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始まりの町 イステリア
19話 初めてのオーク狩り その3
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次の日の朝
アリシアとミドは起きて準備も終わっているが、バドソンはまだ起きてきていなかった。
昨日もすごい飲んでいたからまた二日酔いかな?
アリシアも心なし具合が悪そうに見える。
それから少し待って、バドソンがすごい具合が悪そうに起きてきた。
「旦那、本当に申し訳ないんですが、また状態回復魔法かけてもらえないですか?」
ふぅ仕方ないな。
ついでに全体にしてアリシアとミドにもかけておいた。
「うおおおスッキリした。
すごいですね!回復魔法!」
結構使ってるから、もう少しでレベル2になりそうだな。
魔法は使ってる熟練度でレベルが上がるらしい。
バンバン使ってレベルをあげたいとこだが、いざって時にMP枯渇すると困るから、休みの日に練習がてら熟練度上げるしかないか。
ちなみにクリーンとブロアは毎日使ってるからレベル2になってる。
攻撃魔法も上げたいとこだな。
「ごほん!では全員集まったところで、これからの動きについて説明する。
今日は昨日よりも奥の方まで行き、オークの集落の状況をさぐる。
途中はぐれオークがいた場合は狩るが、解体は5匹まで、それ以降は魔石回収までとする。
と言うことでいいですか?リーダー?」
「うん、それで行こう。」
とりあえずアリシアの作戦に乗っかっておこう。
500匹以上いるなんて、まだ知らない方がいいよな。
それから準備をして出発をすることになった。
今度は解体作業を手伝ってくれるってことで、村の人3人が付いてきた。
出発してから少しすると、はぐれオークと遭遇したが、昨日と同じように瞬殺する。
解体は村の人に任せてみたが、すごい手際で解体をしてくれた。
荷物も持ってくれるらしい。
当初は5匹だけにしようと思ったが、村人の手際が良いため10匹までは解体して持って行くことになった。
それから同じように遭遇、解体、移動を繰り返しやっとオークの集落前にきた。
ここまでで15匹は倒したかな?
レベルもやっと1あがってレベル18になった。
あとでゆっくりスキルを選ぼう。
集落前にはすごい大きな門ができており門番もいる。
「前はあんな大きな門はなかったんですがね。」
村人の話では1ヶ月前までは大きな門もなかったし、門番なんかもいなかったらしい。
遠目に少しの間観察していると門が開いて、中からオークが2匹出てきた。
少しの間開いた門の奥の方を見ると、そこそこの建物に大勢の歩いているオーク達が見えた。
「ここから遠目に見えるだけだが、それでも相当な数のオークがいるみたいだな。
オークは繁殖力はそんなにないはずなんだがな?これでオークキングかクイーンがいる可能性が上がってしまったな。」
アリシアの言う通り、中には500匹を超えるオークがいるので、キングかクイーンがいる可能性はだいぶ高いよな。
「おいおいこの前はゴブリンロードで、次はオークキング?どうなってんだよ。
どうすんだ?またギルドに援軍を要請するのか?」
バドソンの言うことも一理ある。
さすがに4人で500匹の相手は無理だ。
だがとりあえず本当にオークキングかクィーンがいるのか確かめておきたいところだ。
そこで俺はアリシア達に自分が隠密スキルを持っているため、潜入して調べてくることを提案した。
「さすがに1人だけだと危険すぎやしないか?」
アリシアは本気で心配してくれているようだ。
「危険かもしれないが、隠密は1人で行動しないと意味がないしな。
本当に危険を感じたらすぐに逃げ出してくるよ。」
「まぁ旦那なら1人でも上手くやるんでしょうね。」
うんうんと頷くミド
「じゃあ次に門が開いたタイミングで行ってくるよ。」
それから小一時間ほど待っているとやっと門が開いた。
「じゃあ行ってくるよ。」
隠密発動
「すげぇ本当に姿が見えなくなった!」
バドソン達が驚いている間に急いで門に向かった。
「マスター、隠密スキルは発動させている間は相手に見えにくくなり、認識されにくくなりますが、発動をやめたり、こちらから攻撃したり、誰かにぶつかったり、周辺探知や看破スキルを使われると居場所がバレる可能性があるので気をつけてください。
また、発動中はMPが減っていきます。
今のマスターのMPでは20分しか持ちません。
それを超えるとスキルが解除されますので注意してください。」
わかった!ナビありがとう!
キングがいそうなところに最短で案内してもらってもいいかな?
「わかりました。最短で安全なルートを案内します。」
門の前まで来たが門番は全くこちらに気がついていない。
門からオークが出てきて、再び閉める時にタイミングを計ってなんとか中に侵入することができた。
町の中はすごい活気がよく、オーク達がうようよしていた。
よく見ると子供のオークが遊んでいたり、家族っぽい感じの非戦闘員ぽいオークも多くいる。
こうやってみると平和な日常って感じだな。
食べたことに少し罪悪感を感じたりしていた。
ナビに案内され、裏路地からほとんどオークに会わずに一際大きな建物の前まできた。
「この中の最上階にオークキングと思われる個体がいそうです。
ただ残り時間は12分です。
残り時間を考えると撤退することをお勧めします。」
そうだな、ここで危険を冒す必要はないか。
「わかったやめよう。
ただもう少し町の中を見てから戻りたい。
そこまで大きな町じゃないからグルッと見てから戻ろう。」
ナビに案内され、主要な場所を確認してから再び門の前まで来た。
あれ?どうやってこの門を開けたらいいんだろ?
「マスター残り2分です。
1度MP回復薬を飲んでください。
ただ飲むと隠密が一度解除されるため裏路地に行ってから飲みましょう。」
少し先の裏路地に行き、MP回復薬を飲む。
に、にが💦
くそ不味いなこれ、でもMPの半分を回復することができた。
薬屋で念の為買っておいて良かったな。
銀貨2枚で高いから1本しか買わなかったけどね。
とりあえずここに隠れておいて、門が開いたらまた隠密発動させて出ようかな。
アリシアとミドは起きて準備も終わっているが、バドソンはまだ起きてきていなかった。
昨日もすごい飲んでいたからまた二日酔いかな?
アリシアも心なし具合が悪そうに見える。
それから少し待って、バドソンがすごい具合が悪そうに起きてきた。
「旦那、本当に申し訳ないんですが、また状態回復魔法かけてもらえないですか?」
ふぅ仕方ないな。
ついでに全体にしてアリシアとミドにもかけておいた。
「うおおおスッキリした。
すごいですね!回復魔法!」
結構使ってるから、もう少しでレベル2になりそうだな。
魔法は使ってる熟練度でレベルが上がるらしい。
バンバン使ってレベルをあげたいとこだが、いざって時にMP枯渇すると困るから、休みの日に練習がてら熟練度上げるしかないか。
ちなみにクリーンとブロアは毎日使ってるからレベル2になってる。
攻撃魔法も上げたいとこだな。
「ごほん!では全員集まったところで、これからの動きについて説明する。
今日は昨日よりも奥の方まで行き、オークの集落の状況をさぐる。
途中はぐれオークがいた場合は狩るが、解体は5匹まで、それ以降は魔石回収までとする。
と言うことでいいですか?リーダー?」
「うん、それで行こう。」
とりあえずアリシアの作戦に乗っかっておこう。
500匹以上いるなんて、まだ知らない方がいいよな。
それから準備をして出発をすることになった。
今度は解体作業を手伝ってくれるってことで、村の人3人が付いてきた。
出発してから少しすると、はぐれオークと遭遇したが、昨日と同じように瞬殺する。
解体は村の人に任せてみたが、すごい手際で解体をしてくれた。
荷物も持ってくれるらしい。
当初は5匹だけにしようと思ったが、村人の手際が良いため10匹までは解体して持って行くことになった。
それから同じように遭遇、解体、移動を繰り返しやっとオークの集落前にきた。
ここまでで15匹は倒したかな?
レベルもやっと1あがってレベル18になった。
あとでゆっくりスキルを選ぼう。
集落前にはすごい大きな門ができており門番もいる。
「前はあんな大きな門はなかったんですがね。」
村人の話では1ヶ月前までは大きな門もなかったし、門番なんかもいなかったらしい。
遠目に少しの間観察していると門が開いて、中からオークが2匹出てきた。
少しの間開いた門の奥の方を見ると、そこそこの建物に大勢の歩いているオーク達が見えた。
「ここから遠目に見えるだけだが、それでも相当な数のオークがいるみたいだな。
オークは繁殖力はそんなにないはずなんだがな?これでオークキングかクイーンがいる可能性が上がってしまったな。」
アリシアの言う通り、中には500匹を超えるオークがいるので、キングかクイーンがいる可能性はだいぶ高いよな。
「おいおいこの前はゴブリンロードで、次はオークキング?どうなってんだよ。
どうすんだ?またギルドに援軍を要請するのか?」
バドソンの言うことも一理ある。
さすがに4人で500匹の相手は無理だ。
だがとりあえず本当にオークキングかクィーンがいるのか確かめておきたいところだ。
そこで俺はアリシア達に自分が隠密スキルを持っているため、潜入して調べてくることを提案した。
「さすがに1人だけだと危険すぎやしないか?」
アリシアは本気で心配してくれているようだ。
「危険かもしれないが、隠密は1人で行動しないと意味がないしな。
本当に危険を感じたらすぐに逃げ出してくるよ。」
「まぁ旦那なら1人でも上手くやるんでしょうね。」
うんうんと頷くミド
「じゃあ次に門が開いたタイミングで行ってくるよ。」
それから小一時間ほど待っているとやっと門が開いた。
「じゃあ行ってくるよ。」
隠密発動
「すげぇ本当に姿が見えなくなった!」
バドソン達が驚いている間に急いで門に向かった。
「マスター、隠密スキルは発動させている間は相手に見えにくくなり、認識されにくくなりますが、発動をやめたり、こちらから攻撃したり、誰かにぶつかったり、周辺探知や看破スキルを使われると居場所がバレる可能性があるので気をつけてください。
また、発動中はMPが減っていきます。
今のマスターのMPでは20分しか持ちません。
それを超えるとスキルが解除されますので注意してください。」
わかった!ナビありがとう!
キングがいそうなところに最短で案内してもらってもいいかな?
「わかりました。最短で安全なルートを案内します。」
門の前まで来たが門番は全くこちらに気がついていない。
門からオークが出てきて、再び閉める時にタイミングを計ってなんとか中に侵入することができた。
町の中はすごい活気がよく、オーク達がうようよしていた。
よく見ると子供のオークが遊んでいたり、家族っぽい感じの非戦闘員ぽいオークも多くいる。
こうやってみると平和な日常って感じだな。
食べたことに少し罪悪感を感じたりしていた。
ナビに案内され、裏路地からほとんどオークに会わずに一際大きな建物の前まできた。
「この中の最上階にオークキングと思われる個体がいそうです。
ただ残り時間は12分です。
残り時間を考えると撤退することをお勧めします。」
そうだな、ここで危険を冒す必要はないか。
「わかったやめよう。
ただもう少し町の中を見てから戻りたい。
そこまで大きな町じゃないからグルッと見てから戻ろう。」
ナビに案内され、主要な場所を確認してから再び門の前まで来た。
あれ?どうやってこの門を開けたらいいんだろ?
「マスター残り2分です。
1度MP回復薬を飲んでください。
ただ飲むと隠密が一度解除されるため裏路地に行ってから飲みましょう。」
少し先の裏路地に行き、MP回復薬を飲む。
に、にが💦
くそ不味いなこれ、でもMPの半分を回復することができた。
薬屋で念の為買っておいて良かったな。
銀貨2枚で高いから1本しか買わなかったけどね。
とりあえずここに隠れておいて、門が開いたらまた隠密発動させて出ようかな。
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