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第9章
第282話
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夜空にキラキラと星々が輝き、真ん丸な満月の光が降り注ぐ中で、妖精族の里の中心の広場で歓迎会を受けている。里にいる妖精たちが一堂に会し、お近づきの印にとキッチンで作っていたお菓子やスイーツの数々を、嬉しそうに両手に持ちながらその頬をぷっくりと膨らませている。皆美味しい美味しいと言いながら食べているのを見て、内心でホッと一息吐いて一安心していたら、俺の傍にリアンノンさんがスッと近づいてきた。
「カイルたちの歓迎会のはずが、この様になってしまってすまんな」(リアンノン)
「いえ、皆さん喜んでいただけいる様でとても嬉しいです」
「それにしても、本当に対価の方はいいのか?材料代など、色々とお金がかかっているだろう?」(リアンノン)
「これでも結構稼いでますし、同じ隠れ里に暮らす仲間として、これくらいの事は全く問題はありません。皆さんの喜びや笑顔が、俺にとっては十分な対価ですよ」
「……そうか。〈サリエルたちが、カイルを気に入る理由がよく分かったよ〉」(リアンノン)
リアンノンさんは俺の返事を聞いて、何かに納得した様な表情になった後に、セインさんに向けていた様な柔らかい笑みを浮かべた。そんなリアンノンさんに、姉さんたち用に作っていたものと同レベルの、魔力を豊富に含んだ果物で作ったお菓子やスイーツの数々を、異空間から取り出して手渡していく。リアンノンさんは、妖精たちが頬張っているお菓子やスイーツよりも一段上のものに驚きつつも、ニヤリとした笑みを浮かべながら受け取ってくれた。どうやら、リアンノンさんも例に漏れず甘いもの好きの女性だった様で、ウキウキとテンションが上がっているのが伝わってくる。お近づきの印を非常に喜んでもらえた様で、内心でホッと一息吐いて安堵する。
俺は自分用で楽しむスイーツである、真っ白な生クリームが輝くイチゴのショートケーキを、異空間から取り出してフォークで丁寧に食べていく。リアンノンさんがジッとショートケーキを見つめていたので、先程渡したお近づきの印の中に同じものがあるのを伝えると、一生懸命に異空間内を探し始めた。そして、見つけだしたショートケーキの入った箱を開けて、おお~という感嘆の声を上げてショートケーキを眺めている。壊れ物を扱うかの様にゆっくりと箱から取り出して机に乗せて、今度はショートケーキの全体を、真剣な表情でじっくりと無言で眺めていく。リアンノンさんは暫くの間全体を眺めた後に、大きく感嘆のため息を漏らしながら、フォークでゆっくり丁寧に一口目を静かに口に入れた。
「……素晴らしい」(リアンノン)
「ありがとうございます」
「これは、お世辞抜きに本当に素晴らしいものだ。私も長く生きてきたが、ここまでのものは本当に久々に口にした。これを作れるという事だけも、十分に胸を張って誇っていい事だ」(リアンノン)
「そこまで言っていただけると、今後の励みになります」
「カイルが作る素晴らしいお菓子を、気軽に食べられる事が出来るセインが羨ましく感じるな」(リアンノン)
「毎日は無理ですけど、この里に滞在させていただいている間は、時々お作りしますよ」
「それは嬉しい提案だが、カイルの負担になりはしないか?大きな負担になる様だったら、私たちの事は気にしなくてもいいぞ」(リアンノン)
「いえ、別にこれくらいの事は大した負担にはなりませんよ。姉さんたちや知り合いたちにも、日常的という程ではないですが、お菓子を作ってあげたりしてますから」
「そうか。それならば、カイルの好意を甘んじて受けよう。だが、本当に無理だけはしないでくれよ」(リアンノン)
「はい、分かってます」
「話は変わるんだが、ウルカーシュでのセインの暮らしはどんな感じだ?元気にやっているのは知っているが、細かい所までは聞いてないんでな。教えてくれると助かる」(リアンノン)
「……そうですね~。セインさんは…………」
予め、セインさんとの出会いから今日までの付き合いが短い事を前置きしてから、姉さんやモイラさんと比べたらマシではある、生活力皆無の日々の様子をリアンノンさんに語っていく。モイラさんのあまりの生活に怒ったリリルさんと同じく、セインの生活のだらしなさに怒るのかと思ったが、どうやらリアンノンさんはそこら辺に関しては緩めの考え方をしている様で、相変わらずだなと言って笑っている。妖精族全体での教育方針がそうなのか、リアンノンさんの教育方針によるものなのか分からないが、それぞれにあった環境で自由にさせているといった所なのだろう。
一通りセインさんについて話終わった後に、今度はこちらから、この里やリアンノンさんたちについて質問していった。特に気になった点といえば、今回この隠れ里に来る事になった理由の一つでもある、サリエル様たちとの関係性や出会いについてだ。サリエル様たちの親しい友人に対して話す様子や、リアンノンさんの性格をよく分かっている様子から、相当長く深い付き合いである事は分かっている。ただどんな風にサリエル様たちと出会い、神々と長く深い付き合いとなる友人になっていったのか、全くと言っていい程想像が付かない。
「実は私も、セインと同じ様に世界を思うままに、自由に旅した事があってな。大分昔の事になるが、まだ大国になる前のウルカーシュに行った事があってな。その時に、とある事が切っ掛けでサリエルたちと知り合って、例の島に招かれたんだ。そこからサリエルたちと仲良くなって、今も友人として良き付き合いをしている」(リアンノン)
リアンノンさんは、例の島という所で人差し指で上空を差す。例の島という言葉や、上空に向けて指を差すという動きから、サリエル様たちの本拠地にして天族の者たちが穏やかに暮らす場所である、天空島ロクス・アモエヌスの事だという事を察する。それにしても、大国になる前のウルカーシュ帝国というのは、一体帝国のどの時期に相当するのだろうか?
ウルカーシュ帝国は、現在の西側最大国家に成長するまでに、幾つもの転換点が存在している。中でも、長い時間をかけた後に小国から中間国家へと成長した時が、ウルカーシュ帝国における第一次高度経済成長期であり、良い意味で混沌とした時代であったと歴史書に記されていた。歴史に名を残すような才人たちが数多く生まれ、生活に便利な様々な魔道具が作り出されていき、個性豊かな芸術家たちが娯楽を豊かにしていった時代。当時の人々が力を合わせ、ウルカーシュ帝国をさらにより良い国にしていこうと試行錯誤し、色々なものの原型となったものが生まれては消えていったそうだ。
もしそんな時代にウルカーシュ帝国へと行っていたのなら、リアンノンさんはあの時代の目撃者であり、古き歴史の生き証人となる。失礼ながら、一体何歳になるのか非常に気になってしまう。
「女性にこういった事を聞くのは本当に失礼だと思うんですが、リアンノンさんは一体お幾つになるんでしょうか?」
「ははは、私に対してはそんなに気を遣わなくてもいい。そうだな、私の年齢は少なくとも四桁は超えている」(リアンノン)
「よ、四桁ですか。という事は、ウルカーシュ帝国の最初の黄金期に、実際にその場にいたという事ですか」
「今ではそう呼ばれているらしいな。カイルの言う通り、私はその時代にウルカーシュに滞在していたよ。今でも、当時の人々の楽し気な喧騒や、より良い国にしていこうという活気を思い出す。長きを生きる私にとっても、ウルカーシュで過ごした日々は特別な思い出の一つだ」(リアンノン)
「……当時の事を、色々と聞かせてもらってもいいですか?」
「ああ、構わないよ。あれは私が…………」(リアンノン)
リアンノンさんは当時の記憶を思い出し、懐かしさに微笑みを浮かべながら、友人たちとの思い出を面白おかしく語ってくれた。当時のウルカーシュ帝国全体の様子や、市井の者たちの日々の生活の様子など、歴史的にも色々と貴重な話を聞かせてくれた。今のウルカーシュ帝国の者たちの生活も良いものではあるが、未來の為にと日々を生きていった者たちの生活もまた、非常に輝かしいものであったという事は十分に伝わってきた。当時を生きた者たちは、現代のウルカーシュ帝国に生きる者たちを見て、一体どんな事を思うのだろうか。現代のウルカーシュ帝国に生きる者の一人として、皆笑顔を浮かべてくれる事を切に願うばかりだ。
「カイルたちの歓迎会のはずが、この様になってしまってすまんな」(リアンノン)
「いえ、皆さん喜んでいただけいる様でとても嬉しいです」
「それにしても、本当に対価の方はいいのか?材料代など、色々とお金がかかっているだろう?」(リアンノン)
「これでも結構稼いでますし、同じ隠れ里に暮らす仲間として、これくらいの事は全く問題はありません。皆さんの喜びや笑顔が、俺にとっては十分な対価ですよ」
「……そうか。〈サリエルたちが、カイルを気に入る理由がよく分かったよ〉」(リアンノン)
リアンノンさんは俺の返事を聞いて、何かに納得した様な表情になった後に、セインさんに向けていた様な柔らかい笑みを浮かべた。そんなリアンノンさんに、姉さんたち用に作っていたものと同レベルの、魔力を豊富に含んだ果物で作ったお菓子やスイーツの数々を、異空間から取り出して手渡していく。リアンノンさんは、妖精たちが頬張っているお菓子やスイーツよりも一段上のものに驚きつつも、ニヤリとした笑みを浮かべながら受け取ってくれた。どうやら、リアンノンさんも例に漏れず甘いもの好きの女性だった様で、ウキウキとテンションが上がっているのが伝わってくる。お近づきの印を非常に喜んでもらえた様で、内心でホッと一息吐いて安堵する。
俺は自分用で楽しむスイーツである、真っ白な生クリームが輝くイチゴのショートケーキを、異空間から取り出してフォークで丁寧に食べていく。リアンノンさんがジッとショートケーキを見つめていたので、先程渡したお近づきの印の中に同じものがあるのを伝えると、一生懸命に異空間内を探し始めた。そして、見つけだしたショートケーキの入った箱を開けて、おお~という感嘆の声を上げてショートケーキを眺めている。壊れ物を扱うかの様にゆっくりと箱から取り出して机に乗せて、今度はショートケーキの全体を、真剣な表情でじっくりと無言で眺めていく。リアンノンさんは暫くの間全体を眺めた後に、大きく感嘆のため息を漏らしながら、フォークでゆっくり丁寧に一口目を静かに口に入れた。
「……素晴らしい」(リアンノン)
「ありがとうございます」
「これは、お世辞抜きに本当に素晴らしいものだ。私も長く生きてきたが、ここまでのものは本当に久々に口にした。これを作れるという事だけも、十分に胸を張って誇っていい事だ」(リアンノン)
「そこまで言っていただけると、今後の励みになります」
「カイルが作る素晴らしいお菓子を、気軽に食べられる事が出来るセインが羨ましく感じるな」(リアンノン)
「毎日は無理ですけど、この里に滞在させていただいている間は、時々お作りしますよ」
「それは嬉しい提案だが、カイルの負担になりはしないか?大きな負担になる様だったら、私たちの事は気にしなくてもいいぞ」(リアンノン)
「いえ、別にこれくらいの事は大した負担にはなりませんよ。姉さんたちや知り合いたちにも、日常的という程ではないですが、お菓子を作ってあげたりしてますから」
「そうか。それならば、カイルの好意を甘んじて受けよう。だが、本当に無理だけはしないでくれよ」(リアンノン)
「はい、分かってます」
「話は変わるんだが、ウルカーシュでのセインの暮らしはどんな感じだ?元気にやっているのは知っているが、細かい所までは聞いてないんでな。教えてくれると助かる」(リアンノン)
「……そうですね~。セインさんは…………」
予め、セインさんとの出会いから今日までの付き合いが短い事を前置きしてから、姉さんやモイラさんと比べたらマシではある、生活力皆無の日々の様子をリアンノンさんに語っていく。モイラさんのあまりの生活に怒ったリリルさんと同じく、セインの生活のだらしなさに怒るのかと思ったが、どうやらリアンノンさんはそこら辺に関しては緩めの考え方をしている様で、相変わらずだなと言って笑っている。妖精族全体での教育方針がそうなのか、リアンノンさんの教育方針によるものなのか分からないが、それぞれにあった環境で自由にさせているといった所なのだろう。
一通りセインさんについて話終わった後に、今度はこちらから、この里やリアンノンさんたちについて質問していった。特に気になった点といえば、今回この隠れ里に来る事になった理由の一つでもある、サリエル様たちとの関係性や出会いについてだ。サリエル様たちの親しい友人に対して話す様子や、リアンノンさんの性格をよく分かっている様子から、相当長く深い付き合いである事は分かっている。ただどんな風にサリエル様たちと出会い、神々と長く深い付き合いとなる友人になっていったのか、全くと言っていい程想像が付かない。
「実は私も、セインと同じ様に世界を思うままに、自由に旅した事があってな。大分昔の事になるが、まだ大国になる前のウルカーシュに行った事があってな。その時に、とある事が切っ掛けでサリエルたちと知り合って、例の島に招かれたんだ。そこからサリエルたちと仲良くなって、今も友人として良き付き合いをしている」(リアンノン)
リアンノンさんは、例の島という所で人差し指で上空を差す。例の島という言葉や、上空に向けて指を差すという動きから、サリエル様たちの本拠地にして天族の者たちが穏やかに暮らす場所である、天空島ロクス・アモエヌスの事だという事を察する。それにしても、大国になる前のウルカーシュ帝国というのは、一体帝国のどの時期に相当するのだろうか?
ウルカーシュ帝国は、現在の西側最大国家に成長するまでに、幾つもの転換点が存在している。中でも、長い時間をかけた後に小国から中間国家へと成長した時が、ウルカーシュ帝国における第一次高度経済成長期であり、良い意味で混沌とした時代であったと歴史書に記されていた。歴史に名を残すような才人たちが数多く生まれ、生活に便利な様々な魔道具が作り出されていき、個性豊かな芸術家たちが娯楽を豊かにしていった時代。当時の人々が力を合わせ、ウルカーシュ帝国をさらにより良い国にしていこうと試行錯誤し、色々なものの原型となったものが生まれては消えていったそうだ。
もしそんな時代にウルカーシュ帝国へと行っていたのなら、リアンノンさんはあの時代の目撃者であり、古き歴史の生き証人となる。失礼ながら、一体何歳になるのか非常に気になってしまう。
「女性にこういった事を聞くのは本当に失礼だと思うんですが、リアンノンさんは一体お幾つになるんでしょうか?」
「ははは、私に対してはそんなに気を遣わなくてもいい。そうだな、私の年齢は少なくとも四桁は超えている」(リアンノン)
「よ、四桁ですか。という事は、ウルカーシュ帝国の最初の黄金期に、実際にその場にいたという事ですか」
「今ではそう呼ばれているらしいな。カイルの言う通り、私はその時代にウルカーシュに滞在していたよ。今でも、当時の人々の楽し気な喧騒や、より良い国にしていこうという活気を思い出す。長きを生きる私にとっても、ウルカーシュで過ごした日々は特別な思い出の一つだ」(リアンノン)
「……当時の事を、色々と聞かせてもらってもいいですか?」
「ああ、構わないよ。あれは私が…………」(リアンノン)
リアンノンさんは当時の記憶を思い出し、懐かしさに微笑みを浮かべながら、友人たちとの思い出を面白おかしく語ってくれた。当時のウルカーシュ帝国全体の様子や、市井の者たちの日々の生活の様子など、歴史的にも色々と貴重な話を聞かせてくれた。今のウルカーシュ帝国の者たちの生活も良いものではあるが、未來の為にと日々を生きていった者たちの生活もまた、非常に輝かしいものであったという事は十分に伝わってきた。当時を生きた者たちは、現代のウルカーシュ帝国に生きる者たちを見て、一体どんな事を思うのだろうか。現代のウルカーシュ帝国に生きる者の一人として、皆笑顔を浮かべてくれる事を切に願うばかりだ。
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