ダンジョンを操れたので、異世界の芸能総監督になり、異世界美女と逆転人生を楽しみます

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片岡さん念願の異世界訪問

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このダンジョンって、もしかしたらこんな感じで日本全国とか、世界各地に現れているのか、今の僕みたいにダンジョンを操れるのか、そんなシステムは分からないけど、要は、ダンジョンは世界各地にある、現れている、操られているのでは、と一瞬、想像して怖くなった。

しかも太古の昔からあるのか?

そうすると、昔話の神隠しや謎の失踪、魔のバミューダー海域の一部にもダンジョンが現れているのかも?なんてね。

「今の処、ここは大丈夫ですね、さあ、そろそろ異世界に行きますか?」

僕の誘いに、片岡さんは小躍りする感じで軽快にソファーから立ち上がり、僕の後ろに続いて、ダンジョンの階段を、一応初めてだから恐る恐る、緊張した面持ちで降りて行った。

異世界に訪れた現世ニッポン人、今の処、ニッポン人しかこの異世界には現れてはいないようで(シャーロン談)、片岡さんもまた、耳鳴りと眩暈めまいでふらふらっとしゃがんでしまったけど、身体が落着いてきたので、
早速、木製のドアを開け、異世界の裏舞台へと、シャーロンが後ろ舞台の長テーブルに座って、スマホをリモコン代りに使っている後姿とシャルルが松田聖子のカラオケで「SWEET MEMORIES」を練習中の場に入って来たので、片岡さんの表情は驚愕したまま固まっています。

シャーロンの後ろ姿が、またなんとも、あのギリシャ神話風の女神ドレスで、しかも背中が空いている、だから当然、巨乳の横乳だって見ようによっては見えちゃう格好だから、正直、片岡さんには今の肌の露出が高いシャーロンは見せたくないな~と、やや心配していたら、片岡さんは、シャルルの歌う方向へと魂を奪われた屍ゾンビか、吸血鬼ドラキュラに操られる奴隷的下僕ゾンビのようにゆっくりとした感じで歩くので、僕は思わず、片岡さんの名前を呼びながら、腕をつかんであゆみを止めた。

「いや~、ホント凄いな~シャルル歌姫のアカペラの生歌は~、一瞬で魂が吸い取られてしまって吸い寄せられる感じでしたよ、って実際、吸い寄せられましたけど」

僕と片岡さんの話声を聞きつけて、シャーロンは僕らの方へとしずしずと現れた。

「この方は、もしかしたら武藤さんが話していたシャーロン様でしょうか、お噂は兼ね兼ね聞いております。
いや~ホント凄い美貌です。
それになんと言うプロポーション」

片岡さんは日本人男性としては身長が高い方の175cmだったが、シャーロンはハイヒールを履いているから、若干身長がシャーロンの方が高い。

「もはや、この感じって、ミス・ユニバースのヨーロッパ勢の美女以上ですね」

シャーロンはミス・ユニバース?とか、はてなマークな表情をしたけど、やはり女性は初めての男性に容姿を絶賛されると、嬉しいみたいで、シャーロンも片岡さんが下から上にシャーロンのエロエロ肉感ボディを舐め回すように見る目の動きに合わせて、女体をクネクネと媚びるような妖艶な動きをしてサービスをしていた。

そして、シャーロンは以前、僕にもした右手の甲を上にして片岡さんに差しだした。

片岡さんも戸惑ってしまい、一応、僕と同じように握手するように手を出して来たので、

「手の甲にキスして下さる~」

と、おいおい、シャーロンよ!異世界男子のこと学習したな~

「おい、いいのかな~武藤さん」

僕は、なんか苦々しい顔になっていて、その顔を見てシャーロンは微笑みながら、

「握手でも構いませんわ」

と言って、片岡さんと握手を交わした。

そして、僕の耳元に唇を近付け、

「本当はその殿方にシャーロンの指をしゃぶってもらっても良かったのですよ~。
うっふっふっふっ❤」

と言って、僕にエロエロ言葉攻めをした。

「だって、ムート先生はあっちの世界で西田佳代様と宜しくベロチューとか色々しゃぶったりしているんでしょう?」

「おいおい、そんなことしている訳ないじゃないか~」

と、僕は思わず、シャーロンに大きな言葉を掛け、それを見た片岡さんは

「ホント、お二人は仲が宜しくて焼いてしまいますよ~」

と言われたので、

シャーロンは

「私達、仲良しだもんね~」

と幼稚園の児童じゃないんだから、僕の右手を左手で握ってブランブランしながら言ったので、僕も片岡さんも思わず笑ってしまった。

その後、片岡さん念願の生シャルルに本舞台で御挨拶し握手を交わした。

シャルルの方が片岡さんよりも断然背が高いので、やはり片岡さんは迫力ボディに圧倒され、次にシャルルの歌声に心酔し、完全に熱烈なファンになったようだ。

と、そんなことが一段落し、僕たちは前の続き、みんなもう忘れてしまいましたか?
ダンジョンの移動ですよ、しかも片岡さんの豊洲ビル内にダンジョンを作る、出現させることが今の処、最優先事項であり、一番のミッションであります。

僕はすっかりシャルルにメロメロに成った片岡さんを引き離す感じで、腕を掴んで元来た後方の舞台裏倉庫のドア前に立った。

「片岡さん、頼みます。
豊洲のビル内にいるイメージを強く頭の中に念じて頂けますか
それが出来ましたら、教えてください」

僕がそう説明すると、片岡さんはぶつぶつと呟きながら、多分、渋谷のオフィスから公共交通機関では無く、会社の車で向かったことを思い出している感じで、それから片岡さんは着きました~と僕に宣言したので、異世界倉庫ドアを勢い良く開け、ダンジョン内洞窟を通り抜け、階段を上がると、薄暗い部屋に先に僕が上がり出て、片岡さんが次に現れた。

見覚えのある書庫の棚が薄らと見える。

片岡さんは勝手が知っているから、1階書庫倉庫の電気を付け、蛍光灯の白い光が一気に僕たちの目を襲い、かなり眩しかった。

「やった~、大成功ですね武藤さん、しかし、異世界ダンジョンは凄いです。
異世界歌姫のシャルルさんは本当に凄いです。
やっぱり、こっちの世界でも是非、紹介したいな~、あんな才能がある逸材は見たことが無いし、今現在、私のって、私と父の会社のスクール・オブ・シネマにもあんな桁違いな才能の人材は登録していませんからね。
ま、実際にいたら、とっくにもっとメジャーな芸能事務所に所属して、今頃はスターですけど」

片岡さん、なんか自虐的に話し、今の登録しているエキストラレベルの芸能人の卵達をうれいたのか、ちょっぴり寂しい表情になった。

「なんにしても、ここ、豊洲ビルの書庫1階にダンジョンが出来て本当に良かったです。で、私は、これからまた渋谷のオフィスにここから帰るんでしょうか?」

片岡さんが情けなさそにそう言ったので、まずは一回、また異世界に戻りましょう。

と言って、片岡さんは電気消すの忘れたとか言ってダンジョン階段を駆け上がり、また、僕の後ろに着いて来た。

まずはシャーロンに無事、ダンジョンが出したい、出現させたい所に出せたので嬉しい報告をしたが、前に繋げた渋谷区宇田川町の片岡さんマンション1階エントランス内ダンジョンにもう一度イケないか相談したら、

「あのダンジョンは初めて使ったのがムート先生ですから、ムート先生が如何様いかようにも調教出来ますのよ~」

と訳が解らないことをシャーロンが説明しましたが。

横で一緒に話しを聞いていた片岡さんも理解不能といった感じできょとん顔です。
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