9 / 16
侵入
しおりを挟む暖かいな·····。
1人で寝たのなんて何日ぶりだろうか·····。
·····重いツ
息が苦しくなり目を開く。
白い塊·····
意識が朦朧とする中、目を擦る。
「重い·····重い·····」
視界がはっきりしてくると俺は固まった。
俺の上で寝ているのは丞 翔太だった。
「邪魔だ!」
重たい·····力が入らず動かせなかった。
「どけよ!!」
息が苦しツ
「起きろ」
「いい加減にしろ翔太!!!!」
そう叫ぶと翔太は俺を抱き締めて隣にころがった。
「はなっせ!」
人通り暴れてから冷静になった。
「おい、どうやって入った?」
目の前にあった寝顔が笑った。
「仕事で慣れている」
·····あー、取り立てってそういうこともするのか?
あまりその手の仕事内容に詳しくないから分からない。
嘘の可能性もあるが、まあ、犯罪だな。
さて、警察を呼ぶべきか、唯をよんで持ち帰らせるべきか·····
「警察と、自主的。どっちがいい?」
翔太の頭を叩こうとした瞬間腕を掴まれる。
力差が大きすぎる。
そのまま腕を引かれて回った。
俺が下敷きになって翔太がマウントをとった。
「えー、これは初のお誘いか?」
「違ぇ····よ」
距離感が近くて気持ち悪い。
「·····分かった。食わず嫌いは良くないから、1回試さないか?」
「は?·····はい?」
ポカーンとしてしまった。
「俺と付き合おう。試しにだ。どうしても無理って言うなら別れよう。」
目の前の男は何を言っているのだろう。
「だが、食わず嫌いは良くない。試してみないか?」
白く長い髪が俺の顔にあたる。
「·····わかった。だから、俺から降りろ。そして寝ろ」
適当に返事をした。
暗く眠たい。
諦めて目をつぶる。
明日は仕事なのですぐにでも寝たいんだ。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる