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始まりの町 イステリア
1話 冒険者生活の始まり
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気がつくと俺は森の中に倒れていた。
頭の中に声が響く。
「私は異世界ナビです。異世界初心者のあなたにこの世界のことを説明します。」
これが天使様が言っていた異世界ナビか!
それから時間にしたら1分ほどであったが、数年分の情報が頭の中に入ってきた。
まるで最初から全てを知っていたかのようだ。
この世界の歴史、住んでいる人種、初級魔法の説明、ある程度の素材の説明など基本的な事項を知ることが出来た。
今の自分の姿もナビが見せてくれたが、以前より少し若返っており、顔も違うもののなんとなく前の顔に面影がある感じだ。
ナビからもらった情報によると先に転生してる彩綾と子供達が気がつきやすいように、前の姿に似ている人に転生出来るように天使様が異世界神に頼んでくれたようだ。
この青年の記憶も保持している、名前はレオン、農家の長男だったが農家を継ぐのが嫌で村から出てきて町までの移動中に、魔物に襲われて命を落としたばかりらしい。
傷は転生した時のエネルギー変換で癒てるが、レオン自体は死んでいる。
こいつを襲った魔物は転生した時の光に驚いて逃げたから近くにはいないらしい。
すまん俺がお前の分も生きてやるからな。
「まず、ステータスオープンと心の中で唱えてください。」
ナビに言われるがままにステータスオープンと心の中で唱えてみた。
すると目の前に四角いボードが現れた。
名前 レオン : 佐藤 尊(さとう たける)
レベル1
HP 18
MP 10
力 8
技 5
すばやさ 6
かしこさ 5
攻撃力 8
防御力 5
武器 なし(素手)
防具 普通の服
魔法 なし
道具 マジックバッグ
スキル 異世界共通言語
スキルポイント取得2倍
身体能力向上(2倍)
「これが今のあなたのステータスです。
ステータスはレベルが上がることによってより詳細な情報を見ることができます。
この世界で生きていくためには、ある程度の強さが必要になるので、頑張ってレベルを上げることから始めましょう。
強くなればそれだけ御家族を探しやすくなります。」
漫画でよくあるような展開だけど、自分で見れるとなんか楽しいな!
ナビさんこれから俺はどうしたらいいのかな?
「お答えします。まずここから1番近い町に移動し、装備を整えてからこの周辺の弱いモンスターを狩猟し、ある程度レベルがあがってから次の町に移動しましょう。」
ここから近い町はどの辺りにあるのかな?
「ここから北西に3キロほど歩いたところにイステリアという町があります。
マップナビを出してみてください。
同じように心の中でマップオープンと唱えてみてください。」
マップオープン!
すると目の前に四角いマップが現れた。
確かに北西の方向に町らしいものが表示されている。
「このマップは周囲5キロまで見ることができます。あとはマスターが歩いてマップを広げる必要があります。」
わかった!ありがとう。
この青くて動いてるのは何かな?
「それはモンスターになります。
この辺りだとゴブリンかスライムでしょう。
数が5匹と多いのでゴブリンの可能性が高く、レオンを襲った魔物の可能性が高いです。
今は光に驚いて逃げてますが、また様子を見にやってくるかもしれません。
今のままでは勝てないのでとりあえず逃げてください。」
ええー?ま、マジで!ど、どうしよ
「大丈夫です。逃走経路及び町までの最短経路を案内します。」
なんて優秀なナビなんだろ!
「それから武器はステータス画面の右上にあるポケットボタン🔘を押してください。
今入ってるのはダガーと木の盾なので、念の為それを取り出して置いてください。」
わかった!ステータスオープン
🔘ポチっとな
押すと武器、防具、素材などの項目に分かれたリストが出てきた。
確かにダガーと木の盾が入っていたので、ナビの案内にしたがってそれらを装備した。
「では案内しますので移動をお願いします。」
よろしくお願いします!
俺は小走りでナビの案内にしたがって、町まで移動した。
ナビのおかげで道中魔物に会うことはなかった。
30分ほど走ってようやく町の門まで到着した。
門には門番が二人いて話しかけてきた。
「よう、この町になんのようだい?」
ナビが心の中で説明してくれる。
「ミトの村からやってきた。
ギルドに用事がある。
冒険者になりたくて登録しにきたと言ってください。」
俺がその通り門番に説明すると、門番は快く門を通してくれた。
「ミトの村とは遠くからきたな。
ギルドで身分証になるカードをくれるから、俺が確認がてら案内してやるよ。
水の町イステリアへようこそ。」
一人がギルドの場所まで案内してくれて、道すがら宿屋と武器、防具屋、道具屋の場所も教えてくれた。
ギルドの中へ入ると人が大勢いてガヤガヤしていた。
門番の一人が案内係に説明してくれたおかげですんなりと登録することができた。
とりあえずレオンの名前で登録した。
その時、登録料が銀貨10枚必要だと言われたが、お金がないことを明かすと溜め息をつきながら銀貨30枚まで貸すことも可能と言われたので30枚借りることにした。
だってお金全くないからね。
宿代と食事代も確保しておかないとな。
そして、一滴血を銀色のカードに垂らすと一瞬光輝き登録が終わったようだ。
最初はFランクから始まるらしい。
まぁこれもゲームや異世界漫画どおりだからすぐに納得することができた。
また最初のナビからの説明で銅貨は1枚以前の世界の100円、銀貨1枚は以前の世界の1万円、金貨は1枚10万円、白金貨は1000万円の価値があると言うことだった。
登録だけで10万て高いよな、とも思ったが身分証明になったり、依頼も受けれること考えたら妥当な金額なのかな?
また月に銀貨1枚の支払いだが、払えなければカードも没収されるらしいので気をつけなければならないな。
また利息は10%らしく銀貨33枚を33回払いで払うことになった。
門番に出来たカードを確認してもらった。
血から犯罪歴などもわかるらしく、問題ないと言うことで門番は帰って行った。
とりあえずすぐにできる依頼がないか確認し、定番の薬草採取とスライムの核10個を受けることにした。
ナビがその程度の依頼なら今のままでもクリアできるとアドバイスしてくれた。
ふぅさっき聞いた宿屋に行ってみよう。
とりあえず少し休憩してから外に行ってみようかな。
絶望しかなかった毎日に比べたらここには希望しかない、早く強くなって家族を探しにいこう。
こうして俺の冒険者生活が幕を開けた。
頭の中に声が響く。
「私は異世界ナビです。異世界初心者のあなたにこの世界のことを説明します。」
これが天使様が言っていた異世界ナビか!
それから時間にしたら1分ほどであったが、数年分の情報が頭の中に入ってきた。
まるで最初から全てを知っていたかのようだ。
この世界の歴史、住んでいる人種、初級魔法の説明、ある程度の素材の説明など基本的な事項を知ることが出来た。
今の自分の姿もナビが見せてくれたが、以前より少し若返っており、顔も違うもののなんとなく前の顔に面影がある感じだ。
ナビからもらった情報によると先に転生してる彩綾と子供達が気がつきやすいように、前の姿に似ている人に転生出来るように天使様が異世界神に頼んでくれたようだ。
この青年の記憶も保持している、名前はレオン、農家の長男だったが農家を継ぐのが嫌で村から出てきて町までの移動中に、魔物に襲われて命を落としたばかりらしい。
傷は転生した時のエネルギー変換で癒てるが、レオン自体は死んでいる。
こいつを襲った魔物は転生した時の光に驚いて逃げたから近くにはいないらしい。
すまん俺がお前の分も生きてやるからな。
「まず、ステータスオープンと心の中で唱えてください。」
ナビに言われるがままにステータスオープンと心の中で唱えてみた。
すると目の前に四角いボードが現れた。
名前 レオン : 佐藤 尊(さとう たける)
レベル1
HP 18
MP 10
力 8
技 5
すばやさ 6
かしこさ 5
攻撃力 8
防御力 5
武器 なし(素手)
防具 普通の服
魔法 なし
道具 マジックバッグ
スキル 異世界共通言語
スキルポイント取得2倍
身体能力向上(2倍)
「これが今のあなたのステータスです。
ステータスはレベルが上がることによってより詳細な情報を見ることができます。
この世界で生きていくためには、ある程度の強さが必要になるので、頑張ってレベルを上げることから始めましょう。
強くなればそれだけ御家族を探しやすくなります。」
漫画でよくあるような展開だけど、自分で見れるとなんか楽しいな!
ナビさんこれから俺はどうしたらいいのかな?
「お答えします。まずここから1番近い町に移動し、装備を整えてからこの周辺の弱いモンスターを狩猟し、ある程度レベルがあがってから次の町に移動しましょう。」
ここから近い町はどの辺りにあるのかな?
「ここから北西に3キロほど歩いたところにイステリアという町があります。
マップナビを出してみてください。
同じように心の中でマップオープンと唱えてみてください。」
マップオープン!
すると目の前に四角いマップが現れた。
確かに北西の方向に町らしいものが表示されている。
「このマップは周囲5キロまで見ることができます。あとはマスターが歩いてマップを広げる必要があります。」
わかった!ありがとう。
この青くて動いてるのは何かな?
「それはモンスターになります。
この辺りだとゴブリンかスライムでしょう。
数が5匹と多いのでゴブリンの可能性が高く、レオンを襲った魔物の可能性が高いです。
今は光に驚いて逃げてますが、また様子を見にやってくるかもしれません。
今のままでは勝てないのでとりあえず逃げてください。」
ええー?ま、マジで!ど、どうしよ
「大丈夫です。逃走経路及び町までの最短経路を案内します。」
なんて優秀なナビなんだろ!
「それから武器はステータス画面の右上にあるポケットボタン🔘を押してください。
今入ってるのはダガーと木の盾なので、念の為それを取り出して置いてください。」
わかった!ステータスオープン
🔘ポチっとな
押すと武器、防具、素材などの項目に分かれたリストが出てきた。
確かにダガーと木の盾が入っていたので、ナビの案内にしたがってそれらを装備した。
「では案内しますので移動をお願いします。」
よろしくお願いします!
俺は小走りでナビの案内にしたがって、町まで移動した。
ナビのおかげで道中魔物に会うことはなかった。
30分ほど走ってようやく町の門まで到着した。
門には門番が二人いて話しかけてきた。
「よう、この町になんのようだい?」
ナビが心の中で説明してくれる。
「ミトの村からやってきた。
ギルドに用事がある。
冒険者になりたくて登録しにきたと言ってください。」
俺がその通り門番に説明すると、門番は快く門を通してくれた。
「ミトの村とは遠くからきたな。
ギルドで身分証になるカードをくれるから、俺が確認がてら案内してやるよ。
水の町イステリアへようこそ。」
一人がギルドの場所まで案内してくれて、道すがら宿屋と武器、防具屋、道具屋の場所も教えてくれた。
ギルドの中へ入ると人が大勢いてガヤガヤしていた。
門番の一人が案内係に説明してくれたおかげですんなりと登録することができた。
とりあえずレオンの名前で登録した。
その時、登録料が銀貨10枚必要だと言われたが、お金がないことを明かすと溜め息をつきながら銀貨30枚まで貸すことも可能と言われたので30枚借りることにした。
だってお金全くないからね。
宿代と食事代も確保しておかないとな。
そして、一滴血を銀色のカードに垂らすと一瞬光輝き登録が終わったようだ。
最初はFランクから始まるらしい。
まぁこれもゲームや異世界漫画どおりだからすぐに納得することができた。
また最初のナビからの説明で銅貨は1枚以前の世界の100円、銀貨1枚は以前の世界の1万円、金貨は1枚10万円、白金貨は1000万円の価値があると言うことだった。
登録だけで10万て高いよな、とも思ったが身分証明になったり、依頼も受けれること考えたら妥当な金額なのかな?
また月に銀貨1枚の支払いだが、払えなければカードも没収されるらしいので気をつけなければならないな。
また利息は10%らしく銀貨33枚を33回払いで払うことになった。
門番に出来たカードを確認してもらった。
血から犯罪歴などもわかるらしく、問題ないと言うことで門番は帰って行った。
とりあえずすぐにできる依頼がないか確認し、定番の薬草採取とスライムの核10個を受けることにした。
ナビがその程度の依頼なら今のままでもクリアできるとアドバイスしてくれた。
ふぅさっき聞いた宿屋に行ってみよう。
とりあえず少し休憩してから外に行ってみようかな。
絶望しかなかった毎日に比べたらここには希望しかない、早く強くなって家族を探しにいこう。
こうして俺の冒険者生活が幕を開けた。
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