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第4章 学園編2
4.3 食事会
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エルレドルアの城に戻った夜、傍使えに文官、護衛を集めて情報の整合を取った。彼らが集めた情報でもテトラルキア様のやっている事はかなり危険な人物だ。
横流ししている金額から考えると相当量の人や武器が蓄えられている可能性が高い。反乱でも企んでいるのだろうか。しかし礎の魔術があるので、どの領地でも違法に魔力持ちを集めれば領主にはばれるはずだ。ダーヴィッドの時のように裏の組織を使っている可能性、そしてその組織が王から離反している可能性が考えられる。
それならば、敵のなかに転移ができる者がいる可能性も高い。
裏の組織と繋がっているなら、表側に伝わっていない魔道具で食べ物に毒を混入させている可能性がある。
テトラルキア様が反乱を企て、違法に領主になろうとするなら王城への攻撃も視野に入れる必要がある。このまま王族の前で毒を使われて王族全員が死んだら困るのだ。
シルクヴィスクレア様やかあさまと一緒に相談しエルレドルア領でテトラルキア様をあおり逮捕する流れになった。
文官は毒を調べる準備を始め、買収した下働きから噂を流させた。
噂とは、僕が本当のランスターエルリックで、テトラルキア様を殺人犯として逮捕する為に領地を見回り証拠を探していると言う実にダイレクトな噂だ。
根拠として誘拐された時期、亡くなった誘拐された後に戻った子供の容姿と僕の容姿でどちらが母親に似ているか。
とても嘘っぽいが内容的には真実なのだ。噂が流れれば信じざる人は多い。噂を積極的に流したので下働きを通じて取引の商人、そこを通して貴族達へと噂はあっという間にめぐって行った。そして正当な後継者がいるのならテトラルキア様を追い出そうと言いだす者達が出てくるのにそれほどの時間はかからなかった。
噂が回る間に僕が領地を巡り、証拠探しをするような事を堂々としていた事も要因だ。領主の城から使役獣で移動しても二日かかる地方の小領地管理者から、離れに泊まった噂の真実を問われ、否定も肯定もしなかった。
悪人には天罰が必ず与えられるとちょっと意地悪な答えをしておいた。勝手に解釈された噂が駆け回って行ったようだ。
その後、別の小領地を周って城に戻ると、文官がこの数日で噂が広まり城中で尾ひれのついた噂が出回っているとわかった。
そしてそれとなくテトラルキア様が見ている近くでシルクヴィスクレア様に、かあさまと声をかけた。もちろん、「似ているので間違えました」と訂正をしたが領主としての服装をしているシルクヴィスクレア様と、システィナグラスリンク様を間違えるはずがない。
「お兄様、ダメですよ。かあさまとは服装も違うではないですか、殿方は本当にどこを見ていらっしゃるのか」
その時はアイリーンが突込みが来たが、シルクヴィスクレア様と、システィナグラスリンク様には作戦を伝えてあるが、アイリーンは知らないのでしょうがない。
それから数日後に帰還を前にした全員が集まる大きな会食が設定された。比較的大きな領地を管理している貴族も出席するらしい。
城ではここで息子である事を内内に紹介するのではないかと勝手に噂が流れていた。恐ろしいことに噂が噂を呼びすでにコントロール不可能となっている。ちょっとやりすぎたかも知れない。だが恐らくこの会食で仕掛けてくるはずだ。皆の前で堂々と暗殺することで自分の無実を証明するはずだ。
食事前にアイリーンには、今日は出された物はすぐに食べず、必ず僕が食べてから食べるように伝えてある。今日は主催者がシルクヴィスクレア様なのでシルクヴィスクレア様が一口食べてから他の人が食べるのだが、今日はそれに加えて僕が食べてからかあさまとアイリーンが食べるようにしてもらった。そして僕が食べても良いけど下げた物は一口食べて合わないと言う顔で食べないようにしてもらう。
そして食事の台を工夫し、かあさまやシルクヴィスクレア様の食事を鑑定で確認できるように席も近くしてもらった。もちろんテトラルキアが離れていた方が無実を証明できるはずなので、可能な限り理由を付けて席を離した。領主の夫なのでそれほど離せないのだが、妹が来ていると言うことで間になるべく人を挟んだ。
会食は不安げに始まったが特に何も起きないまま食事が運ばれスタートする。今日の食事は大皿に入った物を直前に取り分ける料理だ。
もっとも毒を混入しにくい食事スタイルだ。個別に取り分ける時に毒を混入するしかないが、複数の傍使えの目があり、毒を仕込むのが困難だ。
だが以前の状況でもテトラルキア様とはこういった会食形式で毒を混入できているらしい。
僕は、ずっと鑑定のレベルを最大で使い続けて食事する。見る物、見る者の細かい情報が表示されるので少しうっとおしい。だが危険があるので多少の不便さは我慢だ。そして2種類目のスープが配られた時、僕が一口スープを飲んだ直後に毒化した。
え、まずい飲んだかも。あわてて他の人に飲まないように合図をだす。そして自分の状態を鑑定で調べたが毒には犯されていなかった。だが自分のスープに毒は混入されている。どうやら食べた直後に何らかの方法で毒が混入したようだ。他の人のスープを確認したが特に毒には犯されていない。そうなると怪しいのは今の給仕だ。給仕は特に気にすることなく奥の人にスープを配っている。
傍使えが寄ってきてどうかしたのか聞いてきた。ミーシャにこっそりスープに毒が混入された事を伝え、申し訳ないが好みでは無かったと下げさせ、他の人に食べて良いと合図をだす。
アイリーンが一口食べた後で、首をかしげ僕に追従するようにスープを下げて貰っていたかあさまも追従するようにスープを下げていた。うん、なかなか演技が上手い。
周りを監視しているとこちらを見ている給仕がいた。重ねていた手がずれた時に鑑定が反応した。手の指輪が小転移の指輪、使用済みとなっていた。
目が合った瞬間に、その給仕は指輪を隠して外に出て行った。僕はこっそり人に見えない状態で使役獣のノールを召喚してさっきの給仕の状態を監視する。
その間に次の皿が出され並べられる。食事を続けながらノールからの映像も確認し皿も鑑定で確認する。目に映る情報が多すぎる。ノールの映像は少し揺れるのであまり注力すると目がくらむのですこし視線を外したぐらいで軽く確認する。
彼女は、食事が作られている方向と違うところへ向かっていたが、男に呼び止められた。
ノールを近づけて話を聞く。会場でしゃべっている情報とノールからの音が2重になる。脳みそがフル回転中だ。
「失敗だ、あの料理は一口だけ食べて残したらしい、別の料理に仕込んで来い」
「予備も使ったので毒がありません」
「なに、いつ使ったんだ」
「サラダに入れようとしたのですが、狙いが外れて横にあった使い終わったサラダボールに入りました」
「ち、これを使え。今日用意していた最後だ、外すなよ」
「はい、わかりました」
彼女はそう答えた後でこちらに戻ってくるようだ。
ミーシャにサラダボールの事を伝え、護衛騎士が男の確保に向かった。入れ替わりでさっきの給仕が入ってきた。
次の料理は肉料理だ。肉料理に毒を入れるのか。難しそうだなと逆に心配になる。
彼女が水を持って動く、近場から水をついで僕の近くに回ってきた。水を足したが毒にはならなかった。手の指輪は小転移の指輪、未使用だ。彼女が後ろに下がった直後、肉の横にあった野菜が毒化した。
後ろを振り向いて手を確認すると小転移の指輪、使用済みに変わっていた。
「確定、クラウディウスその給仕を捕まえろ。ローヴィッドこの野菜を調べて」
「捕まえてきました」
そう言ってこの部屋に入ってきたのは、護衛のウィテッリウス。ノールからの指示どおりに男を確保してきた。
「シルクヴィスクレア様、この方の上司はどなた?」
「テトラルキア様ですね。彼の文官です」
「では、テトラルキア様、貴方を私を殺そうとした容疑で逮捕します」
「何を言ってる、私は何もしていない。そもそも毒なぞ知らん」
「僕はまだ毒だとは言ってませんよ」
横流ししている金額から考えると相当量の人や武器が蓄えられている可能性が高い。反乱でも企んでいるのだろうか。しかし礎の魔術があるので、どの領地でも違法に魔力持ちを集めれば領主にはばれるはずだ。ダーヴィッドの時のように裏の組織を使っている可能性、そしてその組織が王から離反している可能性が考えられる。
それならば、敵のなかに転移ができる者がいる可能性も高い。
裏の組織と繋がっているなら、表側に伝わっていない魔道具で食べ物に毒を混入させている可能性がある。
テトラルキア様が反乱を企て、違法に領主になろうとするなら王城への攻撃も視野に入れる必要がある。このまま王族の前で毒を使われて王族全員が死んだら困るのだ。
シルクヴィスクレア様やかあさまと一緒に相談しエルレドルア領でテトラルキア様をあおり逮捕する流れになった。
文官は毒を調べる準備を始め、買収した下働きから噂を流させた。
噂とは、僕が本当のランスターエルリックで、テトラルキア様を殺人犯として逮捕する為に領地を見回り証拠を探していると言う実にダイレクトな噂だ。
根拠として誘拐された時期、亡くなった誘拐された後に戻った子供の容姿と僕の容姿でどちらが母親に似ているか。
とても嘘っぽいが内容的には真実なのだ。噂が流れれば信じざる人は多い。噂を積極的に流したので下働きを通じて取引の商人、そこを通して貴族達へと噂はあっという間にめぐって行った。そして正当な後継者がいるのならテトラルキア様を追い出そうと言いだす者達が出てくるのにそれほどの時間はかからなかった。
噂が回る間に僕が領地を巡り、証拠探しをするような事を堂々としていた事も要因だ。領主の城から使役獣で移動しても二日かかる地方の小領地管理者から、離れに泊まった噂の真実を問われ、否定も肯定もしなかった。
悪人には天罰が必ず与えられるとちょっと意地悪な答えをしておいた。勝手に解釈された噂が駆け回って行ったようだ。
その後、別の小領地を周って城に戻ると、文官がこの数日で噂が広まり城中で尾ひれのついた噂が出回っているとわかった。
そしてそれとなくテトラルキア様が見ている近くでシルクヴィスクレア様に、かあさまと声をかけた。もちろん、「似ているので間違えました」と訂正をしたが領主としての服装をしているシルクヴィスクレア様と、システィナグラスリンク様を間違えるはずがない。
「お兄様、ダメですよ。かあさまとは服装も違うではないですか、殿方は本当にどこを見ていらっしゃるのか」
その時はアイリーンが突込みが来たが、シルクヴィスクレア様と、システィナグラスリンク様には作戦を伝えてあるが、アイリーンは知らないのでしょうがない。
それから数日後に帰還を前にした全員が集まる大きな会食が設定された。比較的大きな領地を管理している貴族も出席するらしい。
城ではここで息子である事を内内に紹介するのではないかと勝手に噂が流れていた。恐ろしいことに噂が噂を呼びすでにコントロール不可能となっている。ちょっとやりすぎたかも知れない。だが恐らくこの会食で仕掛けてくるはずだ。皆の前で堂々と暗殺することで自分の無実を証明するはずだ。
食事前にアイリーンには、今日は出された物はすぐに食べず、必ず僕が食べてから食べるように伝えてある。今日は主催者がシルクヴィスクレア様なのでシルクヴィスクレア様が一口食べてから他の人が食べるのだが、今日はそれに加えて僕が食べてからかあさまとアイリーンが食べるようにしてもらった。そして僕が食べても良いけど下げた物は一口食べて合わないと言う顔で食べないようにしてもらう。
そして食事の台を工夫し、かあさまやシルクヴィスクレア様の食事を鑑定で確認できるように席も近くしてもらった。もちろんテトラルキアが離れていた方が無実を証明できるはずなので、可能な限り理由を付けて席を離した。領主の夫なのでそれほど離せないのだが、妹が来ていると言うことで間になるべく人を挟んだ。
会食は不安げに始まったが特に何も起きないまま食事が運ばれスタートする。今日の食事は大皿に入った物を直前に取り分ける料理だ。
もっとも毒を混入しにくい食事スタイルだ。個別に取り分ける時に毒を混入するしかないが、複数の傍使えの目があり、毒を仕込むのが困難だ。
だが以前の状況でもテトラルキア様とはこういった会食形式で毒を混入できているらしい。
僕は、ずっと鑑定のレベルを最大で使い続けて食事する。見る物、見る者の細かい情報が表示されるので少しうっとおしい。だが危険があるので多少の不便さは我慢だ。そして2種類目のスープが配られた時、僕が一口スープを飲んだ直後に毒化した。
え、まずい飲んだかも。あわてて他の人に飲まないように合図をだす。そして自分の状態を鑑定で調べたが毒には犯されていなかった。だが自分のスープに毒は混入されている。どうやら食べた直後に何らかの方法で毒が混入したようだ。他の人のスープを確認したが特に毒には犯されていない。そうなると怪しいのは今の給仕だ。給仕は特に気にすることなく奥の人にスープを配っている。
傍使えが寄ってきてどうかしたのか聞いてきた。ミーシャにこっそりスープに毒が混入された事を伝え、申し訳ないが好みでは無かったと下げさせ、他の人に食べて良いと合図をだす。
アイリーンが一口食べた後で、首をかしげ僕に追従するようにスープを下げて貰っていたかあさまも追従するようにスープを下げていた。うん、なかなか演技が上手い。
周りを監視しているとこちらを見ている給仕がいた。重ねていた手がずれた時に鑑定が反応した。手の指輪が小転移の指輪、使用済みとなっていた。
目が合った瞬間に、その給仕は指輪を隠して外に出て行った。僕はこっそり人に見えない状態で使役獣のノールを召喚してさっきの給仕の状態を監視する。
その間に次の皿が出され並べられる。食事を続けながらノールからの映像も確認し皿も鑑定で確認する。目に映る情報が多すぎる。ノールの映像は少し揺れるのであまり注力すると目がくらむのですこし視線を外したぐらいで軽く確認する。
彼女は、食事が作られている方向と違うところへ向かっていたが、男に呼び止められた。
ノールを近づけて話を聞く。会場でしゃべっている情報とノールからの音が2重になる。脳みそがフル回転中だ。
「失敗だ、あの料理は一口だけ食べて残したらしい、別の料理に仕込んで来い」
「予備も使ったので毒がありません」
「なに、いつ使ったんだ」
「サラダに入れようとしたのですが、狙いが外れて横にあった使い終わったサラダボールに入りました」
「ち、これを使え。今日用意していた最後だ、外すなよ」
「はい、わかりました」
彼女はそう答えた後でこちらに戻ってくるようだ。
ミーシャにサラダボールの事を伝え、護衛騎士が男の確保に向かった。入れ替わりでさっきの給仕が入ってきた。
次の料理は肉料理だ。肉料理に毒を入れるのか。難しそうだなと逆に心配になる。
彼女が水を持って動く、近場から水をついで僕の近くに回ってきた。水を足したが毒にはならなかった。手の指輪は小転移の指輪、未使用だ。彼女が後ろに下がった直後、肉の横にあった野菜が毒化した。
後ろを振り向いて手を確認すると小転移の指輪、使用済みに変わっていた。
「確定、クラウディウスその給仕を捕まえろ。ローヴィッドこの野菜を調べて」
「捕まえてきました」
そう言ってこの部屋に入ってきたのは、護衛のウィテッリウス。ノールからの指示どおりに男を確保してきた。
「シルクヴィスクレア様、この方の上司はどなた?」
「テトラルキア様ですね。彼の文官です」
「では、テトラルキア様、貴方を私を殺そうとした容疑で逮捕します」
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