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第5章
第116話
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俺は吹き飛ばされながら身体の体勢を元に戻しながらも感知と鳥型の自動人形との視覚の共有による情報を元にテオバルトの動きを詳細に得ていた。テオバルトの方も吹き飛ばされつつも体勢を元に戻しつつ、ロングソードに魔力を静かに籠めていた。俺が今着装している動物装甲であるマウンテンゴリラ型の自動人形の持つ特化した能力は重力操作だ。テオバルトを地面に縫い付けたのも自分にかかる重力を無効化して無重力状態に近づけて跳躍し、今度は逆に重力を加重させて魔力の爆発を重ねた。そして、重力加速度によってさらに威力を増した拳の一撃を放ったがテオバルトの一振りと互角だった。俺はそこに四倍の重力を俺自身のかける事で一気に押しつぶそうとしたが、魔力の反発によって互いに吹き飛ばされた
〈甘い事を考えてた訳じゃないが、マウンテンゴリラ型一体の動物装甲だけじゃ力不足か〉
俺の傍に、チーターとジャックラビットの型の自動人形が近寄ってくる。最後に上空から鳥型の自動人形の一つであるオオワシ型の自動人形が翼を広げて威風堂々と落下してくる
「≪動物装甲・【動物連邦】≫」
一旦、俺からマウンテンゴリラ型の自動人形の各パーツが離れる。それと同時にチーター・ジャックラビット・オオワシの三体が同じように各パーツに分かれていく。そして、それぞれのパーツが俺の身体に次々と着装されていく。上半身はオオワシとマウンテンゴリラのパーツが合わさった装甲、下半身はチーターとジャックラビットのパーツが合わさった装甲になっている
今回の動物装甲はマウンテンゴリラ型以外は風と雷に特化した能力を持つ自動人形を選んだ。マウンテンゴリラ型の自動人形は単純に火力という面で最高性能を誇る。そこに、機動力の高い三体の力を足すことで高火力を十分に発揮させる
「≪紅・一閃≫」(テオバルト)
俺の右側から高密度の血と魔力で構成された魔刃が高速で迫ってくる。感知と視界共有ではテオバルトはまだ遠い位置にいるのは確認済みだ。しかし魔刃が迫っているという事は、その遠い位置からここまで正確に魔刃を伸ばしてきたということか‼
俺は迫る紅の魔刃を上空に跳んで避ける。避けた位置にあった前方と後方の木々が真っ二つにされていく。通り過ぎていった紅の魔刃はテオバルトによって方向転換がされ、今度は上空に向けて縦に振り下ろされる
「≪紅・二閃≫」(テオバルト)
振り下ろされてきた紅の魔刃を避けるために動こうとした時、それは起こった。紅の魔刃が二つに分裂し、俺の移動した先に向かって落ちてくる。俺はジャックラビットとチーターの風と雷の能力を使用して、一気に距離をとり避ける。二つ目の分裂した紅の魔刃は幻影ではなく、実体のある魔刃であった。地面には二筋の刃の跡が深く刻まれている
俺はこのまま距離を離されている状態で一方的にやられるのはマズイと判断し、オオワシの風の能力で翼を強化。そこにジャックラビットとチーターの能力を再び使用する。一歩を踏み込む。その瞬間にチーターの瞬発力とジャックラビットの跳躍力、オオワシの強化された翼での羽ばたきでの加速の全てが重なりコンマの秒数でもって音速から光速に至る
〈接敵まで三秒。重力操作発動。テオバルトの周囲に≪十倍≫の重力加重。流石のテオバルトも十倍は一瞬でも身体の動きが止まるか。両拳に重力を纏わせる、引き寄せ対象はテオバルト〉
重力操作の力の応用の一つである他の物体の引き寄せを自分の両拳に重力を纏わせて時空を歪ませ、それを起点にしてテオバルトという対象を引き寄せた。テオバルトは十倍の重力空間で一瞬の停滞から一気に俺に向かって強制的に引き寄せられたことでの混乱で混乱をきたす。しかし、俺が迫ってきているという事実そのものに対しての戦闘本能と経験からくる染みついた動きで反応してくる
「≪紅・死突≫」(テオバルト)
今度は剣身を強化するタイプの魔刃での突きを放ってくる。俺はギリギリで避けて懐に入ろうとする。しかし、そう考えた瞬間に背筋に嫌なものが走る。その直感に従って、光速でテオバルトの後ろに回る。後ろに回る寸前に、テオバルトのロングソードの剣先から魔刃が勢いよく伸びてきた。確実に、正確に俺の頭部めがけての一撃だった
後ろに回り込んだ俺にテオバルトは即時に後ろに振り向いて、ロングソードを振るう
「≪紅・三閃≫」(テオバルト)
テオバルトのロングソードから三つに分裂した魔刃が表れて、俺に向かってくる。俺はそこでオオワシ型などの鳥型の自動人形の持つ翼のもう一つの能力を発動する。オオワシの翼の毛先が手の形になるように五本指のような状態になる。その手の形になった両翼の指先から超高密度の刃の形に変えた魔糸を放つ。繰り出された三つの魔刃と同じく放たれた三つの刃状の魔糸はぶつかり合う。暫く拮抗していたが、互いが互いに喰らい合い、最後には対消滅する
そして、テオバルトがここで動く。真正面からテオバルトがロングソードを振り下ろしてきた。予想通りに、隠しダネがまだあったようで、ここで使ってきた。テオバルトの背には蝙蝠の羽が生えており、それを使って重力の檻の中でも関係なく高速で俺に向かって接近してこれたようだ
「≪紅・四閃≫」(テオバルト)
今度の紅の魔刃は分裂した状態の隙間をなくし、逃げ場をなくすように圧倒的なまでの面での攻撃に切り替えてきた。さらに、その紅の壁の奥から簡単に感知できるほどにテオバルト自身とロングソードの魔力が荒ぶり昂っていく。恐らくはこの紅の壁を俺が対処した瞬間の一瞬の視覚的な隙を狙って一撃を放ってくるだろう
ここで、最後の切り札を切る。全ての属性の極細の魔糸を束ねて練り上げていく。そう、兄さんの切り札である魔力を完全に無効化する魔糸を自分を中心にして半球状に展開する。そして、俺もテオバルトと同様に魔力を高めていき、着装している全ての自動人形を介して極限まで練り上げて高めていく
テオバルトの放った面の魔刃は半球状に展開した俺の無効化の魔糸に触れた部分からただの魔力に強制的に変換されていく。そして、魔刃の最後の部分が魔力に変換された瞬間にテオバルトは俺と同じく翼を羽ばたかせて、一気に加速して接近してくる
「≪紅・終閃≫」(テオバルト)
最後の最後にもってきたのはロングソードの剣身を強化する様に魔刃を纏わせての目にも止まらぬ超光速の連撃だった。ロングソードの刃は正確に俺の首・肩・腰・両脚などの部分を沿っていた。これこそが幾つもの命の取り合いをしてきた戦士の極限にまで集中した際の剣筋か。恐ろしいまでに正確無比で、命を刈り取るためだけに振るわれる遊びのない本気の剣
〈ここまで、俺を認めてくれたことは素直に嬉しいな。だが、ここで死ぬことは出来ない‼〉
俺は極限まで練り上げて高めた魔力を循環し、両脚と手の形に変えたオオワシの両翼に流し込む。一歩を踏み出し、全ての景色を置き去りにした世界に入り込む。ゆっくりと振るわれるテオバルトのロングソードの刃を避けていく。先端を針状に変化させた無効化の魔糸を無数に展開し、テオバルトの全身に打ち込んでいく
テオバルトの全身を包む血の武装が無効化の魔糸の力によって幻だったかのように消えていく。完全に無防備になったテオバルト。俺は最後の仕上げとして、テオバルトの全身に打ち込んだ針状の魔糸を起点にして術式を起動する
「【魔狼を捉えし貪り食うもの】」
テオバルト自身の血と魔力によって自らの四肢と身体、それにロングソードの剣身を拘束する魔法の紐が展開される。それらは強固な拘束となり、完全にテオバルトとロングソードを封じ込める。ようやく元の速度域に戻る。テオバルトは完全に混乱している。気づいた時には拘束されており、俺も無傷という事に少なからず動揺も混じっている。テオバルトはロングソードに魔力を流し込もうとしたり、自身で魔力を練り上げようとしたが完全に無反応であるという事に気づく
「…………………俺の負けか」(テオバルト)
〈甘い事を考えてた訳じゃないが、マウンテンゴリラ型一体の動物装甲だけじゃ力不足か〉
俺の傍に、チーターとジャックラビットの型の自動人形が近寄ってくる。最後に上空から鳥型の自動人形の一つであるオオワシ型の自動人形が翼を広げて威風堂々と落下してくる
「≪動物装甲・【動物連邦】≫」
一旦、俺からマウンテンゴリラ型の自動人形の各パーツが離れる。それと同時にチーター・ジャックラビット・オオワシの三体が同じように各パーツに分かれていく。そして、それぞれのパーツが俺の身体に次々と着装されていく。上半身はオオワシとマウンテンゴリラのパーツが合わさった装甲、下半身はチーターとジャックラビットのパーツが合わさった装甲になっている
今回の動物装甲はマウンテンゴリラ型以外は風と雷に特化した能力を持つ自動人形を選んだ。マウンテンゴリラ型の自動人形は単純に火力という面で最高性能を誇る。そこに、機動力の高い三体の力を足すことで高火力を十分に発揮させる
「≪紅・一閃≫」(テオバルト)
俺の右側から高密度の血と魔力で構成された魔刃が高速で迫ってくる。感知と視界共有ではテオバルトはまだ遠い位置にいるのは確認済みだ。しかし魔刃が迫っているという事は、その遠い位置からここまで正確に魔刃を伸ばしてきたということか‼
俺は迫る紅の魔刃を上空に跳んで避ける。避けた位置にあった前方と後方の木々が真っ二つにされていく。通り過ぎていった紅の魔刃はテオバルトによって方向転換がされ、今度は上空に向けて縦に振り下ろされる
「≪紅・二閃≫」(テオバルト)
振り下ろされてきた紅の魔刃を避けるために動こうとした時、それは起こった。紅の魔刃が二つに分裂し、俺の移動した先に向かって落ちてくる。俺はジャックラビットとチーターの風と雷の能力を使用して、一気に距離をとり避ける。二つ目の分裂した紅の魔刃は幻影ではなく、実体のある魔刃であった。地面には二筋の刃の跡が深く刻まれている
俺はこのまま距離を離されている状態で一方的にやられるのはマズイと判断し、オオワシの風の能力で翼を強化。そこにジャックラビットとチーターの能力を再び使用する。一歩を踏み込む。その瞬間にチーターの瞬発力とジャックラビットの跳躍力、オオワシの強化された翼での羽ばたきでの加速の全てが重なりコンマの秒数でもって音速から光速に至る
〈接敵まで三秒。重力操作発動。テオバルトの周囲に≪十倍≫の重力加重。流石のテオバルトも十倍は一瞬でも身体の動きが止まるか。両拳に重力を纏わせる、引き寄せ対象はテオバルト〉
重力操作の力の応用の一つである他の物体の引き寄せを自分の両拳に重力を纏わせて時空を歪ませ、それを起点にしてテオバルトという対象を引き寄せた。テオバルトは十倍の重力空間で一瞬の停滞から一気に俺に向かって強制的に引き寄せられたことでの混乱で混乱をきたす。しかし、俺が迫ってきているという事実そのものに対しての戦闘本能と経験からくる染みついた動きで反応してくる
「≪紅・死突≫」(テオバルト)
今度は剣身を強化するタイプの魔刃での突きを放ってくる。俺はギリギリで避けて懐に入ろうとする。しかし、そう考えた瞬間に背筋に嫌なものが走る。その直感に従って、光速でテオバルトの後ろに回る。後ろに回る寸前に、テオバルトのロングソードの剣先から魔刃が勢いよく伸びてきた。確実に、正確に俺の頭部めがけての一撃だった
後ろに回り込んだ俺にテオバルトは即時に後ろに振り向いて、ロングソードを振るう
「≪紅・三閃≫」(テオバルト)
テオバルトのロングソードから三つに分裂した魔刃が表れて、俺に向かってくる。俺はそこでオオワシ型などの鳥型の自動人形の持つ翼のもう一つの能力を発動する。オオワシの翼の毛先が手の形になるように五本指のような状態になる。その手の形になった両翼の指先から超高密度の刃の形に変えた魔糸を放つ。繰り出された三つの魔刃と同じく放たれた三つの刃状の魔糸はぶつかり合う。暫く拮抗していたが、互いが互いに喰らい合い、最後には対消滅する
そして、テオバルトがここで動く。真正面からテオバルトがロングソードを振り下ろしてきた。予想通りに、隠しダネがまだあったようで、ここで使ってきた。テオバルトの背には蝙蝠の羽が生えており、それを使って重力の檻の中でも関係なく高速で俺に向かって接近してこれたようだ
「≪紅・四閃≫」(テオバルト)
今度の紅の魔刃は分裂した状態の隙間をなくし、逃げ場をなくすように圧倒的なまでの面での攻撃に切り替えてきた。さらに、その紅の壁の奥から簡単に感知できるほどにテオバルト自身とロングソードの魔力が荒ぶり昂っていく。恐らくはこの紅の壁を俺が対処した瞬間の一瞬の視覚的な隙を狙って一撃を放ってくるだろう
ここで、最後の切り札を切る。全ての属性の極細の魔糸を束ねて練り上げていく。そう、兄さんの切り札である魔力を完全に無効化する魔糸を自分を中心にして半球状に展開する。そして、俺もテオバルトと同様に魔力を高めていき、着装している全ての自動人形を介して極限まで練り上げて高めていく
テオバルトの放った面の魔刃は半球状に展開した俺の無効化の魔糸に触れた部分からただの魔力に強制的に変換されていく。そして、魔刃の最後の部分が魔力に変換された瞬間にテオバルトは俺と同じく翼を羽ばたかせて、一気に加速して接近してくる
「≪紅・終閃≫」(テオバルト)
最後の最後にもってきたのはロングソードの剣身を強化する様に魔刃を纏わせての目にも止まらぬ超光速の連撃だった。ロングソードの刃は正確に俺の首・肩・腰・両脚などの部分を沿っていた。これこそが幾つもの命の取り合いをしてきた戦士の極限にまで集中した際の剣筋か。恐ろしいまでに正確無比で、命を刈り取るためだけに振るわれる遊びのない本気の剣
〈ここまで、俺を認めてくれたことは素直に嬉しいな。だが、ここで死ぬことは出来ない‼〉
俺は極限まで練り上げて高めた魔力を循環し、両脚と手の形に変えたオオワシの両翼に流し込む。一歩を踏み出し、全ての景色を置き去りにした世界に入り込む。ゆっくりと振るわれるテオバルトのロングソードの刃を避けていく。先端を針状に変化させた無効化の魔糸を無数に展開し、テオバルトの全身に打ち込んでいく
テオバルトの全身を包む血の武装が無効化の魔糸の力によって幻だったかのように消えていく。完全に無防備になったテオバルト。俺は最後の仕上げとして、テオバルトの全身に打ち込んだ針状の魔糸を起点にして術式を起動する
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「…………………俺の負けか」(テオバルト)
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