眠れぬ英雄に眠りを与えられるのがよわよわ夢魔の僕らしいです

1000年に一度魔王が復活して世界が荒れて、色々あって魔王が封印されてから三年。

人々が文化を発展させあらゆる種族が手を取り合い平和を謳歌する時代に、人も寄り付かない辺境の森で静かに暮らす一人の夢魔がいた

魔王の力によって暴走した末あらゆる種族に嫌われた魔族、そのひとつである夢魔はある日食料の気配に誘われ住んでいる森の広場にのそのそと出る

するとそこには目に大きな隈のできた男が立ち、気づけば夢魔はその男に手を伸ばす。

一度は半殺し一歩手前になるも後に何故か気に入られてしまった夢魔はそのまま拐われもてなされ甘やかされ、心地よい中一緒にいてくれと懇願されて共に過ごすことになり……

面倒ごとが嫌いな夢魔、夢魔を離したくない男、何かすれ違っている気がするようなちょっとだけシリアスな物語のはじまり




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