ダンジョンを操れたので、異世界の芸能総監督になり、異世界美女と逆転人生を楽しみます

ムービーマスター

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シャーロンの魔法的錬金術

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「と言う訳で、どうしたらイイのか解らなくて、つい、シャーロンに相談しに来ちゃったよ」

僕は情けない話だけど、シャーロンに事の経緯を全部話した。

シャーロンは僕の話しを親身に聞いてくれて、今では、僕の両手に自分の手を重ねて、

「うんうん」と頷いてくれるから、僕は一瞬、真面目な状況なのに、これって「幼児プレー」の一種みたいだな~、とか、僕が今、なんだか幼稚園の幼児みたいになって、優しくて美人の保母さんか、幼稚園の若い綺麗なお姉さん先生に、涙ながらに相談中で、幼稚園のシャーロン先生は、優しく包み込むような感じで、全面的に受け入れてくれるという感じが、マジで凄くて、今まで「幼児プレー」は好きじゃ無かったが、シャーロンとならやってみたい、尤(もっと)エッチな奴をやってみたいと、頭の片隅で妄想していました。

「え~、シャーロン、ホント、嬉しいわ~、ムート大先生が、私なんかに相談しに来るなんて~、感激で胸が張り裂けそうで~す」

シャーロンは今日もギリシャ神話風女神ノースリーブドレスの色は水色かな、勿論、この時代ですからノーブラなのか、その我儘巨乳(わがままきょにゅう)を、
「待ってました」とばかりに胸を突き出して、「先生の胸においで~」状態に手を広げるシャーロン、舞台の上ではシャルルが相変わらず一人で練習を真剣に集中しています。

そんな真面目な状況で、舞台下では40代近い小柄なオッサンが、金髪プレイボーイ男性雑誌に載っているような肉感ボディそのものが僕の顔を包み込む風景に、僕は嬉しいけど、「恥の文化だニッポン男子!」だから、遠慮しがちに、イマイチ、周りの状況を見ながら、だけどシャーロンの気分を害さないように、徐々に巨乳の谷間から離しました。

後(あと)5分間はそうしていたかったけど、そうしたら、まさかの我慢汁漏れ出し事件が発生しかねませんがな~のギリ対応時間って感じかな。

で、話しの展開はというと、僕は持って来たタブレットで、僕が元いる世界での金貨、金の買取基準の形は、こんなのだよ~とタブレットの画面からさっきネットからダウンロードした某貴金属工業や某マテリアルで扱っている純金20gインゴットや、10gだったり100gだったりの、要は、フォーナインの数字とか、会社名が刻印されている四角形の金塊だった。

で、僕は異世界に来る途中に、以前にシャーロンが

「魔法が使える」と言っていたのを思い出していたので、半分(はんぶん)希(のぞみ)を託(たく)して、駄目だとしても、通貨ってお城で製造していると思うから、その段階で、鋳型でも作ってもらえないかな~のサンプルとして、画像を持ってくると、やっぱりシャーロンが喰いついたのが、画像、写真なんですね。

シャーロンにとっては本物そっくりな絵の技術として、さぞや、絵が上手い画家が多いのが僕の国だと誤解しているけど、ま、誤解じゃないかもね、この異世界住民としては。

「と言うことで、シャーロンに頼みがあるんだけどさ・・・」

「私の魔法のことでしょう?
ムート先生の考えていることなんか、何でもお見通しなんだから~❤」

シャーロンがタブレットの画像と、僕の顔を交互に見ながら、恐ろしいことを言ってます。

なに~、まさか~、シャーロンは魔法=超能力のテレパシーも使えていたのか~
では、では僕が今までシャーロンをおかずに、シャーロンをエロエロな妄想で、触りて~、舐めて~、吸い付きて~、エッチして~の嬉し恥ずかしエロ妄想が、情報ダダ漏れだったんですか~、と、僕は当然、伏し目がちになった。

僕はおずおずとシャーロンに

「お見通しって、シャーロンは他人の考えていることや、思っていることなんか、魔法で分かっちゃうの~」

「う~ん、そういうのも、そういう魔法もあるのかもしれないけど~」

「けど~」

「私には、そんな魔法は無くってよ」

シャーロンは腰に両手を当てて、如何(いか)にも自信たっぷりにそう言って、自慢の「テヘペロ」ピンク舌をペロッと出して、微笑んだ。

う~ん、シャーロンの奴、よ~解らん。

ま、そんなやりとりは置いといて、僕はシャーロンに、タブレットに映し出された専門用語でインゴットって言うのかな、な形に鋳造して頂き直してもらうか、シャーロン御自慢の魔法ってヤツで形を変えて頂けるのか、聞いてみると、

「出来るだけ、同じ大きさの精密な絵とか設計図が無いと難しいわね。
でも、この絵は本物そっくりだから、見える部分は同じように出来るけど、金塊の厚さとか寸法とか、裏表の絵や設計図も必要ね」

そう言われ、僕は金塊のインゴット、某貴金属工業の刻印とか某マテリアルK24インゴットのあらゆる角度の画像をタブレットの画面に出して、シャーロンにイメージが湧くように次々とスクロールして見せた。

シャーロンは

「ま、ま、まるで、超精密技巧な紙芝居みたいで~す。
こんな薄い手鏡みたいなモノに色々と小さく入っているんですか~、まるで魔法なんですけど~」

と、自称魔法使いと言っていたシャーロンが驚嘆し、エメラルドの瞳の中の瞳孔を開きに開いて興奮していたので僕は思わず

「シャーロン、悪いけど、集中して、集中」

と言って、興奮を鎮めさせるのに一苦労した。

ま、時代的にも12~15世紀の中世ヨーロッパの文明なら超未来のテクノロジーに、普通なら卒倒なんだけど、この異世界には魔法があるし、そういう意味ではシャーロン嬢、まだいい方か。

僕はシャーロンが座る客席丸テーブルの上に、異世界では昨夜、軍資金として僕に渡してくれた革の袋に入っていた金貨を出してみた。

シャーロンは如何にも魔法を使いますよ~って感じで、真剣な表情でテーブル状の金貨に両手を翳(かざ)し始めた。
すると暫(しばら)くして、僕はあっと声を上げてしまった。

と言うのも、僕は元の世界では見たこともない、魔法の行為を見てしまったからだった。

テーブルに5~6枚はある金貨が一斉に光り輝きだし、
そしてシャーロンの翳(かざ)す手元まで上昇し始め、今度は空中に浮かんだ金貨が一斉に光り輝き砂のように細かくなると、またまた一瞬で、空中に浮かんでいた砂金になった金貨が、液体みたいにプニュプニュになり、空中で黄金のスライムみたいになったかと思うと、
今度は、タブレットのそれぞれの金塊インゴットに、某貴金属工業の刻印だったり、某マテリアルの刻印が入った見た目は完璧な金塊インゴットが現れ、そして、静かにテーブルの上に落ちて来た。

今ではテーブルの上には金塊インゴットが2枚あり、この形と大きさだと、金塊20gなので、2019年現在の金の価格が¥5,100くらいなので、約¥102,000で買取してくれる計算だ。

シャーロンは、今、自分の手元にある金貨も何枚か足して、テーブルの上に金塊20gインゴットを魔法で出したって訳だ。

僕は、信じられない、と言ったような表情でシャーロンを見た。
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