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第9章
第278話
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サリエル様たちからの依頼で、セインさんの故郷であるフェリーク・ジャルダンに向かう事が決まってから、関係各所にメリオスを暫く離れる事を伝えて回っている。兄さんやフォルセさんたち、冒険者ギルドのギルドマスターやアレットさんにジョニーさん、それからリムリットさんやエマさんたちに孤児院の子供たちと、普段から仲良くさせてもらっている者たちを中心に伝えていっている。勿論だが詳細は語れないので、セインさんの里帰りに一緒に付いて行くという、当たり障りのない内容にしておいた。
久々に姉さんたちと一緒に行動するので、メリオスから出立するまでに入念に準備し、食料を中心に大量に買い込んでいる。それから姉さんたちは食事と同じくらいお酒を愛しているので、リアーヌさんとおっちゃんの酒屋に向かって、高いお酒の数々を結構な量買い占めておいた。リアーヌさんとおっちゃんは、俺たちがメリオスを出てセインさんの故郷に向かう事を聞くと、旅の無事を祈りつつ良い酒があったら買い取らせてくれと伝えてきた。ちゃっかりと商売の取引を仕掛けてきた二人に苦笑しながら、姉さんたちが飲み干さなければと返しておいた。その答えにおっちゃんは苦笑いを浮かべ、リアーヌさんは微笑ましく笑っていた。やっぱりリアーヌさんは肝が据わってるよ。おっちゃんも、少しはリアーヌさんを見習った方がいい。リアーヌさんくらい肝が据わってないと、姉さんたちと付き合っている内に胃に穴が開いちゃうぞ。
〈天星祭でおっちゃんとリアーヌさんから買った酒も、あの貴重な酒以外は一ヶ月で殆ど消費しちゃったからな。セインさんの故郷の隠れ里にお酒があったとしても、譲ってもらえたり買い取らせてもらえるか分からないしな〉
それに、もし譲ってもらえたり買い取らせてもらえたとしても、皆して直ぐに飲み干しちゃうのは目に見えてる。二人には悪いけど、売れる程残すとは思えない。おっちゃんはどうか分からないが、リアーヌさんは姉さんたちの事をよく分かってるし、ほぼ確実にお酒が残る事がないのは理解しているはずだ。まあ、期待せずに待っていてもらいたい。そんな事を心の中で思いながら、リアーヌさんやおっちゃんに別れを告げて酒屋を出る。
メリオスを出立する前に、一通りの事は済ませられたかを再確認しつつ、兄さんの屋敷へと足を進める。おばちゃんたちやおっちゃんたちと挨拶を交わしながら進み、兄さんの屋敷が目視出来る所まできた。兄さんの屋敷の門には、何時も通り黒猫と鷲が非実体化の状態で待機しており、無粋な侵入者がいないか目を光らせている。俺が戻ってきた事を確認すると、実体化して屋敷の門の両端にそれぞれ立つ。
「二人とも、美味しい果物を買ってきたよ」
『もしかしてあの店の?』(黒猫)
「そうだよ。姉さんたちや兄さんもお気に入りのあのお店だよ」
『それは素晴らしいな。あの店の果物は、魔力が含まれていないがとても美味しいからな。我々も非常に気に入っている』(鷲)
「そりゃそうだよ。良いものにお金をかける姉さんたちと、魔術大学の先生っていう高給取りの兄さんが好んで通う様な、高品質で高級なものを取り揃えているお店なんだから。魔力が含まれてなくても、どれも美味しい果物ばっかりだよ」
『ほう、その様な高級店だったのか。どれも美味しい訳だ』(鷲)
『そんな高級店で買い物をして、カイルの懐は大丈夫なの?』(黒猫)
「お金があれば使っちゃう姉さんたちと一緒にしないでよ。兄さんと同じくちゃんと貯金してるし、それなりにお金は持ってるから、二人に果物買ってきたとしても特に問題はないよ」
『それならいいのだけど。無理だけはしないでちょうだいね』(黒猫)
「うん、分かってるよ。それじゃあ、これね」
『うむ。美味しくいただくのでな』(鷲)
『美味しくいただくわね』(黒猫)
俺はバックパックから、大量の果物を小分けにしてある空間拡張済みの革袋を二つ取り出し、それぞれ黒猫と鷲に一袋ずつ手渡していく。黒猫と鷲は嬉しそうに革袋を受け取り、自身の異空間の中へと大事そうに仕舞いこむ。黒猫も鷲も、あの店の果物はお気に入りの中でも上位に入るくらい好んでいるからな。黒猫と鷲は再び非実体化して、鼻歌交じりの上機嫌で屋敷の警戒へと戻っていく。あの様子だと、今日の夜にでも静かに楽しむのだろう。
兄さんの屋敷の門に魔力を通し、門に仕掛けられた術式に俺の魔力を認識させる。スーッと自動的に開いた門を通って敷地内に入り、屋敷の玄関を開こうと取っ手を握ろうとすると、門と同じ様に玄関が自動的に開いていく。開いた玄関のその先にはエロディさんが立っており、どうやら俺を出迎える為だけに、わざわざ玄関まで来てくれた様だ。
「カイルさん、お帰りなさいませ」(エロディ)
「ただいまです、エロディさん。……何度も言ってますけど、わざわざ出迎えの為に玄関まで来なくても大丈夫ですよ」
「いえ、ダメです。これだけは、屋敷を預かるシルキーとしても、私個人としても絶対に譲れません。誰が何と言おうともです」(エロディ)
「姉さんや兄さんが言っても?」
「当然です。例えレイア様やレスリー様がそう言おうとも、私は頑として首を縦に振るつもりはありませんよ」(エロディ)
「頑固ですね」
「カイルさんこそ」(エロディ)
「……この話はまた今度しましょうか」
「ふふふ、分かりました。一旦休戦にいたしましょう」(エロディ)
頑固なエロディさんは、楽し気に微笑みながらそう返してきたので、俺は降参の意味を込めて無言で両手を上げる。それを見たエロディさんは、右手で小さくガッツポーズをして、自身の勝利を喜んでいる。その姿や笑顔は非常に可愛らしく、容姿端麗でクールビューティーなシルキーとのギャップも相まって、もの凄い破壊力であった。エロディさんは普段こんな姿を見せないので、一段とその少女の様な可愛らしさが際立っているな。この愛らしい素敵な笑顔や姿を見せられたら、男性女性問わず見惚れてしまう事は間違いないだろう。
俺が見ている事に気付いたエロディさんは、恥ずかしさに少し頬を赤く染めながら、ゴホンと一度咳払いして空気を変える。そして頬を赤く染めたまま、ジト目で俺を見つめつつ、早く屋敷の中に入ってくるように促す。ただその姿もまた可愛らしい姿だったので、今度は俺の方が微笑んでしまう。微笑んでしまった事でエロディさんは拗ねてしまい、プクリと頬を膨らせて可愛らしく怒りを示してくる。慌ててエロディさんに謝りながら、ポーチから魔力が豊富に含まれている果物で作ったフルーツケーキを取り出し、恭しく献上をして誠意を見せて謝罪する。
「――――これは!?…………いいんですか?」(エロディ)
「はい、勿論です。エロディさんの懐にお納めください」
「……本当に宜しいんですか?」(エロディ)
「早くしないと、姉さんたちに取られてしまいますよ」
「ありがとうございます。いたただきますね」(エロディ)
姉さんたちの事を口にすると、エロディさんも流石に危機感を抱いた様で、遠慮していた様子から一転して、直ぐさまフルーツケーキを受け取って自身の異空間へと仕舞いこむ。エロディさんもこの屋敷で生活を共にしているから、姉さんたちの甘いものに対する鋭すぎる嗅覚を知っているので、フルーツケーキを守るために迅速に行動したのだろう。
そしてフルーツケーキを献上した事が功を奏した様で、先程までのプンプンとした可愛らしい怒りが消えて、ニコニコとした笑顔へと変わってくれた。エロディさんはもう一度俺にお礼をいい、紅茶を入れるので食卓で待ってほしいと言い、上機嫌で足取り軽くキッチンへと向かって行った。怒りが消えた事にホッと一安心しながら、エロディさんの淹れてくれる美味しい紅茶を楽しみに待つために、食卓へと向かって歩いていく。
暫く食卓で待っていると、上機嫌なままのエロディさんが、キッチンから紅茶セット一式を持ってきてくれた。さらには、エロディさんお手製のクッキーなどの、紅茶と一緒に楽しむお菓子も用意されている。紅茶とお菓子を美味しくいただきながら、サリエル様たちの依頼の関係から妖精について色々と知りたくて、エロディさんに色々と聞いていった。
エロディさんは、懇切丁寧に妖精を相手にした時に気を付ける事から、逆に非常に喜ばれる好物など色々な事を教えてくれた。妖精族の隠れ里であるフェリーク・ジャルダンへと向かう前に、妖精について様々な事を知れたのは非常に助かる。色々な事を教えてくれたお礼にと、フルーツケーキをもう一つ献上したのは言うまでもないだろう。
久々に姉さんたちと一緒に行動するので、メリオスから出立するまでに入念に準備し、食料を中心に大量に買い込んでいる。それから姉さんたちは食事と同じくらいお酒を愛しているので、リアーヌさんとおっちゃんの酒屋に向かって、高いお酒の数々を結構な量買い占めておいた。リアーヌさんとおっちゃんは、俺たちがメリオスを出てセインさんの故郷に向かう事を聞くと、旅の無事を祈りつつ良い酒があったら買い取らせてくれと伝えてきた。ちゃっかりと商売の取引を仕掛けてきた二人に苦笑しながら、姉さんたちが飲み干さなければと返しておいた。その答えにおっちゃんは苦笑いを浮かべ、リアーヌさんは微笑ましく笑っていた。やっぱりリアーヌさんは肝が据わってるよ。おっちゃんも、少しはリアーヌさんを見習った方がいい。リアーヌさんくらい肝が据わってないと、姉さんたちと付き合っている内に胃に穴が開いちゃうぞ。
〈天星祭でおっちゃんとリアーヌさんから買った酒も、あの貴重な酒以外は一ヶ月で殆ど消費しちゃったからな。セインさんの故郷の隠れ里にお酒があったとしても、譲ってもらえたり買い取らせてもらえるか分からないしな〉
それに、もし譲ってもらえたり買い取らせてもらえたとしても、皆して直ぐに飲み干しちゃうのは目に見えてる。二人には悪いけど、売れる程残すとは思えない。おっちゃんはどうか分からないが、リアーヌさんは姉さんたちの事をよく分かってるし、ほぼ確実にお酒が残る事がないのは理解しているはずだ。まあ、期待せずに待っていてもらいたい。そんな事を心の中で思いながら、リアーヌさんやおっちゃんに別れを告げて酒屋を出る。
メリオスを出立する前に、一通りの事は済ませられたかを再確認しつつ、兄さんの屋敷へと足を進める。おばちゃんたちやおっちゃんたちと挨拶を交わしながら進み、兄さんの屋敷が目視出来る所まできた。兄さんの屋敷の門には、何時も通り黒猫と鷲が非実体化の状態で待機しており、無粋な侵入者がいないか目を光らせている。俺が戻ってきた事を確認すると、実体化して屋敷の門の両端にそれぞれ立つ。
「二人とも、美味しい果物を買ってきたよ」
『もしかしてあの店の?』(黒猫)
「そうだよ。姉さんたちや兄さんもお気に入りのあのお店だよ」
『それは素晴らしいな。あの店の果物は、魔力が含まれていないがとても美味しいからな。我々も非常に気に入っている』(鷲)
「そりゃそうだよ。良いものにお金をかける姉さんたちと、魔術大学の先生っていう高給取りの兄さんが好んで通う様な、高品質で高級なものを取り揃えているお店なんだから。魔力が含まれてなくても、どれも美味しい果物ばっかりだよ」
『ほう、その様な高級店だったのか。どれも美味しい訳だ』(鷲)
『そんな高級店で買い物をして、カイルの懐は大丈夫なの?』(黒猫)
「お金があれば使っちゃう姉さんたちと一緒にしないでよ。兄さんと同じくちゃんと貯金してるし、それなりにお金は持ってるから、二人に果物買ってきたとしても特に問題はないよ」
『それならいいのだけど。無理だけはしないでちょうだいね』(黒猫)
「うん、分かってるよ。それじゃあ、これね」
『うむ。美味しくいただくのでな』(鷲)
『美味しくいただくわね』(黒猫)
俺はバックパックから、大量の果物を小分けにしてある空間拡張済みの革袋を二つ取り出し、それぞれ黒猫と鷲に一袋ずつ手渡していく。黒猫と鷲は嬉しそうに革袋を受け取り、自身の異空間の中へと大事そうに仕舞いこむ。黒猫も鷲も、あの店の果物はお気に入りの中でも上位に入るくらい好んでいるからな。黒猫と鷲は再び非実体化して、鼻歌交じりの上機嫌で屋敷の警戒へと戻っていく。あの様子だと、今日の夜にでも静かに楽しむのだろう。
兄さんの屋敷の門に魔力を通し、門に仕掛けられた術式に俺の魔力を認識させる。スーッと自動的に開いた門を通って敷地内に入り、屋敷の玄関を開こうと取っ手を握ろうとすると、門と同じ様に玄関が自動的に開いていく。開いた玄関のその先にはエロディさんが立っており、どうやら俺を出迎える為だけに、わざわざ玄関まで来てくれた様だ。
「カイルさん、お帰りなさいませ」(エロディ)
「ただいまです、エロディさん。……何度も言ってますけど、わざわざ出迎えの為に玄関まで来なくても大丈夫ですよ」
「いえ、ダメです。これだけは、屋敷を預かるシルキーとしても、私個人としても絶対に譲れません。誰が何と言おうともです」(エロディ)
「姉さんや兄さんが言っても?」
「当然です。例えレイア様やレスリー様がそう言おうとも、私は頑として首を縦に振るつもりはありませんよ」(エロディ)
「頑固ですね」
「カイルさんこそ」(エロディ)
「……この話はまた今度しましょうか」
「ふふふ、分かりました。一旦休戦にいたしましょう」(エロディ)
頑固なエロディさんは、楽し気に微笑みながらそう返してきたので、俺は降参の意味を込めて無言で両手を上げる。それを見たエロディさんは、右手で小さくガッツポーズをして、自身の勝利を喜んでいる。その姿や笑顔は非常に可愛らしく、容姿端麗でクールビューティーなシルキーとのギャップも相まって、もの凄い破壊力であった。エロディさんは普段こんな姿を見せないので、一段とその少女の様な可愛らしさが際立っているな。この愛らしい素敵な笑顔や姿を見せられたら、男性女性問わず見惚れてしまう事は間違いないだろう。
俺が見ている事に気付いたエロディさんは、恥ずかしさに少し頬を赤く染めながら、ゴホンと一度咳払いして空気を変える。そして頬を赤く染めたまま、ジト目で俺を見つめつつ、早く屋敷の中に入ってくるように促す。ただその姿もまた可愛らしい姿だったので、今度は俺の方が微笑んでしまう。微笑んでしまった事でエロディさんは拗ねてしまい、プクリと頬を膨らせて可愛らしく怒りを示してくる。慌ててエロディさんに謝りながら、ポーチから魔力が豊富に含まれている果物で作ったフルーツケーキを取り出し、恭しく献上をして誠意を見せて謝罪する。
「――――これは!?…………いいんですか?」(エロディ)
「はい、勿論です。エロディさんの懐にお納めください」
「……本当に宜しいんですか?」(エロディ)
「早くしないと、姉さんたちに取られてしまいますよ」
「ありがとうございます。いたただきますね」(エロディ)
姉さんたちの事を口にすると、エロディさんも流石に危機感を抱いた様で、遠慮していた様子から一転して、直ぐさまフルーツケーキを受け取って自身の異空間へと仕舞いこむ。エロディさんもこの屋敷で生活を共にしているから、姉さんたちの甘いものに対する鋭すぎる嗅覚を知っているので、フルーツケーキを守るために迅速に行動したのだろう。
そしてフルーツケーキを献上した事が功を奏した様で、先程までのプンプンとした可愛らしい怒りが消えて、ニコニコとした笑顔へと変わってくれた。エロディさんはもう一度俺にお礼をいい、紅茶を入れるので食卓で待ってほしいと言い、上機嫌で足取り軽くキッチンへと向かって行った。怒りが消えた事にホッと一安心しながら、エロディさんの淹れてくれる美味しい紅茶を楽しみに待つために、食卓へと向かって歩いていく。
暫く食卓で待っていると、上機嫌なままのエロディさんが、キッチンから紅茶セット一式を持ってきてくれた。さらには、エロディさんお手製のクッキーなどの、紅茶と一緒に楽しむお菓子も用意されている。紅茶とお菓子を美味しくいただきながら、サリエル様たちの依頼の関係から妖精について色々と知りたくて、エロディさんに色々と聞いていった。
エロディさんは、懇切丁寧に妖精を相手にした時に気を付ける事から、逆に非常に喜ばれる好物など色々な事を教えてくれた。妖精族の隠れ里であるフェリーク・ジャルダンへと向かう前に、妖精について様々な事を知れたのは非常に助かる。色々な事を教えてくれたお礼にと、フルーツケーキをもう一つ献上したのは言うまでもないだろう。
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