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第5章
第101話
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皮膚が裂け、骨が軋む。感じる痛みに内心でまだ慣れないと思いながらもひたすらに場数を一戦一戦を反省しながらもこなしていく。ラディスさんの叔父さんは一つ一つの攻撃に対して狐人族の最も得意とする術式の一つである幻影魔術によって虚実を織り交ぜてくる。その為に、距離感・速さ・本数など様々な場面に使用され、そのたびにいいようにやられている
勝ち星も確かに同じようにあるが、幻影魔術に多少慣れた程度である。簡単に勝てる時もあれば、いいようにやられて首を落とされる時もある。ここまで五千ほど繰り返して殺し合ってきたが、吸血鬼のような不死身性と無尽蔵とも思える魔力という二つの要素があるだけで、地力で勝っていてもそれを覆されてしまう
〈武装付与は確かに強い。しかし、それだけに頼っていけば必ずしっぺ返しをくらう。ここで一度ヘクトル爺やルイス姉さんの教えを振り返って基本に立ち返る〉
純粋な無属性の魔力による身体強化だけでは限界が見えていた。何度もラディスさんの叔父さんと幻想の中での殺し合いにおいて、俺の中で最も身体強化に適していると思っている無属性の魔力で限界まで強化したにも関わらず、ラディスさんの叔父さんにはまだまだ届かない。前世においての様々な武術を記憶の限りに混ぜ合わせてみた、なんちゃって総合武術が今の所勝率が高い。流石に異世界の技術においては知識がなければ対応できないようだ
それでも、自分を優勢にもっていけないのラディスさんの父親である当時の長に引けをとらないほどの実力者だった事もあるが、一番の要因は共喰いによって魂が穢れ、脳によって制限されているリミッターが外れた事による百パーセント十全に引き出された獣人としての並外れた身体機能による動きだ。そこに加えての無尽蔵の魔力による身体強化に、リミッターの外れた動きについていけずに壊れた肉体を高速で再生する不死身性。これらが全て重なることで俺の優位性である異世界の知識も多少という程度の優位性にしかならないという状況になっている
「ヴァアアアア‼」(ラディスの叔父)
唯一の欠点らしい欠点が自意識がない事だ。玉藻さんたちの説明によると、共喰いによって魂が穢れ過ぎた事による弊害だそうだ。最初の内はまだ自分の意識や思考が存在するが、時間が経つ事に魂の穢れがラディスさんの叔父さんという存在を蝕んで徐々に自我がなくなっていくそうだ。それが悪魔や悪神によって力を与えられた邪教徒やテミロスの聖騎士たちとの差だ。共喰いという禁忌は悪神や悪魔にとっても同じように忌避される禁忌なのだ
九本の尻尾と織り交ぜられた幻影、自我を失ったとはいえ本能にまで刷り込まれた研鑽の賜物である武術を用いて接近してくる。迫りくる多種多様の魔術を潜り抜けながらも、俺は高速でラディスの叔父さんに向かって接近する。魔術を抜けた先には本来は九本のはずの尻尾が何十本にも見えながらも迫ってくる。ここ数戦の間にある程度の見分けがつくようにはなっているので避けていく。今回は上手くいったようで全ての尻尾を避けることに成功し、ラディスさんの叔父さんの正面にでる
「……………フッ‼」
「オオオオオオオオオ‼」(ラディスの叔父)
俺が殴ったラディスさんの叔父さんは顔面を殴られてのけ反っているが、ラディスさんの叔父さんに顔面を殴れた俺はそのまま一直線に後ろに吹き飛んでしまう。ラディスさんの叔父さんはリミッターが外れている状態に魔力による身体強化の重ね掛けで肉体が竜種並みの硬度になっており、骨格や皮膚に至るまで身体強化中はバカみたいに硬くなる。それを破るには、こちらも同程度の質と量の魔力での身体強化が必要になる
吹き飛ばされた俺は既に眼前にラディスさんの叔父さんが俺に覆いかぶさるようにして立ち、拳を振り上げているのが分かる。俺は腕を盾にして防ごうとするも、両腕が紙のように粉々に粉砕され折れ曲がる。そのまま、拳が顔面に突き刺さり俺の意識は途切れる
意識が戻ると、再びラディスさんの叔父さんと向かい合っている状態に戻っている。これで、二千四百三十三勝・三千七敗だ
―――――――――――――――
無数の魔術を潜り抜け、無数の尻尾を見極めてすり抜け、ラディスさんの叔父さんの音速を超えた拳と蹴りを全て骨を砕くことも内臓や肺が破裂することなく捌ききって反撃にでる。俺の拳がラディスさんの叔父さんの顔面に突き刺さると金属同士がぶつかった様な音が響く。今までは俺が吹き飛ばされていたが、今回は違う。互いにのけ反る程度で終わり、そのまま超近接戦闘に入る。しかし、手数が違うので俺の方が何倍も高速で肉体を動かして迫りくる尻尾にも対応する
今回の俺は自身の身体と思考速度を上げる時空間属性の魔力での身体強化を施している。思考については言うまでもなく、身体の速度については雷属性の武装付与のような瞬発的な加速ではなく、相手の目に映るのは滑らかな動きでいながらも実際には残像を残すほどの速度をもって動いている。現段階ではこの時空間属性の魔力による身体強化が一番ラディスさんの叔父さんに対して優位性を保てている
〈大分、あの幻影にも慣れてきた。鉱物を叩いているかのような感触や硬度、無尽蔵とも思える魔力による多種多様な魔術、それに合わせるような高い練度を誇る武術。何千連戦してようやくだ。しかし、まだ足りない〉
優位性を保ててもいるし、幻影にも慣れてきた。それで完全に殺しきるまでの一方的な戦いは数えるほどしかない。だが、収穫もあった。高い魔術の知識と戦術を持つ狐人族の戦闘方法、特に実物と寸分たがわぬほどに精巧なまでの幻影、脳のリミッターを外した本来の生物の持つ限界ギリギリの出力をもってしての身体性能。これらの事をしれた事は俺の今後の鍛錬においての幅を広げてくれた
ラディスさんの叔父さんとの実戦さながらの幻想鍛錬において、俺も齧った程度の幻影を使って物理的にダメだしされてみたり、狐人族の武術を身をこちらも身をもって物理的に受けながら自分の動きに組み込んでみたり、試行錯誤して脳のリミッターを外すことに成功するも肉体とのバランスが上手くいかずに数秒で立ち会う所に戻されたりしていた。それらの全てをここ数戦でかなりの練度で使いこなせるようになってきた
「フゥ~……………‼」
「ガアアアアアアア‼」(ラディスの叔父)
深呼吸をして意識を集中させる。この幾多の戦いにおいて、意識的にゾーンに入ることは呼吸をするように自然と出来るようになった。そこにさらに脳という機能に対しての魔力強化を行う。カチリと何かが噛み合ったような音がして、目を開けば肌を纏わりつく空気や自分の身体の細かい動き、相手の呼吸に至るまで全てにおいて認識できる。相手がすでに野生の本能のような状態と化していても、常にこの状態ならば常人ならざる強さにも納得がいくものだ
そこにさらに脳の強化を含めたいつもの身体強化を重ね掛けして、一歩踏み込んで真正面から近接戦を仕掛けにいく。ラディスさんの叔父さんもピクリと超反応をして俺の接近に対して即時術式を展開してくる。これらの術式にも幻影が混じっており、最初の頃は無駄に術式を潰したりして本物の術式から放たれる魔術によって消し炭にされた事もあった。再び、それら全てを潜り抜けて殴り合いが始まる
今回は全てを出し切った上で、ボロボロになりながらも勝利できた。不死身性があったとしても、それを押し切る力があれば殺しきれるのはこの幾多の戦いで確認済みだ。それでも、こっちも右腕は棒きれみたいに折れてしまってるし身体も痣だらけになっている。眼球も一つ潰されてるから、視界も半分しかなく不自由だ
〈あ、やべ‼〉
そこで脳のリミッターを外した反動がやってくる。急速に体から力がなくなっていく。目・鼻・耳・口から血がとめどなく流れていく。流石にまだ、三度目のリミッター解除であるので反動が大きい。使い続ければ慣れによってこのような反動はなくなっていくと俺は予想している。俺はそのまま膝から崩れ落ちた
これで、四千九十勝・三千八百一敗だ。ようやく、勝ち筋が見えてきた
勝ち星も確かに同じようにあるが、幻影魔術に多少慣れた程度である。簡単に勝てる時もあれば、いいようにやられて首を落とされる時もある。ここまで五千ほど繰り返して殺し合ってきたが、吸血鬼のような不死身性と無尽蔵とも思える魔力という二つの要素があるだけで、地力で勝っていてもそれを覆されてしまう
〈武装付与は確かに強い。しかし、それだけに頼っていけば必ずしっぺ返しをくらう。ここで一度ヘクトル爺やルイス姉さんの教えを振り返って基本に立ち返る〉
純粋な無属性の魔力による身体強化だけでは限界が見えていた。何度もラディスさんの叔父さんと幻想の中での殺し合いにおいて、俺の中で最も身体強化に適していると思っている無属性の魔力で限界まで強化したにも関わらず、ラディスさんの叔父さんにはまだまだ届かない。前世においての様々な武術を記憶の限りに混ぜ合わせてみた、なんちゃって総合武術が今の所勝率が高い。流石に異世界の技術においては知識がなければ対応できないようだ
それでも、自分を優勢にもっていけないのラディスさんの父親である当時の長に引けをとらないほどの実力者だった事もあるが、一番の要因は共喰いによって魂が穢れ、脳によって制限されているリミッターが外れた事による百パーセント十全に引き出された獣人としての並外れた身体機能による動きだ。そこに加えての無尽蔵の魔力による身体強化に、リミッターの外れた動きについていけずに壊れた肉体を高速で再生する不死身性。これらが全て重なることで俺の優位性である異世界の知識も多少という程度の優位性にしかならないという状況になっている
「ヴァアアアア‼」(ラディスの叔父)
唯一の欠点らしい欠点が自意識がない事だ。玉藻さんたちの説明によると、共喰いによって魂が穢れ過ぎた事による弊害だそうだ。最初の内はまだ自分の意識や思考が存在するが、時間が経つ事に魂の穢れがラディスさんの叔父さんという存在を蝕んで徐々に自我がなくなっていくそうだ。それが悪魔や悪神によって力を与えられた邪教徒やテミロスの聖騎士たちとの差だ。共喰いという禁忌は悪神や悪魔にとっても同じように忌避される禁忌なのだ
九本の尻尾と織り交ぜられた幻影、自我を失ったとはいえ本能にまで刷り込まれた研鑽の賜物である武術を用いて接近してくる。迫りくる多種多様の魔術を潜り抜けながらも、俺は高速でラディスの叔父さんに向かって接近する。魔術を抜けた先には本来は九本のはずの尻尾が何十本にも見えながらも迫ってくる。ここ数戦の間にある程度の見分けがつくようにはなっているので避けていく。今回は上手くいったようで全ての尻尾を避けることに成功し、ラディスさんの叔父さんの正面にでる
「……………フッ‼」
「オオオオオオオオオ‼」(ラディスの叔父)
俺が殴ったラディスさんの叔父さんは顔面を殴られてのけ反っているが、ラディスさんの叔父さんに顔面を殴れた俺はそのまま一直線に後ろに吹き飛んでしまう。ラディスさんの叔父さんはリミッターが外れている状態に魔力による身体強化の重ね掛けで肉体が竜種並みの硬度になっており、骨格や皮膚に至るまで身体強化中はバカみたいに硬くなる。それを破るには、こちらも同程度の質と量の魔力での身体強化が必要になる
吹き飛ばされた俺は既に眼前にラディスさんの叔父さんが俺に覆いかぶさるようにして立ち、拳を振り上げているのが分かる。俺は腕を盾にして防ごうとするも、両腕が紙のように粉々に粉砕され折れ曲がる。そのまま、拳が顔面に突き刺さり俺の意識は途切れる
意識が戻ると、再びラディスさんの叔父さんと向かい合っている状態に戻っている。これで、二千四百三十三勝・三千七敗だ
―――――――――――――――
無数の魔術を潜り抜け、無数の尻尾を見極めてすり抜け、ラディスさんの叔父さんの音速を超えた拳と蹴りを全て骨を砕くことも内臓や肺が破裂することなく捌ききって反撃にでる。俺の拳がラディスさんの叔父さんの顔面に突き刺さると金属同士がぶつかった様な音が響く。今までは俺が吹き飛ばされていたが、今回は違う。互いにのけ反る程度で終わり、そのまま超近接戦闘に入る。しかし、手数が違うので俺の方が何倍も高速で肉体を動かして迫りくる尻尾にも対応する
今回の俺は自身の身体と思考速度を上げる時空間属性の魔力での身体強化を施している。思考については言うまでもなく、身体の速度については雷属性の武装付与のような瞬発的な加速ではなく、相手の目に映るのは滑らかな動きでいながらも実際には残像を残すほどの速度をもって動いている。現段階ではこの時空間属性の魔力による身体強化が一番ラディスさんの叔父さんに対して優位性を保てている
〈大分、あの幻影にも慣れてきた。鉱物を叩いているかのような感触や硬度、無尽蔵とも思える魔力による多種多様な魔術、それに合わせるような高い練度を誇る武術。何千連戦してようやくだ。しかし、まだ足りない〉
優位性を保ててもいるし、幻影にも慣れてきた。それで完全に殺しきるまでの一方的な戦いは数えるほどしかない。だが、収穫もあった。高い魔術の知識と戦術を持つ狐人族の戦闘方法、特に実物と寸分たがわぬほどに精巧なまでの幻影、脳のリミッターを外した本来の生物の持つ限界ギリギリの出力をもってしての身体性能。これらの事をしれた事は俺の今後の鍛錬においての幅を広げてくれた
ラディスさんの叔父さんとの実戦さながらの幻想鍛錬において、俺も齧った程度の幻影を使って物理的にダメだしされてみたり、狐人族の武術を身をこちらも身をもって物理的に受けながら自分の動きに組み込んでみたり、試行錯誤して脳のリミッターを外すことに成功するも肉体とのバランスが上手くいかずに数秒で立ち会う所に戻されたりしていた。それらの全てをここ数戦でかなりの練度で使いこなせるようになってきた
「フゥ~……………‼」
「ガアアアアアアア‼」(ラディスの叔父)
深呼吸をして意識を集中させる。この幾多の戦いにおいて、意識的にゾーンに入ることは呼吸をするように自然と出来るようになった。そこにさらに脳という機能に対しての魔力強化を行う。カチリと何かが噛み合ったような音がして、目を開けば肌を纏わりつく空気や自分の身体の細かい動き、相手の呼吸に至るまで全てにおいて認識できる。相手がすでに野生の本能のような状態と化していても、常にこの状態ならば常人ならざる強さにも納得がいくものだ
そこにさらに脳の強化を含めたいつもの身体強化を重ね掛けして、一歩踏み込んで真正面から近接戦を仕掛けにいく。ラディスさんの叔父さんもピクリと超反応をして俺の接近に対して即時術式を展開してくる。これらの術式にも幻影が混じっており、最初の頃は無駄に術式を潰したりして本物の術式から放たれる魔術によって消し炭にされた事もあった。再び、それら全てを潜り抜けて殴り合いが始まる
今回は全てを出し切った上で、ボロボロになりながらも勝利できた。不死身性があったとしても、それを押し切る力があれば殺しきれるのはこの幾多の戦いで確認済みだ。それでも、こっちも右腕は棒きれみたいに折れてしまってるし身体も痣だらけになっている。眼球も一つ潰されてるから、視界も半分しかなく不自由だ
〈あ、やべ‼〉
そこで脳のリミッターを外した反動がやってくる。急速に体から力がなくなっていく。目・鼻・耳・口から血がとめどなく流れていく。流石にまだ、三度目のリミッター解除であるので反動が大きい。使い続ければ慣れによってこのような反動はなくなっていくと俺は予想している。俺はそのまま膝から崩れ落ちた
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