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第1章
第六話
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何をやるのかを決めたのなら、善は急げだ。だが、物事には順序がある。焦ってはいけない。そう自分に言い聞かせながら、子供たちが一生懸命に行っている、夕食の支度を手伝う。慣れない台所での作業だったが、何とか子供たちの邪魔をせずにすんだみたいだ。
俺の歓迎会を兼ねてくれているのか、食卓に並ぶ食事の数々は非常に多い。分厚い肉の塊から、大きく切り分けたステーキ肉、新鮮な野菜を何種類も使った濃厚なスープ、凄い重量感ともっちり感のあるパンなど、どれもこれも美味しそうな料理が並んでいる。どうやら剣と魔法の世界、ファンタジー中世といっても、地球での中世ヨーロッパの時代とは違い、食糧事情や経済状況などは安定しており、この町に住んでいる人々や、この町が帰属している国に住む人々は、比較的裕福である様だ。
だがまあ、スラム街や貧民窟と呼ばれる表の権力の及ばない場所は、どんな国や街にも存在する。当然のことながら、この町にもそう言った場所があると、衛兵のおっちゃんに教えてもらった。貧民窟に住んでいる者たちは、表の町で行われる祭りなどの行事以外では表に出てこず、基本的に貧民窟の中で一日の生活が完結している様だ。
そんな事を思い出していると、クレイさんに付き添って家の奥に行っていたビートルさんが、居間まで戻ってきた。
「とても良い匂いがするな~。二人とも、夕食の支度をしてくれてありがとうな。本当は父さんがやらなきゃいけないんだが」
「父さん、俺たちなら大丈夫だよ。それよりも、母さんの体調はどうだった?」
「お母さん、大丈夫そうだった?」
「いつもみたいに、少し体調が崩れただけだよ。横になって安静にしてれば、直ぐに良くなっていくから、二人とも安心しなさい」
「「は~い」」
ビートルさんは笑顔を浮かべながら、子供たちに大丈夫だと言う。子供たち二人も、ビートルさんの言葉に安心したのか、ホッとした様子で、安堵の表情を浮かべる。だが実際にクレイさんを‟みた”俺には、ビートルさんの言葉の中に、嘘が含まれているのが分かった。だがその嘘は、子供たちを傷つける嘘ではなく、子供たちを安心させる為の優しい嘘である事は、十分に理解出来るものだった。
(ビートルさんも、クレイさんの今の状態が少なくとも正常ではないのは、気付いているみたいだな。そうならば、早急にクレイさんの身体の事を話して、治してあげた方が良い。ビートルさんの為にも、子供たちの為にも)
美味しい食事を四人で食べながら、俺はそう決断する。子供たちは食事をしながら、ベズビオの町について、自分たち二人の日々の暮らしを交えながら、色々と語ってくれる。それを笑顔で聞きながら、興味を惹かれた場所を頭の中にピックアップしていく。
楽しい食事を終えると、子供たち二人はしっかりと自分たちで食器を洗ってから、クレイさんのいる部屋がある、家の奥に向かって行く。俺とビートルさんも、自らが使った食器を自分たちで綺麗にし、食後の休憩をまったりととっていた。
(タイミングよく、ビートルさんと二人だけになれた。これを活かして、クレイさんの治療についての話を伝えてみるか)
「ビートルさん、少しお話しても宜しいですか?」
「遠慮なんてせずに、どうぞどうぞ」
「では、クレイさんの事なんですけれども……」
「!!…………妻が何か?」
「俺も少しだけ、調薬を学んでいた時がありましてね。その時に、病気についても色々と仕込まれました。その時に学んだ病気の症状が、クレイさんの身体にも表れています。もしかたらですが…………」
「妻の身体を蝕んでいるのは、肺壊症です。ですが、確かに肺壊症であるにも関わらず、その症状の進行速度や重さが、あまりにも早すぎるんです」
「はい、それは俺も同感です。自然に発症したものと比べると、あまりにも重すぎる症状です。そこから、一つの仮説が思い浮かびました」
「一つの仮説、ですか?」
「そうです。それは、呪いです」
「の、呪い!?」
ビートルさんは、予想もしなかったとばかりに、俺が立てた仮説に驚いている。しかし、直ぐに目を閉じて深く考え込み始め、クレイさんについて色々と振り返っているみたいだ。暫くの間、静かな時間が流れる。そして、ビートルさんが目を開ける。
「シャルルさんに言われるまでは、考えもしませんでした。私は、肺壊症が何かしらの要因で変異し、強力になったものだと思っていました。ですが、肺壊症が変異した事例は、私が知る限りでは一度もなかった」
「はい、それについては俺も考えましたが、可能性は低いという結論が出ました」
「私も、そう結論付けました。しかし、だからといって何もしない訳にもいかない。確証が持てないままに、様々な薬草を調薬しては妻に処方し、色々と試行錯誤しました。ですが、症状が進行するばかりで、一向に快復に向かう事はなかった。だが、それが呪いの力によるものであったのならば、調薬したものが一切効果がなかったのも納得出来ます。しかし、誰が妻に呪いを?」
「クレイさんが誰かに恨まれていたり、誰かと揉め事になった事は?」
俺の質問に、ビートルさんが再び深く考え込んでいく。だが思い当たる事が一切なかったのか、直ぐに考え込んでいる状態から戻ってくる。
「私の思いつく限りでは、妻が恨まれていたり、誰かと揉めていたりした事はありません」
「そうですか。なら、別の角度から考えてみましょうか」
「別の角度、ですか?」
「そうです。別の薬師の店の仕業、商人の仕業、裏の世界に生きる者たちの仕業、色々とあります。それらについてはどうです?」
「…………この町には、家の他に幾つかの薬師の店があります。ですが、それらの店の薬師の方々とは昔から付き合いがあり、それこそ、家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。その線は薄いかと」
「では、商人の仕業の可能性は?」
「……この町に古くからある、幾つかの商人の方々の店には、長きに亘って薬を納品してますし、その薬も気に入ってもらっています。ですが、この町に進出してきた商人の店や、若手の商人さんが営む店とはあまり親交はありません。なので、可能性は半々といった所です」
薬師の線は限りなく低く、商人の線は疑う余地ありといった所か。後は裏の世界に生きる者たちの線だが…………。
「私たち家族は、裏の世界なんてものには一切関わる事なく生きてきました。これは断言できます」
「では、この土地に関してはどうです?」
「この土地ですか?……この土地は、私の祖父が亡くなった時に受け継いだ土地です。曰くなどもなく、何か特別なものがあったわけでもありません。それは間違いありません」
ビートルさんの言う事に間違いがないのならば、裏の世界の者に狙われる事はまずない。こちらの可能性については、除外寄りでいいだろう。こうなると、可能性が一番高そうなのが、商人による線だな。ここまでで、ある程度の候補を絞り込めたのは収穫だ。後はこの呪いを解呪した後に、術者、もしくは依頼者が、どういった反応をとるのかだな。
まずは犯人を突き止めるためにも、やる事は一つ。クレイさんにかけられているであろう呪いの解呪だ。このままの状態では、クレイさんの命の灯の方が先に消えてしまう。ルビオとアルファンの笑顔の為にも、クレイさんの身体を蝕む、死の呪いを解呪してしまうとしよう。
俺の歓迎会を兼ねてくれているのか、食卓に並ぶ食事の数々は非常に多い。分厚い肉の塊から、大きく切り分けたステーキ肉、新鮮な野菜を何種類も使った濃厚なスープ、凄い重量感ともっちり感のあるパンなど、どれもこれも美味しそうな料理が並んでいる。どうやら剣と魔法の世界、ファンタジー中世といっても、地球での中世ヨーロッパの時代とは違い、食糧事情や経済状況などは安定しており、この町に住んでいる人々や、この町が帰属している国に住む人々は、比較的裕福である様だ。
だがまあ、スラム街や貧民窟と呼ばれる表の権力の及ばない場所は、どんな国や街にも存在する。当然のことながら、この町にもそう言った場所があると、衛兵のおっちゃんに教えてもらった。貧民窟に住んでいる者たちは、表の町で行われる祭りなどの行事以外では表に出てこず、基本的に貧民窟の中で一日の生活が完結している様だ。
そんな事を思い出していると、クレイさんに付き添って家の奥に行っていたビートルさんが、居間まで戻ってきた。
「とても良い匂いがするな~。二人とも、夕食の支度をしてくれてありがとうな。本当は父さんがやらなきゃいけないんだが」
「父さん、俺たちなら大丈夫だよ。それよりも、母さんの体調はどうだった?」
「お母さん、大丈夫そうだった?」
「いつもみたいに、少し体調が崩れただけだよ。横になって安静にしてれば、直ぐに良くなっていくから、二人とも安心しなさい」
「「は~い」」
ビートルさんは笑顔を浮かべながら、子供たちに大丈夫だと言う。子供たち二人も、ビートルさんの言葉に安心したのか、ホッとした様子で、安堵の表情を浮かべる。だが実際にクレイさんを‟みた”俺には、ビートルさんの言葉の中に、嘘が含まれているのが分かった。だがその嘘は、子供たちを傷つける嘘ではなく、子供たちを安心させる為の優しい嘘である事は、十分に理解出来るものだった。
(ビートルさんも、クレイさんの今の状態が少なくとも正常ではないのは、気付いているみたいだな。そうならば、早急にクレイさんの身体の事を話して、治してあげた方が良い。ビートルさんの為にも、子供たちの為にも)
美味しい食事を四人で食べながら、俺はそう決断する。子供たちは食事をしながら、ベズビオの町について、自分たち二人の日々の暮らしを交えながら、色々と語ってくれる。それを笑顔で聞きながら、興味を惹かれた場所を頭の中にピックアップしていく。
楽しい食事を終えると、子供たち二人はしっかりと自分たちで食器を洗ってから、クレイさんのいる部屋がある、家の奥に向かって行く。俺とビートルさんも、自らが使った食器を自分たちで綺麗にし、食後の休憩をまったりととっていた。
(タイミングよく、ビートルさんと二人だけになれた。これを活かして、クレイさんの治療についての話を伝えてみるか)
「ビートルさん、少しお話しても宜しいですか?」
「遠慮なんてせずに、どうぞどうぞ」
「では、クレイさんの事なんですけれども……」
「!!…………妻が何か?」
「俺も少しだけ、調薬を学んでいた時がありましてね。その時に、病気についても色々と仕込まれました。その時に学んだ病気の症状が、クレイさんの身体にも表れています。もしかたらですが…………」
「妻の身体を蝕んでいるのは、肺壊症です。ですが、確かに肺壊症であるにも関わらず、その症状の進行速度や重さが、あまりにも早すぎるんです」
「はい、それは俺も同感です。自然に発症したものと比べると、あまりにも重すぎる症状です。そこから、一つの仮説が思い浮かびました」
「一つの仮説、ですか?」
「そうです。それは、呪いです」
「の、呪い!?」
ビートルさんは、予想もしなかったとばかりに、俺が立てた仮説に驚いている。しかし、直ぐに目を閉じて深く考え込み始め、クレイさんについて色々と振り返っているみたいだ。暫くの間、静かな時間が流れる。そして、ビートルさんが目を開ける。
「シャルルさんに言われるまでは、考えもしませんでした。私は、肺壊症が何かしらの要因で変異し、強力になったものだと思っていました。ですが、肺壊症が変異した事例は、私が知る限りでは一度もなかった」
「はい、それについては俺も考えましたが、可能性は低いという結論が出ました」
「私も、そう結論付けました。しかし、だからといって何もしない訳にもいかない。確証が持てないままに、様々な薬草を調薬しては妻に処方し、色々と試行錯誤しました。ですが、症状が進行するばかりで、一向に快復に向かう事はなかった。だが、それが呪いの力によるものであったのならば、調薬したものが一切効果がなかったのも納得出来ます。しかし、誰が妻に呪いを?」
「クレイさんが誰かに恨まれていたり、誰かと揉め事になった事は?」
俺の質問に、ビートルさんが再び深く考え込んでいく。だが思い当たる事が一切なかったのか、直ぐに考え込んでいる状態から戻ってくる。
「私の思いつく限りでは、妻が恨まれていたり、誰かと揉めていたりした事はありません」
「そうですか。なら、別の角度から考えてみましょうか」
「別の角度、ですか?」
「そうです。別の薬師の店の仕業、商人の仕業、裏の世界に生きる者たちの仕業、色々とあります。それらについてはどうです?」
「…………この町には、家の他に幾つかの薬師の店があります。ですが、それらの店の薬師の方々とは昔から付き合いがあり、それこそ、家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。その線は薄いかと」
「では、商人の仕業の可能性は?」
「……この町に古くからある、幾つかの商人の方々の店には、長きに亘って薬を納品してますし、その薬も気に入ってもらっています。ですが、この町に進出してきた商人の店や、若手の商人さんが営む店とはあまり親交はありません。なので、可能性は半々といった所です」
薬師の線は限りなく低く、商人の線は疑う余地ありといった所か。後は裏の世界に生きる者たちの線だが…………。
「私たち家族は、裏の世界なんてものには一切関わる事なく生きてきました。これは断言できます」
「では、この土地に関してはどうです?」
「この土地ですか?……この土地は、私の祖父が亡くなった時に受け継いだ土地です。曰くなどもなく、何か特別なものがあったわけでもありません。それは間違いありません」
ビートルさんの言う事に間違いがないのならば、裏の世界の者に狙われる事はまずない。こちらの可能性については、除外寄りでいいだろう。こうなると、可能性が一番高そうなのが、商人による線だな。ここまでで、ある程度の候補を絞り込めたのは収穫だ。後はこの呪いを解呪した後に、術者、もしくは依頼者が、どういった反応をとるのかだな。
まずは犯人を突き止めるためにも、やる事は一つ。クレイさんにかけられているであろう呪いの解呪だ。このままの状態では、クレイさんの命の灯の方が先に消えてしまう。ルビオとアルファンの笑顔の為にも、クレイさんの身体を蝕む、死の呪いを解呪してしまうとしよう。
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