20 / 118
本編
十四話 入浴と浮き輪
しおりを挟む
ごはんを食べてお腹を休めて、気づいたら健やかに寝てしまった。
時間がどれくらい経ったのかは考えないものとして、お風呂だお風呂、大きな湯船に肩まで沈んでお湯の温度に意識を傾けてぼんやりしたいな……疲れてんのかな、これ。
疲れてはないけどボロボロなことには変わらないから……つまり疲れてたと? うん?
「……ふう」
「ついたぞ! 」
「おお? おお」
お腹が膨らんで苦しくて動けない僕はダンさんに姫様抱っこで運んでもらい、前を歩くお父様の頭を眺めて、廊下の絵画や窓の外を見たりしていたら、ついたらしい。
ここはどこだ……考えに浸ってたからここが何処かさっぱり・・・…大きな引き戸があって開けたら……フローリングの床に広い脱衣場についた。
「広いですねえ……すごい」
「少し準備をするから待っていてくれるか? すぐ済むからな」
「はいー」
男3人が風呂に入ってお世話される光景を勝手に想像していたけどいざ現場を見て、ちょっと失礼だったなと反省を勝手にしつつ、明るく、暖かくポカポカとした部屋で、木の椅子に降ろされて、ダンさんとお父様は服を脱ぎ始めた。
ぬくぬくと暖まりながら眺めてちょっと眠くなったりするけど……ダンさんとお父様は、ムキムキだね。
騎士の服着てるだけあってダンさんは大きくて体中古傷だらけで、お父様もなんか筋肉あって古傷がちらほら。
「……」
この人達とお風呂に入ることを考えると……嫌悪とか拒否とかは全くないけどなんだろう、恥ずかしさに似たものを感じる。
逃げたいというよりは、転げまわりたいなーみたいな、我慢しようと思えば多分できる、些細なようでおおきな気持ち。
僕の体はまだまだガリガリの貧弱で誰かの手を借りなきゃお風呂どころかどこにもいけない、ゆっくり一人で入りたいからすごい悲しい。
「お待たせしました、もし少しでも体調が悪くなりましたらすぐに言ってください」
「はいー」
腰にタオルを巻いたダンさんが僕の前に膝をつき、にっこりと言った。
今更だけどダンさん身長も肩幅もでかいね、ちょっと目の前にこられると威圧感を感じるけど、優しいからプラマイゼロ。
んで? この箱に服を入れると、ほうほうならここは自分で脱ぐ……駄目? いやでもこれ位なら自分でできるし自分で脱げああ~、……脱がされちゃった。
ならお風呂の扉まで歩きます! 無視されて抱っこされちゃった! ねえダンさんちょっとはリハビリをさせて!
「ダメです」
「悲しい」
にっこりスマイルで断言されて、向かうは浴室。
「……広い」
手狭な湯船で男3人ぎゅうぎゅう入る光景を想像してたけど全然違く、ベッドの部屋より更に広くて、大理石の床や壁には赤い綺麗な模様が描かれて、中央に大人5人は軽く入れそうな大きな湯船から湯気が出ている。
いいね、素敵だね。
「気に入ってくれたか?」
「とっても」
「それは良かった、作ったのは私ではないがここは中々に良い、遠くないうち体を治したら必ず、私自慢の温泉に連れていってやろう」
「温泉……、良いですね」
想像しただけだワクワクする。
「早めに済まそう、ダン、頼むぞ」
「畏まりました」
「え? なにがです?」
「なーに……目を閉じて楽にしていれば終わる」
お父様がご機嫌なのは良いけど……?
「え?」
「最大限痛くないようにするが、痛かったら遠慮なく言ってくれ」
「なにがです……ん? なにを持って」
「石鹸」
風呂の椅子に座らされて……、ああなんだそういうこと。
「なら自分で」
「目を瞑れ~、お湯かけるぞ~」
「え、ちょ、ダンさんはなにをしてるんですか?」
「浮き輪の用意をしております」
脱衣室に戻っていったダンさんに声をかけると顔だけ覗かせてにっこり。
「あー浮き輪、え、浮き輪? ……浮き輪?! わぷっ」
「5分でピカピカにしてみせよう、さあ行くぞニッキー!」
あー……、うん、お湯あったかい!
ぷかぷかと、浮き輪に収まりお湯の中……よく分からない気持ちでお父様の笑顔を見てる僕です。
色とりどりの花びらが水面に揺れて、黄色味を帯びたお湯は柑橘系の香がして気分が良くなる……それはいいのだけど。
「……ふうう」
疲れてしまった、人に洗われるのってこんな疲れるのね、びっくり。
ダンさんが持ってきたこの黄色い浮輪、枕みたいに柔らかくてリラックスしてお湯に浸かれて和んでしまった、ちょっと悔しい。
そんな僕の気持ちなど全く知らないであろうお父様はにこにこしているし……ダンさんは僕の隣で浮輪が動かないようにしてくれてるからとりあえずヨシ。
「息子を洗う機会なぞそう無いからな、中々に貴重な体験をした、感謝するぞ」
「すごい複雑な気持ち、です」
「そうか? それにしては気持ちよさそうにしていたがな」
「いやまあそれは……気持ち良かったので」
心労は酷いけど髪を洗われた時の心地良さは本物……お父様はあれだけど。
「そうだろうそうだろう、毎日洗おうじゃないか」
「遠慮しておきます」
「拒否は知らん」
「……ふ~」
反論をするには疲れすぎてるから、また今度ね。
疲れてはいるし、その元凶はお父様にあるけれど、若干構われて嬉しいと喜ぶ自分がいるからちょっと手に負えない。
「どうだ、気持ち良いか?」
「とっても……なんか、良い感じです」
この気持ちにピッタリの言葉が見つからない……どうでもいいか。
ゆらゆらと浮輪に揺られて程よい温度のお湯にはいってればもう……ね?
「気持ち良すぎて眠くなってきました」
眠い……。
「そうかそうか、のぼせる前に運んでやるから好きに眠ると良い」
「あー、それは、素敵ですねえ」
寝ても溺れる心配ないとは……最高。
「だろう?」
洗われて清潔になって……浮き輪は、これ気にいったから部屋にもって行きたいな、程よくて、いい。
すんごく気持ちよくて……眠くなってきちゃった。
「気にいってくれたのは嬉しいが浮輪か……、少し厳しいな」
「え? ああ、眠いときの緩い願いだから気にしないで欲しいです」
思い付きのわがままだしこれ以上迷惑かけるのは申し訳なさすぎる。
「……何故だ?」
「今すごい眠くって寝て起きたらちょっと後悔することしか言えないだろうし、聞き流してくれると嬉しいですし……迷惑かなって」
ただのお荷物が不満しか言わないなんてとんでもなく失礼だし……邪険にされたら泣く自身ある。
「私としては迷惑だとは微塵も思わんし、何故申し訳ないと思ってるのか不思議でならんのだが」
いや、だって……。
「僕はなんにもできないから……申し訳無さしか無いんですよ」
「……なにもしなくて良いんだぞ」
「そういう訳には行かないです……勝手に思ってるだけなので今言うことは眠い人間の戯言だと忘れて欲しいんですけど……良いです?」
「なんだ? 言ってみろ」
眠い……目を開けらんない。
浮輪を枕にするのが最高すぎる……はあ、ダメだな。
「なんて言えば良いんだろう……今のところ僕って、お父様も、ダンさん達の事なんにも知らないし、体もなんでこんな事になってるのか分からないし……すごい良くしてもらって、僕に恩返しできるものなんてなんにもないし……どうしてこんなに優しくされるんだろうって考えても答えが出てこなくて……申し訳ないなあって」
「……ニッキー」
「その名前も、ほんとに僕の名前なのかも分からない……凄い人なのはここにいる人の態度で分かるけど、……僕には関係ない事にしか思えなくて、そのニッキーって人に申し訳ないなあって、うむ……寝るね」
「なんだと? 待て! もう少し」
ふわふわとした感覚が気持ちよすぎて、もう限界。
「分からない事だらけでほんと……嫌になっちゃう」
「……ニッキー」
★★★
読んでいただきありがとうございます
たくさんのお気にいり、感想とても嬉しいです!
時間がどれくらい経ったのかは考えないものとして、お風呂だお風呂、大きな湯船に肩まで沈んでお湯の温度に意識を傾けてぼんやりしたいな……疲れてんのかな、これ。
疲れてはないけどボロボロなことには変わらないから……つまり疲れてたと? うん?
「……ふう」
「ついたぞ! 」
「おお? おお」
お腹が膨らんで苦しくて動けない僕はダンさんに姫様抱っこで運んでもらい、前を歩くお父様の頭を眺めて、廊下の絵画や窓の外を見たりしていたら、ついたらしい。
ここはどこだ……考えに浸ってたからここが何処かさっぱり・・・…大きな引き戸があって開けたら……フローリングの床に広い脱衣場についた。
「広いですねえ……すごい」
「少し準備をするから待っていてくれるか? すぐ済むからな」
「はいー」
男3人が風呂に入ってお世話される光景を勝手に想像していたけどいざ現場を見て、ちょっと失礼だったなと反省を勝手にしつつ、明るく、暖かくポカポカとした部屋で、木の椅子に降ろされて、ダンさんとお父様は服を脱ぎ始めた。
ぬくぬくと暖まりながら眺めてちょっと眠くなったりするけど……ダンさんとお父様は、ムキムキだね。
騎士の服着てるだけあってダンさんは大きくて体中古傷だらけで、お父様もなんか筋肉あって古傷がちらほら。
「……」
この人達とお風呂に入ることを考えると……嫌悪とか拒否とかは全くないけどなんだろう、恥ずかしさに似たものを感じる。
逃げたいというよりは、転げまわりたいなーみたいな、我慢しようと思えば多分できる、些細なようでおおきな気持ち。
僕の体はまだまだガリガリの貧弱で誰かの手を借りなきゃお風呂どころかどこにもいけない、ゆっくり一人で入りたいからすごい悲しい。
「お待たせしました、もし少しでも体調が悪くなりましたらすぐに言ってください」
「はいー」
腰にタオルを巻いたダンさんが僕の前に膝をつき、にっこりと言った。
今更だけどダンさん身長も肩幅もでかいね、ちょっと目の前にこられると威圧感を感じるけど、優しいからプラマイゼロ。
んで? この箱に服を入れると、ほうほうならここは自分で脱ぐ……駄目? いやでもこれ位なら自分でできるし自分で脱げああ~、……脱がされちゃった。
ならお風呂の扉まで歩きます! 無視されて抱っこされちゃった! ねえダンさんちょっとはリハビリをさせて!
「ダメです」
「悲しい」
にっこりスマイルで断言されて、向かうは浴室。
「……広い」
手狭な湯船で男3人ぎゅうぎゅう入る光景を想像してたけど全然違く、ベッドの部屋より更に広くて、大理石の床や壁には赤い綺麗な模様が描かれて、中央に大人5人は軽く入れそうな大きな湯船から湯気が出ている。
いいね、素敵だね。
「気に入ってくれたか?」
「とっても」
「それは良かった、作ったのは私ではないがここは中々に良い、遠くないうち体を治したら必ず、私自慢の温泉に連れていってやろう」
「温泉……、良いですね」
想像しただけだワクワクする。
「早めに済まそう、ダン、頼むぞ」
「畏まりました」
「え? なにがです?」
「なーに……目を閉じて楽にしていれば終わる」
お父様がご機嫌なのは良いけど……?
「え?」
「最大限痛くないようにするが、痛かったら遠慮なく言ってくれ」
「なにがです……ん? なにを持って」
「石鹸」
風呂の椅子に座らされて……、ああなんだそういうこと。
「なら自分で」
「目を瞑れ~、お湯かけるぞ~」
「え、ちょ、ダンさんはなにをしてるんですか?」
「浮き輪の用意をしております」
脱衣室に戻っていったダンさんに声をかけると顔だけ覗かせてにっこり。
「あー浮き輪、え、浮き輪? ……浮き輪?! わぷっ」
「5分でピカピカにしてみせよう、さあ行くぞニッキー!」
あー……、うん、お湯あったかい!
ぷかぷかと、浮き輪に収まりお湯の中……よく分からない気持ちでお父様の笑顔を見てる僕です。
色とりどりの花びらが水面に揺れて、黄色味を帯びたお湯は柑橘系の香がして気分が良くなる……それはいいのだけど。
「……ふうう」
疲れてしまった、人に洗われるのってこんな疲れるのね、びっくり。
ダンさんが持ってきたこの黄色い浮輪、枕みたいに柔らかくてリラックスしてお湯に浸かれて和んでしまった、ちょっと悔しい。
そんな僕の気持ちなど全く知らないであろうお父様はにこにこしているし……ダンさんは僕の隣で浮輪が動かないようにしてくれてるからとりあえずヨシ。
「息子を洗う機会なぞそう無いからな、中々に貴重な体験をした、感謝するぞ」
「すごい複雑な気持ち、です」
「そうか? それにしては気持ちよさそうにしていたがな」
「いやまあそれは……気持ち良かったので」
心労は酷いけど髪を洗われた時の心地良さは本物……お父様はあれだけど。
「そうだろうそうだろう、毎日洗おうじゃないか」
「遠慮しておきます」
「拒否は知らん」
「……ふ~」
反論をするには疲れすぎてるから、また今度ね。
疲れてはいるし、その元凶はお父様にあるけれど、若干構われて嬉しいと喜ぶ自分がいるからちょっと手に負えない。
「どうだ、気持ち良いか?」
「とっても……なんか、良い感じです」
この気持ちにピッタリの言葉が見つからない……どうでもいいか。
ゆらゆらと浮輪に揺られて程よい温度のお湯にはいってればもう……ね?
「気持ち良すぎて眠くなってきました」
眠い……。
「そうかそうか、のぼせる前に運んでやるから好きに眠ると良い」
「あー、それは、素敵ですねえ」
寝ても溺れる心配ないとは……最高。
「だろう?」
洗われて清潔になって……浮き輪は、これ気にいったから部屋にもって行きたいな、程よくて、いい。
すんごく気持ちよくて……眠くなってきちゃった。
「気にいってくれたのは嬉しいが浮輪か……、少し厳しいな」
「え? ああ、眠いときの緩い願いだから気にしないで欲しいです」
思い付きのわがままだしこれ以上迷惑かけるのは申し訳なさすぎる。
「……何故だ?」
「今すごい眠くって寝て起きたらちょっと後悔することしか言えないだろうし、聞き流してくれると嬉しいですし……迷惑かなって」
ただのお荷物が不満しか言わないなんてとんでもなく失礼だし……邪険にされたら泣く自身ある。
「私としては迷惑だとは微塵も思わんし、何故申し訳ないと思ってるのか不思議でならんのだが」
いや、だって……。
「僕はなんにもできないから……申し訳無さしか無いんですよ」
「……なにもしなくて良いんだぞ」
「そういう訳には行かないです……勝手に思ってるだけなので今言うことは眠い人間の戯言だと忘れて欲しいんですけど……良いです?」
「なんだ? 言ってみろ」
眠い……目を開けらんない。
浮輪を枕にするのが最高すぎる……はあ、ダメだな。
「なんて言えば良いんだろう……今のところ僕って、お父様も、ダンさん達の事なんにも知らないし、体もなんでこんな事になってるのか分からないし……すごい良くしてもらって、僕に恩返しできるものなんてなんにもないし……どうしてこんなに優しくされるんだろうって考えても答えが出てこなくて……申し訳ないなあって」
「……ニッキー」
「その名前も、ほんとに僕の名前なのかも分からない……凄い人なのはここにいる人の態度で分かるけど、……僕には関係ない事にしか思えなくて、そのニッキーって人に申し訳ないなあって、うむ……寝るね」
「なんだと? 待て! もう少し」
ふわふわとした感覚が気持ちよすぎて、もう限界。
「分からない事だらけでほんと……嫌になっちゃう」
「……ニッキー」
★★★
読んでいただきありがとうございます
たくさんのお気にいり、感想とても嬉しいです!
117
お気に入りに追加
3,084
あなたにおすすめの小説

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

家を追い出されたのでツバメをやろうとしたら強面の乳兄弟に反対されて困っている
香歌奈
BL
ある日、突然、セレンは生まれ育った伯爵家を追い出された。
異母兄の婚約者に乱暴を働こうとした罪らしいが、全く身に覚えがない。なのに伯爵家当主となっている異母兄は家から締め出したばかりか、ヴァーレン伯爵家の籍まで抹消したと言う。
途方に暮れたセレンは、年の離れた乳兄弟ギーズを頼ることにした。ギーズは顔に大きな傷跡が残る強面の騎士。悪人からは恐れられ、女子供からは怯えられているという。でもセレンにとっては子守をしてくれた優しいお兄さん。ギーズの家に置いてもらう日々は昔のようで居心地がいい。とはいえ、いつまでも養ってもらうわけにはいかない。しかしお坊ちゃん育ちで手に職があるわけでもなく……。
「僕は女性ウケがいい。この顔を生かしてツバメをしようかな」「おい、待て。ツバメの意味がわかっているのか!」美貌の天然青年に振り回される強面騎士は、ついに実力行使に出る?!
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。

美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる