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第7章
第214話
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エルバさんは、ワイバーンを打ち倒した後の、イーバル山岳方面軍・第二中隊が現れた所からを、丁寧で分かりやすく、詳細に語り始めた。俺たちの前に、彼らが最初に現れた際の事が語られると、エスティ王妃や、側妃たちの顔に、僅かに怒りが混じる。まあ、この部分だけを聞くと、彼らは王族の、獣王様の敵、裏切者の様に感じられるのは、おかしな話ではない。そんな怒りをにじませている王妃様方を、あえて無視しながら、エルバさんは語り続けていく。
「彼らは、敵として我々の前に現れたのにも関わらず、教え導くかの様な戦い方をされました。それはまるで、死にゆく自分たちの、培ってきたあらゆる‟もの”を、私たちに伝授するかの様でした」(エルバ)
「…………それは、一体どういう事だ?彼らは、裏切者だったのだろう?」(エスティ)
「私の、個人的な感情になってしまいますが…………」(エルバ)
「それでもいい、聞かせてくれ。それと、カイルさんの意見も聞いてみたいのですが、宜しいですか?」(エスティ)
「分かりました」
脳裏に、彼らとの戦いの記憶が蘇ってくる。俺との戦いを心の底から楽しみ、持てる全ての力を出し切り、満足して死んでいった歴戦の軍人たち。そんな軍人たちの死に顔は、誰もが皆、笑顔だった。獣王様を裏切ったはずの戦士たちが浮かべるにしては、あまりにも純粋な笑顔だったのだ。そんな戦士たちが、裏切者として歴史に名を残す事や、簡単に切り捨てられ、人々の記憶から消え去ってしまうのは、不憫でならない。
「私は、彼らが反王族派に何かをされてしまい、裏切らざるを得ない状況に、追い込まれてしまったのだと思います」(エルバ)
「俺も、エルバさんと同意見です。彼らの力量の高さを考えるのならば、俺たちに素直に姿を見せる事もなく、気配を殺したまま接近し、巧みな連携攻撃を仕掛け、致命傷を与える事も出来たはずです。しかし、それをする事なく、簡単に姿を見せ、真っ向から仕掛けてきました」
「しかし彼らは、第五騎士団の者たちの首を持って、目の前に現れたのだろう?」(エスティ)
「もしかしたらになりますが……」
「聞かせてくれ」(エスティ)
「反王族派の者たちに、人質を取られていた可能性があります。家族・親しい友人・恋人などなど、自分たちの大事な人々が人質にされてしまった事で、エルバさんの言う様に、裏切りざるを得ない状況に、追い込まれたのかもしれません」
「なる程、人質か。確かに、自分の命を捨てることくらい、彼らならば躊躇う事はない。だが、親しい者たち、大事な者たちの命を奪われるという事になれば、反乱者どもの指示に、従わざるを得ないか」(エスティ)
エスティ王妃はそう言うと、右足で床を一回叩く。その瞬間、エスティ王妃の斜め後ろに、メイド服を着た、豹人族の女性が立っていた。切れ長のつり目で、凛々しい顔をしており、肩まである山吹色の髪に、焦げ茶色の瞳の女性。突然現れた女性に、この部屋にいる全員が、驚く事も、警戒する様子も見せない事から、音もなく、気配もなく現れるのは、いつもの事なのだろう。
〈彼女は、影の者の一人か。豹人族という事は、獣人の中でも上位の移動速度に、高い所に容易に移動出来る、身軽さと器用さを併せ持つ、戦闘もこなせる斥候といった所か。確かに、影の者として動くには、適任と言ってもいい獣人だな〉
「至急、第二中隊に所属していた全員の、家族の安否の確認を」(エスティ)
「畏まりました」(豹人族の女性)
影の者である豹人族の女性は、エスティ王妃の命令に対して、綺麗な一礼をして答える。そして、頭を上げた次の瞬間には、その姿を消していた。消え去った彼女の魔力を感知してみると、ものの数秒足らずで何百メートルも移動し、数十秒後には、王城の門の位置まで移動しきっていた。そこから、豹人族の女性の魔力の近くに、複数の魔力が集まり、それぞれの方角に向かって、王都内に散開していく。恐らく、仲間の影の者が合流したのだろう。
豹人族の獣の因子の力なのか、彼女自身の力なのか、それとも、その二つが合わさった事で生まれた力なのか分からないが、その移動速度と移動距離は、まるで短距離転移だ。今現在も、もの凄い速度で王城から離れていき、王都内を駆け巡っている。そして、仲間の影の者たちも、豹人族の女性に匹敵する移動速度と移動距離で、王都内を駆け巡っている。
豹人族の女性が命令に従って消えた事と、彼女を含めた、影の者たちの報告が上ってくるまでは、第二中隊に関しては、一旦保留にする事が決まり、次の報告へと移る事になった。先の二つの戦闘も、十分に大きな出来事なのだが、ここからの戦闘は、反乱の首謀者たちとの激闘という事もあり、エルバさんの語り方にも、少し熱がこもっていく。
「第二中隊の者たちとの戦闘後に、三人の敵が現れました。ダンジョンボスの間で仕掛けてきた、黒いローブの人物。第三騎士団所属・騎士団長補佐の、ウィン騎士長。そして、第三騎士団団長、アステロ・クノッソスです」(エルバ)
「確実に、仕留めに来たわけか」(エスティ)
「カイルさんが戦った相手が、黒いローブの人物。シュリとエルバは、それぞれどちらと戦ったの?」(シュテル)
その問いに、エルバさんが答えようとするが、その前にエスティ王妃が口を開く。
「この戦いに関しては、三人の報告が欲しいわね。シュリ‼」(エスティ)
エスティ王妃が、子供たちと笑顔で遊んでいた、シュリ第二王女に呼びかける。シュリ第二王女も、そして子供たちも、エスティ王妃の呼びかけが、真剣なものであるという事を理解する。シュリ第二王女は、子供たちに一言謝り、こちらに近づいていく。それと入れ替わる様に、側妃たちの何人かが、子供たちが寂しくならない様にと、子供たちの方に向かって行く。
「エスティ母様、どうかされましたか?」(シュリ)
「シュリからも、首謀者たちとの戦いについて、色々と話を聞きたい」(エスティ)
エスティ王妃からそう言われると、シュリ第二王女も真剣な表情になり、エスティ王妃に頷き返す。そして、途中で遮ってしまった、シュテル側妃の問いに対して、エルバさんが答える。
「シュテル様、先程の問いになりますが、私がウィン騎士長と戦い、姫様がアステロと戦いました」(エルバ)
「それぞれが、一対一で戦ったの?」(シュテル)
「そうです、お母様。私たちはそれぞれ、一対一で真っ向から戦い、勝利しました」(シュリ)
母親であるシュテル王妃に、シュリ第二王女は、戦士としての表情でそう言う。その表情を見て、王妃様方の誰もが、互いの全力を出し切った、真剣勝負だった事を理解した。
「ではまず、私とウィン騎士長との戦闘について、報告させていただきます」(エルバ)
エルバさんが、俺に語ってくれた時の様に、ウィン騎士長との戦闘を語っていく。そして、やはりと言ってはなんだが、ウィン騎士長の変異の部分で驚き、獣人としての怒りや、獣人である事を捨てた事に、嫌悪していた。
俺は、その話を初めて聞いた時に連想したのが、帝都アルバにて事件を起こした、豚貴族と邪教徒の研究者の男が、肉体や存在を変異させた姿だ。さらに、アッシュの去り際に残した言葉。そして、今回の変異。それらの事から考えると、あの邪教徒の連中と悪神たちの陣営は、協力関係にあるのかもしれない。もしくは、邪教徒の連中の崇めている神とやらが、悪神なのかもしれない。
どちらにしても、情報が少なすぎるので、明確に断定は出来ない。だが、悪神陣営と邪教徒の連中が繋がっていた場合、これから先、悪神陣営や邪教徒の連中が本格的に動き出した時、肉体や存在を変異させる者たちが、急速に増えていく事は、まず間違いないだろう。そしてそいつらは、奴らの手駒となって、俺たちに牙を剥いてくる。
奴らは、もう何十・何百年も前から、次の大戦を始めるための準備を、着々と進めていたという事だ。
「彼らは、敵として我々の前に現れたのにも関わらず、教え導くかの様な戦い方をされました。それはまるで、死にゆく自分たちの、培ってきたあらゆる‟もの”を、私たちに伝授するかの様でした」(エルバ)
「…………それは、一体どういう事だ?彼らは、裏切者だったのだろう?」(エスティ)
「私の、個人的な感情になってしまいますが…………」(エルバ)
「それでもいい、聞かせてくれ。それと、カイルさんの意見も聞いてみたいのですが、宜しいですか?」(エスティ)
「分かりました」
脳裏に、彼らとの戦いの記憶が蘇ってくる。俺との戦いを心の底から楽しみ、持てる全ての力を出し切り、満足して死んでいった歴戦の軍人たち。そんな軍人たちの死に顔は、誰もが皆、笑顔だった。獣王様を裏切ったはずの戦士たちが浮かべるにしては、あまりにも純粋な笑顔だったのだ。そんな戦士たちが、裏切者として歴史に名を残す事や、簡単に切り捨てられ、人々の記憶から消え去ってしまうのは、不憫でならない。
「私は、彼らが反王族派に何かをされてしまい、裏切らざるを得ない状況に、追い込まれてしまったのだと思います」(エルバ)
「俺も、エルバさんと同意見です。彼らの力量の高さを考えるのならば、俺たちに素直に姿を見せる事もなく、気配を殺したまま接近し、巧みな連携攻撃を仕掛け、致命傷を与える事も出来たはずです。しかし、それをする事なく、簡単に姿を見せ、真っ向から仕掛けてきました」
「しかし彼らは、第五騎士団の者たちの首を持って、目の前に現れたのだろう?」(エスティ)
「もしかしたらになりますが……」
「聞かせてくれ」(エスティ)
「反王族派の者たちに、人質を取られていた可能性があります。家族・親しい友人・恋人などなど、自分たちの大事な人々が人質にされてしまった事で、エルバさんの言う様に、裏切りざるを得ない状況に、追い込まれたのかもしれません」
「なる程、人質か。確かに、自分の命を捨てることくらい、彼らならば躊躇う事はない。だが、親しい者たち、大事な者たちの命を奪われるという事になれば、反乱者どもの指示に、従わざるを得ないか」(エスティ)
エスティ王妃はそう言うと、右足で床を一回叩く。その瞬間、エスティ王妃の斜め後ろに、メイド服を着た、豹人族の女性が立っていた。切れ長のつり目で、凛々しい顔をしており、肩まである山吹色の髪に、焦げ茶色の瞳の女性。突然現れた女性に、この部屋にいる全員が、驚く事も、警戒する様子も見せない事から、音もなく、気配もなく現れるのは、いつもの事なのだろう。
〈彼女は、影の者の一人か。豹人族という事は、獣人の中でも上位の移動速度に、高い所に容易に移動出来る、身軽さと器用さを併せ持つ、戦闘もこなせる斥候といった所か。確かに、影の者として動くには、適任と言ってもいい獣人だな〉
「至急、第二中隊に所属していた全員の、家族の安否の確認を」(エスティ)
「畏まりました」(豹人族の女性)
影の者である豹人族の女性は、エスティ王妃の命令に対して、綺麗な一礼をして答える。そして、頭を上げた次の瞬間には、その姿を消していた。消え去った彼女の魔力を感知してみると、ものの数秒足らずで何百メートルも移動し、数十秒後には、王城の門の位置まで移動しきっていた。そこから、豹人族の女性の魔力の近くに、複数の魔力が集まり、それぞれの方角に向かって、王都内に散開していく。恐らく、仲間の影の者が合流したのだろう。
豹人族の獣の因子の力なのか、彼女自身の力なのか、それとも、その二つが合わさった事で生まれた力なのか分からないが、その移動速度と移動距離は、まるで短距離転移だ。今現在も、もの凄い速度で王城から離れていき、王都内を駆け巡っている。そして、仲間の影の者たちも、豹人族の女性に匹敵する移動速度と移動距離で、王都内を駆け巡っている。
豹人族の女性が命令に従って消えた事と、彼女を含めた、影の者たちの報告が上ってくるまでは、第二中隊に関しては、一旦保留にする事が決まり、次の報告へと移る事になった。先の二つの戦闘も、十分に大きな出来事なのだが、ここからの戦闘は、反乱の首謀者たちとの激闘という事もあり、エルバさんの語り方にも、少し熱がこもっていく。
「第二中隊の者たちとの戦闘後に、三人の敵が現れました。ダンジョンボスの間で仕掛けてきた、黒いローブの人物。第三騎士団所属・騎士団長補佐の、ウィン騎士長。そして、第三騎士団団長、アステロ・クノッソスです」(エルバ)
「確実に、仕留めに来たわけか」(エスティ)
「カイルさんが戦った相手が、黒いローブの人物。シュリとエルバは、それぞれどちらと戦ったの?」(シュテル)
その問いに、エルバさんが答えようとするが、その前にエスティ王妃が口を開く。
「この戦いに関しては、三人の報告が欲しいわね。シュリ‼」(エスティ)
エスティ王妃が、子供たちと笑顔で遊んでいた、シュリ第二王女に呼びかける。シュリ第二王女も、そして子供たちも、エスティ王妃の呼びかけが、真剣なものであるという事を理解する。シュリ第二王女は、子供たちに一言謝り、こちらに近づいていく。それと入れ替わる様に、側妃たちの何人かが、子供たちが寂しくならない様にと、子供たちの方に向かって行く。
「エスティ母様、どうかされましたか?」(シュリ)
「シュリからも、首謀者たちとの戦いについて、色々と話を聞きたい」(エスティ)
エスティ王妃からそう言われると、シュリ第二王女も真剣な表情になり、エスティ王妃に頷き返す。そして、途中で遮ってしまった、シュテル側妃の問いに対して、エルバさんが答える。
「シュテル様、先程の問いになりますが、私がウィン騎士長と戦い、姫様がアステロと戦いました」(エルバ)
「それぞれが、一対一で戦ったの?」(シュテル)
「そうです、お母様。私たちはそれぞれ、一対一で真っ向から戦い、勝利しました」(シュリ)
母親であるシュテル王妃に、シュリ第二王女は、戦士としての表情でそう言う。その表情を見て、王妃様方の誰もが、互いの全力を出し切った、真剣勝負だった事を理解した。
「ではまず、私とウィン騎士長との戦闘について、報告させていただきます」(エルバ)
エルバさんが、俺に語ってくれた時の様に、ウィン騎士長との戦闘を語っていく。そして、やはりと言ってはなんだが、ウィン騎士長の変異の部分で驚き、獣人としての怒りや、獣人である事を捨てた事に、嫌悪していた。
俺は、その話を初めて聞いた時に連想したのが、帝都アルバにて事件を起こした、豚貴族と邪教徒の研究者の男が、肉体や存在を変異させた姿だ。さらに、アッシュの去り際に残した言葉。そして、今回の変異。それらの事から考えると、あの邪教徒の連中と悪神たちの陣営は、協力関係にあるのかもしれない。もしくは、邪教徒の連中の崇めている神とやらが、悪神なのかもしれない。
どちらにしても、情報が少なすぎるので、明確に断定は出来ない。だが、悪神陣営と邪教徒の連中が繋がっていた場合、これから先、悪神陣営や邪教徒の連中が本格的に動き出した時、肉体や存在を変異させる者たちが、急速に増えていく事は、まず間違いないだろう。そしてそいつらは、奴らの手駒となって、俺たちに牙を剥いてくる。
奴らは、もう何十・何百年も前から、次の大戦を始めるための準備を、着々と進めていたという事だ。
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