【長編】座敷童子のパティシエールとあやかしの国のチョコレート

坂神美桜

文字の大きさ
上 下
22 / 47

18

しおりを挟む


<登場人物一覧>

◆ 平山家
平山清記ひらやま せいき:平山悌蔵の嫡男。念真流の次期宗家。
平山悌蔵ひらやま ていぞう:夜須藩御手先役にして、内住郡代官。念真流の宗家。
穴水主税介あなみ ちからのすけ:悌蔵の庶子。清記の異母弟。
佐々木三郎助ささき さぶろうすけ:平山家の用人。

◆ 奥寺家
奥寺大和おくでら やまと:夜須藩中老。奥寺派の領袖。
奥寺東馬おくでら とうま:大和の嫡男。一刀流中西派の剣客。
奥寺志月おくでら しづき:大和の一人娘。
奥寺権六おくでら ごんろく:奥寺一族の長老的存在。大叔父。
倉持平次くらもち へいじ:奥寺家の足軽。
太蔵ふとぞう:奥寺家の中間。

◆ 栄生家
栄生利永さこう としなが:夜須藩主。
栄生帯刀さこう たてわき:利永の実弟。若宮邑の領主。
直衛丸なおえまる:利永の五男。

◆ 犬山家
犬山梅岳いぬやま ばいがく:夜須藩執政。犬山派の領袖で、絶大な権力を持つ。
犬山格之助いぬやま かくのすけ:梅岳の嫡男。栄生利永の四男であり、養子として犬山家に入る。
波多野右衛門はたの うえもん:犬山家用人。
乙吉おときち:梅岳の密偵。

◆ 夜須藩士
廉平れんぺい:目尾組の忍び。身分は下士。清記と組んでいる。
武富陣内たけとみ じんない:夜須藩士。目付組与力で、清記の親友。
衣非外記えび げき:夜須藩士。門閥・栄生十六家の出身で奥寺派。
衣非藍次郎えび あいじろう:外記の弟。
菊原相模きくはら さがみ:江戸家老。犬山派。
大貫弥衛門おおぬき やえもん:次席家老。犬山派。
岩城右衛門丞いわき うえもんのじょう:若年寄。犬山派。
杢谷周兵衛もくや しゅうべえ:元中老。一揆を起こしかけた責任で隠居。
山岸卯兵やまぎし うひょう:無足組の下士。甲軍流の剣客。
松井直四郎まつい なおしろう:夜須藩の足軽。
岩城新之助いわき しんのすけ:夜須藩の門閥・栄生十六家の出身。部屋住み。
住谷丹蔵すみたに たんぞう:夜須藩士。犬山派の捕吏。
岡重太郎おか じゅうたろう:夜須藩士。書院番頭で、新影幕屋流の使い手。
高倉権十郎たかくら ごんじゅうろう:夜須藩士。江戸藩邸剣術指南。小関派一刀流を使う。
飯田孫七いいだ まごしち:夜須藩士。既に隠居し、九郎原宿で柳生心眼流道場を開いている。
桐島平兵衛きりしま へいべえ:夜須藩の足軽。
安川平蔵やすかわ へいぞう:夜須藩士。蘭学者。
新田忠吾にった ちゅうご:夜須藩士。江戸詰めの勘定方頭取。

◆ 山人やまうど
ふせ:山人の女性。怪力無双の持ち主で、男衆に一目置かれている。
雉之助きじのすけ:伏の父親。男衆をまとめている。
遠野実平とおの さねひら:遠野集落ムレ長老オサ

◆ 剣客
小関弥蔵おぜき やぞう:一刀流小関道場の師範。
小関忠五郎おぜき ちゅうごろう:一刀流小関道場の師範代。弥蔵の甥。
内又田寅次郎うちまただ とらじろう:無外流の剣客。明義屋の用心棒。
丸尾兵之助まるお へいのすけ:同舟流丸尾道場の師範。
君嶋右近きみしま うこん:天流の剣客で、犬山家の剣術指南役。

◆ 商人
明義屋忠吉みょうぎや ちゅうきち:深江藩の書物問屋。元は武士。
嘉穂屋宗右衛門かほや そううえもん:両国の両替商の隠居であり、裏の首領おかしら
大角屋徳五郎おおすみや とくごろう:夜須藩の御用商。
松竹屋徳次郎まつたけや とくじろう:鉄砲洲の薬種問屋。
阿波屋嘉兵衛あわや かへえ:鉄砲洲の船荷問屋。〔赤鬼の嘉兵衛〕

◆ 民間人
加助かすけ:仁保郡多田村の庄屋の息子。陽明学を学ぶ。
治作じさく:平山家の下人。百人町の別宅を預かる。
ふゆ:治作の妻で、平山家の下女。
栄吉えいきち:建花寺村の農民。
おせん:帯刀の妾。

◆ 無頼・悪党・思想犯
杉崎孫兵衛すぎさき まごべえ:元仙台藩士。浪人。
鷲塚錦梅わしづか きんうめ:始末屋。
西辻源馬にしつじ げんま:讃州の浪人。竹内式部の弟子で、尊王論者。
古谷孤月ふるや こげつ:元深江藩士。始末屋。
岩城新之助いわき しんのすけ:岩城家の部屋住み。放蕩無頼。
馬渡五十八まわたり いそはち:君嶋右近に雇われた浪人。
岸部熊次郎きしべ くまじろう:同上。
半四郎はんしろう:孤月の弟子である始末屋。
稲荷の長吉:女衒。
遠野実経とおの さねつね:元山人で、賊の首領。
天覚坊義文てんかくぼう ぎぶん:実経の手下で、山伏。

◆ 故人(開始時時点)
平山兵衛ひらやま ひょうえ:六代目御手先役。故人。
平山清蔵ひらやま せいぞう:七代目御手先役。故人。
鬼尾逸平斎おにお いっぺいさい:甲軍流の創始者。故人。
塩原弥一郎しおばら やいちろう:鬼尾の高弟。下野に甲軍流を広める。故人。
河合若鵬かわい じゃくほう:俳人。故人。
三根勘助みね かんすけ:柳本藩士。故人。
野村重太郎のむら じゅうたろう:夜須藩士で、不伝流の剣客。故人。
伊藤勘解由いとう かげゆ:夜須藩士。故人。
伊藤喜左衛門いとう きざえもん:夜須藩士。勘解由の子で、執政。故人。
波佐見はさみ:目尾組の忍び。故人。
牛尾藤克うしお とうこく:夜須藩剣術指南役。円流の剣客。
兎乃丸うのまる:山人。

◆ 史実人物
大岡忠光おおおか ただみつ:岩槻藩主。幕府側用人。
松平輝高まつだいら てるたか:高崎藩主。京都所司代、のちに老中。
山崎闇斎やまさき あんさい:朱子学者。故人。
竹内式部たけうち しきぶ:尊王論者。宝暦事件で処罰される。
中西忠太なかにし ちゅうた:一刀流中西道場の道場主。
中西忠蔵なかにし ちゅうぞう:一刀流中西道場の師範代。

<剣客番付>
※四章まで

ランク【A-】
栄生帯刀
古谷孤月
ランク【B+】
鷲塚錦梅
ランク【B】
小関忠五郎
杉崎孫兵衛
ランク【C】
内又田寅次郎
ランク【C-】
倉持平次
松井直四郎
安川平蔵

<Gallery>

平山清記

奥寺志月
illustration by アマリさん
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません

ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは 私に似た待望の男児だった。 なのに認められず、 不貞の濡れ衣を着せられ、 追い出されてしまった。 実家からも勘当され 息子と2人で生きていくことにした。 * 作り話です * 暇つぶしにどうぞ * 4万文字未満 * 完結保証付き * 少し大人表現あり

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

大正石華恋蕾物語

響 蒼華
キャラ文芸
■一:贄の乙女は愛を知る 旧題:大正石華戀奇譚<一> 桜の章 ――私は待つ、いつか訪れるその時を。 時は大正。処は日の本、華やぐ帝都。 珂祥伯爵家の長女・菫子(とうこ)は家族や使用人から疎まれ屋敷内で孤立し、女学校においても友もなく独り。 それもこれも、菫子を取り巻くある噂のせい。 『不幸の菫子様』と呼ばれるに至った過去の出来事の数々から、菫子は誰かと共に在る事、そして己の将来に対して諦観を以て生きていた。 心許せる者は、自分付の女中と、噂畏れぬただ一人の求婚者。 求婚者との縁組が正式に定まろうとしたその矢先、歯車は回り始める。 命の危機にさらされた菫子を救ったのは、どこか懐かしく美しい灰色の髪のあやかしで――。 そして、菫子を取り巻く運命は動き始める、真実へと至る悲哀の終焉へと。 ■二:あやかしの花嫁は運命の愛に祈る 旧題:大正石華戀奇譚<二> 椿の章 ――あたしは、平穏を愛している 大正の時代、華の帝都はある怪事件に揺れていた。 其の名も「血花事件」。 体中の血を抜き取られ、全身に血の様に紅い花を咲かせた遺体が相次いで見つかり大騒ぎとなっていた。 警察の捜査は後手に回り、人々は怯えながら日々を過ごしていた。 そんな帝都の一角にある見城診療所で働く看護婦の歌那(かな)は、優しい女医と先輩看護婦と、忙しくも充実した日々を送っていた。 目新しい事も、特別な事も必要ない。得る事が出来た穏やかで変わらぬ日常をこそ愛する日々。 けれど、歌那は思わぬ形で「血花事件」に関わる事になってしまう。 運命の夜、出会ったのは紅の髪と琥珀の瞳を持つ美しい青年。 それを契機に、歌那の日常は変わり始める。 美しいあやかし達との出会いを経て、帝都を揺るがす大事件へと繋がる運命の糸車は静かに回り始める――。 ※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

処理中です...