超常の神剣 タキオン・ソード! ~闘神王列伝Ⅰ~

駿河防人

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第四章  ざわめく水面~朴念仁と二人の少女~

第三十八話  この瞬間を共に生きる

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 放心状態のルナフィスは、その場で座り込んでしまった。

「私が……人間? じゃあ……私、だまされていたの? 兄様に……ディンや島のみんなにも? 私に幼い頃の記憶が無いのも、兄様達がわざと?」

 掠れた声で疑問を漏らす。
 微かにルナフィスの肩が震えているし、いつも鋭い光を灯していた緋色の瞳はかげを差し、あらぬ虚空を焦点の定まらない感じで見つめている。

 そんなルナフィスの言葉の中に、ダーンは気になる単語を聞き取って――――

「記憶が……なるほどな。君は記憶が無かったから、自分が魔竜人と信じられたのか。でも……」

 ルナフィスが人間だとして、何故彼女は自分が魔竜人と信じられたのかずっと疑問だったが……。

 彼女に記憶が無いのなら、例えば自分に竜の身体があった頃の記憶が無くても、記憶喪失なのだから当然ということになる。
 もちろん人間としての生活をした記憶も無いので、その時周囲に仲間として魔竜人と一緒ならば、自分が魔竜人と信じることだろう。

 では、彼女に魔力を与えていたサジヴァルド・デルマイーユが意図的に彼女から記憶を奪ったうえ、悪意を持って自分達の元にその身柄を置いていたのだろうか?

 いや、それに関しては随分と違和感がある。


「騙していたというのは、まあ……その通りではあるかもしれないが――――」

 見かねたように、ケーニッヒが言う。

「誰かを騙すというのは、何も悪意から生まれる行為だけじゃ無いさ」

 ケーニッヒの言葉にダーンも肯定するように頷く。

「俺もそう思うな……。君のお兄さんに会ったことはないけど、人狼戦士ディンに君の護衛を任せたのはそのお兄さんなんだろ? ディンは君を守る為に命をかけたし、その想いがあったからこそヤツは強かった。だったら、そのディンを君の護衛につけたお兄さんは、きっと君を大事にしていたはずだ」

 かつて死闘を交わした人狼を語り、ダーンは思い起こす。

 人狼は忠節を重んじる戦士だった。

 また、いまきわにまで、ルナフィスのことを案じて敵であるダーンにまでその想いをしていた。

 そのディンをルナフィスの護衛に任じたサジヴァルド。

 彼の人となりを直接は知らないが、あれほど実直で有能な戦士を護衛にしたということは、彼がルナフィスを大事にしていた証拠なのではないか。


「ダーン……」

 ルナフィスがダーンの言葉に反応して視線を彼に向ける。

 その視線に、彼女のすがるような気持ちが滲み出ているようにステフは感じた。

 今の彼女がどのような生活をしているのかは知らない。

 だが、彼女は自分を魔竜人と信じ魔竜人達のコミュニティーで幼い頃から生活してきたようだ。

 以前、ステフがアリオスのガーランド親子が経営する宿で、彼女と共に厨房を借りて調理をした際に、彼女はコミュニティーで魔竜人達への料理を担当していたと言っていた。

 その時の口振りからも、彼女が今まで魔竜人として仲間と生きてきた時間を大切にしていると感じられた。

 それが今、自分たちが語る『真実』によって『偽物』だったと突きつけられている。

 思えば、自分たちは随分残酷なことをしているのではないか?

 ダーンからルナフィスの事を聞かされたとき、軽く驚きはしたものの、何だか随分と納得できてしまった。

 何となくルナフィスから、同年代の少女としての親近感のようなものを感じていたのだ。

 それこそ、先刻の水上競技の時に、彼女が魔竜人であることに違和感を覚えたように、幾度と無く彼女を『同年代の人間の少女』として捉えていたかもしれない。

 宿の厨房で共に調理をした時。
 その料理を一緒に食べた食堂での会話。
 宿の屋根でダーンと会話しているのに気がついた際の彼女への嫉妬。

 思い起こせば、心当たりのあることは否定できない。

 そのせいだろうか――――

 彼女を今後も人間として接したいと思ってしまった。
 
 あの厨房での共同料理にしても、彼女の技術に舌を巻いたものだし、先程の変な水上競技だって、彼女と競って負けたことは、実はちょっと悔しい。

 その見た目や仕草だって、同年代の女の子として魅力的なものとわかるし、だったらやっぱり放っておけない。

 だから、今回はダーンに追加の依頼をした。

 ルナフィスを人間として救って欲しい、と。

 しかしそれは一方的な見方ではなかったか?

 つい最近、サジヴァルドに襲撃を受けたせいで、どうしても彼女が不当にとらわれていると考えがちだったが、よくよく考えれば、彼女は魔竜人として幸せだったのではないだろうか。

 それを、今回自分たちが否定してしまったのではないか。

 胸の奥がチクリと痛む感覚。

 でも――――

 ステフが自分なりの結論を出しかけたところで、ケーニッヒがルナフィスにさらに言葉を重ね始める。
 
「ボクからも追加で意見しよう。サジヴァルド・デルマイーユ候がルナフィス君に血の洗礼をしていたんだったね。それも、何度も」

「ええ、そうだけど」

 ケーニッヒの問いかけにルナフィスは自分の首筋を無意識に手で触れて答える。
 その首筋には特に傷跡などは残っていないが、確かにルナフィスはサジヴァルドから何度も血を吸われているし、その際に彼から魔力を受け入れてもいた。

 そうすることで、サジヴァルドの吸血衝動を抑えられたし、自分もその後魔力を自然界から精製し取り込む効率が一時的に上昇する傾向にあったのだ。

「だとすると、君が今も人間なのは不自然だね。彼は強力な真祖の吸血鬼だった。本来なら一度でも吸血の洗礼を行えば、人間の娘なんて簡単にそのけんぞくになっちゃうんだ」

 ケーニッヒは一度言葉を切って、岩床に落ちていたルナフィスのレイピアを拾い上げる。

「だけど、君は人間のまま。あきらかに、彼が君を自分の眷族にちることを拒んだんだ。そして、自分の妹として大切に育てた。そういうことでしょ。もっともその理由はわからないが」

 ケーニッヒの説明にルナフィスは軽く頷くも、やはり動揺は静まらなかった。

 そんな彼女の銀髪を眺めながら、ダーンは魔竜人の吸血鬼、サジヴァルドについて考える。  

 ダーンは、サジヴァルドには会ったことは無いしその人柄はわからない。

 唯一、彼について聞いたのは、ステフが旅客船レイナー号で航行中に襲われた際の、敵としての姿だ。

 ステフの言う内容は、はっきり言ってこの場でルナフィスには語って聞かせられないものだったが――――

 ケーニッヒの説明からしても、彼がルナフィスに吸血の洗礼を行いながら、彼女を人間のままに保ったことについては、ステフの言う人物像からは想像し難い。

 ただ、異界の魔神が魔竜達に施した《魔》というものが、一体どういったものなのかを考えれば、何となく予想が付く。

 異界の魔神がもたらす《魔》とは、それに影響される者を蝕む性質があるのだ。

 不幸な方向に条件が揃えば、その人格すら変質させてしまうほどに、《魔》はその精神に対して猛烈な毒性を秘めている。

 結局のところ――――

 人狼ディンの時と同じなのだ。

 またも《魔》が、人々のあんねいを崩し、理不尽な不幸へとたたき落とそうとする。

 それを、今回はギリギリのところで一人救えたかもしれない。

「そんな……急に説明されてもわからないことばかりだわ。それに、この後私、どうすれば……」

 弱気に肩を落として言いよどむルナフィス。
 その彼女の正面にステフが歩いていく。

 途中、ケーニッヒからルナフィスのレイピアを受け取って。

「これからのことは、これからゆっくりと考えればいいわ。過去のこと……記憶にしたって、魔力の影響で失ったものなら、その魔力が尽きたことで徐々に取り戻す可能性もあるだろうし」

 ルナフィスにレイピアを差し出しながら、ステフは言葉を続ける。

「とりあえず、あたしはここ最近のルナフィスしか知らないんだけど……はっきり言って、あたし貴女あなたのこと興味あるのよ。美人だし、料理も上手かったし、レイピアの腕も初めて会った時から思っていたんだけど、すっごく綺麗で格好いいし。それと……まあ、どこぞの朴念仁にも……その、気に入られているみたいだしぃ? べ、別にそのことはどうでもいいんだけど……」

 言葉の最後の方をゴニョゴニョとはぐらかしつつ、少し赤い顔をしたステフを、座り込んだままのルナフィスが見上げる。

 丁度、ルナフィスからステフを見上げると、蒼い髪の向こうに正中にまで登りかけた太陽の光が差し込んで見えた。

 一瞬ではあるが、ルナフィスはその姿にれてしまう。

 元々、輝くような笑顔をするイメージがあったが、この瞬間、ルナフィスには太陽とステフのイメージが重なって見えた。

 そのように感じた理由を具体的には説明できないが――――


――私を……今の私をこのは見ている。今の私……か。


 差し出されたレイピアをそっと受け取るルナフィス。

 そのまま片膝を立ててレイピアをさやへ納めると、ステフの隣に歩いてきたダーンに視線を向ける。

「私が人間というのはともかく……なんでまた、あんな危ない状況になってでも私を斬らなかったの? やっぱり、アンタあまいんじゃない?」

 ルナフィスにからかわれるように甘い声で言われ、ダーンは苦笑いする。

「あんまり自覚無かったんだが……どうやら養父ちち義兄あにの影響が大きいらしい。アルドナーグ家の剣士たるもの、いい女は斬ってはならない……と何度か教え込まれた」

 努めて涼やかに言ってみせたダーンだったが、その言葉にルナフィスは若干顔を赤くしたものの、隣に立つステフからは、何ともし難いおんな気配が漂う。

 そのあまりに不穏な気配に、さすがの朴念仁も気がついた。

 調子に乗って余分なことを言ってしまったという激しい後悔が、ダーンの胸中に湧き上がる。

「ふーん……いい女ね~、ダーン? 貴方、そおーゆー歯の浮くセリフも言えるようになったんダぁ。へぇー、そうなんだー」

 恐る恐るステフをうかがうダーンの視界に、ステフの笑顔が映る。

 その琥珀の瞳は全く笑っていない。

「あ……いや、だから、な……それは、その……」

 言いよどむダーンの左すねをステフが蹴り飛ばす。

 痛みに短い悲鳴をあげ、うずくまるダーンと、肩を怒らせたままそっぽを向いて腕を抱くステフ。

 その二人を間近で見上げながらヤレヤレと溜め息を吐くと、ルナフィスはふと思い出した。

「そういえば……アンタ達、認識校正キヤブリエーシヨンしたでしょ。なんだかんだ言っても、やっぱそういう仲なのね…………うわぁ、いやらしい」

 ステフに対して、たっぷりと意地悪な視線を込めて言ってやると、やはり思い通りの反応が返ってきた。

「なッ……ち、違ッ……違うわよこんなヤツ、仕事上仕方なく最低限の認識校正キヤブリエーシヨンをしただけで、そーゆー風に勘ぐられるのは、すっごく遺憾なんだけど!」

「そーゆー風……ね。じゃあ、恋人とかじゃないのね?」

「こっ……恋びゅとって……バカなきょと……」

 思いっきり噛みまくってまともに言い返せないステフを尻目に、ルナフィスは軽く笑みをこぼし、ダーンの方に視線を移す。

 ダーンも若干赤い顔をしながら、ステフの狼狽ぶりを半ば呆れてため息を漏らしていたが、ルナフィスの視線に気がつき、彼女の方に向き直った。

 そして、未だ床に膝をついたままのルナフィスに、少しかがむ格好で右手を差し出してきた。

 ルナフィスは遠慮なくその手を右手で掴むと、立ち上がりながら――――

「それじゃあ、別にいいわよね……」

 右手を引かれて彼女を引き起こすようにしていたダーン――――彼の左頬にしっとりと柔らかな温もりが不意打ちする。

「あ────ッ!!」
『ちょっと、何をしてるのですッ』

 蒼い髪の少女の絶叫と、人智を超えた神器の意思からの猛然とした非難の念。

 頬にキスしてきた銀髪の少女が、唇を自分の頬から離す際に僅かにあふれた熱い吐息が耳元にまで及ぶ。

 とろけそうな甘い感覚を覚えながら、ダーンは、この後待ち受ける災難を思い、とても複雑な気分で飽和状態となりながら天を仰ぐほかなかった。



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