133 / 252
第7章
第174話
しおりを挟む
放たれた炎弾は、真っ直ぐにこちらに向かってくる。炎弾の周囲の景色が歪んでいる事からも、炎弾の熱量と、威力の高さが窺える。炎弾の速度も速く、こちらに着弾するまで、もう数秒もない。
「全員で合わせましょう‼」(シュリ)
「了解です」(エルバ)
「了解」
俺は刀身に、風属性の魔力を纏わせる。そこから、纏わせた魔力を一気に圧縮していく。シュリ第二王女は、右拳と籠手に魔力を圧縮し、腕を引き、腰を少し落として構える。エルバさんは、俺と同じ様に、纏わせた雷属性の魔力を圧縮していき、ショートソードを上段に構える。
「………ハッ‼」(シュリ)
「………ハァッ‼」(エルバ)
「………フッ‼」
俺とエルバさんは、圧縮した属性魔力を、炎弾に匹敵する大きさの魔刃として放つ。シュリ第二王女は、ダンジョンでオーガロードに放った様に、右拳での正拳を放ち、拳の形をした魔弾を放つ。
それぞれが放った攻撃が、迫りくる炎弾に向かい、三つ同時に炎弾にぶつかる。炎弾と三つの攻撃は、ぶつかり合ったその場で数秒拮抗する。だが次の瞬間には、爆弾が爆発知ったかの様に、周囲に熱風と轟音を響かせて、拮抗していた地点に、大きなクレーターを生み出した。
ワイバーンは、魔力を練り上げ、自身の周囲の空気に干渉する。魔力によって干渉を受けた風は、圧縮され、その形を変える。数秒後には、ワイバーンの周りに、形を変えた緑のランスが無数に浮かび、その鋭き穂先を、俺たちに向けて待機させている。
「ガアアアア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンの咆哮と共に、無数の緑のランスが、俺たちに向けて一斉に射出される。射出された緑のランスたちは、高速で迫ってくる。俺たちはそれぞれ、迎撃態勢をとり、緑のランスを迎え撃つ。
「………‼」
迫りくる緑のランスを、打刀でひたすら斬り裂き続ける。最初に、単純に避けてみた。だが、緑のランスは方向を変えて、俺を追尾してきた。竜には及ばず、下位互換の様な存在である亜竜。だが、それでも竜である事には変わりない。この程度の事なら、造作もないか。
シュリ第二王女も、エルバさんも、俺と同じ様に、ひたすら緑のランスを拳撃で破壊したり、ショートソードで切り裂いている。
ワイバーンは、その間に再び飛び上がり、自らの後ろ脚の爪を、風属性の魔力で強化していく。そして、緑のランスを対処し終えた俺に向かって一気に降下し、強化された爪を振るう。俺は冷静に、慌てる事なく、打刀を上段で振り下ろす。
振るわれた、ワイバーンの鋭き爪と、振り下ろした俺の打刀の刃がぶつかり合い、ガキンと、金属同士がぶつかり合った様な音を響かせ、互いの得物が弾かれる。
「ガァア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンは流れる様な動きで、その大きな身体を縦に一回転させ、鏃の様に尖った鋭い尾を、叩きつける様に振り下ろしてくる。尾には、魔力が高密度で圧縮されており、下手な魔力障壁や防御では、易々と粉砕される事は、容易に想像できる。
「………‼」
打刀に、より純度・質の高い、風属性の魔力を纏わせる。そして、振り下ろされる尾に対して、打刀を下から上に切り上げる。今度は、俺に軍配が上がる。
ワイバーンが尾に纏わせている、高密度の魔力を斬り裂き、尾に斬り傷を与える。そこからさらに、ワイバーンの鼻っ柱に向けて、流れる様に上段から、打刀で袈裟斬りを振るう。しかし、ワイバーンの驚異的な反応速度による回避行動によって、軽く斬る程度で終わってしまう。
「ガアアアア‼」(風属性のワイバーン)
振り下ろし状態の俺に向かって、ワイバーンが口を開く。今度は、風属性の魔力が急速に練り上げられ、巨大な風の球体を生み出し、俺に放ってくる。ワイバーンにさらに、追撃を仕掛けようとしていたが、風の球体を放たれてしまった事で、追撃の手を止められてしまった。
ワイバーンは、そこで一旦離脱をしようとしたが、そうは簡単にはいかない。小さな影がワイバーンの顔面に現れ、その影が徐々に大きくなっていく。ワイバーンが異常に気付き、再び回避行動を取ろうとするが、もう遅い。
「………セイ‼」(シュリ)
「ギャァ‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンの頭頂部に、高密度に圧縮された魔力によって強化された、シュリ第二王女の右拳が、深く突き刺さっていた。
シュリ第二王女は、そのまま右拳を振り抜き、空を翔けるワイバーンを地に墜とす。ワイバーンは、錐揉みをしながら落下していく。ワイバーンは、何とか状況を改善しようとするが、頭を殴られた事で、上手く思考と肉体の動きが揃わない。そこに、さらに本能が危機を告げる。
「……ふぅ。疾く速く、私の剣は何ものをも切り裂く。……ハ‼」(エルバ)
エルバさんの右腕がブレる。ショートソードの剣身と、雷属性の魔力が煌めく。エルバさんの振るった一閃の剣撃は、ワイバーンの片翼を、肩の位置から綺麗に切断する。そこからもう一撃を放とうとするが、ワイバーンが反撃で放った、無数の風の刃によって、距離をとらなければならなかった。
「ガァアアアアアアア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンは、血が流れる傷口を、口から放つ炎で焼く事で止血する。そして、切断された肩の位置から、高密度・高濃度の魔力によって、魔力の翼を生み出した。そのまま遥か上空まで飛び上がり、自身に風を纏わせて、両翼と両脚に、魔力を籠めて強化し、エルバさんに向けて緑のランス・風の刃・風の球体など、様々な攻撃を仕掛ける。
エルバさんの元に、俺とシュリ第二王女も集まる。流石に、この物量ともなると、エルバさん一人で捌いていくのは、厳しくなっていく。迫りくるワイバーンの攻撃を、三人でカバーし合いながら捌いていく。
「……………‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンが、急速に魔力を練り上げ、循環させていく。その魔力の量も質も、先程までの魔力がお遊びだと言うかの様な、莫大な魔力量に、空気が震え、肌がひりつくほどの高純度の質の高い魔力。魔力を全身に循環し、喉元に全魔力が集中していく。さらにその魔力を、極限まで圧縮していく。
喉元に圧縮された魔力によって、口の端から炎が見え隠れしている。口を大きく開き、最初と同じ様に巨大な火球を生み出す。そこから、巨大な炎をさらに圧縮して、小さな火球になる。
「ガァアアアアア――――――‼」(風属性のワイバーン)
周囲の空間、この場の全ての風という風が、ワイバーンの元に集まっていく。その集まっていく風が、ワイバーンの火球にさらに集まっていく。集められた風が、ワイバーンの風属性の魔力によってさらに強化され、火球を構成する高純度の魔力に、風属性の魔力によって強化された風が混じり合っていく。
〈風属性の魔力を混ぜる事で、二属性の火球に昇華させたか‼〉
圧縮された真紅の火球が、ゆっくりと翡翠色の火球に変わっていく。翡翠の火球の熱によって、周囲一帯の木々は干上がり、口の中がカラカラになる程に乾燥していく。
ワイバーンは、翡翠の火球にさらに風を纏わせて強化する。俺たちも、火球に迎撃するために、それぞれ力を高めていく。
「――――――ガァ‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンが翡翠の火球を放つ。纏わせた風が推進剤代わりとなり、火球の速度を爆発的に上昇させる。そこに真っ向から、シュリ第二王女とエルバさんが揃って突っ込んでいく。シュリ第二王女は、高純度の火属性の魔力による身体強化に、籠手と脛当に火属性の魔力を籠めている。エルバさんも同じ様に、高純度の雷属性の魔力による身体強化に、ショートソードに雷属性の魔力を纏わせている。
「――――――ハァ‼」(シュリ)
「――――――フッ‼」(エルバ)
高速で迫りくる翡翠の火球に向けて、シュリ第二王女は右拳を振り抜き、エルバさんは、ショートソードを超高速で上段から振り下ろす。翡翠の火球と、二人の攻撃がぶつかり合い、魔力の反発でバチバチと放電が起こる。だが、徐々に翡翠の火球が二人の攻撃を上回り、勢いを増して、二人を消し去ろうとしていく。
「踏ん張るのよ‼エルバ‼」(シュリ)
「はい‼姫様‼」(エルバ)
二人は、自らの得物に、魔力をさらに籠めていく。徐々に、二人の攻撃の威力が増していき、拮抗している状態に戻す事が出来た。だが、拮抗している状態に戻しただけで、翡翠の火球そのものの力が、弱くなったわけではない。
「私は‼私は獣王の娘‼この程度の‟力”くらい、乗り越えて見せる‼」(シュリ)
シュリ第二王女の、心の底からの声を上げる。そこから、シュリ第二王女の雰囲気が、急速に変化していく。優しく、笑顔のよく似合う少女の雰囲気から、荒々しく、どこか獣王様とよく似た雰囲気に変わる。
この土壇場で、シュリ第二王女に流れる、もう一つの獣の因子が、目を覚ました。
「全員で合わせましょう‼」(シュリ)
「了解です」(エルバ)
「了解」
俺は刀身に、風属性の魔力を纏わせる。そこから、纏わせた魔力を一気に圧縮していく。シュリ第二王女は、右拳と籠手に魔力を圧縮し、腕を引き、腰を少し落として構える。エルバさんは、俺と同じ様に、纏わせた雷属性の魔力を圧縮していき、ショートソードを上段に構える。
「………ハッ‼」(シュリ)
「………ハァッ‼」(エルバ)
「………フッ‼」
俺とエルバさんは、圧縮した属性魔力を、炎弾に匹敵する大きさの魔刃として放つ。シュリ第二王女は、ダンジョンでオーガロードに放った様に、右拳での正拳を放ち、拳の形をした魔弾を放つ。
それぞれが放った攻撃が、迫りくる炎弾に向かい、三つ同時に炎弾にぶつかる。炎弾と三つの攻撃は、ぶつかり合ったその場で数秒拮抗する。だが次の瞬間には、爆弾が爆発知ったかの様に、周囲に熱風と轟音を響かせて、拮抗していた地点に、大きなクレーターを生み出した。
ワイバーンは、魔力を練り上げ、自身の周囲の空気に干渉する。魔力によって干渉を受けた風は、圧縮され、その形を変える。数秒後には、ワイバーンの周りに、形を変えた緑のランスが無数に浮かび、その鋭き穂先を、俺たちに向けて待機させている。
「ガアアアア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンの咆哮と共に、無数の緑のランスが、俺たちに向けて一斉に射出される。射出された緑のランスたちは、高速で迫ってくる。俺たちはそれぞれ、迎撃態勢をとり、緑のランスを迎え撃つ。
「………‼」
迫りくる緑のランスを、打刀でひたすら斬り裂き続ける。最初に、単純に避けてみた。だが、緑のランスは方向を変えて、俺を追尾してきた。竜には及ばず、下位互換の様な存在である亜竜。だが、それでも竜である事には変わりない。この程度の事なら、造作もないか。
シュリ第二王女も、エルバさんも、俺と同じ様に、ひたすら緑のランスを拳撃で破壊したり、ショートソードで切り裂いている。
ワイバーンは、その間に再び飛び上がり、自らの後ろ脚の爪を、風属性の魔力で強化していく。そして、緑のランスを対処し終えた俺に向かって一気に降下し、強化された爪を振るう。俺は冷静に、慌てる事なく、打刀を上段で振り下ろす。
振るわれた、ワイバーンの鋭き爪と、振り下ろした俺の打刀の刃がぶつかり合い、ガキンと、金属同士がぶつかり合った様な音を響かせ、互いの得物が弾かれる。
「ガァア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンは流れる様な動きで、その大きな身体を縦に一回転させ、鏃の様に尖った鋭い尾を、叩きつける様に振り下ろしてくる。尾には、魔力が高密度で圧縮されており、下手な魔力障壁や防御では、易々と粉砕される事は、容易に想像できる。
「………‼」
打刀に、より純度・質の高い、風属性の魔力を纏わせる。そして、振り下ろされる尾に対して、打刀を下から上に切り上げる。今度は、俺に軍配が上がる。
ワイバーンが尾に纏わせている、高密度の魔力を斬り裂き、尾に斬り傷を与える。そこからさらに、ワイバーンの鼻っ柱に向けて、流れる様に上段から、打刀で袈裟斬りを振るう。しかし、ワイバーンの驚異的な反応速度による回避行動によって、軽く斬る程度で終わってしまう。
「ガアアアア‼」(風属性のワイバーン)
振り下ろし状態の俺に向かって、ワイバーンが口を開く。今度は、風属性の魔力が急速に練り上げられ、巨大な風の球体を生み出し、俺に放ってくる。ワイバーンにさらに、追撃を仕掛けようとしていたが、風の球体を放たれてしまった事で、追撃の手を止められてしまった。
ワイバーンは、そこで一旦離脱をしようとしたが、そうは簡単にはいかない。小さな影がワイバーンの顔面に現れ、その影が徐々に大きくなっていく。ワイバーンが異常に気付き、再び回避行動を取ろうとするが、もう遅い。
「………セイ‼」(シュリ)
「ギャァ‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンの頭頂部に、高密度に圧縮された魔力によって強化された、シュリ第二王女の右拳が、深く突き刺さっていた。
シュリ第二王女は、そのまま右拳を振り抜き、空を翔けるワイバーンを地に墜とす。ワイバーンは、錐揉みをしながら落下していく。ワイバーンは、何とか状況を改善しようとするが、頭を殴られた事で、上手く思考と肉体の動きが揃わない。そこに、さらに本能が危機を告げる。
「……ふぅ。疾く速く、私の剣は何ものをも切り裂く。……ハ‼」(エルバ)
エルバさんの右腕がブレる。ショートソードの剣身と、雷属性の魔力が煌めく。エルバさんの振るった一閃の剣撃は、ワイバーンの片翼を、肩の位置から綺麗に切断する。そこからもう一撃を放とうとするが、ワイバーンが反撃で放った、無数の風の刃によって、距離をとらなければならなかった。
「ガァアアアアアアア‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンは、血が流れる傷口を、口から放つ炎で焼く事で止血する。そして、切断された肩の位置から、高密度・高濃度の魔力によって、魔力の翼を生み出した。そのまま遥か上空まで飛び上がり、自身に風を纏わせて、両翼と両脚に、魔力を籠めて強化し、エルバさんに向けて緑のランス・風の刃・風の球体など、様々な攻撃を仕掛ける。
エルバさんの元に、俺とシュリ第二王女も集まる。流石に、この物量ともなると、エルバさん一人で捌いていくのは、厳しくなっていく。迫りくるワイバーンの攻撃を、三人でカバーし合いながら捌いていく。
「……………‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンが、急速に魔力を練り上げ、循環させていく。その魔力の量も質も、先程までの魔力がお遊びだと言うかの様な、莫大な魔力量に、空気が震え、肌がひりつくほどの高純度の質の高い魔力。魔力を全身に循環し、喉元に全魔力が集中していく。さらにその魔力を、極限まで圧縮していく。
喉元に圧縮された魔力によって、口の端から炎が見え隠れしている。口を大きく開き、最初と同じ様に巨大な火球を生み出す。そこから、巨大な炎をさらに圧縮して、小さな火球になる。
「ガァアアアアア――――――‼」(風属性のワイバーン)
周囲の空間、この場の全ての風という風が、ワイバーンの元に集まっていく。その集まっていく風が、ワイバーンの火球にさらに集まっていく。集められた風が、ワイバーンの風属性の魔力によってさらに強化され、火球を構成する高純度の魔力に、風属性の魔力によって強化された風が混じり合っていく。
〈風属性の魔力を混ぜる事で、二属性の火球に昇華させたか‼〉
圧縮された真紅の火球が、ゆっくりと翡翠色の火球に変わっていく。翡翠の火球の熱によって、周囲一帯の木々は干上がり、口の中がカラカラになる程に乾燥していく。
ワイバーンは、翡翠の火球にさらに風を纏わせて強化する。俺たちも、火球に迎撃するために、それぞれ力を高めていく。
「――――――ガァ‼」(風属性のワイバーン)
ワイバーンが翡翠の火球を放つ。纏わせた風が推進剤代わりとなり、火球の速度を爆発的に上昇させる。そこに真っ向から、シュリ第二王女とエルバさんが揃って突っ込んでいく。シュリ第二王女は、高純度の火属性の魔力による身体強化に、籠手と脛当に火属性の魔力を籠めている。エルバさんも同じ様に、高純度の雷属性の魔力による身体強化に、ショートソードに雷属性の魔力を纏わせている。
「――――――ハァ‼」(シュリ)
「――――――フッ‼」(エルバ)
高速で迫りくる翡翠の火球に向けて、シュリ第二王女は右拳を振り抜き、エルバさんは、ショートソードを超高速で上段から振り下ろす。翡翠の火球と、二人の攻撃がぶつかり合い、魔力の反発でバチバチと放電が起こる。だが、徐々に翡翠の火球が二人の攻撃を上回り、勢いを増して、二人を消し去ろうとしていく。
「踏ん張るのよ‼エルバ‼」(シュリ)
「はい‼姫様‼」(エルバ)
二人は、自らの得物に、魔力をさらに籠めていく。徐々に、二人の攻撃の威力が増していき、拮抗している状態に戻す事が出来た。だが、拮抗している状態に戻しただけで、翡翠の火球そのものの力が、弱くなったわけではない。
「私は‼私は獣王の娘‼この程度の‟力”くらい、乗り越えて見せる‼」(シュリ)
シュリ第二王女の、心の底からの声を上げる。そこから、シュリ第二王女の雰囲気が、急速に変化していく。優しく、笑顔のよく似合う少女の雰囲気から、荒々しく、どこか獣王様とよく似た雰囲気に変わる。
この土壇場で、シュリ第二王女に流れる、もう一つの獣の因子が、目を覚ました。
0
お気に入りに追加
3,145
あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。

ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。