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第二章 神代の剣~朴念仁の魔を断つ剣~
第四話 予想外の襲撃
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軽快な空の旅だった。
操縦桿を操りながら、ついつい鼻歌を奏でてしまいそうになるくらい、今日の空は静かで空気も澄んでいた。
アテネ王国傭兵隊が唯一保有する航空移動手段――飛空挺《ファルコン》
その乗員定数は、操縦者を含めて八名だったが、今回は四名が乗っていた。
アテネ国王から特務を受け、アーク王国の要人を捜索する傭兵隊の精鋭。
ナスカ・レト・アルドナーグとダーン・フォン・アルドナーグの二人、捜索対象との関係や、場合によっては高度な救命活動も視野に入れて、宮廷司祭のホーチィニ・アン・フィーチが同行している。
そして、もう一人……飛空挺の操縦を担当するエル・ビナシスだ。
エルの出身はアテネではない。
彼女は、アテネのあるレアン大陸の北西、北ユーロ海に浮かぶ島国のブリティア王国で生まれ育った。
ブリティア王国は、国土の周囲を海で囲まれていることから、海上交易も盛んである。
そしてもう一つ。
飛空挺技術が進んでおり、商人達が交易に飛空挺を活用し、飛空挺操縦士の資格免許制度や、その免許を取得するための教習所なども国が経営しているのだ。
今回、特務を請け負うこととなった傭兵の選抜にエルが加わっているのは、もちろん優秀な弓兵としての実力を買われた事もあるが、この飛空挺操縦技術がある事が大きい。
余談だが、エルが傭兵隊に入隊する前は、機甲師団に所属する操縦士を雇い、この飛行艇を作戦行動に使用していた。
首都を朝八時に飛び立った彼らは、アテネ王国領土を北上し、アーク王国の旅客船《レイナー号》が着水したアリオス湖方面に向かっている。
本来の任務は、《レイナー号》から行方不明になっている要人、マクベイン大佐の捜索だったが、取り敢えずの情報収集のため、彼女が乗船していた船の乗員から事情聴取する予定だった。
離陸してから一時間程度経過しているが、そろそろ目的地付近で、陽光を反射する湖が前方に視認できる。
「そろそろね。――隊長、着陸地点はどの辺にするの? 今回、水上用のフロート着けてないから湖の上は無理だけど、湖畔の砂浜になら降りられるよ」
操縦席のエルは後部座席中央に座る茶髪の傭兵、ナスカの方を振り向かずに問う、だが、その傭兵隊長からは返事がない。
「? 隊長……」
「あー……完全に寝てるな、コレ……」
ナスカの右隣に座る蒼髪の剣士ダーンが溜め息交じりに告げる。
すると、ナスカを挟んで反対側に座る黒髪を三つ編みに結った宮廷司祭は、ポケットから茶色い小瓶をとり出して、
「気付け薬……」
短く告げて、小瓶の中身の透明な液体を指先にとり、ナスカの鼻の下に素早く塗り込んだ。
隣にいるダーンの鼻腔にも、冷たい刺激を伴う臭気が届き――――
「ア――――――ッ!!」
《駄目男》が奇声と共に覚醒した。
「流石リリスからもらった気付け薬……効果覿面」
ホーチィニが嘆息する横で、ナスカが涙目になり彼女に食いかかる。
「それ、ただのハッカ油だろうがッ」
ナスカの抗議に対し、ホーチィニはポケットから小さなチューブを取り出して、
「鼻の穴に塗り込む軟膏タイプもある」
「そりゃ、ねりワサビだッ」
「大丈夫、どちらも食用……身体に害はないから」
微かに笑むホーチィニに、ナスカはどんよりとした目をして
「折角隣に座っているんだからよぉ、もうちっと優しく彼女らしく……しっとり感が欲しいっつーか……ちゅっちゅとか……モゾモゾ系で……ぶっちゃけエロ可愛く――ッゥボッ」
少しずつボルテージが上がっていった《駄目男》の鳩尾に、宮廷司祭の鞭の柄がめり込んだ。
「セクハラ禁止……次やったら狙いを変えるから……」
ホーチィニは、視線をナスカの座るシートの上、というかまさに彼の股間に焦点を合わせて告げる。
「痛ッ……そ……そういう汚物を見るような目はやめろって……大体なあ……ん?」
更に卑猥な言葉でも掛けようかとセクハラモード全開になりつつあったナスカだったが……。
唐突に、彼が纏う気の性質が変わった。
「エルッ、右に急速回避ッ! なにか下から来るぞ!」
あまりに急な指示だったが、緊迫したナスカの怒声に、飛空挺を操縦するエルは瞬時に反応する。
操縦桿を機体バランスが崩れることも覚悟で思いっきり右へ倒し、その結果、機体が大きく右に傾いた。
乗員には左方向への強烈なGが働き、機体がミシミシと嫌な音を立てた直後、機体の左側を何かが掠め、左側安定翼を吹き飛ばしていく。
さらに加えて大きな衝撃が機体を襲う。
「きゃあッ!」
後部座席のホーチィニが思わず悲鳴を上げるのを耳にしつつ、エルは暴れまくる機体を制御するため、これまた暴れようとする操縦桿を両手で押さえ込む。
その視界に計器類が機体の急激な高度低下を表示していた。
落下し、胃が胸に上がってくる嫌な感覚に顔をしかめつつ、ナスカは操縦席の計器類をエルの後ろから覗き込み、これ以上の飛行は不可能と考え、
「エル、どこでもいい……不時着させるんだ。当然軟着陸だぞ」
「了解……でも、今落ちかけてるんだけどッ。硬い方の着陸になったらごめんなさい」
「機体を起こしつつ無理に落下を止めるな。かえって敵からは狙いにくい状況だ。ダーン、敵の姿見えるか?」
「ダメだ、未発見。恐らく湖南東側の森からだろうけど」
ダーンは機体の窓から地上を探すが、森がつくる濃い緑の絨毯以外視界になく、顕著な敵の痕跡を見つけられずにいた。
「ナスカ、今の何が飛んできたの?」
揺れる身体をシートの肘掛けで支えつつ、ホーチィニが問うと、ナスカは左側のガラス窓を指さし、
「機体の左側を見ろ」
言われたとおりに機体の安定翼があった部分に視線を移すと、安定翼の基部辺りには――――
「岩?」
ホーチィニの視界には、ちぎれてなくなった安定翼の基部に、砕けてめり込んだ岩のかけらがあった。
「ああ。一瞬しか目に入らなかったが……多分大きさにして一メライ(メートル)以上あった。重さにしたら二千カリガラム(キログラム)はあるぜ」
機体の振動に耐えつつ、ナスカが呻くように告げる。
「うそ……さっきは高度九〇〇メライだったのに……どうやってそんな大きな岩を打ち上げてきたの?」
理力エンジンの出力を機体の揚力制御に大きく割り振る制御をしていたエルが戦慄する。
「わかんねーな。大規模な投石機の類いかもしれねぇが、この高さまであんなでかい岩打ち上げてくるものなんか聞いた事ない。第一、そんな大規模なものなら上空から発見しやすいはずなんだが」
訝るナスカに、ダーンはふと疑問を感じる。
「ところで、ナスカ……どうやって攻撃が来るってわかったんだ? 俺は全く気がつかなかった」
ダーンの問いに、ナスカは少し言葉を詰まらせつつ、
「ん? ……あー、なんだ……勘みたいなもんだが」
そんなナスカの右腕にホーチィニが、反対側に座るダーンに気付かれないように、そっと腕を絡めた。
「とにかく、二撃目が来るとまずいから、色々とやってみるわ」
エルは制御パネルのいくつかのスイッチを押し込んでいった。
操縦桿を操りながら、ついつい鼻歌を奏でてしまいそうになるくらい、今日の空は静かで空気も澄んでいた。
アテネ王国傭兵隊が唯一保有する航空移動手段――飛空挺《ファルコン》
その乗員定数は、操縦者を含めて八名だったが、今回は四名が乗っていた。
アテネ国王から特務を受け、アーク王国の要人を捜索する傭兵隊の精鋭。
ナスカ・レト・アルドナーグとダーン・フォン・アルドナーグの二人、捜索対象との関係や、場合によっては高度な救命活動も視野に入れて、宮廷司祭のホーチィニ・アン・フィーチが同行している。
そして、もう一人……飛空挺の操縦を担当するエル・ビナシスだ。
エルの出身はアテネではない。
彼女は、アテネのあるレアン大陸の北西、北ユーロ海に浮かぶ島国のブリティア王国で生まれ育った。
ブリティア王国は、国土の周囲を海で囲まれていることから、海上交易も盛んである。
そしてもう一つ。
飛空挺技術が進んでおり、商人達が交易に飛空挺を活用し、飛空挺操縦士の資格免許制度や、その免許を取得するための教習所なども国が経営しているのだ。
今回、特務を請け負うこととなった傭兵の選抜にエルが加わっているのは、もちろん優秀な弓兵としての実力を買われた事もあるが、この飛空挺操縦技術がある事が大きい。
余談だが、エルが傭兵隊に入隊する前は、機甲師団に所属する操縦士を雇い、この飛行艇を作戦行動に使用していた。
首都を朝八時に飛び立った彼らは、アテネ王国領土を北上し、アーク王国の旅客船《レイナー号》が着水したアリオス湖方面に向かっている。
本来の任務は、《レイナー号》から行方不明になっている要人、マクベイン大佐の捜索だったが、取り敢えずの情報収集のため、彼女が乗船していた船の乗員から事情聴取する予定だった。
離陸してから一時間程度経過しているが、そろそろ目的地付近で、陽光を反射する湖が前方に視認できる。
「そろそろね。――隊長、着陸地点はどの辺にするの? 今回、水上用のフロート着けてないから湖の上は無理だけど、湖畔の砂浜になら降りられるよ」
操縦席のエルは後部座席中央に座る茶髪の傭兵、ナスカの方を振り向かずに問う、だが、その傭兵隊長からは返事がない。
「? 隊長……」
「あー……完全に寝てるな、コレ……」
ナスカの右隣に座る蒼髪の剣士ダーンが溜め息交じりに告げる。
すると、ナスカを挟んで反対側に座る黒髪を三つ編みに結った宮廷司祭は、ポケットから茶色い小瓶をとり出して、
「気付け薬……」
短く告げて、小瓶の中身の透明な液体を指先にとり、ナスカの鼻の下に素早く塗り込んだ。
隣にいるダーンの鼻腔にも、冷たい刺激を伴う臭気が届き――――
「ア――――――ッ!!」
《駄目男》が奇声と共に覚醒した。
「流石リリスからもらった気付け薬……効果覿面」
ホーチィニが嘆息する横で、ナスカが涙目になり彼女に食いかかる。
「それ、ただのハッカ油だろうがッ」
ナスカの抗議に対し、ホーチィニはポケットから小さなチューブを取り出して、
「鼻の穴に塗り込む軟膏タイプもある」
「そりゃ、ねりワサビだッ」
「大丈夫、どちらも食用……身体に害はないから」
微かに笑むホーチィニに、ナスカはどんよりとした目をして
「折角隣に座っているんだからよぉ、もうちっと優しく彼女らしく……しっとり感が欲しいっつーか……ちゅっちゅとか……モゾモゾ系で……ぶっちゃけエロ可愛く――ッゥボッ」
少しずつボルテージが上がっていった《駄目男》の鳩尾に、宮廷司祭の鞭の柄がめり込んだ。
「セクハラ禁止……次やったら狙いを変えるから……」
ホーチィニは、視線をナスカの座るシートの上、というかまさに彼の股間に焦点を合わせて告げる。
「痛ッ……そ……そういう汚物を見るような目はやめろって……大体なあ……ん?」
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乗員には左方向への強烈なGが働き、機体がミシミシと嫌な音を立てた直後、機体の左側を何かが掠め、左側安定翼を吹き飛ばしていく。
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「きゃあッ!」
後部座席のホーチィニが思わず悲鳴を上げるのを耳にしつつ、エルは暴れまくる機体を制御するため、これまた暴れようとする操縦桿を両手で押さえ込む。
その視界に計器類が機体の急激な高度低下を表示していた。
落下し、胃が胸に上がってくる嫌な感覚に顔をしかめつつ、ナスカは操縦席の計器類をエルの後ろから覗き込み、これ以上の飛行は不可能と考え、
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「機体の左側を見ろ」
言われたとおりに機体の安定翼があった部分に視線を移すと、安定翼の基部辺りには――――
「岩?」
ホーチィニの視界には、ちぎれてなくなった安定翼の基部に、砕けてめり込んだ岩のかけらがあった。
「ああ。一瞬しか目に入らなかったが……多分大きさにして一メライ(メートル)以上あった。重さにしたら二千カリガラム(キログラム)はあるぜ」
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「うそ……さっきは高度九〇〇メライだったのに……どうやってそんな大きな岩を打ち上げてきたの?」
理力エンジンの出力を機体の揚力制御に大きく割り振る制御をしていたエルが戦慄する。
「わかんねーな。大規模な投石機の類いかもしれねぇが、この高さまであんなでかい岩打ち上げてくるものなんか聞いた事ない。第一、そんな大規模なものなら上空から発見しやすいはずなんだが」
訝るナスカに、ダーンはふと疑問を感じる。
「ところで、ナスカ……どうやって攻撃が来るってわかったんだ? 俺は全く気がつかなかった」
ダーンの問いに、ナスカは少し言葉を詰まらせつつ、
「ん? ……あー、なんだ……勘みたいなもんだが」
そんなナスカの右腕にホーチィニが、反対側に座るダーンに気付かれないように、そっと腕を絡めた。
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*2020年まで某サイトで投稿していたものですがサイト閉鎖に伴い、加筆修正して完結を目標に再投稿したいと思います。
*他小説家になろう、アルファポリスでも投稿しています。
*毎週、火曜日に更新を予定しています。
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