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始まりの町 イステリア
22話 初めてのオーク狩り その6
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朝起きるとアリシアがあわてて俺のことを呼びに来た。
オークの使いが朝方やってきて、話し合いをぜひオーク村でやらないか?ということだった。
オークの使いが言うには今のオーク村は平和そのもので、オークキングもその状況を見てもらいたいとのことだった。
たしかに一度潜入してみた感じでは平和そのもので争いの感じはなかったし、村長にも一度見てもらいたいと思っていた。
俺たちはすぐいなくなるし、これから付き合っていくのはこの村の人たちなのだ。
とりあえず村長の家に集まってどうするか決めようということになったらしい。
村長、おれ、アリシアで話し合ったけど、村長はのこのこと敵陣のど真ん中にいきたくないとゴネているが、アリシアと俺は行く方向で話をすすめ、村長をなだめてなんとか3人で行くことになった。
アリシアはただの好奇心みたいだけど、俺もこの前入れなかったあのキングの建物に入ってみたいという好奇心があったので、人のことは言えなかった。
それからすぐ準備をして、出発することになった。
途中バドソンとミドを含めた10人ほどに護衛されながら、門のところに到着したが、入れるのは3人だけと言われたので、他の人は門の外で待ってもらうことになった。
中に入ると多くの家族連れが噴水周りで、憩いの時間を過ごしている光景だったり、子供達が楽しそうに走り回っている姿が目に入ってきた。
平和な村そのものだった。
アリシアと村長も同じように感じたことだろう。
ほどなくしてキングの建物まで案内されて、中に入ることができた。
前回来た時は入ることが出来なかったので、少しワクワクする。
キングは5階にいるらしくエレベーターのようなもので上がったのだが、アリシアと村長は初体験みたいでひどく驚いていた。
この建物といい建築技術はこの世界ではかなりレベルが高いと言える。
もう村ではなく町だな。
あとは人口の問題かな?
などと考えているとキングの間に到着した。
「この中でキングがお待ちです。
どうぞお入りください。」
扉を開けると奥にキングが座っている。
脇には従者が2人立っている。
オークといえば豚だけにデブのイメージだが、この2人はすらっとしており、一見ひ弱な感じだが強者の圧を発している。
「強いな。」ボソッと言うとアリシアが反応した。
「私もそう思う。
よくて相打ち、大体が勝てないイメージだな。」
俺は1人にはなんとか勝てるけど2人同時だと危ういイメージだった。
更にオークキングもいるとなると騙されてたとしたら勝てないな。
「お待ちしておりました。
ささっこちらへどうぞ」
そんな緊張を感じるまもなくオークキングが自ら隣の部屋まで案内してくれた。
円卓のようになっており、16人座れるようだが、オークキングが座った正面に村長、その右横におれ、左にアリシアが座った。
「よくぞきてくれました。
良い回答をお聞かせ願えるのでしょうか?」
村長に肘で押された。やっぱり俺が話すのか?
あんたなんのためにきたのさ?
まぁこのためにスキルを取ったし仕方ないか。
「お招きありがとうございます。
わたし達としましても争いは望むところではありません。
そちらが境界を引いてお互いのテリトリーが守られるのであればそれに応じたいと思います。
また村の特産物をこちらで売ったり、そちらの特産物を村で売ったりと商売になるようなお互いの村が発展していけるような関係になれたらと考えています。」
「ありがとう!私もそう思っています。
こちらは建築技術が発展してるので、建物を新しくしたり道路を整備したりそう言う面で提供できることもたくさんあります。」
看破でわかる範囲では嘘は言っていない!
キングは本気で交渉に望んでくれている。
魔物と分かり合えることもあるんだな!
なんか嬉しくて涙がでそうになった。
「ただ一つだけ問題があります。」
キングの一言に急に重い雰囲気になった。
「実はここから西の大きな湖に住んでるリザードマン達がこの村を狙ってちょっかいを出してくるのです。
同じように話し合いを持ちかけましたが、豚となど話せんと聞く耳すらもたないのです。
私達が仮に敗れれば次はそちらの村も危ないかもしれません。
どうかリザードマン討伐に協力してもらえないでしょうか?」
協力はやぶさかではないが、アリシアが非常に暗い顔になっている。
「リーダー、リザードマンは討伐ランクBだが
やつらの拠点である湖で戦うとなるとこちらが圧倒的に不利だ。
場所によっては討伐ランクAはあるかもしれない。」
「オーク側は戦うにあたり、何か勝てる見込みはあるんですか?」
「今のところありません。
そちらの言う通り、湖の近くで戦うとしたらこちら側の劣勢は間違いありません。
戦うとしたら、できれば湖から離れたところで戦いたいですね。
それもあってあまり遠出できないからか、やつらはこちらにちょっかいを出してくる時もそこまで本格的には攻めてきません。
こちらから攻めるのは不利ではあるもののあちらもそこまで多勢で攻めてくることも難しいので、こう着状態になっているのです。
ただそのちょっかいが最近酷いものになっていて、前は月に1、2回だったのが今では週2、3回になり、こちらもその対応に苦慮しているのです。」
「本格的な戦闘に発展することもあると言うことですね?」
「そうなのです。ですからここはお互いが協力しリザードマンを討伐しませんか?」
「ちょっと待ってけれじゃ、うちの村はそんな戦闘なんかできる人はいないしとても無理な話だがね。」
村長が突然口を開いて話しだした。
村長の言うことももっともだ。
和平の交渉にきたのに争いに巻き込まれるなんてな。
「キングさん確かに村人に協力を求めるのは無理です。
非戦闘員ばかりですからね。
他の方法はありませんか?」
「いえ村の方は最初から当てにしてません。
あなたとそのお仲間のお力をお借りしたいのです。」
「え?わたし達ですか?」
「はい!先日この近くまで侵入してきた方はあなたですよね?」
「え?バレてたんですか?」
「ええ、わたしは周辺感知強をもっていてたえず村の状況を感知してるのです。
そんな中わたしの感知でわからない物体が村の中を高速移動していたので、最初はリザードマンの斥候かと思いましたが、あなた方の村の方へ移動していったのであなた方だとわかったのです。
それに最初に対峙したときに、すぐにあれはあなただったんだとわかりました。
ですからそんなあなたの力をお貸しいただきたいのです。」
そこまで言ってもらえると悪い気はしないな。
「マスターここは断るべきです。
勝算が低すぎます。」
何%だ?
「多く見積もっても20%です。」
それは低いな。
「スキルを使えばこの場からはうまく言い逃れできると思います。」
確かにナビの言う通りだが、ここでリザードマンをどうにかしないと結局、人の村の方にも危害がでる可能性があるんだろ?
ならここでキングと上手く協力する方がいいんじゃないかな?
「キング、わたし個人であれば協力は構いません。
その場合でも村との交流は平和的なものであることを約束してもらえますか?」
「はい!あなたのお力を貸していただけるのであれば必ずお約束します。」
看破でも嘘をついてないことがわかった。
アリシアと村長もナビですら反対的な感じだったけど、なんとなくだけどこの方が上手くいくような感じがしたんだ。
直感ではあるけれど、それが統括スキルのせいであることはだいぶ後に知ることとなる。
オークの使いが朝方やってきて、話し合いをぜひオーク村でやらないか?ということだった。
オークの使いが言うには今のオーク村は平和そのもので、オークキングもその状況を見てもらいたいとのことだった。
たしかに一度潜入してみた感じでは平和そのもので争いの感じはなかったし、村長にも一度見てもらいたいと思っていた。
俺たちはすぐいなくなるし、これから付き合っていくのはこの村の人たちなのだ。
とりあえず村長の家に集まってどうするか決めようということになったらしい。
村長、おれ、アリシアで話し合ったけど、村長はのこのこと敵陣のど真ん中にいきたくないとゴネているが、アリシアと俺は行く方向で話をすすめ、村長をなだめてなんとか3人で行くことになった。
アリシアはただの好奇心みたいだけど、俺もこの前入れなかったあのキングの建物に入ってみたいという好奇心があったので、人のことは言えなかった。
それからすぐ準備をして、出発することになった。
途中バドソンとミドを含めた10人ほどに護衛されながら、門のところに到着したが、入れるのは3人だけと言われたので、他の人は門の外で待ってもらうことになった。
中に入ると多くの家族連れが噴水周りで、憩いの時間を過ごしている光景だったり、子供達が楽しそうに走り回っている姿が目に入ってきた。
平和な村そのものだった。
アリシアと村長も同じように感じたことだろう。
ほどなくしてキングの建物まで案内されて、中に入ることができた。
前回来た時は入ることが出来なかったので、少しワクワクする。
キングは5階にいるらしくエレベーターのようなもので上がったのだが、アリシアと村長は初体験みたいでひどく驚いていた。
この建物といい建築技術はこの世界ではかなりレベルが高いと言える。
もう村ではなく町だな。
あとは人口の問題かな?
などと考えているとキングの間に到着した。
「この中でキングがお待ちです。
どうぞお入りください。」
扉を開けると奥にキングが座っている。
脇には従者が2人立っている。
オークといえば豚だけにデブのイメージだが、この2人はすらっとしており、一見ひ弱な感じだが強者の圧を発している。
「強いな。」ボソッと言うとアリシアが反応した。
「私もそう思う。
よくて相打ち、大体が勝てないイメージだな。」
俺は1人にはなんとか勝てるけど2人同時だと危ういイメージだった。
更にオークキングもいるとなると騙されてたとしたら勝てないな。
「お待ちしておりました。
ささっこちらへどうぞ」
そんな緊張を感じるまもなくオークキングが自ら隣の部屋まで案内してくれた。
円卓のようになっており、16人座れるようだが、オークキングが座った正面に村長、その右横におれ、左にアリシアが座った。
「よくぞきてくれました。
良い回答をお聞かせ願えるのでしょうか?」
村長に肘で押された。やっぱり俺が話すのか?
あんたなんのためにきたのさ?
まぁこのためにスキルを取ったし仕方ないか。
「お招きありがとうございます。
わたし達としましても争いは望むところではありません。
そちらが境界を引いてお互いのテリトリーが守られるのであればそれに応じたいと思います。
また村の特産物をこちらで売ったり、そちらの特産物を村で売ったりと商売になるようなお互いの村が発展していけるような関係になれたらと考えています。」
「ありがとう!私もそう思っています。
こちらは建築技術が発展してるので、建物を新しくしたり道路を整備したりそう言う面で提供できることもたくさんあります。」
看破でわかる範囲では嘘は言っていない!
キングは本気で交渉に望んでくれている。
魔物と分かり合えることもあるんだな!
なんか嬉しくて涙がでそうになった。
「ただ一つだけ問題があります。」
キングの一言に急に重い雰囲気になった。
「実はここから西の大きな湖に住んでるリザードマン達がこの村を狙ってちょっかいを出してくるのです。
同じように話し合いを持ちかけましたが、豚となど話せんと聞く耳すらもたないのです。
私達が仮に敗れれば次はそちらの村も危ないかもしれません。
どうかリザードマン討伐に協力してもらえないでしょうか?」
協力はやぶさかではないが、アリシアが非常に暗い顔になっている。
「リーダー、リザードマンは討伐ランクBだが
やつらの拠点である湖で戦うとなるとこちらが圧倒的に不利だ。
場所によっては討伐ランクAはあるかもしれない。」
「オーク側は戦うにあたり、何か勝てる見込みはあるんですか?」
「今のところありません。
そちらの言う通り、湖の近くで戦うとしたらこちら側の劣勢は間違いありません。
戦うとしたら、できれば湖から離れたところで戦いたいですね。
それもあってあまり遠出できないからか、やつらはこちらにちょっかいを出してくる時もそこまで本格的には攻めてきません。
こちらから攻めるのは不利ではあるもののあちらもそこまで多勢で攻めてくることも難しいので、こう着状態になっているのです。
ただそのちょっかいが最近酷いものになっていて、前は月に1、2回だったのが今では週2、3回になり、こちらもその対応に苦慮しているのです。」
「本格的な戦闘に発展することもあると言うことですね?」
「そうなのです。ですからここはお互いが協力しリザードマンを討伐しませんか?」
「ちょっと待ってけれじゃ、うちの村はそんな戦闘なんかできる人はいないしとても無理な話だがね。」
村長が突然口を開いて話しだした。
村長の言うことももっともだ。
和平の交渉にきたのに争いに巻き込まれるなんてな。
「キングさん確かに村人に協力を求めるのは無理です。
非戦闘員ばかりですからね。
他の方法はありませんか?」
「いえ村の方は最初から当てにしてません。
あなたとそのお仲間のお力をお借りしたいのです。」
「え?わたし達ですか?」
「はい!先日この近くまで侵入してきた方はあなたですよね?」
「え?バレてたんですか?」
「ええ、わたしは周辺感知強をもっていてたえず村の状況を感知してるのです。
そんな中わたしの感知でわからない物体が村の中を高速移動していたので、最初はリザードマンの斥候かと思いましたが、あなた方の村の方へ移動していったのであなた方だとわかったのです。
それに最初に対峙したときに、すぐにあれはあなただったんだとわかりました。
ですからそんなあなたの力をお貸しいただきたいのです。」
そこまで言ってもらえると悪い気はしないな。
「マスターここは断るべきです。
勝算が低すぎます。」
何%だ?
「多く見積もっても20%です。」
それは低いな。
「スキルを使えばこの場からはうまく言い逃れできると思います。」
確かにナビの言う通りだが、ここでリザードマンをどうにかしないと結局、人の村の方にも危害がでる可能性があるんだろ?
ならここでキングと上手く協力する方がいいんじゃないかな?
「キング、わたし個人であれば協力は構いません。
その場合でも村との交流は平和的なものであることを約束してもらえますか?」
「はい!あなたのお力を貸していただけるのであれば必ずお約束します。」
看破でも嘘をついてないことがわかった。
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