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第8章
第268話
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明くる日、天星祭二日目の朝。俺と姉さんたちは今、兄さんの勤め先であるメリオス魔術大学にいる。天星祭期間中、各都市の行政府や冒険者ギルドなどが催し物を行うのと同じ様に、各都市の魔術大学も同じく催し物を行う。そしてここメリオス魔術大学も大学全体で天星祭に参加し、生徒のご家族やメリオスの住人に楽しんでもらおうと、各学年、各クラスでそれぞれ催し物を行うと兄さんから聞いていた。
〈…………これ、どう考えても文化祭だよな~。多分、先輩たちが何処かの魔術大学に入学して、思いっきりはっちゃけたんだろうな~〉
メリオス魔術大学の出入り口には、もの凄く精巧な模様が刻まれた豪華な入場門があったし、今いる広場に辿り着くまでに屋台がズラリと並んでいた。ここまで見た光景は、正しく前世での文化祭の光景そのものだった。
俺の先輩たちが、このメリオス魔術大学に入学したのかは分からない。だが兄さんから聞いた話だと、各都市の魔術大学が天星祭に本格的に参加し始めたのが、少なくとも今から百年以上前からだという。恐らく、先輩が在学していた魔術大学から文化祭の様なものが始まり、それが話題となって各都市に広まっていったのだろう。そして現在は、どの魔術大学でも一年に一度の一大行事として楽しみにしている程、先生たちや生徒たちにとって当たり前なものとなっているそうだ。
そんな仮称文化祭だが、色々と気になっている催し物がある。それが、前世の文化祭では絶対に体験する事が出来なかったであろう、魔術関係の催し物だ。文化祭でよく見る催し物であっても、魔術が存在するこの世界で同じ事をやるとなると、色々と変わっていそうだからワクワクする。
「まずは、あの子たちに会いに行くとするか」(レイア)
「そうしましょうか」(リナ)
「レスリーさんが魔術を教えている生徒たちの催し物は、確か魔術使用可能な射的だったかしら?」(ユリア)
「ええ、そう聞いてます。魔術も使っていい事にしているので、結構難易度高くしてるみたいですけどね」
「魔術ありの射的か。それだけ聞くと面白そうな催し物だな」(モイラ)
「あの子たちの顔を見るついでに、皆で射的を楽しむ」(セイン)
「それはいいな」(レイア)
「本気出して催し物を荒らしちゃダメだよ。最悪、天星祭期間中の魔術大学を出入り禁止にされる可能性もあるからね」
「分かっている。そこまで私たちも馬鹿ではない」(レイア)
姉さんが、心外なといった様子でそう言う。さらにリナさんたち四人も、その通りだと言わんばかりに頷いている。そんな姉さんたち五人を、ジト目でジーッと見ていると、姉さんたち五人が同じタイミングでゆっくりと目を逸らした。どうやら口ではああ言ったものの、色々な所で起こした事件を思い出し、バツが悪くなって目を逸らした様だ。
俺がウルカーシュ帝国に本格的に居を構え始め、姉さんたちと行動を共にし始めてから、何度となく迷惑をかけたお店に頭を下げたのを思い出す。お店に迷惑をかけた内の大半は、姉さんたちに粘着している例の五人組冒険者の様な男たちにしつこく絡まれた時や、酔っぱらいに絡まれて困っている従業員さんを助けるためにと、馬鹿共に鉄拳制裁を行った時に店を損壊といった感じだ。
その他にも、姉さんたちがメリオスで大暴れした事が色々とある。まあ、こちらに関しては相手に頭を下げた事はない。何故ならば、新人冒険者たちに無駄なものを買わせてお金を巻き上げていたり、女性冒険者を騙して借金をさせていたりと、色々な事をしていた悪徳商人や裏の連中たちが相手だったからだ。
姉さんたちが、男女問わず色んな冒険者から好かれている理由は、こういった出来事によって救われた者たちが多くいるからだ。だがフォルセさんたちからは、呆れられつつも怒られていたから、フォルセさんたちには俺は頭を下げた。怪しいと思って証拠集めをしていたら、その過程をすっ飛ばして姉さんたちが大暴れしたからな。
〈でもそういった時には、リナさんやセインさんといった冷静に動く人が、暴れながらちゃっかり証拠を全て回収してるからな。実に見事な手際だと言わざるを得ない。フォルセさんたちも、その見事な手際にため息を吐いて、最後には怒るのを諦めてたな〉
「……行くぞ」(レイア)
「そ、そうね。このままここで時間を潰すのは、あまり得策じゃないわね」(リナ)
「リナの言う通りね。早く移動しちゃいましょう」(ユリア)
「楽しい時間は早く過ぎる。一秒も無駄に出来ない」(セイン)
「そうそう、無駄に待たせるのはよくねぇよな」(モイラ)
「…………そうだね」
分かりやすく話題を逸らそうとする姉さんたちに、ジト目でジーッと見つめたまま棒読みで答える。特にあの子たちと約束などしてはいないが、姉さんたちの言う様に、無駄に時間を浪費するのも馬鹿らしい。追撃を仕掛ける事なく、歩き始めた姉さんたちの後に続いて、あの子たちが射的をやっている場所に向かって足を進める。
兄さんが魔術を教えている子たちがやっている射的は、魔術使用可能という事から大学側に教室や屋台で行うのは危険だという判断をされ、魔術大学の敷地内にある第二魔術競技場という場所を割り当てられたそうだ。
魔術競技場というのは、広大な敷地を有している魔術大学内に建てられている、学生や先生たちの共用の鍛錬場だ。普段は授業や自習の場として使用される場所だが、天星祭の様なお祭りなどのイベント事でも使われるそうだ。その他にも、学生や先生が使用許可を申請して許可されれば、バーベキューなどの私的なパーティー会場としても使用出来るそうだ。
「やっぱり、ウルカーシュ帝国の魔術大学は金かかってるよな~」(モイラ)
「それはそうよ。各都市に建てられている魔術大学の設立は、まだ小国だった頃から最も力を注いできた、ウルカーシュ帝国の直轄事業なんだから」(ユリア)
「姉さんたちが行った事のある国では、ここまでの規模の魔術学校はなかったの?」
「魔術を教育する学校がある国は幾つもあったが、ここまで大規模ではなかった。それにどの国の学校も、魔術の鍛錬場は一つだけだ。二つ以上、それもこの大きさや広さの鍛錬場を有している学校があるのは、大陸西側ではウルカーシュ帝国だけだ」(レイア)
「じゃあ大陸中央や東側の国々には、ここと同等の規模や質の魔術学校がある可能性が?」
「私たちも、この大陸の全ての国々を巡ってきた訳じゃないからハッキリ断言は出来ないけど、少なくともその可能性は十分にあるわね」(リナ)
「大陸中央や東側にも、ウルカーシュ程じゃないけど大国が存在する。もしかしたらそれらの国々になら、ここと同等の規模や質の魔術学校がある可能性が高い」(セイン)
「なる程」
やっぱりそうだよな。こんな大きくて広い魔術競技場が幾つもある、ウルカーシュ帝国の魔術大学の方がおかしいんだよな。まあ通っている学生からしてみれば、施設や設備の豊富さや質の高さは自分の成長に直結する可能性が高いから、嬉しい事なんだろうけどな。俺は目の前に見える魔術競技場を見て、前世の学生生活を思い出しながらそう思った。
それに、一都市であるメリオスの魔術大学がこれだけ広大な敷地を有していて、施設や設備も豊富なのだ。帝都アルバにあるウルカーシュ帝国最初の魔術大学ともなれば、さらに広大な敷地に、最新鋭の施設や設備を備えているのかもな。何かしら機会があれば、帝都アルバにある魔術大学を見学したいものだ。
〈…………これ、どう考えても文化祭だよな~。多分、先輩たちが何処かの魔術大学に入学して、思いっきりはっちゃけたんだろうな~〉
メリオス魔術大学の出入り口には、もの凄く精巧な模様が刻まれた豪華な入場門があったし、今いる広場に辿り着くまでに屋台がズラリと並んでいた。ここまで見た光景は、正しく前世での文化祭の光景そのものだった。
俺の先輩たちが、このメリオス魔術大学に入学したのかは分からない。だが兄さんから聞いた話だと、各都市の魔術大学が天星祭に本格的に参加し始めたのが、少なくとも今から百年以上前からだという。恐らく、先輩が在学していた魔術大学から文化祭の様なものが始まり、それが話題となって各都市に広まっていったのだろう。そして現在は、どの魔術大学でも一年に一度の一大行事として楽しみにしている程、先生たちや生徒たちにとって当たり前なものとなっているそうだ。
そんな仮称文化祭だが、色々と気になっている催し物がある。それが、前世の文化祭では絶対に体験する事が出来なかったであろう、魔術関係の催し物だ。文化祭でよく見る催し物であっても、魔術が存在するこの世界で同じ事をやるとなると、色々と変わっていそうだからワクワクする。
「まずは、あの子たちに会いに行くとするか」(レイア)
「そうしましょうか」(リナ)
「レスリーさんが魔術を教えている生徒たちの催し物は、確か魔術使用可能な射的だったかしら?」(ユリア)
「ええ、そう聞いてます。魔術も使っていい事にしているので、結構難易度高くしてるみたいですけどね」
「魔術ありの射的か。それだけ聞くと面白そうな催し物だな」(モイラ)
「あの子たちの顔を見るついでに、皆で射的を楽しむ」(セイン)
「それはいいな」(レイア)
「本気出して催し物を荒らしちゃダメだよ。最悪、天星祭期間中の魔術大学を出入り禁止にされる可能性もあるからね」
「分かっている。そこまで私たちも馬鹿ではない」(レイア)
姉さんが、心外なといった様子でそう言う。さらにリナさんたち四人も、その通りだと言わんばかりに頷いている。そんな姉さんたち五人を、ジト目でジーッと見ていると、姉さんたち五人が同じタイミングでゆっくりと目を逸らした。どうやら口ではああ言ったものの、色々な所で起こした事件を思い出し、バツが悪くなって目を逸らした様だ。
俺がウルカーシュ帝国に本格的に居を構え始め、姉さんたちと行動を共にし始めてから、何度となく迷惑をかけたお店に頭を下げたのを思い出す。お店に迷惑をかけた内の大半は、姉さんたちに粘着している例の五人組冒険者の様な男たちにしつこく絡まれた時や、酔っぱらいに絡まれて困っている従業員さんを助けるためにと、馬鹿共に鉄拳制裁を行った時に店を損壊といった感じだ。
その他にも、姉さんたちがメリオスで大暴れした事が色々とある。まあ、こちらに関しては相手に頭を下げた事はない。何故ならば、新人冒険者たちに無駄なものを買わせてお金を巻き上げていたり、女性冒険者を騙して借金をさせていたりと、色々な事をしていた悪徳商人や裏の連中たちが相手だったからだ。
姉さんたちが、男女問わず色んな冒険者から好かれている理由は、こういった出来事によって救われた者たちが多くいるからだ。だがフォルセさんたちからは、呆れられつつも怒られていたから、フォルセさんたちには俺は頭を下げた。怪しいと思って証拠集めをしていたら、その過程をすっ飛ばして姉さんたちが大暴れしたからな。
〈でもそういった時には、リナさんやセインさんといった冷静に動く人が、暴れながらちゃっかり証拠を全て回収してるからな。実に見事な手際だと言わざるを得ない。フォルセさんたちも、その見事な手際にため息を吐いて、最後には怒るのを諦めてたな〉
「……行くぞ」(レイア)
「そ、そうね。このままここで時間を潰すのは、あまり得策じゃないわね」(リナ)
「リナの言う通りね。早く移動しちゃいましょう」(ユリア)
「楽しい時間は早く過ぎる。一秒も無駄に出来ない」(セイン)
「そうそう、無駄に待たせるのはよくねぇよな」(モイラ)
「…………そうだね」
分かりやすく話題を逸らそうとする姉さんたちに、ジト目でジーッと見つめたまま棒読みで答える。特にあの子たちと約束などしてはいないが、姉さんたちの言う様に、無駄に時間を浪費するのも馬鹿らしい。追撃を仕掛ける事なく、歩き始めた姉さんたちの後に続いて、あの子たちが射的をやっている場所に向かって足を進める。
兄さんが魔術を教えている子たちがやっている射的は、魔術使用可能という事から大学側に教室や屋台で行うのは危険だという判断をされ、魔術大学の敷地内にある第二魔術競技場という場所を割り当てられたそうだ。
魔術競技場というのは、広大な敷地を有している魔術大学内に建てられている、学生や先生たちの共用の鍛錬場だ。普段は授業や自習の場として使用される場所だが、天星祭の様なお祭りなどのイベント事でも使われるそうだ。その他にも、学生や先生が使用許可を申請して許可されれば、バーベキューなどの私的なパーティー会場としても使用出来るそうだ。
「やっぱり、ウルカーシュ帝国の魔術大学は金かかってるよな~」(モイラ)
「それはそうよ。各都市に建てられている魔術大学の設立は、まだ小国だった頃から最も力を注いできた、ウルカーシュ帝国の直轄事業なんだから」(ユリア)
「姉さんたちが行った事のある国では、ここまでの規模の魔術学校はなかったの?」
「魔術を教育する学校がある国は幾つもあったが、ここまで大規模ではなかった。それにどの国の学校も、魔術の鍛錬場は一つだけだ。二つ以上、それもこの大きさや広さの鍛錬場を有している学校があるのは、大陸西側ではウルカーシュ帝国だけだ」(レイア)
「じゃあ大陸中央や東側の国々には、ここと同等の規模や質の魔術学校がある可能性が?」
「私たちも、この大陸の全ての国々を巡ってきた訳じゃないからハッキリ断言は出来ないけど、少なくともその可能性は十分にあるわね」(リナ)
「大陸中央や東側にも、ウルカーシュ程じゃないけど大国が存在する。もしかしたらそれらの国々になら、ここと同等の規模や質の魔術学校がある可能性が高い」(セイン)
「なる程」
やっぱりそうだよな。こんな大きくて広い魔術競技場が幾つもある、ウルカーシュ帝国の魔術大学の方がおかしいんだよな。まあ通っている学生からしてみれば、施設や設備の豊富さや質の高さは自分の成長に直結する可能性が高いから、嬉しい事なんだろうけどな。俺は目の前に見える魔術競技場を見て、前世の学生生活を思い出しながらそう思った。
それに、一都市であるメリオスの魔術大学がこれだけ広大な敷地を有していて、施設や設備も豊富なのだ。帝都アルバにあるウルカーシュ帝国最初の魔術大学ともなれば、さらに広大な敷地に、最新鋭の施設や設備を備えているのかもな。何かしら機会があれば、帝都アルバにある魔術大学を見学したいものだ。
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