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泊まり
しおりを挟むやばいことに気がついた。
俺、もしかして翔太を信用してる?
うわ最悪じゃねぇか。
なんか嬉しそうな翔太をよそに魚を焼く。
1パックに3びき入っていたから2匹焼いた。
ご飯を炊いて、お皿に盛る。
「鮭、食えるか?」
「いいのか?」
質問を質問で返すな·····
小さな机に置くと対面に座った。
「いただきます」
うわ、こいつ真面目かよ·····
ちゃんと手を合わせてるやつ見たのなんて学校くらいだぞ?
「美味しいツ」
焼いただけだけどな?
「ご飯·····もしかして白だし混ぜて炊いたのか?」
こくりと頷く。
「嫌なら残せ」
翔太は首を振った。
そして手を握られる。
「結婚しよう。」
「嫌だ」
「毎日俺のために料理をしてほしい。あわよくば毎日やろ」
「うるせぇ黙ってご飯食べろ」
本当に最悪だ。こいつ。
食べ終わったので2人分の皿を洗う。
翔太はなんか言っていたが面倒だったので無視をした。
洗い終わって拭いていると、お風呂場で音がすることに気がついた。
皿を片付けて風呂場の扉を開くと髪を結んだまま風呂に入っている翔太がいた。
中の扉は開けたままだった。
ふざけてやがる·····
「入るならちゃんと髪洗えよ!」
浴室から出し、髪を洗う。
無駄に綺麗な髪のくせにもったいねぇだろが·····
「ほら、洗い終わったぞ。風呂につかれ」
翔太は立ち上がらなかった。
「·····ありがとう。あとはそのまま出ていってくれ」
「出ていけって俺の家··········あ」
急いで扉を閉める。
あいつは本当に最低だ。
少し濡れたパジャマ。
そのままベットに沈む。
あー。もう嫌だ
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