42 / 45
小話
*小話7*
しおりを挟む【リーダーからみた会社人のユリ子】
「あ、高橋……さんは?」
「はい。高橋は俺ですけど……」
「初めまして。私、滝浪さんのお友達の望月優実と申します」
「えーと、望月……ああっ! ウチの会社の美穂ちゃんと従姉妹の? 聞いてます聞いてます」
「ふふっ。ちゃんと課長さん、お話通してくれてたのね」
「……?」
「あ、いえこちらの事ですよホホホ」
「あの話だったらこちらも問題ないですよ。むしろ望月さんから伝手はありがたいというか」
「まあそうですか? ふふっ。私も紹介するからには責任を持ちますので、よろしくお願いしますね」
「了解。あ、連絡先の交換――赤外線出してもらえます?」
「ちょっと待ってね――っと。はーい、確かに。あ、高橋さん。彼女さんにご挨拶させて下さい」
「ん? はいはい。百合ー」
「どうしたのマメ? あ、初めまして、見城百合です」
「ええー! 百合……さん、って名前なんですね。ユリ子ちゃんと一緒」
「そうなんです」
「社内で混乱されませんか?」
「んーとね、それは大丈夫ですよ。百合とユリ子ちゃんはキャラが違うし」
「あー……」
「可愛いわよね、ユリ子ちゃん」
「そうそう! たまに一点を見つめたかと思うとデレって笑うのが一番可愛い」
「話を振ると反応がとっても可愛いのよ」
「課長と清水見る目つきがたまに一線越えてるときがあるけどな」
「休憩時間に、部屋の隅っこに行ってメモ帳になにか書いている時がたまにあるわ。とてもいい笑顔しているから、みんなでそれを眺めて和んだりしてるの」
「可愛いよなー」
「可愛いわねー」
「あー……」
(リリィたん……会社でなにやってんのよ!)
*****
【リーダー、結婚式に参列する】
――まーでれでれしちゃってさ。
優実は乾杯の音頭で注がれたシャンパンのグラスをくいっと一気に煽った。
今日は結婚式。
女二十九歳独身。複雑に思うところはあるが、可愛い妹分の晴れ舞台を見届ける為にめいいっぱい着飾って祝いの席に着く。 人前式で行われた式では新婦側の証人にもなり、優実にとって非常に感慨深い式となった。
愁堂芙妃都のペンネームで『BARA☆たいむ』というBLサークルを運営管理する優実。ある時メンバーが、一人のちんまりとしたオンナノコを連れてきた。昭和の時代の服装に二つ縛りの三つ編み。自己流メイクに黒縁眼鏡といった、野暮ったい格好をしている高校生。
中学生で友達から借りた本でBLに目覚め、読み専でアレコレ読むうちに自分でも描きたくなったとサークルに参加した。
絵はそれほどでもなかったけれど、内容が多岐に渡り、読み手の心を掴むのが上手い。年に何度か出すサークルの合同本にもキチンと締め切りを守って提出し、売り子としてもよく参加をしてくれた。
ある時ふと思いつき、ペナルティと称してコスプレさせてみたら――カメコら黒山の人だかりになった。髪を整え化粧を優実が施すと、驚くほど可愛らしくなり、しかも実はスタイルがいい。
背が低くもっさりとした服を着ていて気づかなかったけど、胸は大きく腰はくびれ、すんなりと伸びた足の先の足首はキュッと締まっている。
殻を破ったユリ子は、「すごい」の一言だった。
当の本人は、あるキャラになりきりキャッキャしていたけれど、この人垣の原因が自分にあると分かったら腰を抜かすんだろうな、と優実は思った。
だから……せめてもう少し自分を守れる大人になるまで。地味な子という殻をかぶせ、周囲の視線を防ぐ事にしたのだ。
そのユリ子が、ある時ガラリと見た目を可愛らしく変えたのが――
ユリ子の横で、片時も甘い視線を外さないこの男が袴田圭吾。ユリ子の勤める会社の上司であり、実はユリ子の幼馴染。
ユリ子がこの上司をモデルとしたBL漫画を描いていたから知っていたし興味を持っていたが、正直騙されていると優実は思っていた。
上級といっていい顔立ちにスタイルの良さ。低音ボイスの怪しさに物腰のスマートさがどことなく詐欺くさく見えたのだ。
今まで優実が付き合ってきた過去の男たちは、マザコン、二股、ギャンブル狂、DV、ストーカーなどなど、見た目はいいものの碌でもない者ばかりだった。顔がいい=中身最悪と結論付けるには十分な経験があったため、そんな輩に大事なユリ子をみすみす渡してなるものかと優実は調査をする事に決めた。
ユリ子には観察日記と称して、日常生活を報告させる。優実は己の持つ情報網を生かし、袴田の過去を洗うことにした。しかし思った以上の成果がでない。
――○○会社 営業企画部 企画課 課長 袴田圭吾 三十一歳。
バツイチと言っていたけれど、それすらも洩れていないってどういうことかしら?
集まりの悪さにイライラしながらの一週間。週末、優実は気晴らしに徹夜で恋愛シミュレーションゲームをすることにした。多種多彩な彼達と恋愛関係になるというゲームだが、プレイヤーを女から男へと妄想すると……ふふっ。ふふふっ。
優実は家族と同居なので音漏れを警戒し、ヘッドホンをしてゲームを満喫していた。その時、携帯電話のバイブが着信を知らせた。
なにかしら? と優実が液晶画面をみると、ユリ子からのメールが表示される。
――カチョーと唇同士がくっつきました! おそらく事故ですが相談をば!
とうとう手を出したのね! いや、むしろ遅いかしら?
自分だったら初日に喰べていそうなシチュなのに、一向にユリ子への無体を働かない所を見て少し考えの軌道修正をしたところだったのに。
優実は徹夜していた事もあり、即ファミレスでユリ子と落ち合った。
話を聞いたものの、触れ合うだけのキスなんてと拍子抜けしたのは事実だった。しかし、かなりオイシイ。ネタとして十分いける。
優実はこれらを少しアレンジ加えて自作に生かせないかと脳内で激しく妄想をした……その時。
知らない電話番号からの着信で、変だなと思いつつ客席から離れて出入り口付近で電話を取る。
「望月優実さんですね?」
「えっ?」
電話の相手は、まさに今ユリ子と話していた相手、袴田だった。
「ユリは今一緒で? ――ああ、わかりました。所在が分かればそれで。――いえ? 私達の事はおかまいなく。望月優実さんは我が社の望月美穂の従姉妹で○○総合病院受付勤務、住所は――父親の職業は――過去に――」
口を挟む暇も無く、私の個人情報を朗々と話し出した。信じられない事に、優実ですら忘れている過去の細かな出来事まで引き出され、底知れない恐怖で震える。
優実が電話から逃げ出そうと通話終了のボタンに手を掛けたところで、袴田から「取引をしないか?」と持ちかけられた。
「とり……ひき?」
「そうだ。私の手足となってもらう代わりに、私からは……そうだな。高橋を派遣しよう」
「高橋……高橋って、マメ橋って人?」
「ああ」
ユリ子から何度か聞いたことのある苗字に、優実は思わず食いついた。
確か合コンの神とか何とか――彼が紹介する男達は、標準以上の見た目、名の知れた仕事先、その上性格までいいと三拍子揃った面子が揃う垂涎モノ。
しかし、本当に大丈夫なのかと疑う優実に、袴田は己の素性を打ち明けた。それまでの恐ろしく気の長い捕獲作戦に、この人は本気なのねとようやく理解した優実は二つ返事で快諾し、直接会って書類など手渡す機会も約束した。
「――りりぃ、アナタ恐ろしい子!」
通話を切り、席に戻るなり優実が呟いたのは仕方の無いこと。
しかしやられっぱなしの感が残る優実は、イタズラ心から事ある毎にユリ子へ指令を出し、その反応を伝え聞く事で溜飲を下げたのだった。
「綺麗ねー。うらやましい」
お色直しで再び入場してきた袴田とユリ子に、優実の従姉妹、美穂がうっとりする。
美穂は、二人が内緒で同居をしていた事は知っていたが、ユリ子がある期間の記憶がなく、その記憶が戻らなかったら今日を迎えられなかった事を知らない。
恋人となり、プロポーズして、二人で結婚式の打ち合わせをして、二人で指輪を選んで、二人で何もかも準備をした……と思っている。それはこの会場ほぼ全ての参列者がそう思っている事だろう。
ユリ子の両親は、合宿というキーワードが出たら結婚式をするとあらかじめ袴田と決めていたらしく、早々にユリ子の兄である葵をヨーロッパから呼び戻し、会社や隣組、交友関係に招待状を配る。
あまりの仕事の早さに舌を巻いたが、それ故に袴田の本気度が窺い知れた。
何度か会い、会話を重ねる事で、この男なら任せてもいいかなと口には出さないものの優実は次第に認めるようになった。
――記憶が戻った。感謝する。
あの夜。
ユリ子の実家に二人で訪れ、四葉のクローバーがキッカケとなりようやく記憶が戻ったと袴田からメールが来た途端、優実は何故か安堵の涙を零した。何度も気を揉みじれったい思いをした事もあるため、自分のことのように嬉しい。
短いメールの一文に、袴田の気持ちが込められている気がした。
各テーブルをまわり、キャンドルサービスを一人ずつ灯していく二人は、時折視線を絡めて甘く微笑みあう。
何度も出席してきた結婚式だけど、優実はこれまでにない一番の祝福を送った。
――そして、願わくば幸せの連鎖を私にも。
*****
【超小話】
「ユリ、顎についてる」
「あっ……って、食べないで下さいよもう」
「……特権だな」
「?」
*****
「……服が……」
「どうした」
「服が、いっぱい、デス……」
「そうか」
「クローゼットに入りきりませんよぅ」
「増築するか」
「ちょちょっ! そこじゃないですよ! そんな服沢山要りませんて! こないだもまた買って下さって、もーワタシ着きれないですよぅ」
「ユリに着せるのは俺の趣味だ。気にするな」
「ツヤツヤ下着も、ですか」
「シルクだ」
「圭吾さんてフリフリでフワフワで乙女なピンク系が好きなんですね」
「違うぞ」
「え?」
「それを着ているユリが好きなだけだ」
「ちょ……ずいぶんサラッと言いますね……」
「そしてそれを脱がすのも好きだがな」
「え、ちょ、まってまってまってーー! ぬがっ? ぬがす??」
「」
「うひょぇぇっ!」
******
「ねえりりぃたん。課長さんてお金持ちなんでしょ? だったらりりぃたん家事やらないで外注するって手もあるんじゃないの?」
「うーん。私は別に好きでやってるからいいんです。会社近いしスーパー近いし、お風呂掃除やゴミだしは圭吾さんやってくれるし。休みの日なんか一緒に家中掃除してね、それがまた楽しかったりするのですよ! だってね、圭吾さんたら――」
「ハイハイ。のろけね、のろけ」
「圭吾さんはね圭吾さんはねー、私に世話されるのが嬉しいって言ってくれるんですよー」
「――きたよ最大級」
*****
「ええっ、コミケ参加できるの? 大丈夫なのりりぃたん」
「ハイッ! ダイジョビでーす」
「その……許可とってあるの?」
「圭吾さんですか? はい!」
「よく許可したわねー。真っ先に『禁止だ!』ってなりそうなのに」
「えーと、んーと、『趣味まで奪うつもりは無い』って」
「懐……(思ったより)広いのね」
「ただ、」
「ただ?」
「『俺の知人友人の全てをモデルにするのは止めろ精神衛生上悪い』って」
「なるほど」
*****
「課長って、ユリ子ちゃんの姓になったのね」
「あー、うーん、そうです」
「滝浪圭吾、か。袴田って姓は仕事ではそのままなのね」
「圭吾さんは自分の苗字を継ぎたくなかったって言ってました。親戚関係も両親一人っ子同士だったらしいし……それに、ウチの葵兄ぃが実家継がないとかなんとか私が知らない間に色々あったらしくて」
「葵が? そういえば海外行っちゃってなかなか帰ってこないわね」
「農家ヤダーって逃げたんです……」
「あら」
「それを、圭吾さんが継ぐってことになりました」
「は? え、だって会社は?」
「会社業務の一部としてそこを担当とか、えーと、なんだっけ……企業化とかなんとか……あと海野顧問がどこか人雇えるところ欲しくてどうのこうので、ちょうど私の実家付近て過疎化してるしそこでなんちゃらかんちゃらと。詳しくは知りませんが、とにかく婿養子ってことに? なったよーです」
「……へぇ」
(よく分からないけど幸せならそれでいいわ)
*****
「はっかまっだ課長~?」
「なんですか気持ち悪い」
「うっわヒドイー! けーちゃんヒドイー!」
「袴田です。で、私はなんの尻拭いすればいいのですか」
「僕まだ何も言ってないのによくわかったねー?」
「いつものことですから」
「えーと、農家の婿養子になるって聞いてさー」
「……それがなにか?」
「実はだよけーちゃん」
「袴田です」
「僕、王様やってるっていったじゃん?」
「そうらしいですね」
「ま、そういう反応だと思ってたけど~? まあ今度連れていく――」
「結構です。ラスメリナでしたよね。治める国は」
「えーいいじゃーん。旅行気分でどうよ? あっ! 新婚旅行って手もあ――」
「結構です。海野顧問お忙しいですよね? 用が無いのならこれで失礼させていただきます」
「ああっ! まってまってー! えーとえーと、そう! 僕みたいに力があるヒトならいいんだけど、ウッカリ異世界トリップしちゃうヒトが結構いてさ。あっちからも、こっちからも」
「……」
「そーゆーヒトって、元いた場所に戻れなかったりする場合があるんだよね~。で、けーちゃん」
「袴田ですけどそこで私の名が出ますか」
「そのヒト達を使ってくれない?」
「…………は?」
「いや~、ほら、人道支援だと思って~」
「駄目です」
「え~」
「例え人材があるとしても、言葉の壁や戸籍はどうするのですか」
「あ、それならダイジョビ。『扉』抜ける時にその世界に合うよう体の造りから何から再構成されるようにできてるからさ~。戸籍はウチの会社がなんとかする。役職上がる時言ったよね? 上層部はそういう人たちばかりなんだよ~」
「ご都合主義ですね」
「身も蓋もないな、けーちゃん。まっ、業務命令でもあるから」
「袴田です。いい加減覚えてください。拒否権はないのですか」
「まあね~」
「…………」
「どしたの溜息なんて~。いいオトコはそれだけでサマになるからいーよなー」
「確かに私はいずれ農家を継ぐ事になりますがね、経営者として」
「うん。だからウチブランドで売るってば。ま~僕に任せときなよ」
「とても不安ですけどね」
「じゃ、よろしく~!」
「待ってください」
「ななななにかなけーちゃん」
「袴田です。任せてよという言質は取らせていただきましたので、これより新規業務の概要と事業の概算収支、それに伴うシステム概算見積り、色々と詰めなければいけない内容が沢山ありますのでどうぞ第一会議室へ。清水も呼びますけどいいですよね?」
「え、ええ~、その辺はけーちゃんうまくやっといてよ~」
「袴田です。私も過疎化する地域に少しばかり思う所があったので、丁度いい機会です。海野顧問、よろしくお願いしますね」
「け~ちゃん目が怖い~」
「袴 田 で す 。予算計上までは逃がしませんよ?」
「げげげー!」
「折角の新婚旅行に仕事を盛り込んだ恨みも多少ありますし」
「それはごめんなさいってばー。あっ、僕ちょっと用事が――」
「さあキリキリ働いていただきましょう」
「ひぇーーーっっ!」
0
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。