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通勤電車と思い出
しおりを挟む何時の頃からか、わたしの身近に現れたのだろう?
謎の男、伊達真は、覚え返せば中学3年生には現れていたのかもしれない。
その頃は、今、現在のように頻繁に、
特に最近は、3日に1回は何処かで会っていた?
というよりも、所謂!ストーカーのように、一方的に伊達真の方が、わたしこと今市芽依を待ち伏せして近付き、話しかけるのだが、わたしはというと、決まって無視したり、そっけない態度で軽くあしらっていた。
最初こそ、中学3年生の頃こそ、伊達真はわたしにしか見えないような存在だったような気がする。
それとも、案外、わたしの同級生やクラスメイトの女友達は知っていて、認識していて、態と知らないフリをしていたのかもしれない。
そう言えば、中学3年生という女子の年頃は、凄く複雑で、思春期の迷路に嵌っているのに、それに対して、理解しようと努力したり、反対に大きく抗おうとしたりすることを、90%の女子はせず、圧倒的多数の女子達はこじらせ始めた精神と肉体の成長に追い付けずに、その不安を、同時代の仲間の群れに隠れ、または身を潜めて警戒した目で見ていたのだな~と、
ホント、つい最近、わたしは遅れに遅ればせながら、あの時代の事を思い出し、一つ一つの思い出の、不可解な女友達との思い出を思い返しては、今更ながらに分析していた。
その分析の時間っていうのは、通勤電車の中で、様々な地下鉄内の人間ウォッチング!
をしている時に、決まって行われた。
要は、中学時代の級友に似た、妙齢の女性OLを見る度に行うんだけど。
そう言えば、中学生ともなると、女子達は同い年の男の子よりも肉体的にも、精神的にも成長しているから、既に男女交際の恋バナが話題の主流になる事があり、何組のだれだれと何組のだれだれが告白したとか、付き合っている、とか、身近な恋の話題になるとかなりの確率でヒートアップする。
そして、遂には、同じグループ、同じレベルのグループ達の間でも、恋バナの話しが浸食し出し、いつの間にか、同じクラスや同学年の男子達の告白合戦が始まり、順番に教えっこが始まった。
その時間は、わたしにとっては凄く嫌な時間であり、どういう訳か中学3年生になっても恋愛に対して興味が湧かなかった。
だけど、そんな、嫌な恋バナ告白タイムの時に、どういう訳か、わたしはスルーされた。
それは、軽いイジメではなく、さも当然にわたしの恋バナに対しては触れない雰囲気が出来ていたのだ。
これは、今更ながら、思い返せば大変不思議なことであり、どうして、わたしだけスルーされたのか、大いに疑問に思う処だったのだが、当時のわたしは、ただひたすらにグループの仲間にスルーされた事を、免除された事を感謝していたのだが、ふっと何気に忘れていた記憶が、もしかしたらだけど、もうとっくに伊達真はわたしの前に現れていて、誤解と言う名の既成事実をやらを、グループの彼女らに見せていたのではないか?
という、結論に達することがある、とは言え、なんにしても町田駅までの通勤時間は長い。
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