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バトンタッチとして知的異星人キャメロン系の話
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「ただ、両性具有ではないし、男性から女性へとか、女性から男性に性転換と言う概念もありませんでした、ただ言えることは、しかるべき時期が来れば、しかるべき形で、お互いがお互いを必要として、種の保存が保たれていた、だけなのです。逃げると言う概念が生まれたのは、多分、男性からだったと思います。
具体的な逃げとは、先ほど言われた宇宙空間にではなく、役割から下りたがった、それが逃げと言う形に働いたのでしょう。
男性的なテクノロジーの行き詰まりなのか、物質社会の終焉なのか、今でも分からない部分はあるのですが、男性達の多くは、思想とテクノロジーの進化?進歩から降り始めました。
そして、引き継いだのが女性たちだったのです。女性たちにとっても物質社会に対して、長年の愛着がある概念ですから、そう易々と手放すことが出来る訳ではありませんでしたが、結局、そこに時間と空間が大きく立ちはだかったのでしょう。
テクノロジーの問題でも、移動と言う概念の中で、飛躍的に飛ぶことが先決でした。
地球ではワープと言う概念がありましたが、正にその概念にぶち当たるまでに、また多くの時間を費やしました。
本当に遠回りな時間と労力を使い、そして、合理的な物質社会からのテクノロジーによる概念を、あっさりと意識レベルが意図も簡単に成し遂げてしまいました。
実は潜在的には知っていたのでしょうけど、遠回りまでして、それに対して避けていたのでしょう」
今度はキャメロン系が話を中断し、沈黙がこのUFO型徹子の部屋に充満してきた。
遠回りして、それに対して避けていたのでしょう、と言うキャメロン系の言葉に、私は眠っていた何かを触発されて、思い出していた。
人の死についてだ、私の場合は、肉親である母の死についてだ。
何故?
母親に対して、病魔があそこまで、死の酷さを要求したのか?
死の訃報を聞いたのは地下鉄有楽町線の永田町駅だ。
自分から実家に電話したのか、それとも、妹の沙耶から私の携帯にあったのか、ああ、思い出した、沙耶の電話を永田町駅に着く前の電車内で受信し、電話が切れて、永田町の乗り換え口まで出て折り返し電話したのだ。
しかし、携帯電話は何回かの機械的なトラブルなのか分からないが、ノイズ音が発生し、一先(ふちま)ず、携帯の留守番電話をチェックしてみた。
留守番電話には予期していたが、沙耶の涙声での訃報が入っていて流れ始めた。
結局、私は永田町から段々と無くなって来ている公衆電話を探して、妹に電話した。
「昨日までは病状が安定していて、一先(ひとま)ず安心していたんだけど、私が会社に行くまでも元気だったんだけど・・・」
私は、その時、事務的に話を公衆電話の電話口で聞いていて、同じ東京にいる弟には私の方から電話すると言って、電話を切ったことが思い出される。
本来であれば、宮城県まで新幹線で帰るべきなのだが、私は、何を思ったのか、車で東北自動車道を走って帰った。
一刻も早く着きたいと言う思いと、時間がかかり、自分が何となく辛い状況で帰るのが、必要ではないかと言う、不思議な意思が働いていたのだろう。
埼玉の自宅から5時間半を掛けて、実家に帰った。
キャメロン系が言った。
「遠回りして、それに対して避けていた」
とは、正に私の行為そのものを言われている気がしてならなかった。
「遠回りしたからこそ、何かを得ることも出来ますし、反対に問題を先送りにし、更なる問題の連鎖を生むこともあります。
しかし、今回の先送りとは、ハッキリ言ってしまえば、我々が向かって行った、我々が正しいと思っていた考えや行動が全て全否定しなければならないほどの思想・概念を認めなくてはいけなくなったと言うことです。
それが、男性が初めに降りた理由なのかもしれないし、女性にとってもやっかいなほどのストレスを与えられたのです。しかし、もう、そのことは明白な事実であり、もう隠したり、無視したり、考えないようにするには、我々の深層心理の奥底には満タンになって溢れる程の意識があったのです。
その気付きとは、本当にやっかいなものでした。
それまでの価値観をすべて否定しなくてはならないし、無視して生きることは出来るのでしょうが、それは、もう生きていると言う言葉だけで、それこそ影法師のように、自分の影を必死に追いかけるだけの人生でしかなくなるのですから。
簡単に説明すると、こう言うことになります。
宇宙空間での移動には限界が最初からあり、テクノロジーで肉体を移動すると言うことには気の遠くなるような理論が必要となり、その労力よりも肉体からの開放こそが、一番の早道であることは、薄々感ずいていたのでしょう。
肉体と言う最初であり、最後の呪縛である物質社会を終焉させるイコール肉体と精神の分離ですね、が、長年追い求めていた超距離の移動を獲得する完璧な答えだったのです」
思いみたいなもの?なのか、私はキャメロン系の話している言葉を理解しているような気になって頷いてはいたが、実はなに一つ分からないでもいた。
まるで、肉体を持たない精神世界、意識レベルの世界の再構築、所謂、オカルトの世界であり、今流行りのスピリチュアルな世界にも聞こえた。
具体的な逃げとは、先ほど言われた宇宙空間にではなく、役割から下りたがった、それが逃げと言う形に働いたのでしょう。
男性的なテクノロジーの行き詰まりなのか、物質社会の終焉なのか、今でも分からない部分はあるのですが、男性達の多くは、思想とテクノロジーの進化?進歩から降り始めました。
そして、引き継いだのが女性たちだったのです。女性たちにとっても物質社会に対して、長年の愛着がある概念ですから、そう易々と手放すことが出来る訳ではありませんでしたが、結局、そこに時間と空間が大きく立ちはだかったのでしょう。
テクノロジーの問題でも、移動と言う概念の中で、飛躍的に飛ぶことが先決でした。
地球ではワープと言う概念がありましたが、正にその概念にぶち当たるまでに、また多くの時間を費やしました。
本当に遠回りな時間と労力を使い、そして、合理的な物質社会からのテクノロジーによる概念を、あっさりと意識レベルが意図も簡単に成し遂げてしまいました。
実は潜在的には知っていたのでしょうけど、遠回りまでして、それに対して避けていたのでしょう」
今度はキャメロン系が話を中断し、沈黙がこのUFO型徹子の部屋に充満してきた。
遠回りして、それに対して避けていたのでしょう、と言うキャメロン系の言葉に、私は眠っていた何かを触発されて、思い出していた。
人の死についてだ、私の場合は、肉親である母の死についてだ。
何故?
母親に対して、病魔があそこまで、死の酷さを要求したのか?
死の訃報を聞いたのは地下鉄有楽町線の永田町駅だ。
自分から実家に電話したのか、それとも、妹の沙耶から私の携帯にあったのか、ああ、思い出した、沙耶の電話を永田町駅に着く前の電車内で受信し、電話が切れて、永田町の乗り換え口まで出て折り返し電話したのだ。
しかし、携帯電話は何回かの機械的なトラブルなのか分からないが、ノイズ音が発生し、一先(ふちま)ず、携帯の留守番電話をチェックしてみた。
留守番電話には予期していたが、沙耶の涙声での訃報が入っていて流れ始めた。
結局、私は永田町から段々と無くなって来ている公衆電話を探して、妹に電話した。
「昨日までは病状が安定していて、一先(ひとま)ず安心していたんだけど、私が会社に行くまでも元気だったんだけど・・・」
私は、その時、事務的に話を公衆電話の電話口で聞いていて、同じ東京にいる弟には私の方から電話すると言って、電話を切ったことが思い出される。
本来であれば、宮城県まで新幹線で帰るべきなのだが、私は、何を思ったのか、車で東北自動車道を走って帰った。
一刻も早く着きたいと言う思いと、時間がかかり、自分が何となく辛い状況で帰るのが、必要ではないかと言う、不思議な意思が働いていたのだろう。
埼玉の自宅から5時間半を掛けて、実家に帰った。
キャメロン系が言った。
「遠回りして、それに対して避けていた」
とは、正に私の行為そのものを言われている気がしてならなかった。
「遠回りしたからこそ、何かを得ることも出来ますし、反対に問題を先送りにし、更なる問題の連鎖を生むこともあります。
しかし、今回の先送りとは、ハッキリ言ってしまえば、我々が向かって行った、我々が正しいと思っていた考えや行動が全て全否定しなければならないほどの思想・概念を認めなくてはいけなくなったと言うことです。
それが、男性が初めに降りた理由なのかもしれないし、女性にとってもやっかいなほどのストレスを与えられたのです。しかし、もう、そのことは明白な事実であり、もう隠したり、無視したり、考えないようにするには、我々の深層心理の奥底には満タンになって溢れる程の意識があったのです。
その気付きとは、本当にやっかいなものでした。
それまでの価値観をすべて否定しなくてはならないし、無視して生きることは出来るのでしょうが、それは、もう生きていると言う言葉だけで、それこそ影法師のように、自分の影を必死に追いかけるだけの人生でしかなくなるのですから。
簡単に説明すると、こう言うことになります。
宇宙空間での移動には限界が最初からあり、テクノロジーで肉体を移動すると言うことには気の遠くなるような理論が必要となり、その労力よりも肉体からの開放こそが、一番の早道であることは、薄々感ずいていたのでしょう。
肉体と言う最初であり、最後の呪縛である物質社会を終焉させるイコール肉体と精神の分離ですね、が、長年追い求めていた超距離の移動を獲得する完璧な答えだったのです」
思いみたいなもの?なのか、私はキャメロン系の話している言葉を理解しているような気になって頷いてはいたが、実はなに一つ分からないでもいた。
まるで、肉体を持たない精神世界、意識レベルの世界の再構築、所謂、オカルトの世界であり、今流行りのスピリチュアルな世界にも聞こえた。
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