16 / 59
魔法は盗人?金塊で簡易音響機材手配
しおりを挟む
「こ、こ、これは凄い、本当だったんだ~
シャーロンが魔法を使えるって、それに、こんな魔法が使えるのなら、音楽や曲だって、直ぐに再現出来るんじゃない?」
と、僕は初歩的な魔法あるあるな質問をしてしまった。
「そうですね、でも魔法も、魔法を使う者が、魔法で物を出すためには、殆(ほとん)ど忠実にその原理原則やら、そのモノの仕組みをちゃんと理解していないと、魔法で再現することは不可能なんです。
例えれば、ある高名な画家がいて、絵を描いたとして、その絵を見た魔法使いが、その絵を再現するだけでも、実は大変な努力と気付きが必要になるのです。
それに、更(さら)に厄介なのは、この世界にまだ無い技術や芸術性の高い人間や高度な創造力を持つ種族が製作したモノを魔法で再現することも、その芸術作品を超える魔法での作品作りは不可能なのです」
「と言うことは、魔法は、現在この世界(異世界)にあるモノの模倣(もほう)しか作れない、出せないし、例えば、魔法で軍隊や怪物を出すこと等(など)も難しいの」
「移動なら、その世界の人々を瞬間的に移動なら魔法で可能と文献か何かで読んだことがありますが、しかしながら、魔法によって直接、人や生き物を殺した場合、その魔法使いや一族には永遠の呪いがかかり、末代まで因果応報が及び、最終的には根絶(ねだや)しになるそうです。
だから、よこしまな考え、例えば、自分さえよければ、と言う利己主義的な魔法も因果応報が及んで、それを使った魔法使い一族は、先程(さきほど)と同じ理由で、根絶(こんぜつ)してしまいます。
ので、魔法で金貨を複製等したらそもそも因果応報だし、金貨を魔法でここに出すと言うことは、この世界の何処かの金貨を盗むと言うことですし、そもそも、その金貨のありかを知っていなければ、その場所から移動出来ないんですよ。
そう、簡単に言えば魔法=盗み、盗人なんですよ、ですから、私は魔法を使えるけど、だからといって軽々しく魔法を使うことは滅多にしません」
「そ、そうなんだ~、なんか悪いことに魔法を使わせちゃったね~、これも不味(まず)くはないの?大丈夫かな」
僕が、更に心配そうにシャーロンに話すと
「大丈夫ですよ、絶対です。
人に感動と幸せを与える為の魔法なら問題は無く、また皆の幸福の為の魔法を使った本人は、死んだら天国に即行けるんですよ~」
なんか、論点がズレテいるような、ま、その辺は、まあいっか。
「それに、この魔法では、元々この世界にあった金貨を一度、砂金に戻して、再構築ですから問題無いし、それに、この金でムート先生はこの世界の人々に感動と幸せを与えるのでしょう?
まさか、余った対価でエッチな場所に行かないでしょうね~
行ったら因果応報ですよ~」
マジか、シャーロン、結構怖いことを平気で言います。
これじゃあ、僕、風俗やキャバクラに行けなくなっちゃうよ~(泣)
「解ってます。この対価は全てこの世界の、芸能活動だけに使いますよ」
「え?あの~、全部、活動費だけじゃなくても良いんですよ、シャーロンは何もムート先生にタダ働きしてくださいって言っているんじゃないんだから、残りの対価はムート先生、全部使っていいんだから~
正し、ムート先生の世界の女性達と、とっかえひっかえの女遊びはシャーロン、嫌(いや)イヤなんだから~❤」
ん?因果応報じゃないの?にしても出ました!
シャーロンによるおねだり媚び売り、発情濡れ濡れエメラルドの瞳でお目目パチパチ攻撃は、もしもここがラヴホテルだったら、迷わず「行けよ性戦士どの」な、ごとく押し倒して、あんな事やこんな事をしてますって。
なんにしても、シャーロンの魔法で現世の金塊インゴットにして頂き、今度は某貴金属工業の代理買取店兼ねジュエリー店がある新宿まで足を延ばして買取してみたら、今度は簡単な手続きだけで、金塊20gインゴット買取代金を¥205,000も頂きました。
なんでも最近、金の1gの値段が高騰していたので、手数料を引かれて、この対価でした。
普通なら、普通の性欲変態40代もうすぐオッサンが20万円の大金を持って、新宿にいたのなら、やることは新宿歌舞伎町風俗街にいざ進め、何でしょうが、シャーロンに言われた、語って聞かされた、魔法による呪いのような、私利私欲や利己的過ぎることに使うと、因果応報で、その人物が末代まで祟(たた)られる?根絶してしまうと言う、一家皆殺し攻撃が妙に怖すぎたし、それよりも、シャーロンによる嫉妬攻撃の方が僕にとっては破壊力が大きかったので残念ながら行けませんでした。
と言うことで僕は、今度は早速、性欲と欲望の街、魔界都市新宿から離れるべくJR山手線に乗って、7分で池袋駅に着き、池袋のビック○メラでペアリングラジカセと一応、スマートフォン用ソーラーパワーBluetoothスピーカー、そして、まさかビック○メラにあるとは思わなかったタブレット用三脚式スタンド、タブレット固定用スタンドも購入して、東武東上線を使って東武練馬駅で下り、バスに乗って誰もいない休日の工場に戻って来たのでした。
因(ちな)みに、僕が調べた異世界と現世の時間差とは?
異世界での1時間が、だいたい現世ではなんと1分位しか経過していなく、ある意味、僕が異世界に入り浸りになったら、浦島太郎の反対になっちゃいますね。
ま、そんな感じで、異世界では現世の時間より60倍遅いって感じ、なんですか。
ん?なんか違うかも、現世での3日間が異世界に行ったら1日しか経っていない、とか、計算が合いませんが、ま、いいか。
何にしても、異世界で1時間近く居た感じで、金塊インゴットに魔法で加工してもらい、それを買取してもらう為に現世に戻ったら、腕時計は1時間位経過していたのに、
戻れば1分位しか時間が経過していなく、その足で新宿行って、池袋に行って、帰宅するまでまるまる3時間近くかかり、休む暇無く、また倉庫内のダンジョンに下りて行ったら、
3回目には、身体が時空の通り抜けに慣れて来たのか、耳鳴りや眩暈(めまい)はかなり薄らいできて、もう屈(かが)まなくなった僕は、直ぐに異世界物置き部屋の木製ドアを開けて狭い廊下、通路を通って、
また裏舞台方向に出て、今もシャルルが歌のリハーサルを行っている処を客席丸テーブルに座って見ているだけのシャーロンに声を掛けた。
シャーロンが魔法を使えるって、それに、こんな魔法が使えるのなら、音楽や曲だって、直ぐに再現出来るんじゃない?」
と、僕は初歩的な魔法あるあるな質問をしてしまった。
「そうですね、でも魔法も、魔法を使う者が、魔法で物を出すためには、殆(ほとん)ど忠実にその原理原則やら、そのモノの仕組みをちゃんと理解していないと、魔法で再現することは不可能なんです。
例えれば、ある高名な画家がいて、絵を描いたとして、その絵を見た魔法使いが、その絵を再現するだけでも、実は大変な努力と気付きが必要になるのです。
それに、更(さら)に厄介なのは、この世界にまだ無い技術や芸術性の高い人間や高度な創造力を持つ種族が製作したモノを魔法で再現することも、その芸術作品を超える魔法での作品作りは不可能なのです」
「と言うことは、魔法は、現在この世界(異世界)にあるモノの模倣(もほう)しか作れない、出せないし、例えば、魔法で軍隊や怪物を出すこと等(など)も難しいの」
「移動なら、その世界の人々を瞬間的に移動なら魔法で可能と文献か何かで読んだことがありますが、しかしながら、魔法によって直接、人や生き物を殺した場合、その魔法使いや一族には永遠の呪いがかかり、末代まで因果応報が及び、最終的には根絶(ねだや)しになるそうです。
だから、よこしまな考え、例えば、自分さえよければ、と言う利己主義的な魔法も因果応報が及んで、それを使った魔法使い一族は、先程(さきほど)と同じ理由で、根絶(こんぜつ)してしまいます。
ので、魔法で金貨を複製等したらそもそも因果応報だし、金貨を魔法でここに出すと言うことは、この世界の何処かの金貨を盗むと言うことですし、そもそも、その金貨のありかを知っていなければ、その場所から移動出来ないんですよ。
そう、簡単に言えば魔法=盗み、盗人なんですよ、ですから、私は魔法を使えるけど、だからといって軽々しく魔法を使うことは滅多にしません」
「そ、そうなんだ~、なんか悪いことに魔法を使わせちゃったね~、これも不味(まず)くはないの?大丈夫かな」
僕が、更に心配そうにシャーロンに話すと
「大丈夫ですよ、絶対です。
人に感動と幸せを与える為の魔法なら問題は無く、また皆の幸福の為の魔法を使った本人は、死んだら天国に即行けるんですよ~」
なんか、論点がズレテいるような、ま、その辺は、まあいっか。
「それに、この魔法では、元々この世界にあった金貨を一度、砂金に戻して、再構築ですから問題無いし、それに、この金でムート先生はこの世界の人々に感動と幸せを与えるのでしょう?
まさか、余った対価でエッチな場所に行かないでしょうね~
行ったら因果応報ですよ~」
マジか、シャーロン、結構怖いことを平気で言います。
これじゃあ、僕、風俗やキャバクラに行けなくなっちゃうよ~(泣)
「解ってます。この対価は全てこの世界の、芸能活動だけに使いますよ」
「え?あの~、全部、活動費だけじゃなくても良いんですよ、シャーロンは何もムート先生にタダ働きしてくださいって言っているんじゃないんだから、残りの対価はムート先生、全部使っていいんだから~
正し、ムート先生の世界の女性達と、とっかえひっかえの女遊びはシャーロン、嫌(いや)イヤなんだから~❤」
ん?因果応報じゃないの?にしても出ました!
シャーロンによるおねだり媚び売り、発情濡れ濡れエメラルドの瞳でお目目パチパチ攻撃は、もしもここがラヴホテルだったら、迷わず「行けよ性戦士どの」な、ごとく押し倒して、あんな事やこんな事をしてますって。
なんにしても、シャーロンの魔法で現世の金塊インゴットにして頂き、今度は某貴金属工業の代理買取店兼ねジュエリー店がある新宿まで足を延ばして買取してみたら、今度は簡単な手続きだけで、金塊20gインゴット買取代金を¥205,000も頂きました。
なんでも最近、金の1gの値段が高騰していたので、手数料を引かれて、この対価でした。
普通なら、普通の性欲変態40代もうすぐオッサンが20万円の大金を持って、新宿にいたのなら、やることは新宿歌舞伎町風俗街にいざ進め、何でしょうが、シャーロンに言われた、語って聞かされた、魔法による呪いのような、私利私欲や利己的過ぎることに使うと、因果応報で、その人物が末代まで祟(たた)られる?根絶してしまうと言う、一家皆殺し攻撃が妙に怖すぎたし、それよりも、シャーロンによる嫉妬攻撃の方が僕にとっては破壊力が大きかったので残念ながら行けませんでした。
と言うことで僕は、今度は早速、性欲と欲望の街、魔界都市新宿から離れるべくJR山手線に乗って、7分で池袋駅に着き、池袋のビック○メラでペアリングラジカセと一応、スマートフォン用ソーラーパワーBluetoothスピーカー、そして、まさかビック○メラにあるとは思わなかったタブレット用三脚式スタンド、タブレット固定用スタンドも購入して、東武東上線を使って東武練馬駅で下り、バスに乗って誰もいない休日の工場に戻って来たのでした。
因(ちな)みに、僕が調べた異世界と現世の時間差とは?
異世界での1時間が、だいたい現世ではなんと1分位しか経過していなく、ある意味、僕が異世界に入り浸りになったら、浦島太郎の反対になっちゃいますね。
ま、そんな感じで、異世界では現世の時間より60倍遅いって感じ、なんですか。
ん?なんか違うかも、現世での3日間が異世界に行ったら1日しか経っていない、とか、計算が合いませんが、ま、いいか。
何にしても、異世界で1時間近く居た感じで、金塊インゴットに魔法で加工してもらい、それを買取してもらう為に現世に戻ったら、腕時計は1時間位経過していたのに、
戻れば1分位しか時間が経過していなく、その足で新宿行って、池袋に行って、帰宅するまでまるまる3時間近くかかり、休む暇無く、また倉庫内のダンジョンに下りて行ったら、
3回目には、身体が時空の通り抜けに慣れて来たのか、耳鳴りや眩暈(めまい)はかなり薄らいできて、もう屈(かが)まなくなった僕は、直ぐに異世界物置き部屋の木製ドアを開けて狭い廊下、通路を通って、
また裏舞台方向に出て、今もシャルルが歌のリハーサルを行っている処を客席丸テーブルに座って見ているだけのシャーロンに声を掛けた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

カフェ・ユグドラシル
白雪の雫
ファンタジー
辺境のキルシュブリューテ王国に店長が作る料理に舌鼓を打つ、様々な種族が集う店があった。
店の名前はカフェ・ユグドラシル。
そのカフェ・ユグドラシルを経営しているのは、とある準男爵夫妻である。
準男爵はレイモンドといい、侯爵家の三男であるが故に家を継ぐ事が出来ず高ランクの冒険者になった、自分の人生に悩んでいた青年だ。
準男爵の妻である女性は紗雪といい、数年前に九尾狐を倒した直後にウィスティリア王国による聖女召喚に巻き込まれた挙句、邪心討伐に同行させられたのだ。
しかも邪心討伐に同行していた二人の男によって、聖女を虐げたという濡れ衣を着せられた紗雪は追放されてしまう。
己の生きる道に迷っている青年と、濡れ衣を着せられて国を追われた女が出会った時、停滞していた食文化が、国が、他種族が交流の道を歩み始める───。
紗雪は天女の血を引くとも言われている(これは事実)千年以上続く官人陰陽師の家系に生まれた巫女にして最強の退魔師です。
篁家や羽衣の力を借りて九尾を倒した辺りは、後に語って行こうかと思っています。
紗雪が陰陽師でないのは、陰陽師というのが明治時代に公的に廃されたので名乗れないからです。

初めての異世界転生
藤井 サトル
ファンタジー
その日、幸村 大地(ゆきむら だいち)は女神に選ばれた。
女神とのやり取りの末、大地は女神の手によって異世界へと転生する。その身には女神にいくつもの能力を授かって。
まさにファンタジーの世界へ来た大地は聖女を始めにいろんな人に出会い、出会い金を稼いだり、稼いだ金が直ぐに消えたり、路上で寝たり、チート能力を振るったりと、たぶん楽しく世界を謳歌する。
このお話は【転生者】大地と【聖女】リリア。そこに女神成分をひとつまみが合わさった異世界騒動物語である。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位

【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる