16 / 53
UFO内超テクノロジーな筈なのに、食事は正にコンビニ状態だった
しおりを挟む
まさか、こんなことになろうとは?私はまるで長い間のテレビ収録でも終わったかのように、テレビモニターが無数にある部屋のソファーに寝そべった。
かなり疲れてしまったのだ。結構喋り疲れたので、喉も乾いていたのでお二人に何か飲み物は無いか、と聞くとすると、また500mlのジャスミンティーがテーブルの前に置かれた。私はよっぽどジャスミンティーが好きなように、テレパシーしているみたいだ。
「何か、あれよあれよと言う間に、凄いことになってしまったね!後、このUFOに乗っていると、あなた達と同じ力って言うのか、超能力みたいなものが、覚醒されるんですかね?」
と結構高くなってしまった天井を見ながら、他愛もなく聞いてみた。
「元々、工藤さんには、あのような力は備わっていましたし、驚くようなことではありません」
とオーランド系は何となく嬉しそうな表情でそう言った。
「そう言えば、さっきの自己紹介のことだけど、あまりふざけないでくれないかな、なんか宇宙人としての威厳って言うのか?あなた達はこの人類に比べたら遥か彼方のほどの遠い存在だし、神さまと同じレベルでも通用するんですから」
そう言って、寝そべっているソファーから二人が見える範囲にもぞもぞと移動しながら話した。
「いえいえ、私達は工藤さんのサポートに来ただけですから、反対に工藤さんは私達をあまり表に出さないでください。これでもああいうことは馴れていませんので」
とオーランド系は恐縮した態度で言葉を返した。
そんなことを話しながら、私はそう言えばお腹が空いていることに気付き、二人に食事とかどうする?と聞いてみた。
「工藤さんは当然お腹が空きますよね?では用意いたします」
そうキャメロン系が言ったので、どんな宇宙食なのか何何星の料理なのか分からないが食べさせてくれるのか、ちょっとワクワク期待していたが、テーブルの上に出されたのはカップラーメンと固形型カロリーメイトだった。
「え、なんか他に無いの?」
「私達は工藤さんの日頃の食生活から調査して、出しますので今後は前もってリクエストをお願い致します」
とキャメロン系に機械的にそう言われた。
「リクエストって?」
「何でもいいですが、文字だけでも良いです。
実際に食べたいと言うイメージが湧く物なら、画でも良いですし」
私はなんか面倒になり、テーブルの上にあるカロリーメイトの箱を破り、いつも自分が食べているチョコ味を味わいながら食べ始め、カップラーメンの包装も破き始めた。
「あ、あの~お湯はどうすれば、ポットとかはどこにあるの?」
そう言った時、手に持っていたカップラーメンが熱くなり、アブなく手を離しそうになり、慌ててテーブルの上に置いた。
「おいおい、アブないよ~、手に持ってる時には勝手にお湯は入れないでよ」
と注意しながら、まさか中のかやくとか袋のまんまじゃないのか?と思い恐る恐る蓋を開けると、ちゃんとカップラーメンはスープも入って、出来上っていた。
そして、なんだか気持、ラーメン屋さんの本物のラーメンの様な麺とスープの味がした。
なるほど、もしかしたら私の心の中にある食べ物のイメージを彼らは読みとって、物質化しているのではないのかと考え、次からはより具体的なイメージを作ろうと心掛けた。
「ところで、お二人方は、お腹は空いていないのですか?」
私がカップラーメンの麺を勢いよく啜りながら聞くと、私達は結構です、と言った。
「そう、まだ、お腹空かないんだ?」
彼らはただ頷くだけだった。
そう言えば、私の家に勝手にお邪魔した時も
お茶もなにも結構です、と、断られたな。やっぱり、地球では食事は出来ないのだろうか?
「工藤さん、そう心配しなくても結構です。
我々は物を食べたりしなくても大丈夫なのです。
そのようになってしまいましたので」
と、キャメロン系がいつの間に出したのか、自分一人用のソファーに座って答えた。
「た、食べないで、平気なんだ。それって、昔からなの?」
「昔からではありませんが、この地球の時間ではもの何億年も前から、ここで言う食事は摂っておりません」
は、何億年も?私は一瞬食べる行為を止めたが、でも早く食べないと、みたいな感覚に襲われ、また食べ始めた。
「食べないってことは、当然、排泄もしないんだ?」
私は自分が食べているのにも拘らず、汚い話をしていた。
「はい、当然、食べないのですから、その食べ物の消化物も出ません。この世界でも仏教のお坊さんが、よく雲水のごとくとか言うではありませんか。
あの境地に我々は何億年も前からなって行きました」
キャメロン系は、そう私に説明するでもなくそう話した。
と言うことは、彼らは雲の霞みたいなものなのか?と考えてみた。
「我々の今の身体は、この地球上の物質が集合して出来ていますから、その様なものかもしれません。
実は宇宙内の生命体は無意識レベルで生命を維持するべく物質が寄せ集まって生命体を形成しているのですが、その無意識ながらも維持しようと言う働きが、地球上では動植物であり、人類なのでしょう」私は粗方、食事を済ませ、聞くとはなしにキャメロン系の話を聞いていた。
確かに、そのような考え方もありだとは思った。
人間は地球上にある物質を加工して、衣食住を賄い、それだけに飽き足らず、国家と言う概念を構築して、他者、他国、敵を自ら生み出し、自らイメージしたのか、その敵の恐怖を克服する為に、巨大な兵器を作り続けて来た。
今でも作り続けているが。
かなり疲れてしまったのだ。結構喋り疲れたので、喉も乾いていたのでお二人に何か飲み物は無いか、と聞くとすると、また500mlのジャスミンティーがテーブルの前に置かれた。私はよっぽどジャスミンティーが好きなように、テレパシーしているみたいだ。
「何か、あれよあれよと言う間に、凄いことになってしまったね!後、このUFOに乗っていると、あなた達と同じ力って言うのか、超能力みたいなものが、覚醒されるんですかね?」
と結構高くなってしまった天井を見ながら、他愛もなく聞いてみた。
「元々、工藤さんには、あのような力は備わっていましたし、驚くようなことではありません」
とオーランド系は何となく嬉しそうな表情でそう言った。
「そう言えば、さっきの自己紹介のことだけど、あまりふざけないでくれないかな、なんか宇宙人としての威厳って言うのか?あなた達はこの人類に比べたら遥か彼方のほどの遠い存在だし、神さまと同じレベルでも通用するんですから」
そう言って、寝そべっているソファーから二人が見える範囲にもぞもぞと移動しながら話した。
「いえいえ、私達は工藤さんのサポートに来ただけですから、反対に工藤さんは私達をあまり表に出さないでください。これでもああいうことは馴れていませんので」
とオーランド系は恐縮した態度で言葉を返した。
そんなことを話しながら、私はそう言えばお腹が空いていることに気付き、二人に食事とかどうする?と聞いてみた。
「工藤さんは当然お腹が空きますよね?では用意いたします」
そうキャメロン系が言ったので、どんな宇宙食なのか何何星の料理なのか分からないが食べさせてくれるのか、ちょっとワクワク期待していたが、テーブルの上に出されたのはカップラーメンと固形型カロリーメイトだった。
「え、なんか他に無いの?」
「私達は工藤さんの日頃の食生活から調査して、出しますので今後は前もってリクエストをお願い致します」
とキャメロン系に機械的にそう言われた。
「リクエストって?」
「何でもいいですが、文字だけでも良いです。
実際に食べたいと言うイメージが湧く物なら、画でも良いですし」
私はなんか面倒になり、テーブルの上にあるカロリーメイトの箱を破り、いつも自分が食べているチョコ味を味わいながら食べ始め、カップラーメンの包装も破き始めた。
「あ、あの~お湯はどうすれば、ポットとかはどこにあるの?」
そう言った時、手に持っていたカップラーメンが熱くなり、アブなく手を離しそうになり、慌ててテーブルの上に置いた。
「おいおい、アブないよ~、手に持ってる時には勝手にお湯は入れないでよ」
と注意しながら、まさか中のかやくとか袋のまんまじゃないのか?と思い恐る恐る蓋を開けると、ちゃんとカップラーメンはスープも入って、出来上っていた。
そして、なんだか気持、ラーメン屋さんの本物のラーメンの様な麺とスープの味がした。
なるほど、もしかしたら私の心の中にある食べ物のイメージを彼らは読みとって、物質化しているのではないのかと考え、次からはより具体的なイメージを作ろうと心掛けた。
「ところで、お二人方は、お腹は空いていないのですか?」
私がカップラーメンの麺を勢いよく啜りながら聞くと、私達は結構です、と言った。
「そう、まだ、お腹空かないんだ?」
彼らはただ頷くだけだった。
そう言えば、私の家に勝手にお邪魔した時も
お茶もなにも結構です、と、断られたな。やっぱり、地球では食事は出来ないのだろうか?
「工藤さん、そう心配しなくても結構です。
我々は物を食べたりしなくても大丈夫なのです。
そのようになってしまいましたので」
と、キャメロン系がいつの間に出したのか、自分一人用のソファーに座って答えた。
「た、食べないで、平気なんだ。それって、昔からなの?」
「昔からではありませんが、この地球の時間ではもの何億年も前から、ここで言う食事は摂っておりません」
は、何億年も?私は一瞬食べる行為を止めたが、でも早く食べないと、みたいな感覚に襲われ、また食べ始めた。
「食べないってことは、当然、排泄もしないんだ?」
私は自分が食べているのにも拘らず、汚い話をしていた。
「はい、当然、食べないのですから、その食べ物の消化物も出ません。この世界でも仏教のお坊さんが、よく雲水のごとくとか言うではありませんか。
あの境地に我々は何億年も前からなって行きました」
キャメロン系は、そう私に説明するでもなくそう話した。
と言うことは、彼らは雲の霞みたいなものなのか?と考えてみた。
「我々の今の身体は、この地球上の物質が集合して出来ていますから、その様なものかもしれません。
実は宇宙内の生命体は無意識レベルで生命を維持するべく物質が寄せ集まって生命体を形成しているのですが、その無意識ながらも維持しようと言う働きが、地球上では動植物であり、人類なのでしょう」私は粗方、食事を済ませ、聞くとはなしにキャメロン系の話を聞いていた。
確かに、そのような考え方もありだとは思った。
人間は地球上にある物質を加工して、衣食住を賄い、それだけに飽き足らず、国家と言う概念を構築して、他者、他国、敵を自ら生み出し、自らイメージしたのか、その敵の恐怖を克服する為に、巨大な兵器を作り続けて来た。
今でも作り続けているが。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる