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第9章
第277話
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セインさんの本来の姿は、他の種族を大きく突き放すほど魔術的に特化し、肉体の実体化と非実体化を切り替える事が出来る、特殊な種族である幻想種・妖精族だ。それも、実体化と非実体化を自由自在に行う事が出来る、魔力の扱いが化け物クラスの精密さを誇る魔術師だ。
そんなセインさんが生まれ育った故郷が、フェリーク・ジャルダンという名の隠れ里か。どんな所なのか非常に気になるな。隠れ里にはセインさんクラスの魔術師がゴロゴロといるだろうし、中には俺や姉さんの故郷の長や長老たちの様に、古き歴史や魔術の事について色々と知っている、長く生きている者たちも多くいるだろう。
〈セインさんや妖精族の皆さんにも、吸血鬼のテオバルトが使っていた血操魔術の様に、種族固有の魔術か何かはあるんだろうか?そうだとしたら、後学の為にも見せてもらえるなら見せてもらいたいな〉
「セイン殿の故郷であるのなら、話は早いですね。こちらの手紙と魔道具が入っている鞄を、フェリーク・ジャルダンの長であるリアンノン殿に渡してください」(サリエル)
「間接的に?それとも直接?」(セイン)
「出来るのなら、直接手渡してもらえるのが望ましいです。ただどうしても難しいようでしたら、間接的に渡してもらうという事でも構いません」(サリエル)
「分かった。私からリアンノンに直接手渡す。ダメだったとしても、それなりの地位の者に預けておく」(セイン)
「お願いします」(サリエル)
フェリーク・ジャルダンの長は、リアンノンという名前から想像するに、どうやら女性の様だ。そしてセインさんが、長であるリアンノンさんの名を敬称なしで呼んでいる事から、ある程度近しい関係であるのかもしれない。もしくは、リアンノンさんがそういったものを気にしないタイプの人なのだろう。俺としても、正直後者の方であってくれると非常に助かる。
「今回お呼びした件に関しては以上となりますが、何かご不明な点に対する質問などはありますか?」(サリエル)
「行きや帰りについてなのですが、人目につかない事は最優先課題ではありますが、手紙を急いで届ける事も重要です。転移術式や転移門を使用する事も考えていますが、サリエル様たちはどの様にお考えですか?」(リナ)
「ふむ、そうですね。……転移術式や転移門については、使用していただいても構いません。ただメリオスから直接転移するのではなく、一旦通常の手順でメリオスから外に出て、ある程度メリオスから離れてから転移してください。色々と手間暇がかかって面倒だとは思いますが、奴らの手の者を欺くためにもお願いします」(サリエル)
「了解した」(レイア)
メリオスの超有名人の姉さんたちが、誰にも見られず、誰にも知られぬままに姿を消せば、色んな人たちが大騒ぎするのが目に見える。特に過激派ガチ恋勢の者たちは、メリオス中を虱潰しに探し回り、果てにはメリオスの外にまで出て、僅かな痕跡から俺たちを追いかねないだろう。
それを防ぐという意味でも、ちゃんと俺たちがメリオスから出ていく姿を見せておくのは、関係各所に迷惑をかけないためにも必要だ。そう思えば、色々と面倒な手間がかかる事くらい何ともない。
「あともう一つ。今回は依頼という形式になっています。依頼を確かに達成したという証は、どの様な形でサリエル様たちに示せばよいでしょうか?」(リナ)
「鞄の中に入っている手紙の中に、依頼完了の証となる様な物か、手紙など用意していただけませんかと書き記しておいてあります。リアンノン殿ならば、手紙を読めば直ぐに理解してくださると思いますので、安心してください」(サリエル)
「リアンノンが忘れてたら、私の方からも言っておく」(セイン)
「ありがとうございます。もしもの時はお願いしますね」(サリエル)
「他には何かあるか?」(ルシフェル)
「何か問題などがあった際、通信魔術による連絡を取りたいと思っているが、その辺は大丈夫か?」(レイア)
「それは構いませんが、連絡は秘匿性の高い術式でお願いします」(サリエル)
「了解です」(リナ)
本題の二つの話が終わった所で一息吐き、紅茶とお菓子を楽しみながら、天族の子供たちや海に関する話題へと移っていく。一番最初にサリエル様たちに聞いたのは、あれから魔道具に不具合などが起きていないかだ。何かしらの不具合があれば直ぐに連絡してもらう様に伝えていたし、実際に今日までその様な連絡はなかったが、魔道具を作り出した者の責任として聞いておかなければいけない。
幸いにも、サリエル様たちからは特に異常はないし、大人たちや子供たちの心身にも影響はないとの事。砂浜や海の中での事故なども特になく、皆毎日の様に魔道具を起動しては、海という広い世界を楽しんでいるそうだ。それから、海という広い世界を知った事で、天族の皆さんにも良い影響が出始めた様だ。食文化や服飾文化など様々な分野において、海をより楽しむ為にと色々な取り組みを始め、色々な食べ物や衣服などが作り出されているそうだ。
『サリエル様たちも一枚噛んでるんですか?』
『私たちがしたのは、ちょっとした助言くらいですよ』(サリエル)
『助言ですか?』
『方向性を示してやったり、行き詰った時に相談に乗ったりとか、そんな感じだ。この世界で開発されていない素材についてなど、急速に技術が進歩してしまう様なものに関しては、俺たちから一切情報は与えていない。そこは安心していい』(ルシフェル)
『……その辺は、我々もしっかりと線引きしている』(ヘラクレス)
『遠慮しなくてもよかったら、今頃天空島は小さな地球となっていただろうな。ハハハハハハ!!』(ゼウス)
『笑い事じゃありませんよ』
作り出されたものを聞いていると、明らかに地球の文化が見え隠れしていたので、サリエル様たちに秘匿性の高い通信魔術の術式で聞いてみた。文化・技術レベルが一気に上昇していないか心配していたが、天族の者たちの努力によって作り出された様なので、そこの所はホッと一安心だ。やはりこういった事は、自分たちの力で生み出したり作り出したりして、様々な事へと発展させていくのが一番いい。
俺がサリエル様たちと内緒話をしていると、姉さんたちが天空島独自に発展した文化や技術に興味を持ったのか、色々と見学をしていきたいと言い出した。今日は元々その予定はなかったし、急にそんな事を言い出して天族の者たちにも迷惑だと思ったのだが、サリエル様たちだけなくアメリアさんも乗り気になってしまい、あれよあれよという間に今から海に向かう事になった。
〈こうなってしまったのなら仕方ない。魔道具のチェックをするのと一緒に、色んな物を見せてもらう事にしよう〉
今日も今日とて、天族の大人たちも子供たちも海を満喫している様だ。満面の笑顔を浮かべながら砂浜を駆け回ったり、ボール遊びや砂の城作り、それから浮き輪の様な物に乗って波をのんびり楽しんだりと、各々が楽しいと思える事をしている。
姉さんたちはアメリアさんに連れられて、早速水着だろうと思われるものに着替えて、海に向かって駆け出していった。一緒に付いてきていたサリエル様たちも、いつの間にかそれぞれラフな格好に変わっており、それぞれの楽しみかたで海を満喫し始める。
自由奔放な姉さんたちやサリエル様たちに溜息を吐きながら、魔道具に異常などがないか一通りチェックをしていく。今の所魔道具に問題はなく、展開されている海に関しても問題はなさそうだ。一人黙々と続けていたチェック作業が終わった時、周囲には子供たちが集まっていた。子供たちはニッコリと笑顔を浮かべて、一緒に遊ぼうと誘ってくれる。丁度良くチェック作業が終わり、手持ち無沙汰になっていた事もあり、子供たちと一緒に砂浜で遊ぶ事にした。子供たちとボール遊びをしたり、互いの近況についてのお喋りをしたりと、海でゆっくり和やかとした時間を過ごした。
そんなセインさんが生まれ育った故郷が、フェリーク・ジャルダンという名の隠れ里か。どんな所なのか非常に気になるな。隠れ里にはセインさんクラスの魔術師がゴロゴロといるだろうし、中には俺や姉さんの故郷の長や長老たちの様に、古き歴史や魔術の事について色々と知っている、長く生きている者たちも多くいるだろう。
〈セインさんや妖精族の皆さんにも、吸血鬼のテオバルトが使っていた血操魔術の様に、種族固有の魔術か何かはあるんだろうか?そうだとしたら、後学の為にも見せてもらえるなら見せてもらいたいな〉
「セイン殿の故郷であるのなら、話は早いですね。こちらの手紙と魔道具が入っている鞄を、フェリーク・ジャルダンの長であるリアンノン殿に渡してください」(サリエル)
「間接的に?それとも直接?」(セイン)
「出来るのなら、直接手渡してもらえるのが望ましいです。ただどうしても難しいようでしたら、間接的に渡してもらうという事でも構いません」(サリエル)
「分かった。私からリアンノンに直接手渡す。ダメだったとしても、それなりの地位の者に預けておく」(セイン)
「お願いします」(サリエル)
フェリーク・ジャルダンの長は、リアンノンという名前から想像するに、どうやら女性の様だ。そしてセインさんが、長であるリアンノンさんの名を敬称なしで呼んでいる事から、ある程度近しい関係であるのかもしれない。もしくは、リアンノンさんがそういったものを気にしないタイプの人なのだろう。俺としても、正直後者の方であってくれると非常に助かる。
「今回お呼びした件に関しては以上となりますが、何かご不明な点に対する質問などはありますか?」(サリエル)
「行きや帰りについてなのですが、人目につかない事は最優先課題ではありますが、手紙を急いで届ける事も重要です。転移術式や転移門を使用する事も考えていますが、サリエル様たちはどの様にお考えですか?」(リナ)
「ふむ、そうですね。……転移術式や転移門については、使用していただいても構いません。ただメリオスから直接転移するのではなく、一旦通常の手順でメリオスから外に出て、ある程度メリオスから離れてから転移してください。色々と手間暇がかかって面倒だとは思いますが、奴らの手の者を欺くためにもお願いします」(サリエル)
「了解した」(レイア)
メリオスの超有名人の姉さんたちが、誰にも見られず、誰にも知られぬままに姿を消せば、色んな人たちが大騒ぎするのが目に見える。特に過激派ガチ恋勢の者たちは、メリオス中を虱潰しに探し回り、果てにはメリオスの外にまで出て、僅かな痕跡から俺たちを追いかねないだろう。
それを防ぐという意味でも、ちゃんと俺たちがメリオスから出ていく姿を見せておくのは、関係各所に迷惑をかけないためにも必要だ。そう思えば、色々と面倒な手間がかかる事くらい何ともない。
「あともう一つ。今回は依頼という形式になっています。依頼を確かに達成したという証は、どの様な形でサリエル様たちに示せばよいでしょうか?」(リナ)
「鞄の中に入っている手紙の中に、依頼完了の証となる様な物か、手紙など用意していただけませんかと書き記しておいてあります。リアンノン殿ならば、手紙を読めば直ぐに理解してくださると思いますので、安心してください」(サリエル)
「リアンノンが忘れてたら、私の方からも言っておく」(セイン)
「ありがとうございます。もしもの時はお願いしますね」(サリエル)
「他には何かあるか?」(ルシフェル)
「何か問題などがあった際、通信魔術による連絡を取りたいと思っているが、その辺は大丈夫か?」(レイア)
「それは構いませんが、連絡は秘匿性の高い術式でお願いします」(サリエル)
「了解です」(リナ)
本題の二つの話が終わった所で一息吐き、紅茶とお菓子を楽しみながら、天族の子供たちや海に関する話題へと移っていく。一番最初にサリエル様たちに聞いたのは、あれから魔道具に不具合などが起きていないかだ。何かしらの不具合があれば直ぐに連絡してもらう様に伝えていたし、実際に今日までその様な連絡はなかったが、魔道具を作り出した者の責任として聞いておかなければいけない。
幸いにも、サリエル様たちからは特に異常はないし、大人たちや子供たちの心身にも影響はないとの事。砂浜や海の中での事故なども特になく、皆毎日の様に魔道具を起動しては、海という広い世界を楽しんでいるそうだ。それから、海という広い世界を知った事で、天族の皆さんにも良い影響が出始めた様だ。食文化や服飾文化など様々な分野において、海をより楽しむ為にと色々な取り組みを始め、色々な食べ物や衣服などが作り出されているそうだ。
『サリエル様たちも一枚噛んでるんですか?』
『私たちがしたのは、ちょっとした助言くらいですよ』(サリエル)
『助言ですか?』
『方向性を示してやったり、行き詰った時に相談に乗ったりとか、そんな感じだ。この世界で開発されていない素材についてなど、急速に技術が進歩してしまう様なものに関しては、俺たちから一切情報は与えていない。そこは安心していい』(ルシフェル)
『……その辺は、我々もしっかりと線引きしている』(ヘラクレス)
『遠慮しなくてもよかったら、今頃天空島は小さな地球となっていただろうな。ハハハハハハ!!』(ゼウス)
『笑い事じゃありませんよ』
作り出されたものを聞いていると、明らかに地球の文化が見え隠れしていたので、サリエル様たちに秘匿性の高い通信魔術の術式で聞いてみた。文化・技術レベルが一気に上昇していないか心配していたが、天族の者たちの努力によって作り出された様なので、そこの所はホッと一安心だ。やはりこういった事は、自分たちの力で生み出したり作り出したりして、様々な事へと発展させていくのが一番いい。
俺がサリエル様たちと内緒話をしていると、姉さんたちが天空島独自に発展した文化や技術に興味を持ったのか、色々と見学をしていきたいと言い出した。今日は元々その予定はなかったし、急にそんな事を言い出して天族の者たちにも迷惑だと思ったのだが、サリエル様たちだけなくアメリアさんも乗り気になってしまい、あれよあれよという間に今から海に向かう事になった。
〈こうなってしまったのなら仕方ない。魔道具のチェックをするのと一緒に、色んな物を見せてもらう事にしよう〉
今日も今日とて、天族の大人たちも子供たちも海を満喫している様だ。満面の笑顔を浮かべながら砂浜を駆け回ったり、ボール遊びや砂の城作り、それから浮き輪の様な物に乗って波をのんびり楽しんだりと、各々が楽しいと思える事をしている。
姉さんたちはアメリアさんに連れられて、早速水着だろうと思われるものに着替えて、海に向かって駆け出していった。一緒に付いてきていたサリエル様たちも、いつの間にかそれぞれラフな格好に変わっており、それぞれの楽しみかたで海を満喫し始める。
自由奔放な姉さんたちやサリエル様たちに溜息を吐きながら、魔道具に異常などがないか一通りチェックをしていく。今の所魔道具に問題はなく、展開されている海に関しても問題はなさそうだ。一人黙々と続けていたチェック作業が終わった時、周囲には子供たちが集まっていた。子供たちはニッコリと笑顔を浮かべて、一緒に遊ぼうと誘ってくれる。丁度良くチェック作業が終わり、手持ち無沙汰になっていた事もあり、子供たちと一緒に砂浜で遊ぶ事にした。子供たちとボール遊びをしたり、互いの近況についてのお喋りをしたりと、海でゆっくり和やかとした時間を過ごした。
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