205 / 252
第8章
第246話
しおりを挟む
実際に対面したサリエル様は、あの通信魔術越しの姿は一緒なのだが、全身から放たれるオーラや覇気がもの凄い。それに魔力の量や質も凄まじく、それらが俺の肌をビリビリと震わせてくる。
これ程までに格の違いを感じさせてくるのは、ヘクトル爺やルイス姉さんたち強者の戦士たち、竜種たち上位存在や精霊様方などの超上位存在、里の外に出て最初に遭遇した悪神といった存在たちと相対した時以来だ。
「初めまして。アールヴの一族が一人、カイルと申します。お会い出来て、とても光栄に思います」
「初めまして。私は天空島ロクス・アモエヌスに暮らす四柱の内の一柱、サリエルと申します。こちらこそ、世界樹の守護者にして、今代の契約者にお会いすることが出来て光栄ですよ」(サリエル)
俺とサリエルさんが、和やかな雰囲気で頭を下げ合って挨拶をする。そんな俺たちを見て、アメリアさんもにこやかに微笑んでいる。
「カイル殿、今日はあの方々も来ていらっしゃいますか?」(サリエル)
「精霊様方ですか?ええ、今も一緒にいますよ」
「そうですか、それは良かった。もしカイル殿のご都合が宜しいのならば、報告の後で少し時間をいただけますか?」(サリエル)
「今日この後は特に用事はないので、夜までの時間なら全然大丈夫です」
「そうなのですね、助かります。ではミシェルやグレイスたちに変わり、報告をお願いしてもよろしいですか?」(サリエル)
「はい、分かりました」
「では、アメリアと共に家の中へどうぞ。ルシフェルたちも既にこちらに集まっていますので、直ぐにでも始めましょう」(サリエル)
「了解です」
サリエル様に招かれた俺は、アメリアさんと共にログハウスの入り口である扉へと近づいていく。そして、サリエル様と共にログハウスの中へと足を踏み入れた。
ログハウスの中は、とても心が落ち着く木の良い匂いが漂い、鼻腔をくすぐってくる。ここまで良い匂いがする木材は、故郷の里や森以外では初めて見た。これ程まで質の良い木になるには、高濃度・高密度・高純度の三拍子揃った魔力が必要になる。地上の大陸でこのクラスの木に巡り合い、手に入れるとなれば相当魔力濃度の濃い場所へ赴かなければならないだろう。
だがここは、アメリアさんの言った様に疑似的な神の領域と呼べる空間だ。そうであるのならば、この異空間で物質を生み出す際に、サリエル様たちが求める品質にするのも自由自在か。
〈いや、それにしても本当に良い匂いだ。里の実家や自分の家の匂いを思い出す、とても懐かしい匂いだ。というよりもこの匂い……〉
「……世界樹の匂いによく似てるだろ?」(ゼウス)
「ええ、とても良く似ています」
「ログハウスを生み出す時にイメージしたのが、この世界の世界樹だったからな。匂いが似てるのも当然だ」(ゼウス)
「その分、生み出すのに苦労したがな」(ルシフェル)
「世界樹を模した事に、星から何も言われなかったんですか?」
「…………余り精巧に複製しすぎるなと。……私たちとしても、新たな世界樹を生み出すつもりはなかったからな」(ヘラクレス)
「魔力を豊富に保有している木以上、世界樹未満のラインで収まる様に調整しました。地上にも、私たちの生み出した木と酷似している木々が生えているでしょう?」(サリエル)
「そうですね。世界樹には及ばないものの、自我や意思の宿った木々を知っています。このログハウスの木には、そういったものを感じる事はありませんが」
「まあな。その辺は色々と調整して、普通の木として生み出した」(ゼウス)
「……さて、雑談はこの辺りにしましょうか。カイル殿、報告をお願い出来ますか?」(サリエル)
「了解です」
サリエル様が場の空気を切り替える様に言うと、ルシフェル様たちの雰囲気が真剣なものに変わる。サリエル様がそれを確認した後、チラリと俺に視線を向けてくる。俺はサリエル様に対して頷き返して、魔人種たちの国が建国されている可能性が高いであろう事や、その裏に少なくとも一柱の悪神の陰が見え隠れしている事を報告する。
報告が始まった頃は、四柱とも静かに聞いていた。だが俺の語る予想を含めた報告が深刻さを増していくごとに、徐々に怒気が強まっていった。その怒りの度合いは、普段のサリエル様たちからも感じた事がない様で、アメリアさんも非常に驚いている。
ミシェルさんやグレイスさんからも聞いていた通り、神と言う存在が地上に過度に干渉する事は、強大な力を持つ神に課せられた制約を破る事であり、絶対に超えてはならない一線の様だ。建国された魔人種の国の陰に、悪神が見え隠れしているかもしれないという未確定な情報であっても、その可能性が高いと言うだけで四柱ともこの怒気だ。これで悪神が裏で力を貸していたり、複数の悪神が地上に影響を及ぼしていた事が確定したら、どれ程の怒りになるのだろうな。想像するだけも恐ろしいな。
「もし本当に地上に過度に干渉しているのならば、善神であろうが悪神であろうが、決して許されざる行いだ」(ルシフェル)
「そうだな。恐らくだが、この過度の干渉を行っている悪神は、悪神側の過激派の一柱だと予想出来る。そして悪神側の過激派の神々が動いてるとなれば、善神側の過激派の神々が動いている可能性も出てきた」(ゼウス)
「……可能性があるとするならば、ウルカーシュ帝国の影響力が小さい大陸中央か、大陸東側の地域だと考えられる。もしくは……」(ヘラクレス)
「この大陸とは別の大陸で、着々と過激派の勢力を増大させていた可能性がありますね。とても厄介な事になりました。各地にいる調停者の皆さんにも連絡をとり、異常なまでの力を感じる場所や物などがないか、大陸の調査をお願いする事にしましょうか」(サリエル)
「実際にその場所や物を見つけた場合、サリエル様たちはどう動くでしょうか?」
「見つけたのが場所であっても物であっても、まずは詳細な情報を得るためにも、徹底的な調査を行う。そして調査によって十分な情報を収集し、それらの情報を星と共有してから、星と共にどの様な行動に移すのかを決める事になるだろうな」(ルシフェル)
「直ぐにでも殲滅、という訳ではないんですね」
俺の素直な感想に、サリエル様たちは苦笑する。どうやら、地上への過度な干渉が確定したとしても、早々簡単に手を出す事は出来ない様だ。ルシフェル様が教えてくれた内容によれば、過度な干渉をしている悪神に対して力を揮うのにも、十分な時間と詳細な情報、それから星の許可が必要となる様だな。
まあ相手が悪神たる神であるのなら、それを相手に戦うのも善神たる神だ。当然神々同士の戦いともなれば、戦闘の規模も地上への影響も凄まじいものとなる。そうなれば、かつての大戦の時の様に世界の均衡が大きく崩れてしまう。かつての大戦の再現を避けるためにも、色々と慎重に動く必要があるという事だろう。
「カイル、お前にもこの件で動いてもらう時がくるかもしれん」(ゼウス)
「はい、分かっています。今代の契約者としても、一人の調停者としても、再び大戦の様な大きな争いが起こる事は望んでいません。それにこの件を放置したままだと、いずれ世界樹が狙われたり、災いが降りかかってくる可能性もありますから。事前にそれらを回避して、世界樹の安寧を守るためにも、俺も微力ならが協力させていただきます」
「…………カイルが協力してくれるなら、我々としても心強い」(ヘラクレス)
「そうですね。魔人種と一対一でやり合える戦士は、今の時代には大変貴重ですからね。それに契約者としての力を解放せずとも、高位存在に匹敵する力を持つ強き戦士です。我々にとって大きな助力になります」(サリエル)
「歴戦の戦士であるヘクトルやルイス、アールヴの長であるアストや世界樹自身が認めた戦士。悪神との戦いでも、大いに戦力になってくれるだろう」(ルシフェル)
「それはそうだ。カイルは私たち全員が認めた、歴代でも最高の契約者だと断言しても良い戦士だからな」(緑の精霊)
サリエル様たちの言葉に反応する様に、俺の右横から新たな声が発せられた。チラリとそちらに視線を向けると、俺の右横に異空間が開いており、そこから緑の精霊様が顔を出していた。
これ程までに格の違いを感じさせてくるのは、ヘクトル爺やルイス姉さんたち強者の戦士たち、竜種たち上位存在や精霊様方などの超上位存在、里の外に出て最初に遭遇した悪神といった存在たちと相対した時以来だ。
「初めまして。アールヴの一族が一人、カイルと申します。お会い出来て、とても光栄に思います」
「初めまして。私は天空島ロクス・アモエヌスに暮らす四柱の内の一柱、サリエルと申します。こちらこそ、世界樹の守護者にして、今代の契約者にお会いすることが出来て光栄ですよ」(サリエル)
俺とサリエルさんが、和やかな雰囲気で頭を下げ合って挨拶をする。そんな俺たちを見て、アメリアさんもにこやかに微笑んでいる。
「カイル殿、今日はあの方々も来ていらっしゃいますか?」(サリエル)
「精霊様方ですか?ええ、今も一緒にいますよ」
「そうですか、それは良かった。もしカイル殿のご都合が宜しいのならば、報告の後で少し時間をいただけますか?」(サリエル)
「今日この後は特に用事はないので、夜までの時間なら全然大丈夫です」
「そうなのですね、助かります。ではミシェルやグレイスたちに変わり、報告をお願いしてもよろしいですか?」(サリエル)
「はい、分かりました」
「では、アメリアと共に家の中へどうぞ。ルシフェルたちも既にこちらに集まっていますので、直ぐにでも始めましょう」(サリエル)
「了解です」
サリエル様に招かれた俺は、アメリアさんと共にログハウスの入り口である扉へと近づいていく。そして、サリエル様と共にログハウスの中へと足を踏み入れた。
ログハウスの中は、とても心が落ち着く木の良い匂いが漂い、鼻腔をくすぐってくる。ここまで良い匂いがする木材は、故郷の里や森以外では初めて見た。これ程まで質の良い木になるには、高濃度・高密度・高純度の三拍子揃った魔力が必要になる。地上の大陸でこのクラスの木に巡り合い、手に入れるとなれば相当魔力濃度の濃い場所へ赴かなければならないだろう。
だがここは、アメリアさんの言った様に疑似的な神の領域と呼べる空間だ。そうであるのならば、この異空間で物質を生み出す際に、サリエル様たちが求める品質にするのも自由自在か。
〈いや、それにしても本当に良い匂いだ。里の実家や自分の家の匂いを思い出す、とても懐かしい匂いだ。というよりもこの匂い……〉
「……世界樹の匂いによく似てるだろ?」(ゼウス)
「ええ、とても良く似ています」
「ログハウスを生み出す時にイメージしたのが、この世界の世界樹だったからな。匂いが似てるのも当然だ」(ゼウス)
「その分、生み出すのに苦労したがな」(ルシフェル)
「世界樹を模した事に、星から何も言われなかったんですか?」
「…………余り精巧に複製しすぎるなと。……私たちとしても、新たな世界樹を生み出すつもりはなかったからな」(ヘラクレス)
「魔力を豊富に保有している木以上、世界樹未満のラインで収まる様に調整しました。地上にも、私たちの生み出した木と酷似している木々が生えているでしょう?」(サリエル)
「そうですね。世界樹には及ばないものの、自我や意思の宿った木々を知っています。このログハウスの木には、そういったものを感じる事はありませんが」
「まあな。その辺は色々と調整して、普通の木として生み出した」(ゼウス)
「……さて、雑談はこの辺りにしましょうか。カイル殿、報告をお願い出来ますか?」(サリエル)
「了解です」
サリエル様が場の空気を切り替える様に言うと、ルシフェル様たちの雰囲気が真剣なものに変わる。サリエル様がそれを確認した後、チラリと俺に視線を向けてくる。俺はサリエル様に対して頷き返して、魔人種たちの国が建国されている可能性が高いであろう事や、その裏に少なくとも一柱の悪神の陰が見え隠れしている事を報告する。
報告が始まった頃は、四柱とも静かに聞いていた。だが俺の語る予想を含めた報告が深刻さを増していくごとに、徐々に怒気が強まっていった。その怒りの度合いは、普段のサリエル様たちからも感じた事がない様で、アメリアさんも非常に驚いている。
ミシェルさんやグレイスさんからも聞いていた通り、神と言う存在が地上に過度に干渉する事は、強大な力を持つ神に課せられた制約を破る事であり、絶対に超えてはならない一線の様だ。建国された魔人種の国の陰に、悪神が見え隠れしているかもしれないという未確定な情報であっても、その可能性が高いと言うだけで四柱ともこの怒気だ。これで悪神が裏で力を貸していたり、複数の悪神が地上に影響を及ぼしていた事が確定したら、どれ程の怒りになるのだろうな。想像するだけも恐ろしいな。
「もし本当に地上に過度に干渉しているのならば、善神であろうが悪神であろうが、決して許されざる行いだ」(ルシフェル)
「そうだな。恐らくだが、この過度の干渉を行っている悪神は、悪神側の過激派の一柱だと予想出来る。そして悪神側の過激派の神々が動いてるとなれば、善神側の過激派の神々が動いている可能性も出てきた」(ゼウス)
「……可能性があるとするならば、ウルカーシュ帝国の影響力が小さい大陸中央か、大陸東側の地域だと考えられる。もしくは……」(ヘラクレス)
「この大陸とは別の大陸で、着々と過激派の勢力を増大させていた可能性がありますね。とても厄介な事になりました。各地にいる調停者の皆さんにも連絡をとり、異常なまでの力を感じる場所や物などがないか、大陸の調査をお願いする事にしましょうか」(サリエル)
「実際にその場所や物を見つけた場合、サリエル様たちはどう動くでしょうか?」
「見つけたのが場所であっても物であっても、まずは詳細な情報を得るためにも、徹底的な調査を行う。そして調査によって十分な情報を収集し、それらの情報を星と共有してから、星と共にどの様な行動に移すのかを決める事になるだろうな」(ルシフェル)
「直ぐにでも殲滅、という訳ではないんですね」
俺の素直な感想に、サリエル様たちは苦笑する。どうやら、地上への過度な干渉が確定したとしても、早々簡単に手を出す事は出来ない様だ。ルシフェル様が教えてくれた内容によれば、過度な干渉をしている悪神に対して力を揮うのにも、十分な時間と詳細な情報、それから星の許可が必要となる様だな。
まあ相手が悪神たる神であるのなら、それを相手に戦うのも善神たる神だ。当然神々同士の戦いともなれば、戦闘の規模も地上への影響も凄まじいものとなる。そうなれば、かつての大戦の時の様に世界の均衡が大きく崩れてしまう。かつての大戦の再現を避けるためにも、色々と慎重に動く必要があるという事だろう。
「カイル、お前にもこの件で動いてもらう時がくるかもしれん」(ゼウス)
「はい、分かっています。今代の契約者としても、一人の調停者としても、再び大戦の様な大きな争いが起こる事は望んでいません。それにこの件を放置したままだと、いずれ世界樹が狙われたり、災いが降りかかってくる可能性もありますから。事前にそれらを回避して、世界樹の安寧を守るためにも、俺も微力ならが協力させていただきます」
「…………カイルが協力してくれるなら、我々としても心強い」(ヘラクレス)
「そうですね。魔人種と一対一でやり合える戦士は、今の時代には大変貴重ですからね。それに契約者としての力を解放せずとも、高位存在に匹敵する力を持つ強き戦士です。我々にとって大きな助力になります」(サリエル)
「歴戦の戦士であるヘクトルやルイス、アールヴの長であるアストや世界樹自身が認めた戦士。悪神との戦いでも、大いに戦力になってくれるだろう」(ルシフェル)
「それはそうだ。カイルは私たち全員が認めた、歴代でも最高の契約者だと断言しても良い戦士だからな」(緑の精霊)
サリエル様たちの言葉に反応する様に、俺の右横から新たな声が発せられた。チラリとそちらに視線を向けると、俺の右横に異空間が開いており、そこから緑の精霊様が顔を出していた。
0
お気に入りに追加
3,119
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
スキル【合成】が楽しすぎて最初の村から出られない
紅柄ねこ(Bengara Neko)
ファンタジー
15歳ですべての者に授けられる【スキル】、それはこの世界で生活する為に必要なものであった。
世界は魔物が多く闊歩しており、それによって多くの命が奪われていたのだ。
ある者は強力な剣技を。またある者は有用な生産スキルを得て、生活のためにそれらを使いこなしていたのだった。
エメル村で生まれた少年『セン』もまた、15歳になり、スキルを授かった。
冒険者を夢見つつも、まだ村を出るには早いかと、センは村の周囲で採取依頼をこなしていた。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
鬼神転生記~勇者として異世界転移したのに、呆気なく死にました。~
月見酒
ファンタジー
高校に入ってから距離を置いていた幼馴染4人と3年ぶりに下校することになった主人公、朝霧和也たち5人は、突然異世界へと転移してしまった。
目が覚め、目の前に立つ王女が泣きながら頼み込んできた。
「どうか、この世界を救ってください、勇者様!」
突然のことに混乱するなか、正義感の強い和也の幼馴染4人は勇者として魔王を倒すことに。
和也も言い返せないまま、勇者として頑張ることに。
訓練でゴブリン討伐していた勇者たちだったがアクシデントが起き幼馴染をかばった和也は命を落としてしまう。
「俺の人生も……これで終わり……か。せめて……エルフとダークエルフに会ってみたかったな……」
だが気がつけば、和也は転生していた。元いた世界で大人気だったゲームのアバターの姿で!?
================================================
一巻発売中です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。