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本編
四十話 純粋な気持ちと純粋な疑問
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「この白い髪も、見方によってはお洒落かも、と思いまして」
「突然どうした」
ドレッサーの前に座って、鏡越しにみる自分の顔を見てふと思いつく。
「きれいだなーと思いまして」
「そうか、続けるぞ」
「おねがいします」
手入れはされている、否、して貰っている。
真っ白な白髪はサラサラに、マシにはなったとはいえ骨と皮とほんの少しのお肉がついた体と顔、肌はシミひとつなく、適度に日を浴びて、過度にご飯を食べて、足りない運動を繰り返して、みてくれはともかく、質だけはとても良いと自負している。
「こう、なんでしょう」
「ん? 」
「髪だけは綺麗なので顔は隠して良い感じの髪型にすれば最低限みてくれは良い感じになって」
「ニッキー」
「っ、はいなんでしょう」
ちなみに言うと、今僕のお手入れをしてくれているのはエウァルドさんである。
やさしく髪に櫛を通して、肌にオイルを塗ってマッサージをして、質の良いお肌にしてくれているエウァルドさん、ちょっと怒った顔をしている。
「それは、よくない」
「んー、はいぃ」
「どうしてよくないのか理解していないだろう」
「……ええと」
「何を考えているのかは知らんがもし容姿の事ならば簡単だ」
「う」
「綺麗だ、美しいぞ」
「……この、骸骨擬きが? 」
「そうだ」
そうだ、と言われましても、とても困る。
綺麗だと言われれば嬉しい、前向きに受け止めたいのも山々だけども、鏡に映るのは皮つきの骸骨だ、綺麗と醜い以前の問題だから、だから……困るなぁ。
「……うーん」
「納得していない顔だな」
「不気味だとしか思えないんですがねぇ、骨と皮ですよ? 」
「それもまた味があるんじゃないか? 」
「褒めてます? それ」
「勿論」
朗らかに言ってのけるエウァルドさんにたじろぎながら改めて鏡を見る、うん、骸骨。
さてさて……さて、どう言おうか、何か良い言葉は……。
…………ここまで悩むことでもないね、うん。
「……まあいいか」
「公爵曰くそのうち頬がふっくらとしていくそうだ」
「そのうち? 」
「そのうち、だそうだ」
「へー」
骸骨が骸骨じゃ無くなるのはとてもよいことだと思う。
それはそれとしてエウァルドさんはちょっとだけ笑顔なのは気になる。
「よしニッキー、終わったぞ」
「あ、はーい、それじゃ、わっぷ」
「運ぼう」
テーブルまで歩きますねーと言って立ち上がろうとすれば軽々と持ち上げられて少し先の椅子にストンと降ろされる。
「……リハビリ」
「先程終えただろう、無理な運動は厳禁だ」
「……不服とだけ言っておきます」
「そうか」
ちょっとだけ黒い感情がちらちらーとエウァルドさんに向けて見え隠れするような、具体的にはそうかじゃないよと言いたいような……。
「もうすぐ菓子の時間だな」
「そうですねー」
「なんでもケーキを焼いているらしくてな、大きいのがくるぞ」
この負の感情をどうやり過ごそうかとても心に負担が……ケーキ?
「……ケーキ 」
「焼き釜を新設したらしくてな、公爵はすごいな」
「へぇ……」
ケーキ、ケーキかぁ、ふーん?
「ん? 微妙な顔しているがケーキは嫌いか? 」
「いえ大好きです」
甘いものはあるだけで幸せになれる、世の理だよね、うん、うんうん……ちょっと負の感情は消すか、楽しいティータイムにそんなものは必要ないよね、うん。
そう、そうよ、ケーキ! 甘くて蕩ける素敵なケーキのことを考えよう。
「エウァルドさんは好きですか? ケーキ」
「俺か? 俺は……普通だな」
「あらま、失礼しました? 」
「なぜ謝るのかは分からんが、口にする機会が少なかっただけだ」
「ああなるほど、実は嫌いでしたーみたいな感じかと」
「嫌いなものは特にない、安心しろ」
「はあ……」
安心とはなんじゃらほいと頭のなかで考えると同時にちょっと笑顔のエウァルドさんが椅子を引いて隣に座って僕の手を(断りもなく)掴んで一言。
「よし」
「??? 」
「生きているな」
「……はぁ」
何がよしなんだと言いたいけど特に不快でもないしと飲み込んで、ふと疑問に思う。
「そういえば、エウァルドさん」
「ん? 」
「エウァルドさんてどうしてここに来たんですか? 」
こんなよく分からないエウァルドさんは一体どういう経緯を経てこんな人になったのだろうかと。
まあ口下手だからまともに聞けるかは分からないけれども。
「それは、前も言った筈だが」
エウァルドさんの表情がちょっと暗くなる、ちょっと聞き方が悪かったかな、訂正訂正。
「以前婚約者だったのは知っているんですけど、なんで追いかけてきたのかなーとか、まぁ、あの」
「ん? 」
すごい今さらだけども、気持ちに余裕ができたからか、はたまた別の理由かは考えないとして、気になるものは気になる。
そうだ、もっとシンプルに聞こう、そうしよう。
「純粋にエウァルドさんの事が気になりまして、色々聞きたいなーと」
「……! 」
口を開いて固まるエウァルドさん。
親交の、友達のつくり方としてはストレート過ぎるかもしれない。
「ちょっと失礼でし」
「そんなことはない」
「わっ」
食い気味に顔を近づけてきたエウァルドさんに思わず腰が浮く。
「つまり、つまりだ」
「あぁ、はい」
「お前は、あれか、あれなのか」
「あれとは」
どうしましょうどうしよう、エウァルドさんが壊れちゃった、ついだに僕も混乱しちゃう。
「あー……率直に言ってだな、お前は俺に好意をもっている、でいいのか? 」
「そうなりますね」
むすっときつい表情をしているのに顔が赤くなっているエウァルドさん、ふしぎ。
「それは、それは……いずれ籍を入れても良いという」
「いや違いますね」
「なっ! ……違うのか」
「少なくとも愛とか恋とかには発展しなさそうな好意っすね」
「そう、か……残念だ」
「残念がられちゃいましたか」
「ああ残念だ、残念だ……結婚してくれ」
「また今度考えますね」
「つまり希望はあるということか」
「ノーコメントでーす」
どういたしましょうかエウァルドさんのテンションが高くなっている気がする。
「その、エウァルドさんは僕に対してどんな感情を」
「好きだ」
わー即答されちゃった。
「それは友達に対してみたいな」
「違うな」
「あ、はい」
「エウァルド君近いよ離れなさい」
もうすこしでくっつきそうな程に近かったエウァルドさんの動きがお父様の声でピタリと止まる。
「ニッキー、調子はどうかね」
「げんきです」
「なら良い、お茶の時間だ」
がらがらと大きなホールケーキの乗ったワゴンを押して部屋に入ってきたお父様はそのままお茶の用意を進めていった。
「ふむ、丁度良い」
「ん? 何がだ? 」
「何故ここに来たか、だったな、多少長くなるが構わんな? 」
「もちろん」
「話の流れが読めんがケーキ置いとくぞ後エウァルド君近いよ、離れなさい」
エプロン姿でちょっと怒ってるお父様。
とても距離が近いこと以外はいつもどおりのエウァルドさんと、若干めんどくさいと思っている僕。
この空間がちょっと面白いなと思うけど黙っとこ、はじめたのは僕だし責任取って真面目に聞こうそうしよう、うむ。
「突然どうした」
ドレッサーの前に座って、鏡越しにみる自分の顔を見てふと思いつく。
「きれいだなーと思いまして」
「そうか、続けるぞ」
「おねがいします」
手入れはされている、否、して貰っている。
真っ白な白髪はサラサラに、マシにはなったとはいえ骨と皮とほんの少しのお肉がついた体と顔、肌はシミひとつなく、適度に日を浴びて、過度にご飯を食べて、足りない運動を繰り返して、みてくれはともかく、質だけはとても良いと自負している。
「こう、なんでしょう」
「ん? 」
「髪だけは綺麗なので顔は隠して良い感じの髪型にすれば最低限みてくれは良い感じになって」
「ニッキー」
「っ、はいなんでしょう」
ちなみに言うと、今僕のお手入れをしてくれているのはエウァルドさんである。
やさしく髪に櫛を通して、肌にオイルを塗ってマッサージをして、質の良いお肌にしてくれているエウァルドさん、ちょっと怒った顔をしている。
「それは、よくない」
「んー、はいぃ」
「どうしてよくないのか理解していないだろう」
「……ええと」
「何を考えているのかは知らんがもし容姿の事ならば簡単だ」
「う」
「綺麗だ、美しいぞ」
「……この、骸骨擬きが? 」
「そうだ」
そうだ、と言われましても、とても困る。
綺麗だと言われれば嬉しい、前向きに受け止めたいのも山々だけども、鏡に映るのは皮つきの骸骨だ、綺麗と醜い以前の問題だから、だから……困るなぁ。
「……うーん」
「納得していない顔だな」
「不気味だとしか思えないんですがねぇ、骨と皮ですよ? 」
「それもまた味があるんじゃないか? 」
「褒めてます? それ」
「勿論」
朗らかに言ってのけるエウァルドさんにたじろぎながら改めて鏡を見る、うん、骸骨。
さてさて……さて、どう言おうか、何か良い言葉は……。
…………ここまで悩むことでもないね、うん。
「……まあいいか」
「公爵曰くそのうち頬がふっくらとしていくそうだ」
「そのうち? 」
「そのうち、だそうだ」
「へー」
骸骨が骸骨じゃ無くなるのはとてもよいことだと思う。
それはそれとしてエウァルドさんはちょっとだけ笑顔なのは気になる。
「よしニッキー、終わったぞ」
「あ、はーい、それじゃ、わっぷ」
「運ぼう」
テーブルまで歩きますねーと言って立ち上がろうとすれば軽々と持ち上げられて少し先の椅子にストンと降ろされる。
「……リハビリ」
「先程終えただろう、無理な運動は厳禁だ」
「……不服とだけ言っておきます」
「そうか」
ちょっとだけ黒い感情がちらちらーとエウァルドさんに向けて見え隠れするような、具体的にはそうかじゃないよと言いたいような……。
「もうすぐ菓子の時間だな」
「そうですねー」
「なんでもケーキを焼いているらしくてな、大きいのがくるぞ」
この負の感情をどうやり過ごそうかとても心に負担が……ケーキ?
「……ケーキ 」
「焼き釜を新設したらしくてな、公爵はすごいな」
「へぇ……」
ケーキ、ケーキかぁ、ふーん?
「ん? 微妙な顔しているがケーキは嫌いか? 」
「いえ大好きです」
甘いものはあるだけで幸せになれる、世の理だよね、うん、うんうん……ちょっと負の感情は消すか、楽しいティータイムにそんなものは必要ないよね、うん。
そう、そうよ、ケーキ! 甘くて蕩ける素敵なケーキのことを考えよう。
「エウァルドさんは好きですか? ケーキ」
「俺か? 俺は……普通だな」
「あらま、失礼しました? 」
「なぜ謝るのかは分からんが、口にする機会が少なかっただけだ」
「ああなるほど、実は嫌いでしたーみたいな感じかと」
「嫌いなものは特にない、安心しろ」
「はあ……」
安心とはなんじゃらほいと頭のなかで考えると同時にちょっと笑顔のエウァルドさんが椅子を引いて隣に座って僕の手を(断りもなく)掴んで一言。
「よし」
「??? 」
「生きているな」
「……はぁ」
何がよしなんだと言いたいけど特に不快でもないしと飲み込んで、ふと疑問に思う。
「そういえば、エウァルドさん」
「ん? 」
「エウァルドさんてどうしてここに来たんですか? 」
こんなよく分からないエウァルドさんは一体どういう経緯を経てこんな人になったのだろうかと。
まあ口下手だからまともに聞けるかは分からないけれども。
「それは、前も言った筈だが」
エウァルドさんの表情がちょっと暗くなる、ちょっと聞き方が悪かったかな、訂正訂正。
「以前婚約者だったのは知っているんですけど、なんで追いかけてきたのかなーとか、まぁ、あの」
「ん? 」
すごい今さらだけども、気持ちに余裕ができたからか、はたまた別の理由かは考えないとして、気になるものは気になる。
そうだ、もっとシンプルに聞こう、そうしよう。
「純粋にエウァルドさんの事が気になりまして、色々聞きたいなーと」
「……! 」
口を開いて固まるエウァルドさん。
親交の、友達のつくり方としてはストレート過ぎるかもしれない。
「ちょっと失礼でし」
「そんなことはない」
「わっ」
食い気味に顔を近づけてきたエウァルドさんに思わず腰が浮く。
「つまり、つまりだ」
「あぁ、はい」
「お前は、あれか、あれなのか」
「あれとは」
どうしましょうどうしよう、エウァルドさんが壊れちゃった、ついだに僕も混乱しちゃう。
「あー……率直に言ってだな、お前は俺に好意をもっている、でいいのか? 」
「そうなりますね」
むすっときつい表情をしているのに顔が赤くなっているエウァルドさん、ふしぎ。
「それは、それは……いずれ籍を入れても良いという」
「いや違いますね」
「なっ! ……違うのか」
「少なくとも愛とか恋とかには発展しなさそうな好意っすね」
「そう、か……残念だ」
「残念がられちゃいましたか」
「ああ残念だ、残念だ……結婚してくれ」
「また今度考えますね」
「つまり希望はあるということか」
「ノーコメントでーす」
どういたしましょうかエウァルドさんのテンションが高くなっている気がする。
「その、エウァルドさんは僕に対してどんな感情を」
「好きだ」
わー即答されちゃった。
「それは友達に対してみたいな」
「違うな」
「あ、はい」
「エウァルド君近いよ離れなさい」
もうすこしでくっつきそうな程に近かったエウァルドさんの動きがお父様の声でピタリと止まる。
「ニッキー、調子はどうかね」
「げんきです」
「なら良い、お茶の時間だ」
がらがらと大きなホールケーキの乗ったワゴンを押して部屋に入ってきたお父様はそのままお茶の用意を進めていった。
「ふむ、丁度良い」
「ん? 何がだ? 」
「何故ここに来たか、だったな、多少長くなるが構わんな? 」
「もちろん」
「話の流れが読めんがケーキ置いとくぞ後エウァルド君近いよ、離れなさい」
エプロン姿でちょっと怒ってるお父様。
とても距離が近いこと以外はいつもどおりのエウァルドさんと、若干めんどくさいと思っている僕。
この空間がちょっと面白いなと思うけど黙っとこ、はじめたのは僕だし責任取って真面目に聞こうそうしよう、うむ。
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