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本編
六十八話 半端な筋を通したいのです
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「ふう、疲れた」
エウァルドさんが廊下に出てから即行動、有り余る体力(潤沢とは言ってない)を総動員して僕がなにをしているかと言うと、つまりは、あれだ、大胆な意思表明をしようと思ったのです。
まずベッドからずりずり移動して、三歩弱歩いた先の、隅に置かれた椅子に安置されたバカでかいくまさんのぬいぐるみに向けて手を伸ばしてぎゅっと抱きしめる、うむ! ふわもこで良い感じだねえ。
抱き心地を楽しんだ後はぐぐっと足に力を入れて、ベッドに向けて思いっきりぬいぐるみごとドーン。
そうした所で我に返るのです。
「なんでこんなことしてるんだろ」
それはもちろん、意思表明のために……ぬいぐるみでなにを伝えられるというのだね? 暴力? ぬいぐるみ投げる? ダンさんからもらったくまさんを? はあ?
おっと、いけないいけない、まともな思考をしてしまうのはいけない、客観的に見てしまえば普通におかしいことをしてると分かっちゃうから恥ずかしくなっちゃうあーやだやだ。
もちろん、思わず口から出した言葉に答えてくれるエウァルドさんはいない、というか見られたくない、ならするなという話だけども、だって楽しそうじゃん、やってみたくなっちまったんだもの、仕方ない仕方ない。
「……ふう」
いつもいつもくだらないことを考える、現実には役に立たない妄想の類のなにかを飽きることなく、飽きてもずっと、だから熟知している、考えるのは疲れるのだ。
今日は更にくだらない考えを行動にまで移してしまった、大きなぬいぐるみに抱きついたままベッドに寝っ転がってふとまた思う。
明日、筋肉痛になるんじゃね? と、これはぎりぎりくだらなくない思考。
歩くリハビリはそこそこしてきたけど上半身周りはノータッチ、あちゃーやっちゃった。
明日痛いぞ~、痛いのやだぞ~現実逃避したくなってきたぞ~既にしてるぞー。
まともな事はもちろん考えられる、多分考えられる、きっと考えられる。
でもまともに考えようとすると、余分なことが、光の事しか考えたくなくなる。
それは、この身を捧げたくなってしまうのです。
いやまあ、それ自体は別に問題ないんだけど、少なくともエウァルドさんとダンさんメルディアさん達に折角救って貰ったのに恩も返さずに命ぽいぽいするのは違うだろうし。
駄目だね、この思考は止めよう……なにを、考えようかね。
うーんもうないね、仕方ない。
「……寝るかあ」
「寝かさないが? 」
「おっと」
ムスッとしてる人が帰ってきてしまった、これはこれでいけない。
「何故ぬいぐるみに抱きついているんだ? 簡単には取れない筈だが」
「なんとなくー」
「なんとなく?」
「頑張って取ろうかなって」
「頑張って取ろうかな?? 意味が分からん」
同じ言葉を返しながらノシノシと近づいてくるエウァルドさんの足音を聞きながら、モゾモゾと動こうとして、ちょっと疲れたから諦めた。
「いやー、これにはしょうもない事情がありましてー」
「せめて重要な風を装ってくれ、サンドイッチや串焼きを持ってきた、食え」
「やったー……ちょっとくまさん取るのに疲れちゃったので休ませてください」
「うそだろ……いやなんでもない」
「いま呆れましたね? 」
「呆れてない、驚いただけだ」
「あんまり変わってない気がする、んんと」
「ん? 」
ベッドが沈む感覚と、エウァルドさんの声が近くで聞こえる。
ああそうだ、なんだっけ。
むむむ、真面目なことを考えればいけないことを考えて、くだらない事を考えれば目の前のことが疎かになる、思い出せ、思い出せ。
ああそうだ、思い出した。
「さっきの質問の答えなんですけどね、このまま聞いて貰えたりします? 」
ぬいぐるみの背中に顔をうずめた状態で、抱きついたまま。
「あぁいいとも、聞こう」
「ありがとうございますー、ええと、気安く話して欲しいとか、砕けた感じに接して欲しいとか、ですが、とりあえずはあれです、お断りします」
「自然にして欲しいだったが、その理由を聞こう」
「んーとですね、エウァルドさんと同じ言葉を言っちゃいますが、理由が必要なんですよ僕には、気安く、親しくする理由が」
ぎゅっと強く、気まずい気持ちをぬいぐるみを抱きしめる。
「理由が、必要なのか? 」
「必要なんです、だって……なんでしょう? 安心できない? から 違う違います、自分が、僕が納得できなくてですね……どうすれば納得するかは分かんないですけども、あぁ、納得できない理由は分かってます」
色々考えるからなのか、何事にも理由付けしたり、しなかったりする癖がある、のかもしれない。
だから友達を作るのにも理由を作る、のかも?
「その理由は一体なんだ? 」
「簡単です、シンプルです……対等以上じゃないからです」
「……俺とニッキーが対等じゃないと? お前と、俺がだぞ? 」
「対等じゃあないですよぜんぜん、僕はお世話されてるんです、皆さんにお世話されて生きているんです……恩があります、恩人です、エウァルドさんも、ダンさんも、メルディアさんも、その他の方々も、大切な大事な、こんな僕を救ってくれた、凄い人たちです、対等なんかじゃないです」
お世話してくれるのは、”前”の僕が頑張ったから、その恩返しで”今”の僕は助かっている。
そんな今の状態で対等にしてくれなんて、無理だね、うん、筋が通ってない。
「そうか……そうだな、すま「なので」」
中途半端な理論派の優柔不断なこれまた半端な筋を通したがるくだらない人間だけど、だからこそそこだけは頑固に行こう、そうしましょう。
「とりあえず元気になってからです、そこでまたこの質問をお願いします」
ひとまずは元気になって恩返しをしてからエウァルドさんとのあれやこれやは始まるんだと思う、たぶんね。
「……疲れました、寝ます」
「寝るな、起きろ」
チィ。
エウァルドさんが廊下に出てから即行動、有り余る体力(潤沢とは言ってない)を総動員して僕がなにをしているかと言うと、つまりは、あれだ、大胆な意思表明をしようと思ったのです。
まずベッドからずりずり移動して、三歩弱歩いた先の、隅に置かれた椅子に安置されたバカでかいくまさんのぬいぐるみに向けて手を伸ばしてぎゅっと抱きしめる、うむ! ふわもこで良い感じだねえ。
抱き心地を楽しんだ後はぐぐっと足に力を入れて、ベッドに向けて思いっきりぬいぐるみごとドーン。
そうした所で我に返るのです。
「なんでこんなことしてるんだろ」
それはもちろん、意思表明のために……ぬいぐるみでなにを伝えられるというのだね? 暴力? ぬいぐるみ投げる? ダンさんからもらったくまさんを? はあ?
おっと、いけないいけない、まともな思考をしてしまうのはいけない、客観的に見てしまえば普通におかしいことをしてると分かっちゃうから恥ずかしくなっちゃうあーやだやだ。
もちろん、思わず口から出した言葉に答えてくれるエウァルドさんはいない、というか見られたくない、ならするなという話だけども、だって楽しそうじゃん、やってみたくなっちまったんだもの、仕方ない仕方ない。
「……ふう」
いつもいつもくだらないことを考える、現実には役に立たない妄想の類のなにかを飽きることなく、飽きてもずっと、だから熟知している、考えるのは疲れるのだ。
今日は更にくだらない考えを行動にまで移してしまった、大きなぬいぐるみに抱きついたままベッドに寝っ転がってふとまた思う。
明日、筋肉痛になるんじゃね? と、これはぎりぎりくだらなくない思考。
歩くリハビリはそこそこしてきたけど上半身周りはノータッチ、あちゃーやっちゃった。
明日痛いぞ~、痛いのやだぞ~現実逃避したくなってきたぞ~既にしてるぞー。
まともな事はもちろん考えられる、多分考えられる、きっと考えられる。
でもまともに考えようとすると、余分なことが、光の事しか考えたくなくなる。
それは、この身を捧げたくなってしまうのです。
いやまあ、それ自体は別に問題ないんだけど、少なくともエウァルドさんとダンさんメルディアさん達に折角救って貰ったのに恩も返さずに命ぽいぽいするのは違うだろうし。
駄目だね、この思考は止めよう……なにを、考えようかね。
うーんもうないね、仕方ない。
「……寝るかあ」
「寝かさないが? 」
「おっと」
ムスッとしてる人が帰ってきてしまった、これはこれでいけない。
「何故ぬいぐるみに抱きついているんだ? 簡単には取れない筈だが」
「なんとなくー」
「なんとなく?」
「頑張って取ろうかなって」
「頑張って取ろうかな?? 意味が分からん」
同じ言葉を返しながらノシノシと近づいてくるエウァルドさんの足音を聞きながら、モゾモゾと動こうとして、ちょっと疲れたから諦めた。
「いやー、これにはしょうもない事情がありましてー」
「せめて重要な風を装ってくれ、サンドイッチや串焼きを持ってきた、食え」
「やったー……ちょっとくまさん取るのに疲れちゃったので休ませてください」
「うそだろ……いやなんでもない」
「いま呆れましたね? 」
「呆れてない、驚いただけだ」
「あんまり変わってない気がする、んんと」
「ん? 」
ベッドが沈む感覚と、エウァルドさんの声が近くで聞こえる。
ああそうだ、なんだっけ。
むむむ、真面目なことを考えればいけないことを考えて、くだらない事を考えれば目の前のことが疎かになる、思い出せ、思い出せ。
ああそうだ、思い出した。
「さっきの質問の答えなんですけどね、このまま聞いて貰えたりします? 」
ぬいぐるみの背中に顔をうずめた状態で、抱きついたまま。
「あぁいいとも、聞こう」
「ありがとうございますー、ええと、気安く話して欲しいとか、砕けた感じに接して欲しいとか、ですが、とりあえずはあれです、お断りします」
「自然にして欲しいだったが、その理由を聞こう」
「んーとですね、エウァルドさんと同じ言葉を言っちゃいますが、理由が必要なんですよ僕には、気安く、親しくする理由が」
ぎゅっと強く、気まずい気持ちをぬいぐるみを抱きしめる。
「理由が、必要なのか? 」
「必要なんです、だって……なんでしょう? 安心できない? から 違う違います、自分が、僕が納得できなくてですね……どうすれば納得するかは分かんないですけども、あぁ、納得できない理由は分かってます」
色々考えるからなのか、何事にも理由付けしたり、しなかったりする癖がある、のかもしれない。
だから友達を作るのにも理由を作る、のかも?
「その理由は一体なんだ? 」
「簡単です、シンプルです……対等以上じゃないからです」
「……俺とニッキーが対等じゃないと? お前と、俺がだぞ? 」
「対等じゃあないですよぜんぜん、僕はお世話されてるんです、皆さんにお世話されて生きているんです……恩があります、恩人です、エウァルドさんも、ダンさんも、メルディアさんも、その他の方々も、大切な大事な、こんな僕を救ってくれた、凄い人たちです、対等なんかじゃないです」
お世話してくれるのは、”前”の僕が頑張ったから、その恩返しで”今”の僕は助かっている。
そんな今の状態で対等にしてくれなんて、無理だね、うん、筋が通ってない。
「そうか……そうだな、すま「なので」」
中途半端な理論派の優柔不断なこれまた半端な筋を通したがるくだらない人間だけど、だからこそそこだけは頑固に行こう、そうしましょう。
「とりあえず元気になってからです、そこでまたこの質問をお願いします」
ひとまずは元気になって恩返しをしてからエウァルドさんとのあれやこれやは始まるんだと思う、たぶんね。
「……疲れました、寝ます」
「寝るな、起きろ」
チィ。
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