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第9章
第279話
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太陽が元気よく輝きを放ち、空に雲がゆっくり漂い流れていく穏やかな日に、諸々の準備が全て整った俺たちはメリオスを出立した。事前に関係各所に連絡をしていたので、姉さんたちの過激派ガチ恋勢含むファン一同の者たちや、フォルセさんたち仲の良い知り合いたちが見送りに来てくれた。
フォルセさんたちは笑顔で見送ってくれて、セインさんの実家でゆっくりしてこいと言ってくれたり、お土産をよろしく頼んだぞと親指を立てながら言われたりした。それらに対してそれぞれ一言二言返していった後に、俺たちはメリオスの城門を超えて、ウルカーシュ帝国の外へと一歩足を踏み出していった。その際に、姉さんたちのファン一同からは、大きく深い悲しみの声が漏れ出ていた。
姉さんたちは、そんなファン一同の悲しみには一切触れる事はないままに、転移で移動する予定の地点に向けてスタスタと歩き始めていく。基本的に、姉さんたちはファンの者たちには無関心に近い状態なので、彼ら彼女らが喜んでいようが悲しんでいようが特に気にしないのだ。例外としては、ファンの子供たちに対してだけは、姉さんたちも優しく笑顔を浮かべて対応する。それ以外で素の姉さんたちが仲良く話す相手は、昔からの仲である冒険者の仲間たちか、メリオス魔術大学の女子生徒たちくらいしか思い浮かばないな。
フォルセさんやギルドマスターから聞いたのだが、昔ファンの者たちとちょっとしたいざこざがあり、その一件以降ファンの者たちに対して無関心になってしまったそうだ。詳しくは聞かないが、過激派ガチ恋勢や例の五人組がいる事もあり、どの様な感じの事があったのか少しだけ予想は出来た。なので、俺から態度を改める様に言う事はない。
「……付けてくる連中はいないな」(レイア)
「感知範囲や精度を広げたり上げたりしているけど、その中に引っかかる者はいないし、後を付けてきている者もいないわ」(リナ)
「友人でも何でもない相手の里帰りに勝手に付いてくる様な、非常識な人はいなくて安心したわ」(ユリア)
「まだ油断は出来ない。リナの感知能力を疑ってはいないけど、何事にも予想外というものはある」(セイン)
「セインの言う通りだ。用心に用心を重ねて、突発的な出来事にも対応出来る様にしておくべきだ」(モイラ)
「そうだな。このまま予定通り進みつつ、最悪の場合は例の場所についても考え直すか。リナ、他の場所の候補は幾つある?」(レイア)
「最初に決めた位置から距離が近い位置に、別の候補地が二・三ヶ所はあるから、もし変更となっても大丈夫よ。その二・三ヶ所がダメでも、少し距離が離れるけど良い候補地はまだあるわ」(リナ)
「……目的地に到着するまでなるべく慎重に行動し、各自魔力感知を用いて周囲を常に警戒しながら進み、状況に合わせて目的地を変更していく事とする」(レイア)
『了解』
「了解」
今回全員で決めたフェリーク・ジャルダンへの転移場所は、メリオスの城門から出て一時間から一時間半程の時間がかかる所にある、自然豊かな森の奥だ。都市間を結ぶ大きな街道など全くないため人通りが非常に少なく、森全体の魔力濃度も極端に低くので、生息している魔物や魔獣も弱い個体が多い。寧ろ全体の数の割合で言えば、野生動物の方が多いくらいだな。そして、人通りが非常に少ない事から、盗賊たちもここを拠点にする事もない。この森は、人の目が全くない状態で転移出来る、安全な場所の一つなのだ。
深い森の中に入っていくと、静寂を打ち破った俺たちに無数の視線が集まってくるのを感じる。興味深く観察してくる視線や、敵かどうかを見極めようとしてくる視線など、様々な視線が俺と姉さんたちに注がれる。今の所、敵対認定していきなり襲ってくる様な動物や、力量差が分からぬまま本能に従って襲ってくる魔物や魔獣もいない。そのまま何事もなく順調に森の中を進み、予定通りの時間で転移場所へと到着した。
「よし、予定通りの時間に到着したな」(レイア)
「このまま直ぐに転移する?それとも一旦休憩を挟む?」(リナ)
「セイン。長であるリアンノンからは、里を訪れるのは何時でも構わないとの事だったよな」(レイア)
「リアンノンはそう言っていた」(セイン)
「それならば、この場から転移をしてから一旦休憩を取り、その後にフェリーク・ジャルダンへと向かう。異議はあるか?」(レイア)
『異議なし』
「異議なし」
「それじゃあ、転移する」(セイン)
隠れ里であるフェリーク・ジャルダンがあるのは異空間、それも他の種族を大きく突き放す程魔術に特化している妖精族たちが力を合わせて組み上げた、時空間属性の魔術術式で生み出した異空間だ。容易にその術式を解除する事は出来ないし、解除の前提条件である術式が設置されている場所、もしくは付与されている何かを探し出す事すら難しいだろう。さらに言えば、妖精族の隠れ里を探し出す事自体が非常に困難で、位置を特定するまでにかなりの時間と労力を必要とするのは間違いない。しかも、時間と労力をかけても見つけられる確率は低いため、結果的に徒労に終わる事になる。
セインさんの転移術式で移動した先は、フェリーク・ジャルダンが隠されている異空間のほど近い場所にある、日の光をキラキラと反射させている綺麗で大きな湖の傍だ。湖からは清浄な空気が感じられるし、しっかりと手入れされているのが見て分かる。俺の傍で非実体化していた精霊様方も実体化し、綺麗な湖の周りをぐるりと一周し、青の精霊様が人差し指を湖の表面に付ける。青の精霊様は湖について色々と調べ、その結果に満足して嬉し気に微笑んでいる。どうやら、青の精霊様が喜ぶくらいにこの湖は質が高い様だ。
「ここは本当に良い湖ね。とても大切にされていて、水質も綺麗に維持されているのが分かるわ。小さい子たちも大きい子たちも、この湖は皆気に入ると思うわ」(青の精霊)
青の精霊様は心底湖を気に入った様で、上機嫌で湖の中に勢いよく潜り、鼻歌を歌いながらスススーッと滑らかに泳いでいる。他の精霊様方も、青の精霊様と同じ様に湖に潜りにいき、皆で水をかけ合ったりして楽しく遊び始める。他の精霊様方もまた、青の精霊様と同じ様に湖を気に入った様だ。
俺と姉さんたちも湖の傍に近寄り、各々が好きな様に休憩を取っていく。姉さんとモイラさんは精霊様方に混じって湖で遊び、ユリアさんとリナさんは脚だけ湖に入れて和み、俺とセインさんは展開したテントの中で紅茶と読書を楽しんで過ごした。最近はまっているジャンルは、故郷の里のある先輩が一つの資料にまとめた、この世界に生きる種族に関して様々な事が細かく書き記されている、図鑑の様な分厚い書籍だ。現在では滅多に見る事が出来ない希少な種族についてや、十分に知っていると思っていた種族の知られざる秘密など、色々な事が図と共に記されていて面白いのだ。
「よし、そろそろ休憩は終わりだ。フェリーク・ジャルダンに向かうぞ。セイン、頼む」(レイア)
「分かった」(セイン)
セインさんは魔力をゆっくりと練り上げ循環させながら、スーッと右腕を正面に上げて伸ばす。そして、循環させていた魔力を右手に一気に圧縮していく。圧縮された魔力はセインさんの意思によって形を与えられて、小さな天色の鍵に姿を変えた。セインさんは天色の鍵を手に取り、そのまま何かを開錠させる様に手首を回す。すると、天色の鍵を中心にして空間がユラユラと波打ち、天色の扉が俺たちの目の前に現れた。現れた天色の扉は、俺たちを迎え入れるかの様に、ゆっくりと自動で開いていく。セインさんがこちらに振り返り、微笑みを浮かべて口を開く。
「ようこそ、妖精族の隠れ里、フェリーク・ジャルダンへ」(セイン)
フォルセさんたちは笑顔で見送ってくれて、セインさんの実家でゆっくりしてこいと言ってくれたり、お土産をよろしく頼んだぞと親指を立てながら言われたりした。それらに対してそれぞれ一言二言返していった後に、俺たちはメリオスの城門を超えて、ウルカーシュ帝国の外へと一歩足を踏み出していった。その際に、姉さんたちのファン一同からは、大きく深い悲しみの声が漏れ出ていた。
姉さんたちは、そんなファン一同の悲しみには一切触れる事はないままに、転移で移動する予定の地点に向けてスタスタと歩き始めていく。基本的に、姉さんたちはファンの者たちには無関心に近い状態なので、彼ら彼女らが喜んでいようが悲しんでいようが特に気にしないのだ。例外としては、ファンの子供たちに対してだけは、姉さんたちも優しく笑顔を浮かべて対応する。それ以外で素の姉さんたちが仲良く話す相手は、昔からの仲である冒険者の仲間たちか、メリオス魔術大学の女子生徒たちくらいしか思い浮かばないな。
フォルセさんやギルドマスターから聞いたのだが、昔ファンの者たちとちょっとしたいざこざがあり、その一件以降ファンの者たちに対して無関心になってしまったそうだ。詳しくは聞かないが、過激派ガチ恋勢や例の五人組がいる事もあり、どの様な感じの事があったのか少しだけ予想は出来た。なので、俺から態度を改める様に言う事はない。
「……付けてくる連中はいないな」(レイア)
「感知範囲や精度を広げたり上げたりしているけど、その中に引っかかる者はいないし、後を付けてきている者もいないわ」(リナ)
「友人でも何でもない相手の里帰りに勝手に付いてくる様な、非常識な人はいなくて安心したわ」(ユリア)
「まだ油断は出来ない。リナの感知能力を疑ってはいないけど、何事にも予想外というものはある」(セイン)
「セインの言う通りだ。用心に用心を重ねて、突発的な出来事にも対応出来る様にしておくべきだ」(モイラ)
「そうだな。このまま予定通り進みつつ、最悪の場合は例の場所についても考え直すか。リナ、他の場所の候補は幾つある?」(レイア)
「最初に決めた位置から距離が近い位置に、別の候補地が二・三ヶ所はあるから、もし変更となっても大丈夫よ。その二・三ヶ所がダメでも、少し距離が離れるけど良い候補地はまだあるわ」(リナ)
「……目的地に到着するまでなるべく慎重に行動し、各自魔力感知を用いて周囲を常に警戒しながら進み、状況に合わせて目的地を変更していく事とする」(レイア)
『了解』
「了解」
今回全員で決めたフェリーク・ジャルダンへの転移場所は、メリオスの城門から出て一時間から一時間半程の時間がかかる所にある、自然豊かな森の奥だ。都市間を結ぶ大きな街道など全くないため人通りが非常に少なく、森全体の魔力濃度も極端に低くので、生息している魔物や魔獣も弱い個体が多い。寧ろ全体の数の割合で言えば、野生動物の方が多いくらいだな。そして、人通りが非常に少ない事から、盗賊たちもここを拠点にする事もない。この森は、人の目が全くない状態で転移出来る、安全な場所の一つなのだ。
深い森の中に入っていくと、静寂を打ち破った俺たちに無数の視線が集まってくるのを感じる。興味深く観察してくる視線や、敵かどうかを見極めようとしてくる視線など、様々な視線が俺と姉さんたちに注がれる。今の所、敵対認定していきなり襲ってくる様な動物や、力量差が分からぬまま本能に従って襲ってくる魔物や魔獣もいない。そのまま何事もなく順調に森の中を進み、予定通りの時間で転移場所へと到着した。
「よし、予定通りの時間に到着したな」(レイア)
「このまま直ぐに転移する?それとも一旦休憩を挟む?」(リナ)
「セイン。長であるリアンノンからは、里を訪れるのは何時でも構わないとの事だったよな」(レイア)
「リアンノンはそう言っていた」(セイン)
「それならば、この場から転移をしてから一旦休憩を取り、その後にフェリーク・ジャルダンへと向かう。異議はあるか?」(レイア)
『異議なし』
「異議なし」
「それじゃあ、転移する」(セイン)
隠れ里であるフェリーク・ジャルダンがあるのは異空間、それも他の種族を大きく突き放す程魔術に特化している妖精族たちが力を合わせて組み上げた、時空間属性の魔術術式で生み出した異空間だ。容易にその術式を解除する事は出来ないし、解除の前提条件である術式が設置されている場所、もしくは付与されている何かを探し出す事すら難しいだろう。さらに言えば、妖精族の隠れ里を探し出す事自体が非常に困難で、位置を特定するまでにかなりの時間と労力を必要とするのは間違いない。しかも、時間と労力をかけても見つけられる確率は低いため、結果的に徒労に終わる事になる。
セインさんの転移術式で移動した先は、フェリーク・ジャルダンが隠されている異空間のほど近い場所にある、日の光をキラキラと反射させている綺麗で大きな湖の傍だ。湖からは清浄な空気が感じられるし、しっかりと手入れされているのが見て分かる。俺の傍で非実体化していた精霊様方も実体化し、綺麗な湖の周りをぐるりと一周し、青の精霊様が人差し指を湖の表面に付ける。青の精霊様は湖について色々と調べ、その結果に満足して嬉し気に微笑んでいる。どうやら、青の精霊様が喜ぶくらいにこの湖は質が高い様だ。
「ここは本当に良い湖ね。とても大切にされていて、水質も綺麗に維持されているのが分かるわ。小さい子たちも大きい子たちも、この湖は皆気に入ると思うわ」(青の精霊)
青の精霊様は心底湖を気に入った様で、上機嫌で湖の中に勢いよく潜り、鼻歌を歌いながらスススーッと滑らかに泳いでいる。他の精霊様方も、青の精霊様と同じ様に湖に潜りにいき、皆で水をかけ合ったりして楽しく遊び始める。他の精霊様方もまた、青の精霊様と同じ様に湖を気に入った様だ。
俺と姉さんたちも湖の傍に近寄り、各々が好きな様に休憩を取っていく。姉さんとモイラさんは精霊様方に混じって湖で遊び、ユリアさんとリナさんは脚だけ湖に入れて和み、俺とセインさんは展開したテントの中で紅茶と読書を楽しんで過ごした。最近はまっているジャンルは、故郷の里のある先輩が一つの資料にまとめた、この世界に生きる種族に関して様々な事が細かく書き記されている、図鑑の様な分厚い書籍だ。現在では滅多に見る事が出来ない希少な種族についてや、十分に知っていると思っていた種族の知られざる秘密など、色々な事が図と共に記されていて面白いのだ。
「よし、そろそろ休憩は終わりだ。フェリーク・ジャルダンに向かうぞ。セイン、頼む」(レイア)
「分かった」(セイン)
セインさんは魔力をゆっくりと練り上げ循環させながら、スーッと右腕を正面に上げて伸ばす。そして、循環させていた魔力を右手に一気に圧縮していく。圧縮された魔力はセインさんの意思によって形を与えられて、小さな天色の鍵に姿を変えた。セインさんは天色の鍵を手に取り、そのまま何かを開錠させる様に手首を回す。すると、天色の鍵を中心にして空間がユラユラと波打ち、天色の扉が俺たちの目の前に現れた。現れた天色の扉は、俺たちを迎え入れるかの様に、ゆっくりと自動で開いていく。セインさんがこちらに振り返り、微笑みを浮かべて口を開く。
「ようこそ、妖精族の隠れ里、フェリーク・ジャルダンへ」(セイン)
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