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一章 森
★戦地の後にて★
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長い夜があけた。
ちとくせえな。
わざわざこっちが交渉の余地や和平の道を示してやったってのに、宣戦布告してきやがった、結果がこれだ。
「あー……、だりい」
戦場の後片付け、取り残しがないかの確認、兵士の保護。
刃が潰れ、握れば軋む使い物にならくなった斧を後ろに放りなげ、死体の転がる平原を歩く。
「たく、んどくせぇ、ねみいし腹へったし、帰ったら寝る、先に食ってからか……めんどくせぇ」
食料もねえ、こんな死体だらけの平原で野宿するのも気持ちわりいから無しだ。
部下は引き上げて今頃城について休んでるだろうが……。
城に帰っても戦の報告のために書類だのなんだのとやんなきゃならんしなぁ、めんどくせえな。
森の中にでも入って仮眠でもとるか? 木の上にでも登れば幾分かマシだろうが、鎧が邪魔だな。
「チッ……あ?」
ぐだぐだと意味のない事を考えながら何とはなしに森を見たとき、小さな子供がいた。
「あぁ? ……めんどくせえな」
こんな季節には不釣り合いな黒いコートにそのコートに巻きついてい平たい紐。
何故こんな場所にいるんだと疑問に思ったが、その子供の目の前にいるアンデッドを見て足に力をいれる。
死体をしばらく放置していれば時折、動き始める生物を襲いはじめる邪魔な奴。
一度殺した相手をもう一度殺すなんざ反吐が出る、だから俺は跡形もなく吹き飛ばしているが、それ以外は当然そのままだ。
「ギィ''イ''ア''ァア''ァアっア!!!!!! 」
面倒な気持ちを無理矢理抑え、子供の所へ行こうと一歩足を踏み出したとき、破裂音とアンデッドの耳障りな声が響いた。
足を止め様子を伺えばアンデッドは燃え断末魔を出し嫌な臭いを出している。
「んん? おいおい……」
魔法なら微かな流れを感じるはず、……今よらただそこで爆発したような燃えかたをしている。
今あいつ何をした?
灰と化しているアンデッドから興味は失せ、子供のいた場所を見れば、既に子供の姿は無かった、
子供の気配をを辿り後を追えば、見たことのない広く大きな湖に行き着く、そこにいた子供は何かに向けて息を吹き掛け顔を赤くしている子供が一人。
沸々と眠気を押し退け、子供のしている事に興味が沸く、しばらく坊主からもみえる距離で観察していたが気づく気配もない。
「やっていることに必死なのか? こんなとこで呑気だなおい」
見ていれば晴れ晴れとした顔でバッグを漁る子供だが、また顔を歪める。
疑問に思い少し近づけば、子供はすぐそばの木の幹に腰掛けバックを膝にのせ何かをはじめる。
黄色い小舟だ。
離れた場所の木の幹に座る子供はさておき、水に浮かぶそれをまじまじと観察した俺は恐る恐る触れてみると柔らかく、さわり心地がいい。
脆くもない………試しに子供の様子もみつつ船に乗り込み寝っ転がると簡易テントのベッドとは比べものならないほどの寝心地の良さに誤魔化していた眠気が一気に顔を出す。
体のだるさに逆らう気も起きずそのまま瞼を閉じ、意識を手放した。
ふと、規則的な水の跳ねる音に意識が覚める。
うっすらと眼を開けてみれば目の前にはあの子供。
視線を動かせば水車のようなものがゆっくりと回っている……腹へった……ねみぃ。
それにしても、あの子供、周りを見てる目がすげえキラキラしてる……可愛いじゃねえか。
んん……ほとんど食って無かったからなぁ、腹が空いた。
「腹、減ったな………」
思わずつぶやいてしまい、起きてることがばれたかもしれないと子供を薄目で見れば。子供は首をかしげるとバッグを漁り出す、そして紙袋を取り出すと香ばしい匂いのクッキーが出てきた。
………いいな。
クッキー、軽食には最適なそれの味を連想し唾液が溢れる。
子供は俺の口を半端無理やり開けると口の中にクッキーを突っ込んだ。
不自然にならないようにゆっくりと咀嚼すれば素朴な甘さが口に広がる、
うめえな…………
砂糖はどの国も値段が高い、そう易々とこんな場所で使うなんて贅沢だな。
家が金持ちなのか?うめえ。
もっと欲しいと思い催促をするが、反応なし
また声を出してみるが、反応なし。
再度試す、反応無し。
再度試す、反応がねぇ……チッ
再度……。
ふん。
しかたねぇ、目がさめたら無理やりにでも奪ってやる。
再び俺は目を閉じてゆっくりと意識を手放した。
何か、小さな小動物にちょっかいをかけられる夢を見た……。
ん……?
あれからどれくらい時間がたったのか空腹で目が覚めれば、肌に感じる風が冷たくなっている。
ん……?
頬を軽くつねられてるな……なんだ?
「サンドイッチどうしよう…………」
なに? サンドイッチだと? よこせ。今すぐよこせ
「食べないんなら全部食べちゃいますよ?」
ああん!? 誰が食わないつったんだゴルアァ!!
……今近くにはあの坊主しかいねえ、てことはあいつだな、おう、上等じゃねえか……!
あぁ、……腹が減ってるイライラする……?
お? なんかうまそうな匂いが……。
目を開けるよりも先も体が先に動き、目の前のものにかじりつく。
ふわっと柔らかいパンに挟まれたしゃきしゃきの新鮮でみずみずしい野菜、噛めば甘酸っぱく美味い。
うめえ。
口のなかに食べ物を詰めながら俺は目を開く。
やっぱ腹減ってるを入れてもこりゃあもっと食いてえ…。
前を見ればあっけにとられた子供。
この飯にに免じて許して……いや待て、もっとくれるんじゃね?
「ほふぁへひひふぁふぇんふぃひほ!!訳(お前いい加減にしろよ!!)」
チッ、口の中のものが邪魔でしゃべれねえ。
すると子供は微妙な顔をしながら水を差し出された。
どうやって作ったのか分からねえ小舟、小さなカバンからはそのカバン以上にでかいものをいくつもだして何気ない顔で何処からか沸いたアンデッドを葬る。
そして空間魔法でもないのに場所と場所を繋げる魔法……とどめにこんな危険な森にいるこの可愛げのある小僧……。
気に入った……!!
ちとくせえな。
わざわざこっちが交渉の余地や和平の道を示してやったってのに、宣戦布告してきやがった、結果がこれだ。
「あー……、だりい」
戦場の後片付け、取り残しがないかの確認、兵士の保護。
刃が潰れ、握れば軋む使い物にならくなった斧を後ろに放りなげ、死体の転がる平原を歩く。
「たく、んどくせぇ、ねみいし腹へったし、帰ったら寝る、先に食ってからか……めんどくせぇ」
食料もねえ、こんな死体だらけの平原で野宿するのも気持ちわりいから無しだ。
部下は引き上げて今頃城について休んでるだろうが……。
城に帰っても戦の報告のために書類だのなんだのとやんなきゃならんしなぁ、めんどくせえな。
森の中にでも入って仮眠でもとるか? 木の上にでも登れば幾分かマシだろうが、鎧が邪魔だな。
「チッ……あ?」
ぐだぐだと意味のない事を考えながら何とはなしに森を見たとき、小さな子供がいた。
「あぁ? ……めんどくせえな」
こんな季節には不釣り合いな黒いコートにそのコートに巻きついてい平たい紐。
何故こんな場所にいるんだと疑問に思ったが、その子供の目の前にいるアンデッドを見て足に力をいれる。
死体をしばらく放置していれば時折、動き始める生物を襲いはじめる邪魔な奴。
一度殺した相手をもう一度殺すなんざ反吐が出る、だから俺は跡形もなく吹き飛ばしているが、それ以外は当然そのままだ。
「ギィ''イ''ア''ァア''ァアっア!!!!!! 」
面倒な気持ちを無理矢理抑え、子供の所へ行こうと一歩足を踏み出したとき、破裂音とアンデッドの耳障りな声が響いた。
足を止め様子を伺えばアンデッドは燃え断末魔を出し嫌な臭いを出している。
「んん? おいおい……」
魔法なら微かな流れを感じるはず、……今よらただそこで爆発したような燃えかたをしている。
今あいつ何をした?
灰と化しているアンデッドから興味は失せ、子供のいた場所を見れば、既に子供の姿は無かった、
子供の気配をを辿り後を追えば、見たことのない広く大きな湖に行き着く、そこにいた子供は何かに向けて息を吹き掛け顔を赤くしている子供が一人。
沸々と眠気を押し退け、子供のしている事に興味が沸く、しばらく坊主からもみえる距離で観察していたが気づく気配もない。
「やっていることに必死なのか? こんなとこで呑気だなおい」
見ていれば晴れ晴れとした顔でバッグを漁る子供だが、また顔を歪める。
疑問に思い少し近づけば、子供はすぐそばの木の幹に腰掛けバックを膝にのせ何かをはじめる。
黄色い小舟だ。
離れた場所の木の幹に座る子供はさておき、水に浮かぶそれをまじまじと観察した俺は恐る恐る触れてみると柔らかく、さわり心地がいい。
脆くもない………試しに子供の様子もみつつ船に乗り込み寝っ転がると簡易テントのベッドとは比べものならないほどの寝心地の良さに誤魔化していた眠気が一気に顔を出す。
体のだるさに逆らう気も起きずそのまま瞼を閉じ、意識を手放した。
ふと、規則的な水の跳ねる音に意識が覚める。
うっすらと眼を開けてみれば目の前にはあの子供。
視線を動かせば水車のようなものがゆっくりと回っている……腹へった……ねみぃ。
それにしても、あの子供、周りを見てる目がすげえキラキラしてる……可愛いじゃねえか。
んん……ほとんど食って無かったからなぁ、腹が空いた。
「腹、減ったな………」
思わずつぶやいてしまい、起きてることがばれたかもしれないと子供を薄目で見れば。子供は首をかしげるとバッグを漁り出す、そして紙袋を取り出すと香ばしい匂いのクッキーが出てきた。
………いいな。
クッキー、軽食には最適なそれの味を連想し唾液が溢れる。
子供は俺の口を半端無理やり開けると口の中にクッキーを突っ込んだ。
不自然にならないようにゆっくりと咀嚼すれば素朴な甘さが口に広がる、
うめえな…………
砂糖はどの国も値段が高い、そう易々とこんな場所で使うなんて贅沢だな。
家が金持ちなのか?うめえ。
もっと欲しいと思い催促をするが、反応なし
また声を出してみるが、反応なし。
再度試す、反応無し。
再度試す、反応がねぇ……チッ
再度……。
ふん。
しかたねぇ、目がさめたら無理やりにでも奪ってやる。
再び俺は目を閉じてゆっくりと意識を手放した。
何か、小さな小動物にちょっかいをかけられる夢を見た……。
ん……?
あれからどれくらい時間がたったのか空腹で目が覚めれば、肌に感じる風が冷たくなっている。
ん……?
頬を軽くつねられてるな……なんだ?
「サンドイッチどうしよう…………」
なに? サンドイッチだと? よこせ。今すぐよこせ
「食べないんなら全部食べちゃいますよ?」
ああん!? 誰が食わないつったんだゴルアァ!!
……今近くにはあの坊主しかいねえ、てことはあいつだな、おう、上等じゃねえか……!
あぁ、……腹が減ってるイライラする……?
お? なんかうまそうな匂いが……。
目を開けるよりも先も体が先に動き、目の前のものにかじりつく。
ふわっと柔らかいパンに挟まれたしゃきしゃきの新鮮でみずみずしい野菜、噛めば甘酸っぱく美味い。
うめえ。
口のなかに食べ物を詰めながら俺は目を開く。
やっぱ腹減ってるを入れてもこりゃあもっと食いてえ…。
前を見ればあっけにとられた子供。
この飯にに免じて許して……いや待て、もっとくれるんじゃね?
「ほふぁへひひふぁふぇんふぃひほ!!訳(お前いい加減にしろよ!!)」
チッ、口の中のものが邪魔でしゃべれねえ。
すると子供は微妙な顔をしながら水を差し出された。
どうやって作ったのか分からねえ小舟、小さなカバンからはそのカバン以上にでかいものをいくつもだして何気ない顔で何処からか沸いたアンデッドを葬る。
そして空間魔法でもないのに場所と場所を繋げる魔法……とどめにこんな危険な森にいるこの可愛げのある小僧……。
気に入った……!!
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