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カーテンコール
しおりを挟むそうなるはずだった。
目を覚ましてしまった。
そこは白く青い部屋。
なんでなんで。涙があふれる。
怖い…怖いんだ。
耐えられない。
ふと窓を見るとそこには柵が着いていた。
やせ細った僕の体。
耳に響くうるさい音。
それは僕の声だった。
気づくと白衣を着た男がいて注射器のようなものを刺されてしまった。
小さくなって消えた音。
目を覚ますと白衣を着た男が隣に座っていた。
自然と怒りはわかなかった。
目が合うと白衣の男は小さく息をついた。
「ここは病院だよ。司くん。」
僕はなんの感情もわかなかった。
「ところで司くん。何故飛び降りたんだい?」
そうだ。
飛び降りたんだ。
はっとした心に、体を見るが怪我などが見当たらなかった。
「ああ、君が寝ていた6ヶ月の間に完治したよ。君の同級生が見つけてくれたから間に合ったんだ」
なんで…
そうは思ったがこころがぐちゃぐちゃすることが無く、どこか安心していた。
「なんで、助けたんですか?」
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