184 / 252
第8章
第225話
しおりを挟む
「まあそんな感じであるから、ひとまずは安心してくれていいと思うぞ」(フォルセ」
「確かに、皇帝陛下直属の影ともなれば、おバカな連中の動きなど筒抜けでしょうしね」
「そうですな。彼らの目や耳を容易に欺けるのでしたら、俸禄貴族などで収まる様な器ではありません。その様な者たちは既に、貴族位が上っているはずです」(トリトン)
「トリトンの言う通りだ。皇帝陛下や上層部の方々も、実力や能力がある者は積極的に登用しているし、それに見合った地位や権力を与えている。つまりだ、長年俸禄貴族のままで足踏みしている様な貴族たちは、…………」(フォルセ)
「本人の能力に問題があるか、人格や性格に問題があるかって所ですか?」
「ハハハ、そんな所だな。だが、あえて俸禄貴族のままでいる奴らもいるんだ。こいつらがまた困った奴らでな~」(フォルセ)
「もしかして、爵位を上げられる事で、仕事を増やされたくないって感じですか?」
「⁉……よく分かったな。そうなんだよ、アイツら仕事が出来る有能な人材なのに、これ以上の仕事をしたくないからって、出世する事を拒んでくるんだ。だが俺も、このまま黙って指をくわえているつもりはない。……今に見ていろよ、フフフ‼」(フォルセ)
どうやら、仕事の出来る出世欲のない者たちに対して、相当なものが溜まっているご様子だ。だがそれは、恨みなどの悪感情からくるものではなく、どちらかというと、手のかかる後輩たちへのご不満といった優しい感じのものだ。この様子ならば、仕事が出来る有能な者たちにとっても、あまり悪い事にはならないだろう。
恐らく仕事の出来る有能な者たちは、今現在も忙しく準備を続けている天星祭の諸々に関して、仕事を任せられると思われる。フォルセさんやトリトンさんが、疲労困憊になるまで追い詰められている姿を見た後だと、この地獄の様な忙しさに付き合わされる事に対して、素直に可哀想だと同情をしてしまう。
それにメリオス行政府の方も、仕事の出来る有能な者たちを、決して逃がしはしないだろう。そして彼らは、この時ばかりは自分の爵位の低さを呪うかもな。フォルセさんの目論見としては、天星祭終了後に仕事が出来る有能な者たちが、自ら進んで爵位を上げていく様に仕向けたいのだろう。
しかし、相手は仕事が出来る有能な者たちだ。そんなフォルセさんの目論見を見抜いて、上手く立ち回る可能性すらある。そうなった時に、フォルセさんがどう出るかによって勝敗が決まるかもな。だが優しいフォルセさんの事だ、口ではそう言っていても、最終的には彼ら彼女らの自主性を重んじて、お小言程度で済ませて終わらせるのだろうな。
「すまん、また話が脱線してしまったな。……色々と聞かせてくれて助かった。やはり、文字だけの報告書と実際にその場にいた者からの聞くのでは、情報の濃度や密度が段違いだな。特に、悪神に仕えている者たちの考えや、反乱などを引き起こすために使った手段などを知れた事が、我々にとっても非常に大きい」(フォルセ)
「ですが油断は禁物です。奴らも馬鹿ではありません。今回使った手段を、そのまま次も使ってくるとは限りません。寧ろ、こちらが情報を共有している事や対策を講じた事を逆手にとって、それらの穴を突いてくる可能性すらあり得ます」
「私もカイル殿と同意見です。確かに、情報を共有する事も対策を講じる事も大事です。ですが、獣王国の反乱を起こした者たちの様に、欲に負けた者たちが内通者となって我々を裏切り、各国を内側から喰い破ろうとしてくるでしょう。そうなってしまったら、どれだけ情報を共有して対策を講じようとも、奴らに報告をされてしまったら意味がありません」(トリトン)
「獣王国では、奴らの企みは失敗に終わりました。ですがそれは、アッシュともう一人の戦力しか、獣王国に送り込んでいなかったからです。さらに言えば、その送り込んだ戦力の中で実質的な戦力はアッシュ一人だけ。もう一人に関しては、アッシュを回収だけでして撤退しました。ですが、もしも奴らがもっと戦力を投入していたら?……結果はまるで違うものになっていたでしょう」
「確かに、これほど大掛かりな事をたった一人で仕掛けてたわけだからな。これが部隊として戦力を投入され、その力の全てを振るわれたとしたら…………」(フォルセ)
「国力の弱い小国など、あっという間に陥落してしまいますな。それに、先程カイル殿が言っていた事が現実に起こっていたとしたら、その小国は魔人種たちの国として支配されてしまうでしょう。そして、その小国に暮らしていた者たちがどうなるのかは、正直に言って想像できません」(トリトン)
「それは俺も同じだ。魔人種たちが国を建国しているかもしれないなど、想像すらした事のない話だったんだ。そんな魔人種たちの国が、他国を陥落させた時にどの様な行動を取るかは、全く分からんし想像も出来ん。こういう事を言うのはよくないが、その時になってみないと、奴らの考えは分からんだろうな」(フォルセ)
「俺もそう思います」
この話から、魔人種たちが建国した国とはどういった国なのかという話題で盛り上がり、暫くの間、三人で白熱した議論を繰り広げた。俺は、里で読んだ色々な書籍に記されていた魔人種の情報を基に、こうではないかという意見を出した。フォルセさんとトリトンさんは、一つの都市を治めている領主とその補佐としての見識から、こうではないかという意見を出してくれた。
俺は、フォルセさんやトリトンさんが出してくれた違う視点からの意見に感心し、フォルセんさんやトリトンさんは、俺が出した魔人種に関する詳細で豊富な情報に感心してくれた。特に興味深かった話は、メリオスで過去に行ってきた様々な政策についてだ。これらの政策は、成功した事もあれば失敗した事もあるそうだ。その経験から先人たちが学んだ、色々な改善点や問題点についての解説が、個人的にも勉強になった。
そして、それら政策に関する情報と魔人種の生態に関する情報を重ね合わせていく事で、ぼんやりとだが、魔人種たちの建国した国の姿が見えてきた様な気がした。
「そう言えば話が変わるんだが、今年の天星祭はカイルも参加するのか?」(フォルセ)
「はい、そのつもりではいます。お二人のおすすめの屋台なんかはありますか?」
「屋台ですか?天星祭ではもっと色々な催し物がありますが…………」(トリトン)
「…………身内に何人か、万年金欠の人がいますからね」
「……ホッホッホ、そうでしたな」(トリトン)
「……あいつら、まだ酒や食べ物に大金をつぎ込んでいるのか。カイルはしっかりと貯金を心掛けておけよ。いざという時に金がないと、色々と困るからな。金で全てを買う事は出来ないが、何をするにも金が必要なのは変わらないからな。くれぐれも、あいつらの様にはなるなよ、……頼むから」(フォルセ)
「…………姉たちがすいません」
フォルセさんの悲痛な姿や声に、俺は心からの謝罪をする。姉さんたちの趣味に関する浪費癖は未だに直ってはいない。姉さんとモイラさんは食べ物に、リナさんとユリアさんは酒に、セインさんは書籍にと、各々が好きなものに金をつぎ込んでいる。
そんな姉さんたちの質の悪い所は、大金を稼ぐことが出来る高ランク冒険者だという事だ。なので金欠になった事はあっても、誰かから借金をした事はない。姉さんたちは金欠になったら依頼を幾つか受けて、自分たちで趣味につぎ込むお金を稼ぐのだ。だから俺や兄さんといった身内、フォルセさんなどの仲の良い人たちも、お小言程度でしか注意出来ないのだ。
そして、姉さんたちは必ず天星祭りで羽目を外すだろう。天星祭の為に積極的に依頼を受けているか、ダンジョンの最下層付近に連日の様に潜って、高ランクの魔物や魔獣の素材を買い取ってもらっているかして、お金を貯めに貯めている事が容易に予想出来る。だが、天星祭が終われば元の生活に戻ってしまうだろう事も、容易に想像出来る。まあそうなったらそうなったで、根気よく言い続けるしかないだろう。
とりあえず姉さんたちの事は後で考えるとして、まずは自分が天星祭を楽しむためにも、フォルセさんとトリトンさんからもしっかりと情報収集をしておかなければ。
「確かに、皇帝陛下直属の影ともなれば、おバカな連中の動きなど筒抜けでしょうしね」
「そうですな。彼らの目や耳を容易に欺けるのでしたら、俸禄貴族などで収まる様な器ではありません。その様な者たちは既に、貴族位が上っているはずです」(トリトン)
「トリトンの言う通りだ。皇帝陛下や上層部の方々も、実力や能力がある者は積極的に登用しているし、それに見合った地位や権力を与えている。つまりだ、長年俸禄貴族のままで足踏みしている様な貴族たちは、…………」(フォルセ)
「本人の能力に問題があるか、人格や性格に問題があるかって所ですか?」
「ハハハ、そんな所だな。だが、あえて俸禄貴族のままでいる奴らもいるんだ。こいつらがまた困った奴らでな~」(フォルセ)
「もしかして、爵位を上げられる事で、仕事を増やされたくないって感じですか?」
「⁉……よく分かったな。そうなんだよ、アイツら仕事が出来る有能な人材なのに、これ以上の仕事をしたくないからって、出世する事を拒んでくるんだ。だが俺も、このまま黙って指をくわえているつもりはない。……今に見ていろよ、フフフ‼」(フォルセ)
どうやら、仕事の出来る出世欲のない者たちに対して、相当なものが溜まっているご様子だ。だがそれは、恨みなどの悪感情からくるものではなく、どちらかというと、手のかかる後輩たちへのご不満といった優しい感じのものだ。この様子ならば、仕事が出来る有能な者たちにとっても、あまり悪い事にはならないだろう。
恐らく仕事の出来る有能な者たちは、今現在も忙しく準備を続けている天星祭の諸々に関して、仕事を任せられると思われる。フォルセさんやトリトンさんが、疲労困憊になるまで追い詰められている姿を見た後だと、この地獄の様な忙しさに付き合わされる事に対して、素直に可哀想だと同情をしてしまう。
それにメリオス行政府の方も、仕事の出来る有能な者たちを、決して逃がしはしないだろう。そして彼らは、この時ばかりは自分の爵位の低さを呪うかもな。フォルセさんの目論見としては、天星祭終了後に仕事が出来る有能な者たちが、自ら進んで爵位を上げていく様に仕向けたいのだろう。
しかし、相手は仕事が出来る有能な者たちだ。そんなフォルセさんの目論見を見抜いて、上手く立ち回る可能性すらある。そうなった時に、フォルセさんがどう出るかによって勝敗が決まるかもな。だが優しいフォルセさんの事だ、口ではそう言っていても、最終的には彼ら彼女らの自主性を重んじて、お小言程度で済ませて終わらせるのだろうな。
「すまん、また話が脱線してしまったな。……色々と聞かせてくれて助かった。やはり、文字だけの報告書と実際にその場にいた者からの聞くのでは、情報の濃度や密度が段違いだな。特に、悪神に仕えている者たちの考えや、反乱などを引き起こすために使った手段などを知れた事が、我々にとっても非常に大きい」(フォルセ)
「ですが油断は禁物です。奴らも馬鹿ではありません。今回使った手段を、そのまま次も使ってくるとは限りません。寧ろ、こちらが情報を共有している事や対策を講じた事を逆手にとって、それらの穴を突いてくる可能性すらあり得ます」
「私もカイル殿と同意見です。確かに、情報を共有する事も対策を講じる事も大事です。ですが、獣王国の反乱を起こした者たちの様に、欲に負けた者たちが内通者となって我々を裏切り、各国を内側から喰い破ろうとしてくるでしょう。そうなってしまったら、どれだけ情報を共有して対策を講じようとも、奴らに報告をされてしまったら意味がありません」(トリトン)
「獣王国では、奴らの企みは失敗に終わりました。ですがそれは、アッシュともう一人の戦力しか、獣王国に送り込んでいなかったからです。さらに言えば、その送り込んだ戦力の中で実質的な戦力はアッシュ一人だけ。もう一人に関しては、アッシュを回収だけでして撤退しました。ですが、もしも奴らがもっと戦力を投入していたら?……結果はまるで違うものになっていたでしょう」
「確かに、これほど大掛かりな事をたった一人で仕掛けてたわけだからな。これが部隊として戦力を投入され、その力の全てを振るわれたとしたら…………」(フォルセ)
「国力の弱い小国など、あっという間に陥落してしまいますな。それに、先程カイル殿が言っていた事が現実に起こっていたとしたら、その小国は魔人種たちの国として支配されてしまうでしょう。そして、その小国に暮らしていた者たちがどうなるのかは、正直に言って想像できません」(トリトン)
「それは俺も同じだ。魔人種たちが国を建国しているかもしれないなど、想像すらした事のない話だったんだ。そんな魔人種たちの国が、他国を陥落させた時にどの様な行動を取るかは、全く分からんし想像も出来ん。こういう事を言うのはよくないが、その時になってみないと、奴らの考えは分からんだろうな」(フォルセ)
「俺もそう思います」
この話から、魔人種たちが建国した国とはどういった国なのかという話題で盛り上がり、暫くの間、三人で白熱した議論を繰り広げた。俺は、里で読んだ色々な書籍に記されていた魔人種の情報を基に、こうではないかという意見を出した。フォルセさんとトリトンさんは、一つの都市を治めている領主とその補佐としての見識から、こうではないかという意見を出してくれた。
俺は、フォルセさんやトリトンさんが出してくれた違う視点からの意見に感心し、フォルセんさんやトリトンさんは、俺が出した魔人種に関する詳細で豊富な情報に感心してくれた。特に興味深かった話は、メリオスで過去に行ってきた様々な政策についてだ。これらの政策は、成功した事もあれば失敗した事もあるそうだ。その経験から先人たちが学んだ、色々な改善点や問題点についての解説が、個人的にも勉強になった。
そして、それら政策に関する情報と魔人種の生態に関する情報を重ね合わせていく事で、ぼんやりとだが、魔人種たちの建国した国の姿が見えてきた様な気がした。
「そう言えば話が変わるんだが、今年の天星祭はカイルも参加するのか?」(フォルセ)
「はい、そのつもりではいます。お二人のおすすめの屋台なんかはありますか?」
「屋台ですか?天星祭ではもっと色々な催し物がありますが…………」(トリトン)
「…………身内に何人か、万年金欠の人がいますからね」
「……ホッホッホ、そうでしたな」(トリトン)
「……あいつら、まだ酒や食べ物に大金をつぎ込んでいるのか。カイルはしっかりと貯金を心掛けておけよ。いざという時に金がないと、色々と困るからな。金で全てを買う事は出来ないが、何をするにも金が必要なのは変わらないからな。くれぐれも、あいつらの様にはなるなよ、……頼むから」(フォルセ)
「…………姉たちがすいません」
フォルセさんの悲痛な姿や声に、俺は心からの謝罪をする。姉さんたちの趣味に関する浪費癖は未だに直ってはいない。姉さんとモイラさんは食べ物に、リナさんとユリアさんは酒に、セインさんは書籍にと、各々が好きなものに金をつぎ込んでいる。
そんな姉さんたちの質の悪い所は、大金を稼ぐことが出来る高ランク冒険者だという事だ。なので金欠になった事はあっても、誰かから借金をした事はない。姉さんたちは金欠になったら依頼を幾つか受けて、自分たちで趣味につぎ込むお金を稼ぐのだ。だから俺や兄さんといった身内、フォルセさんなどの仲の良い人たちも、お小言程度でしか注意出来ないのだ。
そして、姉さんたちは必ず天星祭りで羽目を外すだろう。天星祭の為に積極的に依頼を受けているか、ダンジョンの最下層付近に連日の様に潜って、高ランクの魔物や魔獣の素材を買い取ってもらっているかして、お金を貯めに貯めている事が容易に予想出来る。だが、天星祭が終われば元の生活に戻ってしまうだろう事も、容易に想像出来る。まあそうなったらそうなったで、根気よく言い続けるしかないだろう。
とりあえず姉さんたちの事は後で考えるとして、まずは自分が天星祭を楽しむためにも、フォルセさんとトリトンさんからもしっかりと情報収集をしておかなければ。
0
お気に入りに追加
3,124
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。