾力のある内壁の粘膜を擦ってみる。
「う──んッ…、ン…。」
「指を広げて、エロ穴の中まで見せてみな。」
「はい、ご主人様──。」
差し込んだ指をくぱりと割り開き、出来る限り大きく広げて見せる。とんでもなく恥ずかしいことなのに、身体の温度がザワザワと上がった。そこがどんな色をして、どんな風になっているのかを知る術はなかったが、自分で後ろを触っているだけではどうにももどかしい。
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