85 / 182
五章 そしてまったりと
あ
しおりを挟む
命の錬成。
ホムンクルスや試験管ベイビー、そして現代ではクローン。
錬金術の目指す終着点の一つが、命を0から作ること。
そのために血液や動物の骨を使ったり、惨いことをしたという記録を何処かで見た。
フリーダムライフでは当然錬金術はあり、それが発達して回復薬や爆薬を作れたりする。
ただ、この命の錬成に関してはどういうわけか禁忌とされている。
それは天界や冥界、果ては世界の果てに輪廻の輪が実在しているから、らしい。
だから生きている者が繁殖以外で命を作ることは許されない罰、正しい理由があろうと一発で地獄の釜でグツグツ煮られてしまう、生者が行ってはいけない大罪だ。
まぁでも僕既に死んでるしそう言うの知らない、ちょっと冥王様に怒られる位だ。、
さて、改めて賢者の石は出来上がった、それでオークちゃんを生き返らせる訳だけど。
「お次の素材はオークちゃんと賢者の石だね」
「素材呼びやめろ」
ん?
「別によいでしょ」
「よくない」
口を尖らせた僕はオークちゃんの傍に膝をつき、青く輝く賢者の石をオークちゃんの腹の上に置いた。
賢者の石は奇跡の石、0から1を作ることができ、1から1000まで増やすことかできる。
賢者の石の所有者はその生産力で富を生み、国を造れ、贅沢という贅沢をその身に受ける事が可能だ。
無から命を、0から1を、それは生命に関しても例外ではない。
こちらの世界では様々な動物の要素、背中には翼、足は馬の蹄、顔はライオン、尻尾は蛇とキメラ、その第一号目はどうやらこの賢者の石で造られたらしい。
ただ、その時の石は国同士の戦争に使われた時、無理に使いすぎて壊れたと、僕の家にあった分厚い昔話集の2320ページ辺りに書かれてた。
で、その石の使用法は簡単。
石を置き、ただ願うだけ。
ゆっくりと僕は目を閉じ、手を組んだ。
「死して動く事のなくなったオークの子に、仮初めなる命を与えたまえ…………」
僕がその言葉を紡ぐと日に当たって輝いていた石がほんのりと赤く熱を帯びていく。
なんでこんな中二病臭い言い回しをするかって? それはね。
「…………なんで仮初めなんだ?」
ん?
隣から疑問の声が上がったのを、僕は目を瞑ったまま答える。
「幾ら賢者の石でも、【完成】された命は造れないんだよ」
「なんでだ? 」
なんでって、えーっとそれは多分。
「命は複雑すぎるんだよ」
虫や植物ならともかくこの子のような人の形をした命は複雑に編まれたドレスのみたいに繊細、ほんの砂粒レベルでも間違えてしまえば全く別の生き物が出来上がっちゃう。
だから、仮初めとしてこのオークちゃんに新たな命を持って生き返らせる。
ちゃんとした命は【創生の申し子】で造れないことはないけど、アリムさんみたいに自分で考え、動けるような完成度の高い命を作るには時間も材料も全然足りない。
さぁ、うだうだ考えを巡らせてないでやろう。
特に意味もないけど精神を統一して………。
「さぁ、生き返らせ「にゃァ~」「お? どうしたにゃんこ」」
……………おいこら。
人の台詞に入って来るな。
「あ? 葉っぱ追ってるのか?」
「にゃあ」
いやあんたらなに仲良くなってんの、てか。
視線をオークちゃんから隣のうるさい二匹に移すとなんか空に向かってちょいちょいとしているねこちゃんとそれを悠長に眺めているアルさん…………って。
おいこら。
「もうちょっと静かにして ?」
「おう」
「にゃあ」
「…………じゃあ改めて、生き返らせてって、あぁ、もう始まっちゃってる」
静かにさせた二人からオークちゃんに視線を戻せば僕が決め台詞を終えてないにも関わらず賢者の石から放出された淡い光がオークちゃんを覆い包んでいる所だった。
「ありゃ………」
なんてこと…………。
「………なんかまずいのか?」
なんか光ってるなと呑気に言ってるけどアルさん、地味にショック受けとるのだよ僕は。
「特に不味くはないけど気持ち的に不味いかな………」
なんか中二病的な台詞言いたかったよ
「後で慰めてやろう」
「遠慮しときます」
「何なら今抱き締めてやるぜ?」
ちょいちょいと肩を叩かれて反射的に隣をを見れば腕を広げてスタンバイしているうるさい人。
それを意識して据わらせた目を向け僕は一言。
「やだ」
「そんな事言わずにこいよ、ほれ」
くいくいって手をこっちに向けるんじゃない。
「断る」
「即答すんなって」
「やーよ」
「照れてんのか?」
ニヤリじゃないよお馬鹿。
「照れてたら耳赤くなってるでしょ?、僕の耳赤くなってるかね? 」
ほれ?、と耳をアルさんに見せるようにする動かすと、じーと、食い入るようにして見たアルさん、再度ニヤッと口をあげる。
「…………耳たぶかわいいな」
おいこら。
「見るとこちゃうでしょ」
福耳なのは確かだけど。
「口に入れてもいいか?」
「人の話聞けこら」
「見ればみるほどかわいいなぁ、ラグは」
こらこらこらこら。
「一回生まれ直したらどうかな、僕を見る目変わると思うよ?」
少なくともそんな耳噛ませろとか変態発言はしなくなると思う。
「断る」
「即答しないでよ」
そしてにこってしないで、腕広げないでおいこらカモンじゃねえ聞いてんのか。
「ほれ、俺の胸に飛び込んで来い」
「なに? 飛び蹴りしてほしいの?」
ラグーンスペシャル~!、て感じで………ネーミングセンス皆無だね僕。
「ほお?、できるのか?」
腕を広げるのをやめてニヤリと笑うアルさんは僕を面白そうにみる。。
「飛び蹴りは余裕で出来ると思うよ?、アルさんに向けて助走つければ簡単だしね、でも飛び蹴りしたあとはそのまま地面に落ちると思うけど」
テレビとか漫画だと飛び蹴りしたあと体勢上手く整えて着地するけど、僕の場合あそこまで運動神経ないから尻からおちるね。
おっとアルさん不適な笑み浮かべてら。
「それじゃ俺の腕の中に飛び込むようなものじゃないかよ」
「ならトリプル回転かましながら飛びこんであげようか」
「やれるもんならやって「ニャアー!!!」なんだよにゃんこ、うるせえな」
ぐだぐだと僕達が話していると突然葉っぱで遊んでた筈のねこちゃんから悲鳴があがり、アルさんが不機嫌になる。
アルさんが眉にシワを作りながら悲鳴が聞こえた方を見れば空を見ながら何か慌てているねこちゃん。
「ん? どしたの?」
と僕も空をよく見ると空高く舞い上がったらしい緑色の葉っぱがひらひらとじくざぐに落ちてくる所だった。
「なんだよ、高く上がり過ぎただけかよ、全く………騒ぎやがって」
「にゃあ…………」
遊びたい気持ちはわかるけど葉っぱ落ちてくるの待ってればいいんじゃない?
てかねこちゃんさっきまでこの世の終わりみたいなオーラ出してオークちゃんの所寄り添ってたでしょ、変わり身早くない?
んで、葉っぱだけど、ひらひらおちて来てる。
風に乗って、ひらひら、ひらひら。
おお、僕の所落ちてきて
。
その葉っぱを取ろうと手を伸ばす。
けどすんでの所でそよ風が吹いて葉っぱが飛ばされてしまう。
「あらら」
「惜しかったな」
「にゃ~」
ねこちゃんから抗議来てるね。
で、葉っぱは何処へ……。
僕とアルさん、そしてねこちゃんの視線が飛ばされた葉っぱに集中する。
風がピタリと止んだために葉っぱはゆっくりと落ちて、舞い落ちていき。
新たな命を作るため光続けている、オークちゃんの体に吸い込まれていった。
「「あ……… 」」
ホムンクルスや試験管ベイビー、そして現代ではクローン。
錬金術の目指す終着点の一つが、命を0から作ること。
そのために血液や動物の骨を使ったり、惨いことをしたという記録を何処かで見た。
フリーダムライフでは当然錬金術はあり、それが発達して回復薬や爆薬を作れたりする。
ただ、この命の錬成に関してはどういうわけか禁忌とされている。
それは天界や冥界、果ては世界の果てに輪廻の輪が実在しているから、らしい。
だから生きている者が繁殖以外で命を作ることは許されない罰、正しい理由があろうと一発で地獄の釜でグツグツ煮られてしまう、生者が行ってはいけない大罪だ。
まぁでも僕既に死んでるしそう言うの知らない、ちょっと冥王様に怒られる位だ。、
さて、改めて賢者の石は出来上がった、それでオークちゃんを生き返らせる訳だけど。
「お次の素材はオークちゃんと賢者の石だね」
「素材呼びやめろ」
ん?
「別によいでしょ」
「よくない」
口を尖らせた僕はオークちゃんの傍に膝をつき、青く輝く賢者の石をオークちゃんの腹の上に置いた。
賢者の石は奇跡の石、0から1を作ることができ、1から1000まで増やすことかできる。
賢者の石の所有者はその生産力で富を生み、国を造れ、贅沢という贅沢をその身に受ける事が可能だ。
無から命を、0から1を、それは生命に関しても例外ではない。
こちらの世界では様々な動物の要素、背中には翼、足は馬の蹄、顔はライオン、尻尾は蛇とキメラ、その第一号目はどうやらこの賢者の石で造られたらしい。
ただ、その時の石は国同士の戦争に使われた時、無理に使いすぎて壊れたと、僕の家にあった分厚い昔話集の2320ページ辺りに書かれてた。
で、その石の使用法は簡単。
石を置き、ただ願うだけ。
ゆっくりと僕は目を閉じ、手を組んだ。
「死して動く事のなくなったオークの子に、仮初めなる命を与えたまえ…………」
僕がその言葉を紡ぐと日に当たって輝いていた石がほんのりと赤く熱を帯びていく。
なんでこんな中二病臭い言い回しをするかって? それはね。
「…………なんで仮初めなんだ?」
ん?
隣から疑問の声が上がったのを、僕は目を瞑ったまま答える。
「幾ら賢者の石でも、【完成】された命は造れないんだよ」
「なんでだ? 」
なんでって、えーっとそれは多分。
「命は複雑すぎるんだよ」
虫や植物ならともかくこの子のような人の形をした命は複雑に編まれたドレスのみたいに繊細、ほんの砂粒レベルでも間違えてしまえば全く別の生き物が出来上がっちゃう。
だから、仮初めとしてこのオークちゃんに新たな命を持って生き返らせる。
ちゃんとした命は【創生の申し子】で造れないことはないけど、アリムさんみたいに自分で考え、動けるような完成度の高い命を作るには時間も材料も全然足りない。
さぁ、うだうだ考えを巡らせてないでやろう。
特に意味もないけど精神を統一して………。
「さぁ、生き返らせ「にゃァ~」「お? どうしたにゃんこ」」
……………おいこら。
人の台詞に入って来るな。
「あ? 葉っぱ追ってるのか?」
「にゃあ」
いやあんたらなに仲良くなってんの、てか。
視線をオークちゃんから隣のうるさい二匹に移すとなんか空に向かってちょいちょいとしているねこちゃんとそれを悠長に眺めているアルさん…………って。
おいこら。
「もうちょっと静かにして ?」
「おう」
「にゃあ」
「…………じゃあ改めて、生き返らせてって、あぁ、もう始まっちゃってる」
静かにさせた二人からオークちゃんに視線を戻せば僕が決め台詞を終えてないにも関わらず賢者の石から放出された淡い光がオークちゃんを覆い包んでいる所だった。
「ありゃ………」
なんてこと…………。
「………なんかまずいのか?」
なんか光ってるなと呑気に言ってるけどアルさん、地味にショック受けとるのだよ僕は。
「特に不味くはないけど気持ち的に不味いかな………」
なんか中二病的な台詞言いたかったよ
「後で慰めてやろう」
「遠慮しときます」
「何なら今抱き締めてやるぜ?」
ちょいちょいと肩を叩かれて反射的に隣をを見れば腕を広げてスタンバイしているうるさい人。
それを意識して据わらせた目を向け僕は一言。
「やだ」
「そんな事言わずにこいよ、ほれ」
くいくいって手をこっちに向けるんじゃない。
「断る」
「即答すんなって」
「やーよ」
「照れてんのか?」
ニヤリじゃないよお馬鹿。
「照れてたら耳赤くなってるでしょ?、僕の耳赤くなってるかね? 」
ほれ?、と耳をアルさんに見せるようにする動かすと、じーと、食い入るようにして見たアルさん、再度ニヤッと口をあげる。
「…………耳たぶかわいいな」
おいこら。
「見るとこちゃうでしょ」
福耳なのは確かだけど。
「口に入れてもいいか?」
「人の話聞けこら」
「見ればみるほどかわいいなぁ、ラグは」
こらこらこらこら。
「一回生まれ直したらどうかな、僕を見る目変わると思うよ?」
少なくともそんな耳噛ませろとか変態発言はしなくなると思う。
「断る」
「即答しないでよ」
そしてにこってしないで、腕広げないでおいこらカモンじゃねえ聞いてんのか。
「ほれ、俺の胸に飛び込んで来い」
「なに? 飛び蹴りしてほしいの?」
ラグーンスペシャル~!、て感じで………ネーミングセンス皆無だね僕。
「ほお?、できるのか?」
腕を広げるのをやめてニヤリと笑うアルさんは僕を面白そうにみる。。
「飛び蹴りは余裕で出来ると思うよ?、アルさんに向けて助走つければ簡単だしね、でも飛び蹴りしたあとはそのまま地面に落ちると思うけど」
テレビとか漫画だと飛び蹴りしたあと体勢上手く整えて着地するけど、僕の場合あそこまで運動神経ないから尻からおちるね。
おっとアルさん不適な笑み浮かべてら。
「それじゃ俺の腕の中に飛び込むようなものじゃないかよ」
「ならトリプル回転かましながら飛びこんであげようか」
「やれるもんならやって「ニャアー!!!」なんだよにゃんこ、うるせえな」
ぐだぐだと僕達が話していると突然葉っぱで遊んでた筈のねこちゃんから悲鳴があがり、アルさんが不機嫌になる。
アルさんが眉にシワを作りながら悲鳴が聞こえた方を見れば空を見ながら何か慌てているねこちゃん。
「ん? どしたの?」
と僕も空をよく見ると空高く舞い上がったらしい緑色の葉っぱがひらひらとじくざぐに落ちてくる所だった。
「なんだよ、高く上がり過ぎただけかよ、全く………騒ぎやがって」
「にゃあ…………」
遊びたい気持ちはわかるけど葉っぱ落ちてくるの待ってればいいんじゃない?
てかねこちゃんさっきまでこの世の終わりみたいなオーラ出してオークちゃんの所寄り添ってたでしょ、変わり身早くない?
んで、葉っぱだけど、ひらひらおちて来てる。
風に乗って、ひらひら、ひらひら。
おお、僕の所落ちてきて
。
その葉っぱを取ろうと手を伸ばす。
けどすんでの所でそよ風が吹いて葉っぱが飛ばされてしまう。
「あらら」
「惜しかったな」
「にゃ~」
ねこちゃんから抗議来てるね。
で、葉っぱは何処へ……。
僕とアルさん、そしてねこちゃんの視線が飛ばされた葉っぱに集中する。
風がピタリと止んだために葉っぱはゆっくりと落ちて、舞い落ちていき。
新たな命を作るため光続けている、オークちゃんの体に吸い込まれていった。
「「あ……… 」」
11
今更ながらここの存在を知りました(´・ω・`)よければお気に入り登録、感想お願いします。豆腐メンタルな作者になにとぞお慈悲を(ФωФ)
お気に入りに追加
1,922
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる