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第1朝その3 男のいない世界
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お母さんが帰ってきて、夕飯はシチューを作ってくれた。
いつものお母さんの味だ。
なんかほっこりする。
妹にもなんか慣れちゃったな。
弟とは最近全然話しなくなったしなぁ。
妹の方がやっぱり同じ女同士で話しやすいな。
最初は男のいない世界なんてないやって思ってたけど、住んで慣れてみると意外といいかもなぁ。
この世界も明日でお別れかと思うと寂しくなってきたなぁ。
お母さんは次の世界でもいると思うけど、妹はいないだろうからなぁ。
そうだ、少しでもこの世界のこと見てこようかな。
「お母さんちょっと外出してくるねー。」
「えっ?もう暗くなるわよ?
早く帰ってきなさいよ。」
「コンビニ行くだけだよー。」
歩いて500メートルくらいのところにコンビニがあることはある。
けど、私はそこを通り過ぎて更に1キロ先の大通りの商店街の方まできた。
やはり歩いている人は女の人ばかり、商店街の店の人も女の人ばかり。
やっぱり男のいない世界であり、女しかいない世界と言うことを痛感させられた。
この世界は男がいないから、争いも少なく殺人事件なんかも前の世界より少ないみたいだし、平和ではあるんだろうな。
それに出生率がコントロールされてるから、少子化問題なんかもないみたい。
でも今私には彼氏はいないけど、そのうち恋愛してみたい気持ちはあるし、やっぱりイケメンエルフに会えるなら会ってみたい!
よし!気持ちは固まった。
少~しだけこの世界でもいいかななんて思ったけど、やっぱり次に行こう。
そうと決まれば今日は早く寝よう!
よし帰ろう!
私は気持ちが固まったこともあり、ルンルン気分で帰宅した。
「コンビニにしては遅かったわね?
心配したわよ。早くお風呂入りなさいな。」
「わかった!ありがとうお母さん!」
やっぱりどこの世界に来てもお母さんはいいものだ。
次の世界でも会えればいいなぁ。
お風呂に入ってから、妹の部屋に行って色々な話をした。
妹からは急にどうした?って言われたけど、明日には会えなくなるのだ。
ちょっとそれを考えると胸がキュッとした。
話を聞いてたら、この世界に男はいないけど恋愛できないと言うわけではなく、元の世界でいうといわゆるGL(ガールズラブ)が当たり前な感じらしい。
妹にはまだ彼女はいないけど、私にはいるらしい。
え?私に彼女いるの?
「誰?」
「はぁ?自分の彼女忘れたの?
え?何、別れたの?」
「いやぁ別れてはないと思うけど」
しどろもどろになってると
「え?今日も朝一緒に学校行ってたじゃん?」
「あっ!あぁーそ、そうだね!」
香澄ちゃんかぁ、なんか納得したわ。
知ってる子で良かったなぁ。
「別れてない、別れてない、冗談だよ冗談」
「そうだよね!あんなに毎日迎えに来てくれて仲良さそうなのに別れたのかと思ったよ。」
「別れるわけないじゃない、あんないい子とさ。💦」
でも香澄ちゃんが彼女てなんか嬉しいなぁ☺️
ほんといい子なんだよね。
男だったら絶対私の彼女にするのに、とか思ってたら本当にそんな現実世界があるなんてほんとビックリ、でもなんかニヤケちゃうな。
いやいやいやいやエルフの🧝イケメンと会うまでは頑張って世界を渡っていかなければ!
香澄ちゃんはほんといい子だけど、女の子、私はイケメンエルフ様またはそれに準じるようなイケメンとラブラブしてみたいのだ。
とりあえず寝るか。
妹との会話を惜しみつつ明日に備えて眠ることした。
明日になったら世界が変わってるのか。
どんな世界になるか楽しみではあるけど、危険な世界だったら怖いから、やっぱり事前に教えて欲しいよなぁ。
それからなんとか寝床に入り眠ることに成功した。
眠ってると自覚したのは夢で神様と会ったからだ。
「やぁ昼ぶりだね。
夢の中だと話ししやすいよね。
それと明日行く世界のことだけど、少し危険な殺人が当たり前の世界だから、気をつけてね。
当たり前と言っても悪いことをしたら、殺される世界だから悪いことしなきゃ大丈夫なはずだよ。」
「えっ?殺人が罪に問われないってことですか?」
「いやいや、理由なき殺人は捕まってしまうよ。当然死刑だよ。
理由は窃盗、不倫、ルール違反とかとりあえず悪いことしたら殺されても仕方ない世界だよ。
悪いことに軽いも重いもない世界だから、気をつけてね。」
「まぁそんな世界まっぴらゴメンなんで、すぐ眠って次に行きますよ。」
「それもそうはいかないんだよね。
とりあえず学校あるから行かないと殺されるかもよ?
理由なき欠席は悪いことだよね?」
「え?そんなことで?だ、だれに殺されるの?」
「学校の先生だったり、お母さんだったりマチマチではあるけど、悪いこと言わないから学校に行ってきちんと勉強してきなよ。」
「わ、わかりました。」
「とは言ってもなかなかこの会話覚えてるの難しいけどね。
大体は忘れちゃうからね。
実は男のいない世界のことも夢では説明してたんだよ。
ただ起きたら大体忘れてるからね。
殺されても当たり前の世界は、危険そうだけど、すぐ殺されるから意外とみんな悪いことはせず、治安がよくなってるんだ。
意外とあの世界見たらビックリすると思うよ。」
「たしかに夢のこと覚えてるのって少ないわ。
とりあえず1日真面目に過ごしますね。」
「だろ?まぁたまには夢のこと覚えてることもあると思うよ。
というわけで明日はがんばってね。じゃあね👋」
そのまま神様はいなくなったようだ。
よし明日は殺されないようにがんばるぞ!
いつものお母さんの味だ。
なんかほっこりする。
妹にもなんか慣れちゃったな。
弟とは最近全然話しなくなったしなぁ。
妹の方がやっぱり同じ女同士で話しやすいな。
最初は男のいない世界なんてないやって思ってたけど、住んで慣れてみると意外といいかもなぁ。
この世界も明日でお別れかと思うと寂しくなってきたなぁ。
お母さんは次の世界でもいると思うけど、妹はいないだろうからなぁ。
そうだ、少しでもこの世界のこと見てこようかな。
「お母さんちょっと外出してくるねー。」
「えっ?もう暗くなるわよ?
早く帰ってきなさいよ。」
「コンビニ行くだけだよー。」
歩いて500メートルくらいのところにコンビニがあることはある。
けど、私はそこを通り過ぎて更に1キロ先の大通りの商店街の方まできた。
やはり歩いている人は女の人ばかり、商店街の店の人も女の人ばかり。
やっぱり男のいない世界であり、女しかいない世界と言うことを痛感させられた。
この世界は男がいないから、争いも少なく殺人事件なんかも前の世界より少ないみたいだし、平和ではあるんだろうな。
それに出生率がコントロールされてるから、少子化問題なんかもないみたい。
でも今私には彼氏はいないけど、そのうち恋愛してみたい気持ちはあるし、やっぱりイケメンエルフに会えるなら会ってみたい!
よし!気持ちは固まった。
少~しだけこの世界でもいいかななんて思ったけど、やっぱり次に行こう。
そうと決まれば今日は早く寝よう!
よし帰ろう!
私は気持ちが固まったこともあり、ルンルン気分で帰宅した。
「コンビニにしては遅かったわね?
心配したわよ。早くお風呂入りなさいな。」
「わかった!ありがとうお母さん!」
やっぱりどこの世界に来てもお母さんはいいものだ。
次の世界でも会えればいいなぁ。
お風呂に入ってから、妹の部屋に行って色々な話をした。
妹からは急にどうした?って言われたけど、明日には会えなくなるのだ。
ちょっとそれを考えると胸がキュッとした。
話を聞いてたら、この世界に男はいないけど恋愛できないと言うわけではなく、元の世界でいうといわゆるGL(ガールズラブ)が当たり前な感じらしい。
妹にはまだ彼女はいないけど、私にはいるらしい。
え?私に彼女いるの?
「誰?」
「はぁ?自分の彼女忘れたの?
え?何、別れたの?」
「いやぁ別れてはないと思うけど」
しどろもどろになってると
「え?今日も朝一緒に学校行ってたじゃん?」
「あっ!あぁーそ、そうだね!」
香澄ちゃんかぁ、なんか納得したわ。
知ってる子で良かったなぁ。
「別れてない、別れてない、冗談だよ冗談」
「そうだよね!あんなに毎日迎えに来てくれて仲良さそうなのに別れたのかと思ったよ。」
「別れるわけないじゃない、あんないい子とさ。💦」
でも香澄ちゃんが彼女てなんか嬉しいなぁ☺️
ほんといい子なんだよね。
男だったら絶対私の彼女にするのに、とか思ってたら本当にそんな現実世界があるなんてほんとビックリ、でもなんかニヤケちゃうな。
いやいやいやいやエルフの🧝イケメンと会うまでは頑張って世界を渡っていかなければ!
香澄ちゃんはほんといい子だけど、女の子、私はイケメンエルフ様またはそれに準じるようなイケメンとラブラブしてみたいのだ。
とりあえず寝るか。
妹との会話を惜しみつつ明日に備えて眠ることした。
明日になったら世界が変わってるのか。
どんな世界になるか楽しみではあるけど、危険な世界だったら怖いから、やっぱり事前に教えて欲しいよなぁ。
それからなんとか寝床に入り眠ることに成功した。
眠ってると自覚したのは夢で神様と会ったからだ。
「やぁ昼ぶりだね。
夢の中だと話ししやすいよね。
それと明日行く世界のことだけど、少し危険な殺人が当たり前の世界だから、気をつけてね。
当たり前と言っても悪いことをしたら、殺される世界だから悪いことしなきゃ大丈夫なはずだよ。」
「えっ?殺人が罪に問われないってことですか?」
「いやいや、理由なき殺人は捕まってしまうよ。当然死刑だよ。
理由は窃盗、不倫、ルール違反とかとりあえず悪いことしたら殺されても仕方ない世界だよ。
悪いことに軽いも重いもない世界だから、気をつけてね。」
「まぁそんな世界まっぴらゴメンなんで、すぐ眠って次に行きますよ。」
「それもそうはいかないんだよね。
とりあえず学校あるから行かないと殺されるかもよ?
理由なき欠席は悪いことだよね?」
「え?そんなことで?だ、だれに殺されるの?」
「学校の先生だったり、お母さんだったりマチマチではあるけど、悪いこと言わないから学校に行ってきちんと勉強してきなよ。」
「わ、わかりました。」
「とは言ってもなかなかこの会話覚えてるの難しいけどね。
大体は忘れちゃうからね。
実は男のいない世界のことも夢では説明してたんだよ。
ただ起きたら大体忘れてるからね。
殺されても当たり前の世界は、危険そうだけど、すぐ殺されるから意外とみんな悪いことはせず、治安がよくなってるんだ。
意外とあの世界見たらビックリすると思うよ。」
「たしかに夢のこと覚えてるのって少ないわ。
とりあえず1日真面目に過ごしますね。」
「だろ?まぁたまには夢のこと覚えてることもあると思うよ。
というわけで明日はがんばってね。じゃあね👋」
そのまま神様はいなくなったようだ。
よし明日は殺されないようにがんばるぞ!
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