ダンジョンを操れたので、異世界の芸能総監督になり、異世界美女と逆転人生を楽しみます

ムービーマスター

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ダンジョンは時空を超える生き物?

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と言うことで、僕は僕のダンジョンは何処でもドアなのならば、
もしかしたら工場内倉庫ダンジョンから直で豊洲ビルのダンジョンに繋がることが出来るんじゃないですか~
の悪知恵が働いたので、
早速、やってみることにした。

なんでも思い立ったが吉日です。

だけど、もしも前みたいに片岡さんとバッタリは嫌だから、
念の為にまずは片岡さんに連絡して報告してからダンジョン直通引越しの実験を行った。

片岡さんのスマホに電話したら、
タイミング良く片岡さんは豊洲ビル2階の事務所で、
彼も引越しの準備中とのことで、早速、僕は実験を開始した。

まず、板橋の工場倉庫内ダンジョンに下りる前に、
行きたい行き先をダンジョンに話して、
って、ただ、地下階段に独り言を投げかけるみたいにして、
この場合「豊洲の片岡さんビル」と言ってダンジョンを降りると、
ダンジョン洞窟の途中から早くも階段があり、
そこを登らなければ、何時ものダンジョン異世界木製ドアの処に行くんだけど、
この新しく出来た登り階段に身を乗り出して、
上を見上げると、
なんとなんと、片岡さんが上から僕を見ているではあ~りませんか。


「いや~大成功ですね。これでダンジョンを使って迅速にお引越し出来ますよ」

と、僕が片岡さんに言うと、片岡さんも何か考えてから、

「あの~、
渋谷のオフィスの荷物なんですが、
エントランスにあるダンジョンとここに繋げることは可能なんですかね」

と相談されましたので、こっちも善は急げって感じで、
僕は今出て来たばかりの豊洲ビルダンジョンに向かって、

「渋谷区宇田川町の片岡さんオフィス」と言ってから、
まずは僕がダンジョンに入りその後に片岡さんが入ると、
やっぱり一旦階段を降りてダンジョン洞窟の地面まで下りて数歩、
歩くとまた新しいダンジョン階段があり、
登ってしまうと、今度はもっとビックリ、
と言うか、エントランスでは無く、
完全に渋谷区の片岡さんオフィス内玄関口に出来てしまいました。

「え~マジですか、これは便利と言うか、なんと言うか、あの~、エントランスのダンジョンもあるんすかね~」

と、片岡さん、玄関を出てエレベーターに乗って1階エントランスまで行っちゃいました。

そして、急いでオフィスに戻ると

「エントランスのダンジョンは無かったですよ、今はここに移動したんですね」

と、片岡さんは興奮気味に話した。

まあ、確かに、こんな魔法的な、もしくはSF映画のような瞬間移動、
テレポーテーションを今リアルに体験中ですから、驚かない人がいたら珍しいです。

「ま、取敢とりあえず、豊洲ビルと渋谷区オフィスは今現在繋がったから、なんか荷物を運ぶ物はありますか?」

僕はそう片岡さんに言ったので、
幾つかの段ボール箱をゆびされたので、
取敢えず段ボールを持ってダンジョンを降りて、
今度は登ったのだが、これが実はかなりしんどいです。

いちいち階段を上り下りするのが引越しには向かないな~

そう思いながら、豊洲ビル1階の駐車書庫棚の場所で待っていると、
片岡さんも階段をしんどそうに重たい段ボールを持ちながらやっとこ登って来た。

僕だけのダンジョンなのだから、もしかしたら~
僕はハリウッド映画作品的、御都合主義宜しく!なごとく、
床のダンジョンの周りにある幅1cmの枠が気になって人差し指でわくを押さえて、
移動させたら、なんと、簡単に移動できました。

と言うことは、床から壁に移動できますかなって感じで、
人差し指で摘まんでその四角い枠を持ち上げ近くの壁に立て掛けると、
これがまた「あ~ら不思議」、壁にダンジョン階段が移り、映り、
僕は壁ダンジョンに向かって

「渋谷区宇田川町の片岡さんオフィスダンジョンも壁側になってください」

と、小学生低学年レベル的に話してから入ろうとして中を覗き込んだら、
1メートル奥には渋谷区のオフィスが見えるんじゃ、あーりませんか。

恐るべき、僕だけのダンジョン、
恐るべきシャーロンの御都合主義な魔法、
ま、この魔法ダンジョンで僕と片岡さんが幸せで楽々なんだから、
イイ魔法だよね~、ですから末代まで祟られないでよね~。


と言うことで、
その日は片岡さんの渋谷区宇田川町オフィスから江東区豊洲ビルの直通ダンジョンの新バージョン、
横から横のダンジョントンネルで、
もはやこれは完全なる「何処でもドア」じゃ、あ~りませんか。

で、その日は片岡さんが荷作りしていた段ボール箱を豊洲ビル書庫にあった台車を使って、
スイスイ楽々に引越ししました。

ちなみに、よこ横ダンジョンの1メートルトンネル内下は、
最初は土だったので、病院なんかのつるつるな廊下みたいなリノニウムの床って言うのかな、
をイメージして優しくダンジョンに囁くと、直ぐに変形してくれました。


ありがとうダンジョン!
それと、引越しとかで使う時は、
僕がいない時でも片岡さんだけ使えるようにダンジョンに言い聞かせました。

もはやダンジョンは生き物みたいです。

時空を繋げる時空生物って感じかな。

と言うことで、僕は早速、工場内住込み部屋に工場内倉庫ダンジョンの枠を摘まんで、
僕の2階の部屋まで持って行き、壁に立て掛け、
直ぐに横ダンジョン、何処でもドア型だけどドア無しダンジョンが出来たので、
「片岡さん豊洲ビルへ」と話しかけ、
すると向こうには片岡さんが引越しの作業を黙々としていました。

僕は一応、片岡さんに挨拶し、

「3階に引越しの際にはお声掛けます」

と声をかけたら、片岡さんの方からも、
「引越しの際には手伝いますよ」

と言ってくれたので、
一人で運ぶのは大変な重い物を運ぶ時には、手伝ってもらおうと思った。
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