超常の神剣 タキオン・ソード! ~闘神王列伝Ⅰ~

駿河防人

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第四章  ざわめく水面~朴念仁と二人の少女~

第二十五話  水上の闘い1~競技場の秘技~

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 水上の奇妙な戦場、その第一ステージのスタート地点。

 その場には、水を固体化した半透明の板に、微かにオレンジ色に光る文字で、ステージのルールが記載されていた。


○男女ペア対抗~馬跳び競争~
 
○男性が馬となって女性がこれを飛び越え、次に女性が開脚し、その股下を男性がくぐり抜けるを交互に繰り返す。
 
○直線コース上に1メライ(メートル)毎に赤と青の横ラインが引かれており、赤のラインの手前で男性が馬になり、青ラインの手前で女性が開脚すること。

○男性は青のラインを女性の股下をくぐる前に通過してはならず、女性は赤のラインを、男性を馬跳びする前に通過してはならない。この条件を破った場合はファールとする。

○ファールの場合は手前の同色ライン上まで戻らねばならない。
 
○男性は馬になる際、脚を肩幅程度に開き腰を曲げる様にするが、膝を曲げてはならない。

○女性の開脚姿勢にあっては、コースのスタート側に身体の正面を向け、つま先立ちや飛び上がる等の行為を禁止する。

○スタートからゴールまでは50メライ、ゴールラインを男女とも通過した時点でゴールとする。

○先着したペアに10ポイント、その他ボーナスポイントは両ペアのゴール時に公表する。



「何? コレ……」

 第一ステージのルールを確認し、銀髪の少女ルナフィスは呆れかえった声を漏らした。

「あはははッ……ホントに馬鹿にしているねー。まあ、運動会として考えればまともな競技なのかな」

「どこがよッ」

 ケーニッヒのどこか他人事のような軽薄さに、ステフが反発する。

「馬跳びにしても股くぐりにしても、女性が男性の上で大きく開脚することに変わりはないようですね……。しかもその距離間隔が1メライとは、なかなかあなどれません」

 ステフ達についてきたスレームが、興味深げにルールの書かれた板を眺めて呟いた。

「なにが『侮れません』よ……目がらんらんと輝いてるじゃないの」

 ステフは大げさに肩を落として溜め息交じりに言えば、その隣に追いついてきたカレリアも、随分と楽しそうな笑顔のまま、

「そうやら、私とスレーム様は審判役のようですね。中央の光る水晶玉のような物に、審判として私達の名前が……」

 カレリアの言葉にその場の全員が水上アスレチックの上空に浮かんだ巨大な水晶体に視線を向ける。

 先程対戦カードを表示していた水晶体に、確かに審判として二人の名前が表示されていた。

 全員が確認した頃合いで、その表示は消えて両ペアの得点表示に変わる。

「まあ、やるしかないようだな……」

 あきらめた声でダーンがステフに声をかけると、次の瞬間、その場の空気をよくようのない女性の声が大きく震わせる。

『両ペアはスタート位置についてください』

 その声は機械的なアナウンスの声だった。

 そのアナウンスに渋々従うように、水着姿の男女が、それぞれのコースのスタートラインに並び立つ。


 ゴールまでは平坦な直線……。


 だが、そのコースはプールの水上に浮かぶ板状のフロートでできていた。

 状況的には、プールの第一コースと弟二コースをフロートでふたをしたようなレイアウトだ。

 スタート地点は丁度プールの縁になるが、その場から確認するに板状のフロートはしっかりとしていて、乗っても揺れるような心配はなさそうだが……。

 ゴール側を向いて、左側のコースにダーンとステフ、右側のコースにケーニッヒとルナフィスだ。

 スタートして最初の横ラインはお互い赤色――――つまり、その手前で男性が馬になり、女性が馬になった男性の背に両手をついて開脚跳びをしなければならない。


『位置について……用意……』

 無機質なアナウンスに合わせ、四人の男女がスタートの構えをとる。

 一見、馬鹿げた競技だが――――

 競技開始のホイッスルと共に、その場の四人の男女は真剣な眼差しでコースにおどり出ていた。




     ☆




 スタートして僅か一歩の位置で、ダーンは素早く横を向いて腰をかがめる。


――高いッ……!


 ステフは目の前にできたダーンの馬を見て絶句する。

 ルール上、男性は膝を曲げたりすることなく馬にならなければならず、長身のダーンがその姿勢をとると、女性にとってはかなり高い位置に飛び越えるべき背中があるのだ。

 さらに距離も近いため妙な圧迫感があった。

 とは言え、ステフも戦闘訓練などで高い運動能力を持ち合わせてもいる。

 ステフは鍛え上げた筋肉の感触に少しドギマギしつつ、その背に両手をついて思いっきり飛び上がって、足を開く。

 そして、ものの見事に――――

 微妙に飛び越えきれずに、着地前に彼女のおしりがダーンの脇腹にヒットした。

「うげッ……」

 肉と肉が打ち合う音と共に、男性のくぐもった悲鳴が、辺りの空気によどんで消えた。

 だが、その悲鳴は、ステフの馬跳びの飛び越え距離が足りなくて、着地前におしりをぶつけられたダーンのものではなかった。

 柔らかで理想的な曲線美を誇る水着のおしりが脇腹をこする感触。

 無防備な剥き出しの脇腹に走ったのは、痛みではなくなんとも甘い感触であったが――――

 そんなことよりも、たまたま対戦相手側のコースを向いていたダーンの視界には、非常に痛々しい情景が映っていた。

 彼の視界に映ったのは――――

 馬跳びの開脚をなるべく小さくしようとしたルナフィスの左ひざが、馬になって頭を低くしていたケーニッヒの顔面に炸裂した情景であった。



「その……ごめんなさい」
 
 左膝を相方の顔面にめり込ませつつも、しっかりと飛び越えて着地したルナフィスだったが……。

 着地後、気まずそうに後ろを振り返り、うずくまったケーニッヒに謝罪の言葉を投げかける。

 しかし、当の相方は――――

「ずるいぞ! ダーン! なんで君がおしりでボクが膝なんだ? あんまりだ!」

 直接的な加害者のルナフィスではなく、競技中であるのに対戦相手を心配して様子を覗っているダーンに、ケーニッヒは非難をぶつけていた。

「いや……その、なんだ……これ、俺が悪いんじゃないだろ。っていうか、お前ならよけられるだろ、今の……」

「よけられるわけないじゃないか! こっちは君の相方の巨乳がどう揺れるのか、そのことだけに集中していたんだからなッ」


 ここでもう一発、ひざまずいたままの金髪優男の顔面にルナフィスの右膝がめり込んだ。



「真面目にやんなさいよッ」

「スミマセン……」
 
 銀髪の少女の叱責に金髪の優男が肩を落として謝罪する。

『あらあら……あちらは随分と乗り気というか、本気で勝ちにきているようですね』

 ステフの胸元でソルブライトが楽しそうに呟くと、その念話を唯一聞くことのできる少女も念話で返す。

『とっかかりは仕方なくって感じだけど、案外こういう勝負事とか好むタイプかもね……。そう言えば、ダーンとの勝負にもこだわっているみたいだし……』

 敵であるはずのルナフィスだが、彼女は料理もマクベイン流をかじっているようだし、年の頃も自分たちに近い。

 さらに、同性から見ても美しさや華やかさも持ち合わせていて魅力的な少女だ。

 今現在審判役としてコースの横からニヤニヤと見ている色気ババアの趣味、美少女コンテストツアーに出場すれば、すぐに上位に食い込むのではないか……。

 そんな今後起こりそうにない事を思い浮かべ、ステフは少し寂しく笑った。

――あの娘は敵……。明確にあたしを狙ってきているし、あたしはあの娘のお兄さんを討ち取っている。

 ここで蒼い髪の少女は、かぶりを振って雑念を払うようにし、ダーンに向き合った。

「ダーン、サッサとゴールするわよ」

 その言葉に、ダーンも頷きその場で膝立ちになった。

 その姿を見て、ステフは息を呑む。

――そうか……今度はダーンがあたしの股下をくぐる番だ。

 足を開き、ステフは顔が火照るのを自覚しつつ、鋭い視線を蒼髪の少年に向ける。

「下向いてくぐんなさいよ! ……上向いたりとか、絶対に許さないからね」




     ☆




 その後――――

 水辺に、甲高い少女の悲鳴やくぐもった男の悲鳴が何度か響き渡り――――

 第一ステージが終わってみれば、ゴールのタイミングはさほど差がなかったが、ポイントでは明らかな差が生じていた。



 ☆☆☆第一ステージの競技結果☆☆☆

 先着――――ケーニッヒ・ルナフィスペア 10ポイント

 ボーナスポイント

  ケーニッヒ・ルナフィスペア
    競技場の体技:《膝蹴り》(2ポイント×3回 合計6ポイント加算)

  ダーン・ステフペア
    競技場の秘技:《荒ぶる巨乳》(25ポイント加算)
 
 罰ゲーム対象なし。

 ☆現時点戦績☆

  ダーン・ステフペア 合計 25ポイント
  ケーニッヒ・ルナフィスペア 合計 16ポイント



 この結果を見た銀髪の少女は――――

「納得いかない!」

 競技結果を表示した水のディスプレーを見て、だんを踏みそうなごとくルナフィスが抗議の声を上げる。

 競技の結果は、ルナフィスたちの方が先にゴールしたのだから、彼女の不満はもっともである。

「これは……ヒドいわね……」

 ポイントで有利になったステフも、困惑しながら言う。

「まあ、あくまでもエンターテイメントということでしょう。ぶっちゃけ、《荒ぶる巨乳》という項目は私が入れました。ポイントの値は、ここのシステムが自動で割り出しているようですが、競技中の付加ポイントになる項目などについては、審判に指定された者に委ねられているようです」
 
 薄笑いを浮かべたスレームがゴール地点にまで立ち入ってきて言う。

「そんなこと、何時いつ知ったのよ?」

 半目でスレームの方を見ながら詰問するステフだったが、その彼女の視線をやんわりと受け流すように、

「実は……」

 スレームは手にしていた物をかかげてみせる。
 
 それは、水を固めたような半透明の物質でできた、薄い長方形の板状の物体で、大きさは片手で持てる程度の物だった。

 その表面は、なにやら画像が光って見える。

「気がついたらコレを握っていましてね……。この半透明の画面に説明文が表示されて知ったのです。さらに、コレは審判の判定を入力する端末としての機能がありました」

 スレームの説明を受けて、もう一人の審判役も同じような装置を掲げて見せつつ、

「審判といきなり指定されてしまいましたけど……なかなか楽しいですわ。あ、私は《膝蹴り》の方を提案しましたけど、こちらは予想通りポイントが小さいですね。回数による積み重ねはあるみたいですけど。ルナフィス様はもっと大胆に全ての馬跳びで《膝蹴り》を入れていれば、この勝負圧勝でしたのに……残念ですわ」

 残念と言いつつ、少々意地悪な笑みを浮かべてルナフィスの相方、ケーニッヒの方に視線を送るカレリア。

 そのカレリアの意図をんでか、ケーニッヒは苦い笑みを浮かべる。

「あ……あのだねぇ……少しはボクの身体のことも気遣って欲しいんだけども」

 そのケーニッヒの弱々しい抗議に対し、カレリアがさらに何かを言おうとしたが、ケーニッヒの相方たるルナフィスが言葉を差し込む。

「そんなことはどうでもいいわ……。まあ、もっと蹴っておくべきだったかもしれないけど」

「ちょ……ルナフィス君、ソレはあんまりダヨ」

 相方にまで言われて流石に肩を落とす金髪優男。そんな彼を視界の端に映しつつも無視し、ルナフィスは自分の抗議を続ける。

「とにかく、これじゃあ本気で競う意味ないでしょ……。先にゴールしたのにワケのわからない内容で逆転とか競技のルールがおかしいわ……」

 ルナフィスの言葉に、少しねていたケーニッヒがいきなり鼻から抜ける短い笑いを漏らし、人差し指を立て、したり顔になって……。

「いや。ルナフィス君はわかっていないね……。いいかい、こういう競技は、やはり胸の大きさの差が決定的な戦力差と……」




     ☆




 次の瞬間、金髪優男が銀髪少女の繰り出した跳び膝蹴りを顔面にくらって悶絶した。
       



     ☆




 顔面を押さえてうずくまる金髪優男に蔑みの視線を送りつつ、銀髪の前髪を掻き上げるルナフィス。

「今のは……痛そうだな」

 多少及び腰になりながら、ダーンが呟く。

「ま、自業自得ね。今のは完全にコイツが悪いわ。うん?」

 突如気の抜けた声を上げるステフ、その視界に得点などを表示していた中央の水晶体が入り、そこに表示されていた内容が少し変化していた。



 ☆☆☆場外特別ボーナス☆☆☆
   ケーニッヒ・ルナフィスペア
     《正義執行・変態撲滅》(10ポイント加算)

 ☆現時点戦績☆
 
  ダーン・ステフペア 合計 25ポイント
  ケーニッヒ・ルナフィスペア 合計 26ポイント



 新たに表示された得点について、ダーンは黒髪の少女の方をちらりと覗って――――

「今の……間違いなく彼女だな」

「カレリア……あんたね……」

 ステフは、少しだけケーニッヒのことが気の毒になりつつも、妹の方を見やれば、黒髪の少女は屈託のない涼やかで柔和な微笑をたたえているのだった。
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