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十章 緩やかに劇的に
不思議な模様 百面相の龍王陛下
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触って確認、問題なし、だが暖かい、なんぞこれ。
「ラグ」
「ほいさ」
「なんだよそれ」
「なんだとは、……なにくっついてる?」
「右に白い紋様みたいのが浮き上がってやがる……呪いか?」
固まる僕にアルさんは怪訝な顔から少し怖い顔になり視線を角生やした男性に移す。
「……顔見たいから鏡貸して」
当然僕もビックリしてる、なんぞこれ。
「忘れてしまったのか? ククッ、いじらしいなぁ」
頬に手を添えて固まり男性を睨むアルさんにあたふたとしていれば男性が笑みを深くする。
「……てめえがつけたのか? 番紋や奴隷の類いだったらただじゃ置かねえぞ…… 」
「奴隷だなんてとんでもたい、これは我ら家族にとそれは大事なものだ、だろう? ラグーン 」
「えっと、鏡……」
これはどう反応すれば。
「……おいミネルス」
「はいはい、こんな場面で呼ばれたくはありませんでしたが失礼致します、ラグーン君少し手を離して頂いても? ありがとうございます」
にこやかに向けられる男性の目に混乱して近くにいたミネルスさんがじっと頬を見て眉を寄せ唸る。
「龍族の扱う番紋と良く似ていますが私が見たものと微妙に模様が違いますね、なんでしょうこれ」
「我ら龍はなにも番にだけ紋様を渡すわけではないのだぞ? 」
「……あん? 」
「博識な将よ、ラグーンの頬に浮かぶ龍首の紋は我らの正統な家族の証であり、我が愛しき家族を守るものである、……不用意に触れてくれるなよ?」
「……!」
表情は笑みのまま声に良くない雰囲気をを乗せた声、状況が全く飲み込めない頭ながらに身が縮まる。
「ラグーン……我が愛する家族、我が愛しき魔族……人ばかりの国でさぞ心労が溜まった事だろう、……蛮将の腕に抱かれても動じないほどに心労が溜まっているな? さぁ、帰ろう」
大きくてゴツくて重い気迫の男性は僕に向けて腕を伸ばす、優しい顔で、僕を家族と言って
「……えっ、と」
わからない。
なにもわからない。
何処からどうで、何があったのかも……わからない、わからない。
この状況の簡単な説明を分かりやすくだれかに教えて欲しい、切実に。
動けず、理解できず、流す事もできない僕に、男性は更に一歩近づいてくる。
「む?……ほう」
アルさんの服の袖をギュッと掴む僕に首を傾げた男性は前屈みに僕の顔を覗き眉間にシワを作ると徐々に怒りを露にする。
「……どうやら修正が難しくなっているようだ、……何があった」
「何言ってんだてめぇ…… 」
「匂いと、表情だ、……貴様等は気づいてるか気づいてないのか、もしくは敢えて放って置いてるのかは知らんが……お前らを殺すことも視野に入れている」
「ちっ、やれるもんなら「黙れ」……なんだよ」
またアルさんが怖いこと言いそうになった所で王様が言葉を挟むと玉座から降り、アルさんと男性の間に歩いてきた。
「龍王よ、ひとつ聞きたい」
「言ってみろ」
僕に背を向け男性を見上げる王様の顔は見えない。
でも何故か……その王様が怖く見えた。
「貴殿……お前は彼をどうするつもりだ」
「………ふむ」
「突然来て、城を荒らして、お目当ては彼ときた……ならば聞く権利とそれを拒否する権利はこちらにあるだろう」
「……人風情が、大きく出たものだ」
「それはそちらも同じ事だろう、龍よ」
陽気でオークの子供にデロデロな王様の初めて聞く場を震わす高圧的な声。
驚いた僕は目を大きく開き王様をじっと見れば、チラリと後ろを見た王様は剣呑に笑う。
「大人しくラグーンをこちらに渡すことをおすすめするが、何故しない」
「生憎、アルギスが抱き上げているあいつは俺の大事な友人なんでな、内容によっては……戦争しかないよな?」
所謂、殺気立つ。
「さぁ答えてもらおう龍王、何故ラグーンを求めこのような暴挙に出たのかを」
そんな言葉がぴったりな王様の背中が、とても大きく見える。
気のいいおじいちゃん気質の王様という認識は改める必要がありそうだ。
「……ククク」
王者と言っても過言ではない王様の気迫にちょっと押された僕はさておき。
そんな王様を真正面から見た男性……龍王と呼ばれている人は目を少し大きく開くと、笑った。
「クッ、ククク、クハハハ!! 面白いではないか!! 」
「……何故笑う」
訝しげな王様を龍王様はひとしきり高笑いを響かせると目元に浮かんだ涙を指でぬぐった。
「ハハ、すまんすまん、ここまで笑うのは家族以外では初めてだ」
「……話が通じないな」
「そうだろうそうだろう、……センブレルの王、良い 実に良いぞ、気に入った」
場違いにも、緊迫した空間のなか楽しげに振る舞う龍王様は腕を組むと首を動かし僕を見た。
「良い友人を持ったな、冷血と温情を上手く切り分けた者など早々おらぬぞ」
「……えっと」
この人を前にしてから僕ずっとえっとしか言ってないんですけど……推理をしよう。
「龍王」
「ああ、質問の答えだな? 喜んで言うとも」
王様はこの人を龍の王様と言った、ミネルスさんやアルさんはこの人の事をドラゴンと、なら疑う余地もない。
次、この人の目当てはどうやら、僕らしい、何故わざわざ来たのかは知らないが、大方僕が忘れているだけで何かあるに違いない。
そしてもっと酷いことにどうやらこれは別にやらかしたとかそう言った類じゃないこと、変なことしてたらもっと乱暴な事になってる筈。
……乱暴だったらある意味悩むことが少なくてよかったのに。
「……てめぇ」
「そう睨むな蛮将、なに、貴様の疑う事ではない、と、その前におい、愚図な亡霊ども、いるのだろう? 出てこい」
龍王様がアルさんと僕の足元に言った瞬間、光に照らされた僕らの影が揺れ、アリムさんとクロユリさんが浮き上がってきた。
「マスター、失礼致します」
今まで静観していたのか固い表情のクロユリさんとアリムさん、僕に深々と頭を下げ龍王様の方へと体を向ける。
「ご、ご無沙汰しております、龍王へい」
「こんのっ馬鹿者が!!」
「「ひぃ!!」」
突如顔を憤怒に変えた龍王様が雷が落ちたような声量で怒鳴りはじめた。
★★★
読んでいただきありがとうございますー
もし少しお時間あれば近況報告のほうも更新しますのでチラッと見ていただければ幸いですー
「ラグ」
「ほいさ」
「なんだよそれ」
「なんだとは、……なにくっついてる?」
「右に白い紋様みたいのが浮き上がってやがる……呪いか?」
固まる僕にアルさんは怪訝な顔から少し怖い顔になり視線を角生やした男性に移す。
「……顔見たいから鏡貸して」
当然僕もビックリしてる、なんぞこれ。
「忘れてしまったのか? ククッ、いじらしいなぁ」
頬に手を添えて固まり男性を睨むアルさんにあたふたとしていれば男性が笑みを深くする。
「……てめえがつけたのか? 番紋や奴隷の類いだったらただじゃ置かねえぞ…… 」
「奴隷だなんてとんでもたい、これは我ら家族にとそれは大事なものだ、だろう? ラグーン 」
「えっと、鏡……」
これはどう反応すれば。
「……おいミネルス」
「はいはい、こんな場面で呼ばれたくはありませんでしたが失礼致します、ラグーン君少し手を離して頂いても? ありがとうございます」
にこやかに向けられる男性の目に混乱して近くにいたミネルスさんがじっと頬を見て眉を寄せ唸る。
「龍族の扱う番紋と良く似ていますが私が見たものと微妙に模様が違いますね、なんでしょうこれ」
「我ら龍はなにも番にだけ紋様を渡すわけではないのだぞ? 」
「……あん? 」
「博識な将よ、ラグーンの頬に浮かぶ龍首の紋は我らの正統な家族の証であり、我が愛しき家族を守るものである、……不用意に触れてくれるなよ?」
「……!」
表情は笑みのまま声に良くない雰囲気をを乗せた声、状況が全く飲み込めない頭ながらに身が縮まる。
「ラグーン……我が愛する家族、我が愛しき魔族……人ばかりの国でさぞ心労が溜まった事だろう、……蛮将の腕に抱かれても動じないほどに心労が溜まっているな? さぁ、帰ろう」
大きくてゴツくて重い気迫の男性は僕に向けて腕を伸ばす、優しい顔で、僕を家族と言って
「……えっ、と」
わからない。
なにもわからない。
何処からどうで、何があったのかも……わからない、わからない。
この状況の簡単な説明を分かりやすくだれかに教えて欲しい、切実に。
動けず、理解できず、流す事もできない僕に、男性は更に一歩近づいてくる。
「む?……ほう」
アルさんの服の袖をギュッと掴む僕に首を傾げた男性は前屈みに僕の顔を覗き眉間にシワを作ると徐々に怒りを露にする。
「……どうやら修正が難しくなっているようだ、……何があった」
「何言ってんだてめぇ…… 」
「匂いと、表情だ、……貴様等は気づいてるか気づいてないのか、もしくは敢えて放って置いてるのかは知らんが……お前らを殺すことも視野に入れている」
「ちっ、やれるもんなら「黙れ」……なんだよ」
またアルさんが怖いこと言いそうになった所で王様が言葉を挟むと玉座から降り、アルさんと男性の間に歩いてきた。
「龍王よ、ひとつ聞きたい」
「言ってみろ」
僕に背を向け男性を見上げる王様の顔は見えない。
でも何故か……その王様が怖く見えた。
「貴殿……お前は彼をどうするつもりだ」
「………ふむ」
「突然来て、城を荒らして、お目当ては彼ときた……ならば聞く権利とそれを拒否する権利はこちらにあるだろう」
「……人風情が、大きく出たものだ」
「それはそちらも同じ事だろう、龍よ」
陽気でオークの子供にデロデロな王様の初めて聞く場を震わす高圧的な声。
驚いた僕は目を大きく開き王様をじっと見れば、チラリと後ろを見た王様は剣呑に笑う。
「大人しくラグーンをこちらに渡すことをおすすめするが、何故しない」
「生憎、アルギスが抱き上げているあいつは俺の大事な友人なんでな、内容によっては……戦争しかないよな?」
所謂、殺気立つ。
「さぁ答えてもらおう龍王、何故ラグーンを求めこのような暴挙に出たのかを」
そんな言葉がぴったりな王様の背中が、とても大きく見える。
気のいいおじいちゃん気質の王様という認識は改める必要がありそうだ。
「……ククク」
王者と言っても過言ではない王様の気迫にちょっと押された僕はさておき。
そんな王様を真正面から見た男性……龍王と呼ばれている人は目を少し大きく開くと、笑った。
「クッ、ククク、クハハハ!! 面白いではないか!! 」
「……何故笑う」
訝しげな王様を龍王様はひとしきり高笑いを響かせると目元に浮かんだ涙を指でぬぐった。
「ハハ、すまんすまん、ここまで笑うのは家族以外では初めてだ」
「……話が通じないな」
「そうだろうそうだろう、……センブレルの王、良い 実に良いぞ、気に入った」
場違いにも、緊迫した空間のなか楽しげに振る舞う龍王様は腕を組むと首を動かし僕を見た。
「良い友人を持ったな、冷血と温情を上手く切り分けた者など早々おらぬぞ」
「……えっと」
この人を前にしてから僕ずっとえっとしか言ってないんですけど……推理をしよう。
「龍王」
「ああ、質問の答えだな? 喜んで言うとも」
王様はこの人を龍の王様と言った、ミネルスさんやアルさんはこの人の事をドラゴンと、なら疑う余地もない。
次、この人の目当てはどうやら、僕らしい、何故わざわざ来たのかは知らないが、大方僕が忘れているだけで何かあるに違いない。
そしてもっと酷いことにどうやらこれは別にやらかしたとかそう言った類じゃないこと、変なことしてたらもっと乱暴な事になってる筈。
……乱暴だったらある意味悩むことが少なくてよかったのに。
「……てめぇ」
「そう睨むな蛮将、なに、貴様の疑う事ではない、と、その前におい、愚図な亡霊ども、いるのだろう? 出てこい」
龍王様がアルさんと僕の足元に言った瞬間、光に照らされた僕らの影が揺れ、アリムさんとクロユリさんが浮き上がってきた。
「マスター、失礼致します」
今まで静観していたのか固い表情のクロユリさんとアリムさん、僕に深々と頭を下げ龍王様の方へと体を向ける。
「ご、ご無沙汰しております、龍王へい」
「こんのっ馬鹿者が!!」
「「ひぃ!!」」
突如顔を憤怒に変えた龍王様が雷が落ちたような声量で怒鳴りはじめた。
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