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第8章
第229話
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姉さんたちとの久々の戦いの翌日、何時もと同じ時間に目を覚まし、清々しい気持ちのままにベットから立ち上がる。軽く体を伸ばし、凝り固まった部分を解す。ある程度身体が温まった所で解すのを止めて、故郷の里の服装を模した特注の服の上に、玉藻さんと葛の葉さんから頂いた羽織とマフラーを着込んでいく。そして、最後に一振りの打刀を左腰に差して、準備は完了だ。
「さて、今日も一日頑張りますか」
部屋の一角で深夜まで酒盛りしていた、威厳もへったくれもない精霊様方をいつも通りに見なかった事にしながら、部屋から出て庭へと足を進める。庭に到着し空を見上げると、まだ朝日が昇ってきたばかりであり、まだ薄暗い空をしている。そんな時間帯なので、当然屋敷の中どころか、メリオスと言う都市そのものが寝静まっている様に静かだ。
庭を吹き抜ける風の音や、その風によって草木がザワザワと揺れる音が聞こえる中、左腰に差している打刀の柄を右手で掴み、ゆっくりと鞘から抜き放つ。
〈まずは、基礎である素振りから。日々これ精進。焦らず、じっくりとやっていく〉
獣王国・王都コンヤでのアッシュとの戦闘から、自分の中に焦りが生まれているのを感じる。今までは、種族特性である長い寿命や転生というアドバンテージを上手く活用して、自分や大切な人たちを守るために、戦うための力を培ってきた。そして、その培ってきた力によって、様々な問題を解決してきた。だがアッシュとの一連の戦闘の中で、それらの殆どが通用しなかった事から、アッシュたちの様な歴戦の猛者からしてみると、自分の培ってきた力が‟軽い”ものであったと思い知らされた。
なので、シュターデル獣王国からウルカーシュ帝国に戻ってくる間で鍛錬内容を見つめ直し、アッシュやヘクトル爺たちのいる領域に近づくためには、どうすればいいのかをじっくりと考えた。その際には、精霊様方にも色々と相談をした。その中で精霊様方が仰ったのは、怪物たち相手の経験が不足しているという事だった。
俺を鍛えてくれたのは、ヘクトル爺やルイス姉さんを筆頭にした里の怪物たち。厳しく鍛えられ、死ぬと思った事も何度もあった。だがそれは、師たちにしてみれば鍛錬の範囲内の事であって、本気で俺を殺そうとしていたわけではないと精霊様方は言う。
〈――――九百九十九!!――――千!!……ふぅ。朝の素振り終了〉
「カイル、終わったのか?」(緑の精霊)
「はい、終わりました」
「じゃあ、今日もやる?」(黄の精霊)
「お願いします」
「それじゃあ、始めるわよ」(青の精霊)
「さて、今日は何回死ぬかね~」(赤の精霊)
精霊様方が、それぞれほんの少しだけ力を使い、特殊な異空間を展開する。すると一瞬で景色が変わり、目の前に一面の緑が広がる。異空間であろうとも、ここに戻って来るだけで、心の中に郷愁の思いが溢れていく。
この場所は、故郷の隠れ里がある巨大な森。それを精霊様方が写し取り、俺の為に用意してくれた特殊な異空間の中に再現したものだ。この特殊な異空間は、玉藻さんや葛の葉さんの生み出す幻想を参考にして、精霊様方が色々と調整して生み出した世界。
そして俺は今、精神体だけでこの世界に来ている。この特殊な異空間は、ユリアさんの故郷で体験した、ユリアさんの祖父であるラディスさんの叔父である、トウヤさんとの無数の殺し合いを繰り広げた幻想世界とほぼ同じだ。ほぼとしたのは、精霊様方が用意した幻想世界での鍛錬相手が、俺やトウヤさんと比べても圧倒的に格上な存在だからだ。
そのため、玉藻さんたちと同じ幻想世界にしてしまうと、俺の肉体の方が先に力尽きる可能性が高い。あの時は、姉さんたちが休む暇もなく回復魔術を掛け続けてくれたお蔭で死ぬ事はなかった。だが、これから先も姉さんたちが常に傍にいてくれる訳ではない。そこで、精神体が受けた攻撃を肉体に反映させない様にと、精霊様方が色々と調整をしてくれた。この調整をしてくれなければ、俺はこの鍛錬を行った初日で死んでると言い切れる。
「……ふぅ~。――――!!」
俺の左目の眼前を、左手の手刀が通り過ぎていく。あとほんの数秒でも避けるのが遅かったら、確実に左目を切り裂かれてた。手刀を放ってきた相手は、そのまま流れる様に高速の連撃を仕掛けてくる。それらの攻撃は視認する事も難しい速度で放たれ、人体の急所を的確に狙ってくる。その全てを紙一重の所で避け続ける事に精一杯で、攻撃を仕掛けてくる相手に反撃を繰り出す事は出来ない。
「お前、中々やるな。俺が戦ってきた相手の中でも、上位に位置する戦士だ。だが不思議だ。お前とは初対面であるにも関わらず、初めて会ったとは思えない感じがする。それに、――――何故お前は俺と似た戦い方をする?」(?)
〈それはそうだろうよ!!俺を徹底的に鍛え上げた二人の師の内の一人が、あんた自身なんだからな!!ヘクトル爺!!〉
先程から俺を殺す気で仕掛けて来ていたのは、精霊様方が幻想で作り上げた過去のヘクトル爺だ。今現在のヘクトル爺は外見年齢三十代中盤程だが、この幻想世界に現れるヘクトル爺の外見年齢は、二十代前半から中盤程だ。精霊様方曰く、ヘクトル爺が一番ヤンチャをしていた時の姿だそうだ。
ヘクトル爺は、俺とは正反対のエルフ生を歩んできた。幼い頃から活発な子供で、独学で魔術の腕を磨き、戦闘技術の研鑽を故郷の森で積んできた傑物だ。そして早くから外の世界に興味を持ち、家族や友人など周囲の人々が止めるのも聞く事なく里を飛び出し、百年から百五十年ほど帰ってこなかった。
ヘクトル爺本人から聞いたことがあるが、その百年から百五十年の間にこの広大な世界を巡り、様々な出会いと別れを経験した事で、精神的に大きく成長する事が出来たと言っていた。里を飛び出して直ぐの頃などは、里での役割や世界樹の事も、ヘクトル爺の中ではそこまで重要ではなかったそうだ。だが世界を巡り、自分と同じ様に隠れ里に生まれた者たちや、特殊な生まれや役目を背負うものたちと出会う事で、次第と自分の役割や世界樹について考える様になったという。
――――『まああの頃は、一人のエルフとして自由に生きてみたい気持ちの方が強かったからな。だが俺と同じ立場の者たちと出会い、その者たちと色々な事を語り合い生活を共にした事で、自分が無意識の内に役目から逃れたいがために、‟自由”になりたいと外に飛び出した事に気付いたんだよ』(ヘクトル)
『そうなんだ』
『ああ、そうなんだよ。誰だって、好き好んで特別な立場に生まれた訳じゃない。俺と出会った者たちだって、逃げたいと思った事が何度もあると言っていた』(ヘクトル)
『……実際に逃げ出す事はなかったの?』
『逃げ出したそうだ』(ヘクトル)
『え?そうなの?』
『逃げ出して、色々と自由を満喫しながら世界を巡り、自分と同じ境遇の者たちと出会ったのさ』(ヘクトル)
『それって…………』
『そうだ、俺と同じだよ。俺が辿った道を、先人である彼らもまた辿ってきたというだけだ。だから俺の気持ちも理解してくれた。それと同時に、役目を受け継ぎ・背負い・次代へと伝えていく事の大切さを教えてくれたんだ。まあ簡単に言えば、義務を果たさずして権利を主張するなって事だな』(ヘクトル)
『なる程。やる事をしっかりやったうえでなら、自分の好きな様に生きてもいいという事だね』
『……ちょっと違う気もしないでもないが、そういう事になるな。だからお前にもしっかりと伝えて、引き継いでもらうからな。逃げ出してもいいが、必ず帰ってこいよ。あんまり帰りが遅いと、俺が連れ戻しに行くからな』(ヘクトル)
『逃げ出すなんてしないよ。ここは俺にとっての楽園なんだよ?何でわざわざ出ていかなきゃならないんだよ。やる事をしっかりとやったうえで好きな様に生きられるなら、俺はこの里でずっと暮らしていくよ』
『そ、そうか。…………最近の若い奴は、何を考えてるのかさっぱり分からん』(ヘクトル)
『そうなんだよ。俺はこの里で、毎日のんびり過ごして生きるんだ!!』――――
今にして思えば、里に引きこもってもいいという口実を俺に与えたのは、ヘクトル爺とのあの会話だったな。そしてあの会話を切っ掛けにして、里でのんびり生きていくためにと、より一層努力を重ね始めたのは言うまでもないだろう。
「さて、今日も一日頑張りますか」
部屋の一角で深夜まで酒盛りしていた、威厳もへったくれもない精霊様方をいつも通りに見なかった事にしながら、部屋から出て庭へと足を進める。庭に到着し空を見上げると、まだ朝日が昇ってきたばかりであり、まだ薄暗い空をしている。そんな時間帯なので、当然屋敷の中どころか、メリオスと言う都市そのものが寝静まっている様に静かだ。
庭を吹き抜ける風の音や、その風によって草木がザワザワと揺れる音が聞こえる中、左腰に差している打刀の柄を右手で掴み、ゆっくりと鞘から抜き放つ。
〈まずは、基礎である素振りから。日々これ精進。焦らず、じっくりとやっていく〉
獣王国・王都コンヤでのアッシュとの戦闘から、自分の中に焦りが生まれているのを感じる。今までは、種族特性である長い寿命や転生というアドバンテージを上手く活用して、自分や大切な人たちを守るために、戦うための力を培ってきた。そして、その培ってきた力によって、様々な問題を解決してきた。だがアッシュとの一連の戦闘の中で、それらの殆どが通用しなかった事から、アッシュたちの様な歴戦の猛者からしてみると、自分の培ってきた力が‟軽い”ものであったと思い知らされた。
なので、シュターデル獣王国からウルカーシュ帝国に戻ってくる間で鍛錬内容を見つめ直し、アッシュやヘクトル爺たちのいる領域に近づくためには、どうすればいいのかをじっくりと考えた。その際には、精霊様方にも色々と相談をした。その中で精霊様方が仰ったのは、怪物たち相手の経験が不足しているという事だった。
俺を鍛えてくれたのは、ヘクトル爺やルイス姉さんを筆頭にした里の怪物たち。厳しく鍛えられ、死ぬと思った事も何度もあった。だがそれは、師たちにしてみれば鍛錬の範囲内の事であって、本気で俺を殺そうとしていたわけではないと精霊様方は言う。
〈――――九百九十九!!――――千!!……ふぅ。朝の素振り終了〉
「カイル、終わったのか?」(緑の精霊)
「はい、終わりました」
「じゃあ、今日もやる?」(黄の精霊)
「お願いします」
「それじゃあ、始めるわよ」(青の精霊)
「さて、今日は何回死ぬかね~」(赤の精霊)
精霊様方が、それぞれほんの少しだけ力を使い、特殊な異空間を展開する。すると一瞬で景色が変わり、目の前に一面の緑が広がる。異空間であろうとも、ここに戻って来るだけで、心の中に郷愁の思いが溢れていく。
この場所は、故郷の隠れ里がある巨大な森。それを精霊様方が写し取り、俺の為に用意してくれた特殊な異空間の中に再現したものだ。この特殊な異空間は、玉藻さんや葛の葉さんの生み出す幻想を参考にして、精霊様方が色々と調整して生み出した世界。
そして俺は今、精神体だけでこの世界に来ている。この特殊な異空間は、ユリアさんの故郷で体験した、ユリアさんの祖父であるラディスさんの叔父である、トウヤさんとの無数の殺し合いを繰り広げた幻想世界とほぼ同じだ。ほぼとしたのは、精霊様方が用意した幻想世界での鍛錬相手が、俺やトウヤさんと比べても圧倒的に格上な存在だからだ。
そのため、玉藻さんたちと同じ幻想世界にしてしまうと、俺の肉体の方が先に力尽きる可能性が高い。あの時は、姉さんたちが休む暇もなく回復魔術を掛け続けてくれたお蔭で死ぬ事はなかった。だが、これから先も姉さんたちが常に傍にいてくれる訳ではない。そこで、精神体が受けた攻撃を肉体に反映させない様にと、精霊様方が色々と調整をしてくれた。この調整をしてくれなければ、俺はこの鍛錬を行った初日で死んでると言い切れる。
「……ふぅ~。――――!!」
俺の左目の眼前を、左手の手刀が通り過ぎていく。あとほんの数秒でも避けるのが遅かったら、確実に左目を切り裂かれてた。手刀を放ってきた相手は、そのまま流れる様に高速の連撃を仕掛けてくる。それらの攻撃は視認する事も難しい速度で放たれ、人体の急所を的確に狙ってくる。その全てを紙一重の所で避け続ける事に精一杯で、攻撃を仕掛けてくる相手に反撃を繰り出す事は出来ない。
「お前、中々やるな。俺が戦ってきた相手の中でも、上位に位置する戦士だ。だが不思議だ。お前とは初対面であるにも関わらず、初めて会ったとは思えない感じがする。それに、――――何故お前は俺と似た戦い方をする?」(?)
〈それはそうだろうよ!!俺を徹底的に鍛え上げた二人の師の内の一人が、あんた自身なんだからな!!ヘクトル爺!!〉
先程から俺を殺す気で仕掛けて来ていたのは、精霊様方が幻想で作り上げた過去のヘクトル爺だ。今現在のヘクトル爺は外見年齢三十代中盤程だが、この幻想世界に現れるヘクトル爺の外見年齢は、二十代前半から中盤程だ。精霊様方曰く、ヘクトル爺が一番ヤンチャをしていた時の姿だそうだ。
ヘクトル爺は、俺とは正反対のエルフ生を歩んできた。幼い頃から活発な子供で、独学で魔術の腕を磨き、戦闘技術の研鑽を故郷の森で積んできた傑物だ。そして早くから外の世界に興味を持ち、家族や友人など周囲の人々が止めるのも聞く事なく里を飛び出し、百年から百五十年ほど帰ってこなかった。
ヘクトル爺本人から聞いたことがあるが、その百年から百五十年の間にこの広大な世界を巡り、様々な出会いと別れを経験した事で、精神的に大きく成長する事が出来たと言っていた。里を飛び出して直ぐの頃などは、里での役割や世界樹の事も、ヘクトル爺の中ではそこまで重要ではなかったそうだ。だが世界を巡り、自分と同じ様に隠れ里に生まれた者たちや、特殊な生まれや役目を背負うものたちと出会う事で、次第と自分の役割や世界樹について考える様になったという。
――――『まああの頃は、一人のエルフとして自由に生きてみたい気持ちの方が強かったからな。だが俺と同じ立場の者たちと出会い、その者たちと色々な事を語り合い生活を共にした事で、自分が無意識の内に役目から逃れたいがために、‟自由”になりたいと外に飛び出した事に気付いたんだよ』(ヘクトル)
『そうなんだ』
『ああ、そうなんだよ。誰だって、好き好んで特別な立場に生まれた訳じゃない。俺と出会った者たちだって、逃げたいと思った事が何度もあると言っていた』(ヘクトル)
『……実際に逃げ出す事はなかったの?』
『逃げ出したそうだ』(ヘクトル)
『え?そうなの?』
『逃げ出して、色々と自由を満喫しながら世界を巡り、自分と同じ境遇の者たちと出会ったのさ』(ヘクトル)
『それって…………』
『そうだ、俺と同じだよ。俺が辿った道を、先人である彼らもまた辿ってきたというだけだ。だから俺の気持ちも理解してくれた。それと同時に、役目を受け継ぎ・背負い・次代へと伝えていく事の大切さを教えてくれたんだ。まあ簡単に言えば、義務を果たさずして権利を主張するなって事だな』(ヘクトル)
『なる程。やる事をしっかりやったうえでなら、自分の好きな様に生きてもいいという事だね』
『……ちょっと違う気もしないでもないが、そういう事になるな。だからお前にもしっかりと伝えて、引き継いでもらうからな。逃げ出してもいいが、必ず帰ってこいよ。あんまり帰りが遅いと、俺が連れ戻しに行くからな』(ヘクトル)
『逃げ出すなんてしないよ。ここは俺にとっての楽園なんだよ?何でわざわざ出ていかなきゃならないんだよ。やる事をしっかりとやったうえで好きな様に生きられるなら、俺はこの里でずっと暮らしていくよ』
『そ、そうか。…………最近の若い奴は、何を考えてるのかさっぱり分からん』(ヘクトル)
『そうなんだよ。俺はこの里で、毎日のんびり過ごして生きるんだ!!』――――
今にして思えば、里に引きこもってもいいという口実を俺に与えたのは、ヘクトル爺とのあの会話だったな。そしてあの会話を切っ掛けにして、里でのんびり生きていくためにと、より一層努力を重ね始めたのは言うまでもないだろう。
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