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第9章
第292話
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拮抗は一瞬。
刃と刃、拳と刃。ぶつかり合いの勝敗は直ぐに決した。
打刀の刀身は大鎌の刃を綺麗に斬り裂き、モイラさんの右拳は大鎌の刃を粉々に打ち砕いた。
「まだ来るぞ!!」(モイラ)
妖精喰らいの周囲には既に大鎌が幾つも展開されている。
俺とモイラさんが大鎌の一撃で死ななかったことに怒りの咆哮をして、間髪入れずに幾つもの大鎌を一斉に放ってくる。
「数だけ増え――!?」
単純に大鎌の数だけ増えたのなら問題はない。
そう思っていた俺、そしてモイラさんの予想を妖精喰らいは大きく裏切ってきた。
幾つもの大鎌は迫ってくる途中で様々な角度・方向で高速回転を始めたのだ。
円形状の丸刃に見えるほど高速回転した大鎌は、森の木々を綺麗に切り倒しながら進み、一気に俺たちとの距離を詰めて襲い掛かってくる。
「対応を変えるのが速い!!」
「魔力の濃度と密度を上げてるぞ!!気を付けろ!!」(モイラ)
襲い掛かってきた幾つもの大鎌は、先程の二振りよりも威力・速度・硬度が大幅に上昇している。
強化された大鎌に対応する為に身体強化の深度を高め、魂を刈り取ろうと息つく間もなく襲い掛かってくる大鎌を斬り裂いていく。
「事前に情報として聞いてたが……」(モイラ)
「豊富な魔力量に精密な魔力操作に制御。ヴィヴィアンさんたちからの情報通り、上位ランクの魔物に間違いないですね」
どれだけ斬り裂いても大鎌は次から次へと放たれる。
俺とモイラさんに傷一つ付いてないが、息つく間もない大鎌の攻撃によって足を止められてしまっている。
「魔術は――――」(セイン)
「――――私たちが」(ヴィヴィアン)
後方から濃密な魔力が溢れ出す。
姉さんたちやヴィヴィアンさんたちの放った各属性の魔術が、幾つもの大鎌へと向かって急速に距離を詰めていく。
各属性の魔術は正確無比に次々と大鎌を破壊し、その数をどんどんと減らしていく。
「カイル、モイラ。奴の魔術は私たちで落とす。気にせず前に進め」(レイア)
「おう」(モイラ)
「了解」
俺とモイラさんは一切の迷いなく一歩前へ出る。
パーティー全体の指揮を取る司令塔、そして優れた戦士として全幅の信頼を置く姉さんが気にせずに進めと断言したから。
姉さんは出来ないことは滅多に口にしない。
逆に姉さんが何かについて断言するということは、出来るという絶対の自信の表れだ。
だから――――
〈止まらず突っ込む!!〉
妖精喰らいが魔力や魔術を“喰らう”にも限界がある。
“喰らう”には人間族の口で直接吸収するか、体表からでしか吸収することは出来ない。
力が及ぶ範囲は自身の肉体のみと極小のものであり、半径何メートルといった広範囲にまで及ぶことはない。
だが、範囲が極小である代わりに“喰らう”力そのものは強力だ。体表に触れただけで魔力は吸収され、口から直接となるとさらに吸収する魔力量が上昇する。
しかし、“喰らう”力は妖精喰らいの魔力や起動した魔術には宿らない。
“喰らう”力の宿っていない大鎌相手ならば、支援に徹する姉さんたちやヴィヴィアンさんたちならば容易く対処出来る。
「――――――!!」(妖精喰らい)
再び獣の咆哮が周囲に響き渡る。
姉さんたちやヴィヴィアンさんたちの魔術で次々と大鎌が破壊されていくのを見て、妖精喰らいは即座に魔術術式を構築して起動する。
〈切り裂く方から叩き潰す方に切り替えたか!!〉
起動した魔術術式から生み出されたのは、殴殺・圧殺することに特化した武器である戦鎚だ。
妖精喰らいの周囲に展開された幾つもの戦槌は、大鎌とは違ってサイズがもの凄く大きい。振るわれた戦槌に叩き潰されれば、俺たちの身体は原型を残すことなくバラバラの肉塊にされてしまうだろう。
「今度のは大鎌よりも硬そうだな!!」(モイラ)
「壊されない様にと対策してきましたね」
幾つもの戦槌が動き出し、俺とモイラさんに向かって急速に迫りくる。
だが、俺とモイラさんには焦りも恐怖もない。
「大鎌より硬かろうが問題ねぇよな!!」(モイラ)
「当然」(セイン)
戦槌が大鎌より硬かろうが速かろうが、姉さんたちやヴィヴィアンさんたちにとってはなんの障害にもならない。
超一流の魔術師たちが放つ各属性の魔術は、縦横無尽に高速で動き回る戦槌を一つ残らず砕き落し、俺とモイラさんの下に一つとして近付けさせることはしない。
妖精喰らいは自慢の魔術が悉く破壊されていき、苛立ちからほんの一瞬意識の集中が乱れる。
その一瞬を俺とモイラさんは見逃さず、力強く一歩踏み込み、地面を蜘蛛の巣状に砕きさらに加速。
モイラさんは全身に力を溜め、俺は打刀を鞘へと納める。
「私が崩す!!」(モイラ)
「了解!!」
一言で意思疎通を済ませ、妖精喰らいへと仕掛ける。
俺が妖精喰らいの正面から突っ込み、モイラさんは右側面から突っ込んでいく。
妖精喰らいの優れた動体視力や感知能力を掻い潜り、その首を射程圏内に捉える。
「――――!!」(妖精喰らい)
自身の懐に入り込まれた瞬間、妖精喰らいは即座に動く。
禍々しい魔力で空気と地面に干渉し、高密度に固めた空気と土の盾を周囲に展開する。
そこからさらに続けて、空気と土の盾を積層魔力障壁のように重ねることで硬度を上げてくる。
「そんなもんで止められるかよ!!」(モイラ)
モイラさんはそう言って、目にも止まらぬ速さで右拳を放つ。
重ねられた空気と土の盾に、モイラさんの右拳がぶつかって空気が震える。
数秒の間、空気と土の盾と右拳は拮抗するが、モイラさんに軍配が上がる。
空気と土の盾に大きな罅が入って崩れていき、そのまま右拳が妖精喰らいの頭部に向かっていく。
だが、妖精喰らいはその優れた動体視力と反射神経で右拳の軌道を捉え、その一撃を避けようとする。
「遅い!!」(モイラ)
モイラさんの右拳による一撃が妖精喰らいに直撃する。
しかし、右拳が直撃したのは狙っていた顔面ではなく、頭部から生えていた太く大きな曲がった左角だった。
太く大きな曲がった左角は、右拳の威力に耐え切れず、一筋の大きく深い亀裂が入る。
妖精喰らいは、モイラさんの右拳による一撃の痛みに、意識が太く大きな曲がった角へと意識がそれる。
その一瞬の隙を、俺とモイラさんは見逃さない。
「カイル!!」(モイラ)
「――フッ!!」
俺は一気に加速して妖精喰らいの目の前に移動し、目にも止まらぬ速さで居合を放つ。
妖精喰らいは、放たれた起こりのない居合に一切反応する事が出来ない。打刀の刀身はなににも遮られる事はなく、妖精喰らいの右顎から額、さらにその先の左角を綺麗に斬った。
「――――――!!」(妖精喰らい)
人間族の顔面を大きく斬られ、さらには片方の角まで斬られた激痛に、妖精喰らいがたまらず絶叫する。
俺は返す刀で首を斬り落としにかかるが、妖精喰らいは痛みに耐えながら素早く反応して避けられ、首元を浅く斬ることしか出来なかった。
さらに追撃を仕掛けるために距離を詰めようとするが、妖精喰らいは首元から血を流しながら反撃に出る。
一瞬で魔術術式を構築・展開し、禍々しい魔力で無数の剣群を生み出す。そして、それを至近距離にいる俺に向かって一斉に射出する。
迫りくる禍々しい無数の剣群に対し、目にも止まらぬ速さで打刀を振るい、無数の剣群を斬り裂いて消滅させていく。
「――――!!」(妖精喰らい)
妖精喰らいはすぐさま追加の剣群を生み出し、俺の周囲三百六十度を囲み込もうとする。
「やらせん」(レイア)
「させませんよ」(ヴィヴィアン)
ヴィヴィアンさんたちと姉さんたちが、高密度の魔力で各属性の魔術を放る。各属性の魔術は、超一流の魔術師たちによって精密に制御され、無数の剣群に襲い掛かって対消滅させていく。
俺は打刀を鞘へと納め、この一瞬の間で妖精喰らいへと一気に加速して距離を詰め、再び首を狙って目にも止まらぬ速さで居合を放つ。
しかし、妖精喰らいは直感で生命の危機を感じ取ったのか、遂にその場から動いて居合の一振りを避ける。
だが、まだ攻撃は終わらない。
崩れた体勢を整えようとする妖精喰らいに向かって、モイラさんが一気に加速して距離を詰め、妖精喰らいの右の横っ腹に右脚による一撃を叩き込んだ。
「――吹き飛べ!!」(モイラ)
完全に右の横っ腹に右脚を叩き込まれ、妖精喰らいはもの凄い勢いで吹き飛ばされる。木々をへし折り、岩石を砕きながら吹き飛んでいき、最後に一本の巨木に思いっきりぶつかり地面に落下した。
刃と刃、拳と刃。ぶつかり合いの勝敗は直ぐに決した。
打刀の刀身は大鎌の刃を綺麗に斬り裂き、モイラさんの右拳は大鎌の刃を粉々に打ち砕いた。
「まだ来るぞ!!」(モイラ)
妖精喰らいの周囲には既に大鎌が幾つも展開されている。
俺とモイラさんが大鎌の一撃で死ななかったことに怒りの咆哮をして、間髪入れずに幾つもの大鎌を一斉に放ってくる。
「数だけ増え――!?」
単純に大鎌の数だけ増えたのなら問題はない。
そう思っていた俺、そしてモイラさんの予想を妖精喰らいは大きく裏切ってきた。
幾つもの大鎌は迫ってくる途中で様々な角度・方向で高速回転を始めたのだ。
円形状の丸刃に見えるほど高速回転した大鎌は、森の木々を綺麗に切り倒しながら進み、一気に俺たちとの距離を詰めて襲い掛かってくる。
「対応を変えるのが速い!!」
「魔力の濃度と密度を上げてるぞ!!気を付けろ!!」(モイラ)
襲い掛かってきた幾つもの大鎌は、先程の二振りよりも威力・速度・硬度が大幅に上昇している。
強化された大鎌に対応する為に身体強化の深度を高め、魂を刈り取ろうと息つく間もなく襲い掛かってくる大鎌を斬り裂いていく。
「事前に情報として聞いてたが……」(モイラ)
「豊富な魔力量に精密な魔力操作に制御。ヴィヴィアンさんたちからの情報通り、上位ランクの魔物に間違いないですね」
どれだけ斬り裂いても大鎌は次から次へと放たれる。
俺とモイラさんに傷一つ付いてないが、息つく間もない大鎌の攻撃によって足を止められてしまっている。
「魔術は――――」(セイン)
「――――私たちが」(ヴィヴィアン)
後方から濃密な魔力が溢れ出す。
姉さんたちやヴィヴィアンさんたちの放った各属性の魔術が、幾つもの大鎌へと向かって急速に距離を詰めていく。
各属性の魔術は正確無比に次々と大鎌を破壊し、その数をどんどんと減らしていく。
「カイル、モイラ。奴の魔術は私たちで落とす。気にせず前に進め」(レイア)
「おう」(モイラ)
「了解」
俺とモイラさんは一切の迷いなく一歩前へ出る。
パーティー全体の指揮を取る司令塔、そして優れた戦士として全幅の信頼を置く姉さんが気にせずに進めと断言したから。
姉さんは出来ないことは滅多に口にしない。
逆に姉さんが何かについて断言するということは、出来るという絶対の自信の表れだ。
だから――――
〈止まらず突っ込む!!〉
妖精喰らいが魔力や魔術を“喰らう”にも限界がある。
“喰らう”には人間族の口で直接吸収するか、体表からでしか吸収することは出来ない。
力が及ぶ範囲は自身の肉体のみと極小のものであり、半径何メートルといった広範囲にまで及ぶことはない。
だが、範囲が極小である代わりに“喰らう”力そのものは強力だ。体表に触れただけで魔力は吸収され、口から直接となるとさらに吸収する魔力量が上昇する。
しかし、“喰らう”力は妖精喰らいの魔力や起動した魔術には宿らない。
“喰らう”力の宿っていない大鎌相手ならば、支援に徹する姉さんたちやヴィヴィアンさんたちならば容易く対処出来る。
「――――――!!」(妖精喰らい)
再び獣の咆哮が周囲に響き渡る。
姉さんたちやヴィヴィアンさんたちの魔術で次々と大鎌が破壊されていくのを見て、妖精喰らいは即座に魔術術式を構築して起動する。
〈切り裂く方から叩き潰す方に切り替えたか!!〉
起動した魔術術式から生み出されたのは、殴殺・圧殺することに特化した武器である戦鎚だ。
妖精喰らいの周囲に展開された幾つもの戦槌は、大鎌とは違ってサイズがもの凄く大きい。振るわれた戦槌に叩き潰されれば、俺たちの身体は原型を残すことなくバラバラの肉塊にされてしまうだろう。
「今度のは大鎌よりも硬そうだな!!」(モイラ)
「壊されない様にと対策してきましたね」
幾つもの戦槌が動き出し、俺とモイラさんに向かって急速に迫りくる。
だが、俺とモイラさんには焦りも恐怖もない。
「大鎌より硬かろうが問題ねぇよな!!」(モイラ)
「当然」(セイン)
戦槌が大鎌より硬かろうが速かろうが、姉さんたちやヴィヴィアンさんたちにとってはなんの障害にもならない。
超一流の魔術師たちが放つ各属性の魔術は、縦横無尽に高速で動き回る戦槌を一つ残らず砕き落し、俺とモイラさんの下に一つとして近付けさせることはしない。
妖精喰らいは自慢の魔術が悉く破壊されていき、苛立ちからほんの一瞬意識の集中が乱れる。
その一瞬を俺とモイラさんは見逃さず、力強く一歩踏み込み、地面を蜘蛛の巣状に砕きさらに加速。
モイラさんは全身に力を溜め、俺は打刀を鞘へと納める。
「私が崩す!!」(モイラ)
「了解!!」
一言で意思疎通を済ませ、妖精喰らいへと仕掛ける。
俺が妖精喰らいの正面から突っ込み、モイラさんは右側面から突っ込んでいく。
妖精喰らいの優れた動体視力や感知能力を掻い潜り、その首を射程圏内に捉える。
「――――!!」(妖精喰らい)
自身の懐に入り込まれた瞬間、妖精喰らいは即座に動く。
禍々しい魔力で空気と地面に干渉し、高密度に固めた空気と土の盾を周囲に展開する。
そこからさらに続けて、空気と土の盾を積層魔力障壁のように重ねることで硬度を上げてくる。
「そんなもんで止められるかよ!!」(モイラ)
モイラさんはそう言って、目にも止まらぬ速さで右拳を放つ。
重ねられた空気と土の盾に、モイラさんの右拳がぶつかって空気が震える。
数秒の間、空気と土の盾と右拳は拮抗するが、モイラさんに軍配が上がる。
空気と土の盾に大きな罅が入って崩れていき、そのまま右拳が妖精喰らいの頭部に向かっていく。
だが、妖精喰らいはその優れた動体視力と反射神経で右拳の軌道を捉え、その一撃を避けようとする。
「遅い!!」(モイラ)
モイラさんの右拳による一撃が妖精喰らいに直撃する。
しかし、右拳が直撃したのは狙っていた顔面ではなく、頭部から生えていた太く大きな曲がった左角だった。
太く大きな曲がった左角は、右拳の威力に耐え切れず、一筋の大きく深い亀裂が入る。
妖精喰らいは、モイラさんの右拳による一撃の痛みに、意識が太く大きな曲がった角へと意識がそれる。
その一瞬の隙を、俺とモイラさんは見逃さない。
「カイル!!」(モイラ)
「――フッ!!」
俺は一気に加速して妖精喰らいの目の前に移動し、目にも止まらぬ速さで居合を放つ。
妖精喰らいは、放たれた起こりのない居合に一切反応する事が出来ない。打刀の刀身はなににも遮られる事はなく、妖精喰らいの右顎から額、さらにその先の左角を綺麗に斬った。
「――――――!!」(妖精喰らい)
人間族の顔面を大きく斬られ、さらには片方の角まで斬られた激痛に、妖精喰らいがたまらず絶叫する。
俺は返す刀で首を斬り落としにかかるが、妖精喰らいは痛みに耐えながら素早く反応して避けられ、首元を浅く斬ることしか出来なかった。
さらに追撃を仕掛けるために距離を詰めようとするが、妖精喰らいは首元から血を流しながら反撃に出る。
一瞬で魔術術式を構築・展開し、禍々しい魔力で無数の剣群を生み出す。そして、それを至近距離にいる俺に向かって一斉に射出する。
迫りくる禍々しい無数の剣群に対し、目にも止まらぬ速さで打刀を振るい、無数の剣群を斬り裂いて消滅させていく。
「――――!!」(妖精喰らい)
妖精喰らいはすぐさま追加の剣群を生み出し、俺の周囲三百六十度を囲み込もうとする。
「やらせん」(レイア)
「させませんよ」(ヴィヴィアン)
ヴィヴィアンさんたちと姉さんたちが、高密度の魔力で各属性の魔術を放る。各属性の魔術は、超一流の魔術師たちによって精密に制御され、無数の剣群に襲い掛かって対消滅させていく。
俺は打刀を鞘へと納め、この一瞬の間で妖精喰らいへと一気に加速して距離を詰め、再び首を狙って目にも止まらぬ速さで居合を放つ。
しかし、妖精喰らいは直感で生命の危機を感じ取ったのか、遂にその場から動いて居合の一振りを避ける。
だが、まだ攻撃は終わらない。
崩れた体勢を整えようとする妖精喰らいに向かって、モイラさんが一気に加速して距離を詰め、妖精喰らいの右の横っ腹に右脚による一撃を叩き込んだ。
「――吹き飛べ!!」(モイラ)
完全に右の横っ腹に右脚を叩き込まれ、妖精喰らいはもの凄い勢いで吹き飛ばされる。木々をへし折り、岩石を砕きながら吹き飛んでいき、最後に一本の巨木に思いっきりぶつかり地面に落下した。
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