18 / 45
池袋254線立体車線・絶体絶命!放置自動車で完全封鎖!!
しおりを挟む
その日の午後から、東京証券取引所は閉鎖し、取引は大阪や名古屋などに臨時に同時取引となり、日経平均株価はみるみる¥15,000を割る局面にまで今現在、なっている。
(今の日経平均株価は1万円を割り込んでいるらしい)
そして、東京都内には戒厳令が敷かれたが、実際は何が戒厳令か分からないし、この狂人たちの暴動が、ウイルスであることが判明したのは発生から5日目(と言う事は、私はゆうに5日間はあのカプセルの中にいたのか?)で、その頃には、大体の日本全国の人々は分かっていたようだった。
5日目までに、自衛隊や警察官が、都内で感染者から身を守っている民間人を救助すべく、まずは近隣の駐屯地の自衛隊が、そして徐々に全国の自衛隊が動員されたが、犠牲も多く!
先程の日比谷公園のような惨状が、何回も起きているらしい。
そして、Cウイルスは、もう既に東京都は突破され、日本全国に散らばっているようだし、世界にも、もしかしたら?
そんな状態だ。
何度でも言うが、私が何も知らずにあのカプセル内で瞑想?に浸っていた時に、私の直ぐ下の直下地点でCウイルスが拡散し始めたなんて?
恐ろしい!としか言えなかった。
そんな話を気持ちよく、ここからが本当の意味で話したいこと?
と、吉田が得意げになっていた時、254号の立体道路の下り坂が、放置自動車の山(文字通り車の上に車みたいな)と言うか、例えるのなら積み木状態、なんとブルドーザーも置きっぱなしになっている光景が目の前に現れ装甲車をゆっくりと停めた。
多分、撤去作業中に感染者に襲われ、そのまま放置して逃げたか、捕食されたか、仲間になったか、と思われた。
ただ今!言えるのは、軽装甲機動車で押して道を作れるほど、簡単な状態では無かった。
吉田は元来た道を引き返そうか?と考えていたが、軽装甲車が停まった状態を確認しているのか?感染者らしい人影が遠巻きに現れた。
感染者達が集まっては来るが、今の人数ならば、早めにUターンして、別ルートからの道で練馬駐屯地に行くか?
と、お互いが相談していた時に、信じられない事が、起こった。
いや、起こってしまった。
なんと、感染者達が力を合わせて、放置自動車を押して、今来た道を塞ごうとしているのだった。
吉田は何が起きたのか?訳が分からなくなり、もしかしたら、感染者では無く、健常者ではないか?と言い出した。
しかし、私には感染者にしか見えない。
(例の頭の脳辺りがぼんやりと蛍光色!光っていたからだが、当然!吉田や健常者には見えない)
奴ら、もしかして進化し始めたのか?
私らがもたもたしている間に後ろの道路は1台の乗用車によって塞がれてしまった。
この軽装甲機動車を置いて、ここからは徒歩で向かうか?とも考えたが、なんと、OL風の感染者数名が、今、とうせんぼ、な、形で移動した車に唾を吐きかけていたのだ。
その、衝撃的な行動に目を奪われていると、他の感染者達も同じように、唾を辺りの車やガードレール、そして、道路にも吐きかけて進んできた。
前方の放置車をよく見ると、そこら中も、感染者の体液・汚物!蛍光色(あくまでも私だけ見える)が付着していて、放置自動車やガードレールを乗り越える事も、素手では出来なくなり、実際!不可能であった。
万事休す!この軽装甲機動車の中でじっとしながら、ひたすら救援を待つか?
しかし、ここは池袋の立体道路であり、この道路の上を運悪く首都高速5号線が道路の屋根状態なごとく覆われているのだ。
救援のヘリも見付けられないだろう!
何よりも、この感染者集団は不気味だ。
確実に進化している。
吉田は真っ青な顔になり、ぶるぶると震えだした。
私だって怖い!が、兎に角!何とかしなくては、と車内を見まわし、後部座席の奥にある長い筒上の物を目ざとく見つけ、吉田にあれはバズーカーか?と聞いた。
【ああ、84mm無反動砲だ。】
「だ・か・ら!バズーカーでいいのか?」
私は、そんなイチイチ専門用語で話すな!みたいな感じで語気を強めていた。
【そうだ、それで、どうするんですか?】
私は、このバズーカーで前方の放置自動車の山をふっ飛ばして、爆破させ!逃げ道を作る事を提案した。
(今の日経平均株価は1万円を割り込んでいるらしい)
そして、東京都内には戒厳令が敷かれたが、実際は何が戒厳令か分からないし、この狂人たちの暴動が、ウイルスであることが判明したのは発生から5日目(と言う事は、私はゆうに5日間はあのカプセルの中にいたのか?)で、その頃には、大体の日本全国の人々は分かっていたようだった。
5日目までに、自衛隊や警察官が、都内で感染者から身を守っている民間人を救助すべく、まずは近隣の駐屯地の自衛隊が、そして徐々に全国の自衛隊が動員されたが、犠牲も多く!
先程の日比谷公園のような惨状が、何回も起きているらしい。
そして、Cウイルスは、もう既に東京都は突破され、日本全国に散らばっているようだし、世界にも、もしかしたら?
そんな状態だ。
何度でも言うが、私が何も知らずにあのカプセル内で瞑想?に浸っていた時に、私の直ぐ下の直下地点でCウイルスが拡散し始めたなんて?
恐ろしい!としか言えなかった。
そんな話を気持ちよく、ここからが本当の意味で話したいこと?
と、吉田が得意げになっていた時、254号の立体道路の下り坂が、放置自動車の山(文字通り車の上に車みたいな)と言うか、例えるのなら積み木状態、なんとブルドーザーも置きっぱなしになっている光景が目の前に現れ装甲車をゆっくりと停めた。
多分、撤去作業中に感染者に襲われ、そのまま放置して逃げたか、捕食されたか、仲間になったか、と思われた。
ただ今!言えるのは、軽装甲機動車で押して道を作れるほど、簡単な状態では無かった。
吉田は元来た道を引き返そうか?と考えていたが、軽装甲車が停まった状態を確認しているのか?感染者らしい人影が遠巻きに現れた。
感染者達が集まっては来るが、今の人数ならば、早めにUターンして、別ルートからの道で練馬駐屯地に行くか?
と、お互いが相談していた時に、信じられない事が、起こった。
いや、起こってしまった。
なんと、感染者達が力を合わせて、放置自動車を押して、今来た道を塞ごうとしているのだった。
吉田は何が起きたのか?訳が分からなくなり、もしかしたら、感染者では無く、健常者ではないか?と言い出した。
しかし、私には感染者にしか見えない。
(例の頭の脳辺りがぼんやりと蛍光色!光っていたからだが、当然!吉田や健常者には見えない)
奴ら、もしかして進化し始めたのか?
私らがもたもたしている間に後ろの道路は1台の乗用車によって塞がれてしまった。
この軽装甲機動車を置いて、ここからは徒歩で向かうか?とも考えたが、なんと、OL風の感染者数名が、今、とうせんぼ、な、形で移動した車に唾を吐きかけていたのだ。
その、衝撃的な行動に目を奪われていると、他の感染者達も同じように、唾を辺りの車やガードレール、そして、道路にも吐きかけて進んできた。
前方の放置車をよく見ると、そこら中も、感染者の体液・汚物!蛍光色(あくまでも私だけ見える)が付着していて、放置自動車やガードレールを乗り越える事も、素手では出来なくなり、実際!不可能であった。
万事休す!この軽装甲機動車の中でじっとしながら、ひたすら救援を待つか?
しかし、ここは池袋の立体道路であり、この道路の上を運悪く首都高速5号線が道路の屋根状態なごとく覆われているのだ。
救援のヘリも見付けられないだろう!
何よりも、この感染者集団は不気味だ。
確実に進化している。
吉田は真っ青な顔になり、ぶるぶると震えだした。
私だって怖い!が、兎に角!何とかしなくては、と車内を見まわし、後部座席の奥にある長い筒上の物を目ざとく見つけ、吉田にあれはバズーカーか?と聞いた。
【ああ、84mm無反動砲だ。】
「だ・か・ら!バズーカーでいいのか?」
私は、そんなイチイチ専門用語で話すな!みたいな感じで語気を強めていた。
【そうだ、それで、どうするんですか?】
私は、このバズーカーで前方の放置自動車の山をふっ飛ばして、爆破させ!逃げ道を作る事を提案した。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―
EPIC
ファンタジー
建設隊――陸上自衛隊にて編制運用される、鉄道運用部隊。
そしてその世界の陸上自衛隊 建設隊は、旧式ながらも装甲列車を保有運用していた。
そんな建設隊は、何の因果か巡り合わせか――異世界の地を新たな任務作戦先とすることになる――
陸上自衛隊が装甲列車で異世界を旅する作戦記録――開始。
注意)「どんと来い超常現象」な方針で、自衛隊側も超技術の恩恵を受けてたり、めっちゃ強い隊員の人とか出てきます。まじめな現代軍隊inファンタジーを期待すると盛大に肩透かしを食らいます。ハジケる覚悟をしろ。
・「異世界を――装甲列車で冒険したいですッ!」、そんな欲望のままに開始した作品です。
・現実的な多々の問題点とかぶん投げて、勢いと雰囲気で乗り切ります。
・作者は鉄道関係に関しては完全な素人です。
・自衛隊の名称をお借りしていますが、装甲列車が出てくる時点で現実とは異なる組織です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
怖いお話。短編集
赤羽こうじ
ホラー
今まで投稿した、ホラー系のお話をまとめてみました。
初めて投稿したホラー『遠き日のかくれんぼ』や、サイコ的な『初めての男』等、色々な『怖い』の短編集です。
その他、『動画投稿』『神社』(仮)等も順次投稿していきます。
全て一万字前後から二万字前後で完結する短編となります。
※2023年11月末にて遠き日のかくれんぼは非公開とさせて頂き、同年12月より『あの日のかくれんぼ』としてリメイク作品として公開させて頂きます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
すべて実話
さつきのいろどり
ホラー
タイトル通り全て実話のホラー体験です。
友人から聞いたものや著者本人の実体験を書かせていただきます。
長編として登録していますが、短編をいつくか載せていこうと思っていますので、追加配信しましたら覗きに来て下さいね^^*
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる