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昼休憩1
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○○○○○
ぐぐっと枝がしなり、キイトの体が揺れる。
(この感覚、なんだか前にもあったな)
木の上で、キイトが糸に囚われたまま目を瞑り、休憩していると、陽気な口笛と足音が近づいて来た。目を開き、庭へと面する裏門を見ると、よく日に焼けた少年が入って来た。
「よ、お疲れ。何、まだ吊るされたままだったのか?」
「ナナフシ! いま、おりるよ」
「ミノムシみたいだな。おっと、ミノ発見」
教育館の上着をきたナナフシは、足元に落ちていたキイトの胴着を拾い上げた。
その間に、キイトは吊るされた足へと体を引き揚げ、口を寄せ糸を切った。空いている手で糸を抜くと、器用に体を回転させ自由になる。次いで、下へと飛び下り、投げ渡された胴着を受けとると、庭の端に備えられた水盤から御加水を飲んだ。長時間の糸操りで、吐糸管が腫れ、喉がひりついている。
ナナフシは転がったままの石へと向かうと、足で蹴り、茂みの中へと戻しながら言った。
「惜しかったなぁ、キイト。あのクソジジィ、背中に目でも付いてんじゃねぇの」
ナナフシが、自分のことのように悔しそうに言うのを聞きながら、キイトは顔を洗った。
「見てた? たぶん、糸が反射して気付かれたんだ。次は、日の高さも考えなくちゃ」
そう答えながら、水に浸した胴着で体を拭と、冷たい水が火照った肌を冷やしてくれた。
キイトは背後から風の気配を感じ、振り返りざま投げられた物を受け取った。
「……ありがとう」
ナナフシが投げたのは、ずっしりとした夏みかんだった。きっと当たると痛い。しかし、投げた本人が愉快そうに笑い、木陰へと座り込むので、キイトも夏みかんを持ってそこへと向かった。
同じように成長し、十三歳になったナナフシは、よくキイトを訪ねて来てくれた。小石丸の不在時、一人の食事中、一体どこで見ていたか分からぬ、良い頃合いで姿を現す。
「お前も背中に目がついている」
「風の音でわかるよ」
キイトは夏みかんを手で割ると、半分をナナフシに渡した。爽やかな香りが空気中に広がる。
「キイト知っているか? 館士兵から聞いたんだ。追放者の影が出たんだとよ。知らねぇ? それなら聞け。何たって送りの話だ。イトムシのお前が知らないのは、そりゃまじぃぞ」
「……」
ナナフシが嬉々として話し出した。形の良いアーモンドの目が、悪戯っぽく片目をすぼめている。
キイトは艶めく黒い目で、幾分面倒くさそうに瞬きを送った。
追放者出現を知った所で、自分はそこへは向かえない。師から、送りをする許しが出ていないのだ。
現場に出たいのに出られない。イトムシとして国に仕えたいのに、いまだ認めてもらえない。ただ歯痒い思いをするのならば、いっその事、送りが行われる事は知りたくなかった。
現場にいるだろう母の顔がチラつき、それを消すために、果物の皮をかじる。苦い。少しだけ気がまぎれた。
「じゃ、よく聞いとけよ、キイト」
「……」
友人はこちらの思いなど露知らず、または知ったうえで、いつもの、触れたらパチパチと弾けそうな視線を合わせてきた。
「今回、追放者が出たのは広場近くの粉屋。ほら、前に話したろ? 臼引きのロバに、花嫁のドレス着せてやったら、ぶち切れてたオッサンの所だよ。でさ、その粉屋の壁に、二、三日前からシミが出てきたんだと。それも血みたいに真っ赤なシミだ。それがだんだんと広がっていく、さらに、それが夜になると――泣き出すんだ。高い女の声でさ」
ナナフシが低く声を落とす、まるで怪談噺だ。しかしキイトは、無言のまま果物を食べ終え、手首に雑に巻き付けておいた糸の処理を始めた。
つれないキイトの態度に、ナナフシが片眉をひょいと上げて見せた。陽気な仕草だが、ナナフシがすると、不思議と人の気を惹き付ける魅力を出す。
「おいキイト。何だ、興味ないのか?」
キイトは器用に編目を作りつつ、友人を見た。
「……シミや影は、追放者が現れる前兆だ。その段階なら、ヒノデ様一人で充分じゃないのかな」
いま、母の隣に立っているのは自分ではない。師の小石丸ただ一人。焦燥感を押殺し、糸の結び目を増やしていく。
「ヒノデ様一人で充分? あぁ、ジジィは行く必要がないってか。でもまぁ、ジジィが消えたからお前は昼休みがもらえたんだ。いいじゃねぇか」
よくない。なにがどう良くないかは、ただの嫉妬と焦りと分かっているので、キイトは反論せず、糸輪の結び目を硬くした。
ナナフシがけけけと笑った。
「腹減ったな、キイト。遊びに行きがてら、飯も食いに行こうぜ」
「……うん、せっかくの時間だ。遊ぼう。糸を回収してしまうから、少し待って」
「はぁ? じじいの言い付けか。そんなのわかりゃしねぇって、ほんと、お前って真面目だなぁ」
「……糸は血で出来ているんだ。無駄には出来ないよ」
「帰ってからにしろよ、いつじじいが戻ってくるか分からねぇだろ」
「だからだよ」
その返事にボヤくナナフシを置いて、キイトは、庭に張り巡らされた糸を全て回収しはじめた。
回収した糸は全て糸輪に織り込み、次いで庭に面した窓から自室へと戻る。服を着替えて庭に戻ると、ナナフシは門に寄りかかりキイトを待っていた。しかし一人ではない、彼よりも、一回り大きい体格の少年と話しをしていた。コーダだ。
ナナフシの右腕のように振舞う少年。黒い犬のような獰猛な目付き。
キイトはたとえ三年経とうが、相変わらず彼とは口を聞いていなかった。
自分に課した規約、『こちらからは絶対に話しかけない』を守り続けていたのだ。
キイトは二人と距離を取り、足を止めた。それに気付いたコーダが舌打ちをする。ナナフシが揉めるな、と軽くコーダを蹴飛ばし「もう行け」と命令をくだした。
コーダは教育館の上着をナナフシへと渡し、去って行った。
ぐぐっと枝がしなり、キイトの体が揺れる。
(この感覚、なんだか前にもあったな)
木の上で、キイトが糸に囚われたまま目を瞑り、休憩していると、陽気な口笛と足音が近づいて来た。目を開き、庭へと面する裏門を見ると、よく日に焼けた少年が入って来た。
「よ、お疲れ。何、まだ吊るされたままだったのか?」
「ナナフシ! いま、おりるよ」
「ミノムシみたいだな。おっと、ミノ発見」
教育館の上着をきたナナフシは、足元に落ちていたキイトの胴着を拾い上げた。
その間に、キイトは吊るされた足へと体を引き揚げ、口を寄せ糸を切った。空いている手で糸を抜くと、器用に体を回転させ自由になる。次いで、下へと飛び下り、投げ渡された胴着を受けとると、庭の端に備えられた水盤から御加水を飲んだ。長時間の糸操りで、吐糸管が腫れ、喉がひりついている。
ナナフシは転がったままの石へと向かうと、足で蹴り、茂みの中へと戻しながら言った。
「惜しかったなぁ、キイト。あのクソジジィ、背中に目でも付いてんじゃねぇの」
ナナフシが、自分のことのように悔しそうに言うのを聞きながら、キイトは顔を洗った。
「見てた? たぶん、糸が反射して気付かれたんだ。次は、日の高さも考えなくちゃ」
そう答えながら、水に浸した胴着で体を拭と、冷たい水が火照った肌を冷やしてくれた。
キイトは背後から風の気配を感じ、振り返りざま投げられた物を受け取った。
「……ありがとう」
ナナフシが投げたのは、ずっしりとした夏みかんだった。きっと当たると痛い。しかし、投げた本人が愉快そうに笑い、木陰へと座り込むので、キイトも夏みかんを持ってそこへと向かった。
同じように成長し、十三歳になったナナフシは、よくキイトを訪ねて来てくれた。小石丸の不在時、一人の食事中、一体どこで見ていたか分からぬ、良い頃合いで姿を現す。
「お前も背中に目がついている」
「風の音でわかるよ」
キイトは夏みかんを手で割ると、半分をナナフシに渡した。爽やかな香りが空気中に広がる。
「キイト知っているか? 館士兵から聞いたんだ。追放者の影が出たんだとよ。知らねぇ? それなら聞け。何たって送りの話だ。イトムシのお前が知らないのは、そりゃまじぃぞ」
「……」
ナナフシが嬉々として話し出した。形の良いアーモンドの目が、悪戯っぽく片目をすぼめている。
キイトは艶めく黒い目で、幾分面倒くさそうに瞬きを送った。
追放者出現を知った所で、自分はそこへは向かえない。師から、送りをする許しが出ていないのだ。
現場に出たいのに出られない。イトムシとして国に仕えたいのに、いまだ認めてもらえない。ただ歯痒い思いをするのならば、いっその事、送りが行われる事は知りたくなかった。
現場にいるだろう母の顔がチラつき、それを消すために、果物の皮をかじる。苦い。少しだけ気がまぎれた。
「じゃ、よく聞いとけよ、キイト」
「……」
友人はこちらの思いなど露知らず、または知ったうえで、いつもの、触れたらパチパチと弾けそうな視線を合わせてきた。
「今回、追放者が出たのは広場近くの粉屋。ほら、前に話したろ? 臼引きのロバに、花嫁のドレス着せてやったら、ぶち切れてたオッサンの所だよ。でさ、その粉屋の壁に、二、三日前からシミが出てきたんだと。それも血みたいに真っ赤なシミだ。それがだんだんと広がっていく、さらに、それが夜になると――泣き出すんだ。高い女の声でさ」
ナナフシが低く声を落とす、まるで怪談噺だ。しかしキイトは、無言のまま果物を食べ終え、手首に雑に巻き付けておいた糸の処理を始めた。
つれないキイトの態度に、ナナフシが片眉をひょいと上げて見せた。陽気な仕草だが、ナナフシがすると、不思議と人の気を惹き付ける魅力を出す。
「おいキイト。何だ、興味ないのか?」
キイトは器用に編目を作りつつ、友人を見た。
「……シミや影は、追放者が現れる前兆だ。その段階なら、ヒノデ様一人で充分じゃないのかな」
いま、母の隣に立っているのは自分ではない。師の小石丸ただ一人。焦燥感を押殺し、糸の結び目を増やしていく。
「ヒノデ様一人で充分? あぁ、ジジィは行く必要がないってか。でもまぁ、ジジィが消えたからお前は昼休みがもらえたんだ。いいじゃねぇか」
よくない。なにがどう良くないかは、ただの嫉妬と焦りと分かっているので、キイトは反論せず、糸輪の結び目を硬くした。
ナナフシがけけけと笑った。
「腹減ったな、キイト。遊びに行きがてら、飯も食いに行こうぜ」
「……うん、せっかくの時間だ。遊ぼう。糸を回収してしまうから、少し待って」
「はぁ? じじいの言い付けか。そんなのわかりゃしねぇって、ほんと、お前って真面目だなぁ」
「……糸は血で出来ているんだ。無駄には出来ないよ」
「帰ってからにしろよ、いつじじいが戻ってくるか分からねぇだろ」
「だからだよ」
その返事にボヤくナナフシを置いて、キイトは、庭に張り巡らされた糸を全て回収しはじめた。
回収した糸は全て糸輪に織り込み、次いで庭に面した窓から自室へと戻る。服を着替えて庭に戻ると、ナナフシは門に寄りかかりキイトを待っていた。しかし一人ではない、彼よりも、一回り大きい体格の少年と話しをしていた。コーダだ。
ナナフシの右腕のように振舞う少年。黒い犬のような獰猛な目付き。
キイトはたとえ三年経とうが、相変わらず彼とは口を聞いていなかった。
自分に課した規約、『こちらからは絶対に話しかけない』を守り続けていたのだ。
キイトは二人と距離を取り、足を止めた。それに気付いたコーダが舌打ちをする。ナナフシが揉めるな、と軽くコーダを蹴飛ばし「もう行け」と命令をくだした。
コーダは教育館の上着をナナフシへと渡し、去って行った。
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